【今回のラインナップ】
✅ アトレティコ・マドリード [ルックマンとセルロートが負傷、アルバレスへの要望と高速道路でのトラブル]
✅ レアル・ソシエダ [コパ・デル・レイ優勝の熱狂、監督の言葉、感動的なエピソードと久保建英残留への資金力]
✅ レアル・ベティス [オルティス復帰と負傷者情報、アントニーへの応援歌が春祭りで話題に]
✅ カディスCF [泥沼の6連敗で降格の危機、セルヒオ・ゴンサレス監督は解任の崖っぷち]
✅ セビージャFC [アレクシス・サンチェス退団濃厚、ハビ・カジェハの就任交渉秘話、ラファ・ミルの現状]
✅ バレンシアCF [ドゥロとヌニェスが練習復帰、マジョルカ戦へ向けた野戦病院状態の守備陣]
✅ RCDマジョルカ [デミチェリス監督下で好調、ムリキが21ゴールで絶好調]
✅ デポルティーボ・アラベス [マリアーノ・ディアスが1052日ぶりにベルナベウ帰還へ]
✅ RCDエスパニョール [監督への水投げ事件により、レバンテ戦で本拠地スタンドの部分閉鎖処分が決定]
✅ ヘタフェCF [チーム得点王ボルハ・マジョラルが今季全休を選択、来季の完全復活を目指す]
✅ RCセルタ・デ・ビーゴ [バルセロナ戦へ、ボルハ・イグレシアスの復活に期待と負傷者情報]
✅ ビジャレアルCF [カンブワラとローガン・コスタが大怪我から復帰間近、W杯出場への情熱]
✅ レバンテUD [セビージャをホームに迎え、今季初のホーム3連勝と残留を目指す]
■【アトレティコ・マドリード】🐻
コパ・デル・レイ決勝でレアル・ソシエダにPK戦の末に敗れたアトレティコ・マドリードは、精神的なダメージだけでなく主力選手の負傷という痛手を負った。試合中に負傷交代したアデモラ・ルックマンは内転筋の浮腫、PKを外したアレクサンデル・セルロートは打撲と診断された。両選手とも次戦のエルチェ戦および週末のアスレティック・クラブ戦の欠場が確実であり、来週メトロポリターノで開催されるチャンピオンズリーグ準決勝のアーセナル戦への出場に向けて個別調整を続ける。一方で、決勝をフル出場できなかったマルコス・ジョレンテは軽い違和感を抱えているものの、深刻な状態ではなく、クラブはリスクを避けるために慎重な姿勢を取りつつもアーセナル戦には間に合う見通しである。(via Estadio Deportivo) (via MARCA) (via AS)
また、ジュリアン・アルバレスの現状について、元選手のハビ・カスケーロが「彼は選ばれし者であり、どんな状況でも違いを作れる選手だ。しかし、ラミネ、ヴィニシウス、ムバッペのように継続的に輝く姿を見たい。アトレティコで毎試合90分間プレーする絶対的な存在になってほしい」とさらなる奮起を要求した。(via MARCA)
ピッチ外では、セビージャでの決勝戦からマドリードへ車で帰るアトレティコ・ファンが、レアル・ソシエダのファンと思われる黒いバン3台に幅寄せされ、高速道路から押し出されそうになる危険な被害に遭ったことがSNSで告発され、物議を醸している。(via Mundo Deportivo)
■【レアル・ソシエダ】🔵⚪
セビージャのラ・カルトゥハ・スタジアムで行われたコパ・デル・レイ決勝でアトレティコ・マドリードをPK戦で破り、歴史的な4回目の優勝を果たした。ペジェグリーノ・マタラッツォ監督は就任当初から「私たちには特別なことができる」と選手たちに伝えていたと明かし、降格圏を彷徨っていたチームを立て直した手腕を誇った。また、イタリア代表の監督就任の噂については否定し、現在はレアル・ソシエダに完全に集中していると語った。(via Estadio Deportivo)
キャプテンのミケル・オヤルサバルは、出場した7つの決勝戦すべてでゴールやアシストを記録する驚異的な勝負強さを発揮した。試合後の表彰式でマドリード州首相のイサベル・ディアス・アジュソを無視したというSNS上のデマに対しては、アジュソ氏本人が「美味しい見出しのために真実を台無しにしないで」と動画付きで反論し、しっかりと握手を交わしていたことを証明した。(via SPORT) (via MARCA)
PK戦で2本を止めてMVPに輝いたGKウナイ・マレーロには、白血病と闘う8歳の少年ランデル君との感動的なエピソードがあった。昨年の闘病中にマレーロからグローブを贈られたランデル君は、優勝パレードにそのグローブを持参し、大歓声の中でマレーロと再会を果たしてサインをもらうという夢のような時間を過ごした。(via MARCA)
