【今回のラインナップ】

 

✅ アトレティコ・マドリード [CLバルサ戦へシメオネがグリーズマンに涙の惜別、CTAは判定誤りを認める]

✅ レアル・ベティス [ELブラガ戦へ闘志、バカンブは代表から遅刻で単独練習]

✅ ビジャレアル [G・モレノが敗戦を反省もCL権獲得に意欲、ファン招待企画も]

✅ セビージャ [キャプテンのグデリがサポーターの怒りに理解、指揮官は守備陣再編へ]

✅ セルタ・デ・ビーゴ [ELフライブルク戦へ向けアスパスとベシーノが復帰]

✅ レアル・ソシエダ [ブライス・メンデスが途中出場から決定的な仕事、数字でもチーム上位]

✅ アラベス [ベナビデスがクラブ通算100試合出場を達成、去就にも注目]

✅ エルチェ [残留へ向けアフェングルバーがサポーターの共闘を呼びかける]

✅ オビエド [カルモやエジャリアが復帰へ、奇跡の残留へ向けセルタ戦に臨む]

✅ レバンテ [ホームで勝てない呪縛を解くべくサポーター公開練習を実施]

✅ マジョルカ&ラージョ・バジェカーノ [残留争いの状況、マジョルカはマドリー撃破で浮上]

✅ ラス・パルマス [2部・昇格大一番、マラガ戦のチケットがプラチナ化]

✅ スポルティング・ヒホン [2部・逆転PO進出へ「マルタ戦12-1」の精神で挑む]

✅ デポルティボ・ラ・コルーニャ [2部・昇格へ絶好調、CTAはPK見逃しの誤審を認める]

✅ カステリョン [レオネサのブラジル人FWルーカス・リベイロに関心]

✅ UEC(中小クラブ連合) [欧州大会の収益分配見直しをUEFAに要求]

 

■【アトレティコ・マドリード】