祝賀会はレストラン「Rekondo」での夕食後、ディスコ「Bataplán」を貸し切ってファンと共に開催され、アルバロ・オドリオソラがDJブースで会場を沸かせた。(via MARCA) (via Mundo Deportivo)
また、来季のヨーロッパリーグ出場権を獲得したことで431万ユーロの基本給に加え、勝利給など多額の資金を得ることが確定。これにより、久保建英やアレックス・レミロ、ジョン・マルティンといったスター選手の引き留めや、強力な補強が可能になる。(via Estadio Deportivo)
一方で、今季マタラッツォ監督の下で出場機会を得られず、コパ・デル・レイでも24分間の出場にとどまったFWジョン・カリカブルは、来夏の移籍市場で放出されることが濃厚であり、古巣ラシン・サンタンデールなどが関心を寄せている。(via Estadio Deportivo)
■【レアル・ベティス】🟢⚪
マヌエル・ペジェグリーニ監督率いるチームは、直近11試合でわずか1勝(勝ち点21中5ポイント)と深刻な不振に陥っており、ヨーロッパリーグ出場権を死守するためにジローナ戦での勝利が絶対条件となっている。負傷者の状況としては、アンヘル・オルティスがサン・マメスでのアスレティック・クラブ戦で右肩の亜脱臼を負ってから約1ヶ月ぶりに全体練習に復帰した。一方で、フニオル・フィルポは依然として負傷で離脱中である。また、オサスナ戦で累積5枚目のイエローカードを受けたアントニーはジローナ戦を欠場し、次のレアル・マドリード戦で復帰する予定だ。(via SPORT) (via MARCA)
ピッチ外では、アントニーを応援するセビジャーナ(フラメンコ音楽)「Antonio de Triana」が音楽グループ「Relío」によってリリースされ、セビリアの春祭り(フェリア・デ・アブリル)で大きな話題を呼んでいる。不調の選手とファンを元気づける目的で制作されたこの曲は、ベティスファンの間で瞬く間に広まっている。(via Estadio Deportivo)
■【カディスCF】🟡🔵
セルヒオ・ゴンサレス監督率いるカディスは、スポルティング・ヒホンに敵地エル・モリノンで0-3と完敗を喫し、泥沼の6連敗となった。後半戦は45ポイント中わずか4ポイントしか獲得できておらず、直近26試合(リーグ、コパ含む)で1勝16敗9分、15得点44失点という壊滅的な数字を記録している。監督は試合後「ロッカールームは打ちのめされている」と語り、完全に自信を失ったチームの惨状を嘆いた。次節、ホームのヌエボ・ミランディージャで行われるラス・パルマス戦が、セルヒオ・ゴンサレス監督の進退を懸けた最後通告の試合となる見込みだ。(via AS) (via Estadio Deportivo) (via MARCA)
■【セビージャFC】⚪🔴
キケ・サンチェス・フローレス監督の下で残留争いを戦うセビージャにおいて、37歳のアレクシス・サンチェスは6月30日の契約満了をもって退団することが確実視されている。今季は24試合出場(先発11試合)で3ゴール1アシストにとどまっており、契約延長の可能性は皆無。本人は欧州でのプレー継続を希望していたものの、現在は母国チリのメディアが報じるところによれば、欧州を離れて南米のクラブ(リーベル・プレートではない)へ移籍する2つのオファーを検討中である。(via Estadio Deportivo) (via MARCA)
また、現在フリーのハビ・カジェハ監督がインタビューに応じ、1ヶ月前にマティアス・アルメイダ監督の後任としてセビージャのディレクターであるアントニオ・コルドンと就任交渉を行っていた事実を認めた。「最終的に別の選択肢(ルイス・ガルシア・プラサ)が選ばれたが、セビージャのようなクラブから注目されたことは光栄だ」と語っている。(via Estadio Deportivo) (via MARCA)
一方、セビージャからエルチェへレンタル移籍中のFWラファ・ミルは、古巣について「セビージャもバレンシアも降格してほしくない。どちらも私の人生において大切なクラブだ」と愛情を語った。また、自身にかけられている性的暴行容疑の裁判が5月28日にバレンシアで行われ、検察から懲役10年半を求刑されている件については、「私はとても落ち着いている。ピッチ上と同じように法廷でも真実を話す」と強気の姿勢を崩していない。(via Estadio Deportivo)
■【バレンシアCF】🦇
カルロス・コルベラン監督率いるバレンシアは、エルチェとセルタに連敗を喫し、残留争いのライバルであるマジョルカとのアウェイ戦(ソン・モイシュ)に向けて背水の陣を敷いている。朗報として、ハムストリングの筋肉トラブルを抱えていたFWウーゴ・ドゥロと、右ハムストリングを痛めていたDFウナイ・ヌニェスが全体練習に復帰した。しかし、エライ・キュメルト(腹筋負傷)、コペテ、ムクタル・ディアカビ、さらにカンテラのペレ・パナッチも負傷しており、本職のセンターバックはセサル・タレガのみという野戦病院状態だ。このため、ペペルとカンテラーノのルボ・イランソが急遽センターバックのコンビを組む可能性が高い。(via SPORT)
また、かつてバレンシアでプレーしたマキシ・ゴメスが、母国ウルグアイのナシオナルで11試合7ゴールと完全復活を遂げており、ヨーロッパで苦しんだストライカーの復調が報じられている。(via SPORT)
■【RCDマジョルカ】👹
マルティン・デミチェリス監督の就任以降、レアル・マドリードとラージョ・バジェカーノを撃破して連勝を飾り、降格圏から勝ち点2差まで抜け出したマジョルカ。ホームのソン・モイシュはまさに「12番目の選手」として要塞と化している。特に絶好調なのがストライカーのヴェダト・ムリキで、今季すでに21ゴールを記録し、キリアン・ムバッペに次ぐリーグ得点ランキング2位につけている。この驚異的な決定力により、ロベルト・レヴァンドフスキの後継者を探すFCバルセロナが、3000万〜4000万ユーロの移籍金で獲得を検討しているという噂も浮上している。(via SPORT)
■【デポルティーボ・アラベス】🦊
キケ・サンチェス・フローレス監督に率いられ、降格圏とわずか1ポイント差の厳しい状況に置かれているアラベスは、敵地サンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリードという大一番に挑む。チームはカルロス・プロテソニと累積警告のアブデ・レバフを欠くものの、その他のメンバーは全員起用可能だ。注目はFWマリアーノ・ディアスで、1052日ぶり(約3年ぶり)に古巣ベルナベウのピッチに立つ可能性がある。しかし、アラベス加入後も依然として無得点が続いており、ルーカス・ボジェやトニ・マルティネス、ディアバテの活躍の影に隠れ、ベンチを温める日々が続いている。(via SPORT) (via MARCA)
■【RCDエスパニョール】🐦
3月21日に行われたラ・リーガ第29節のヘタフェ戦で、相手のホセ・ボルダラス監督や審判団に向けてスタンドから水の入ったペットボトルが投げ込まれた事件を受け、スペインサッカー連盟(RFEF)の規律委員会はRCDEスタジアムへの処分を下した。過去にもFCバルセロナ戦やジローナ戦での違反で警告を受けていたため、今回はスタジアムの「セクター100」の部分閉鎖が決定した。この処分は4月27日午後9時キックオフのレバンテ戦で適用され、約344席が空席となる。該当セクターには暴力や人種差別を非難する横断幕が掲げられる予定であり、クラブ側も少数の心ないファンの行動を強く非難している。(via SPORT) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)
■【ヘタフェCF】🔵
今季リーグ戦14試合、コパ・デル・レイ3試合に出場し、合計6ゴールを挙げてチームのトップスコアラーとして活躍していたFWボルハ・マジョラルだが、昨年12月に受けた手術からの回復を優先するため、今シーズンの残りの試合を全休することが確定した。無理な復帰は避け、2026-2027シーズンの開幕に向けて完璧なコンディションを取り戻すことに専念する。彼の契約は2027年6月30日までとなっている。(via Mundo Deportivo)
■【RCセルタ・デ・ビーゴ】🩵
クラウディオ・ヒラルデス監督率いるセルタは、ヨーロッパリーグ出場権の獲得(現在6位、勝ち点44)を目指し、アウェイで首位FCバルセロナと激突する。ヨーロッパリーグ敗退のショックから立ち直るための重要な一戦となる。期待がかかるのはストライカーのボルハ・イグレシアス(パンダ)だ。彼は3月6日のレアル・マドリード戦を最後にゴールから遠ざかっているが、昨シーズンはバルセロナ相手にハットトリックを達成した実績があり、アウェイに強いチームの起爆剤として復活が求められている。負傷者の状況としては、腰痛を抱えるカール・スタルフェルトと、今季絶望のミゲル・ロマンが欠場となる。カルレス・ドミンゲスやウーゴ・ソテロら若手の奮起が必要だ。(via SPORT) (via MARCA)
■【ビジャレアルCF】💛
マルセリーノ監督の下でチャンピオンズリーグ出場権を争うビジャレアルで、長期離脱していた2人のセンターバック、ウィリー・カンブワラとローガン・コスタが復帰に向けて大きな一歩を踏み出している。カンブワラは左太もも裏の筋断裂から手術を経て、すでに3月11日に医師の許可を得ており、早ければ次のオビエド戦(カルロス・タルティエレ)でピッチに戻る可能性がある。一方、開幕前のプレシーズンマッチで左膝前十字靭帯を完全断裂したコスタも、長く苦しいリハビリを乗り越えてグループ練習に合流した。両選手とも、2026年ワールドカップ(コンゴ民主共和国代表、カーボベルデ代表)への出場という大きな夢を抱いており、シーズン終盤のピッチで自らの健在ぶりをアピールすることに燃えている。(via SPORT)
■【レバンテUD】🐸
ルイス・カストロ監督が率いるレバンテは、降格圏からの脱出という至上命題を胸に、ホームのシウダ・デ・バレンシアでセビージャと対戦する。今季はホームゲームでわずか4勝(勝ち点17)と内弁慶な成績に苦しんできたが、直近のホーム戦ではレアル・オビエド(4-2)とヘタフェ(1-0)を撃破しており、今回のセビージャ戦で今季初となるホーム3連勝を狙う。過去のセビージャとのホーム対戦成績は19試合で8勝6分5敗と勝ち越しており、相性の良さを武器に勝ち点3をもぎ取りたいところだ。(via Mundo Deportivo) (via MARCA) (via SPORT)
【本日の総括】
ラ・リーガは終盤戦に差し掛かり、各チームの悲喜こもごもが交差しています。レアル・ソシエダがコパ・デル・レイを制して歓喜に沸き、久保建英らのスター選手を引き留める強力な資金力を確保した一方で、敗れたアトレティコ・マドリードは主力の負傷という大きな代償を払いました。降格圏ではカディスが歴史的な不振で監督解任の危機に瀕し、マジョルカは監督交代を機に連勝街道に乗るなど、明暗がくっきりと分かれています。また、エスパニョールに対するスタジアム部分閉鎖処分など、ピッチ外の規律問題もリーグ全体に波紋を広げています。欧州カップ戦の出場権争いから残留争いまで、残り数節の戦いから目が離せません。

デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
アトレティコはコパ・デル・レイ決勝での敗戦に加え、ルックマンとセルロートの負傷で攻撃陣に穴が開きました。特にチャンピオンズリーグ準決勝を控える中での主力離脱は、戦術的な柔軟性を大きく損なう可能性があります。一方、レアル・ソシエダはマタラッツォ監督の下でチームが一体となり、粘り強い戦いを展開できています。ムリキが絶好調のマジョルカも、デミチェリス監督就任後の戦術的変化が奏功していると言えるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
レアル・ソシエダのコパ・デル・レイ優勝は、マタラッツォ監督の手腕とチームの一体感を証明しました。久保建英選手の残留にも繋がる資金力確保はクラブにとって大きなプラスです。対照的に、アトレティコは決勝での敗北と主力負傷という二重の苦境に立たされています。カディスは監督解任の瀬戸際であり、クラブ全体の士気低下は避けられない状況です。エスパニョールの処分は、クラブの統治体制にも影響を与えかねません。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
レアル・ソシエダのコパ・デル・レイ優勝は、久保建英やアレックス・レミロといった主力選手の慰留、さらには補強のための資金源確保に大きく貢献するでしょう。セビージャのアレクシス・サンチェスは契約満了での退団が濃厚で、クラブは新たな戦力編成を急ぐ必要があります。ヘタフェのボルハ・マジョラルは今季全休を選択しましたが、長期契約を結んでいるため来季以降の復帰に期待がかかります。アラベスのマリアーノ・ディアスは、古巣ベルナベウへの帰還が注目されますが、現状では出場機会を得られていません。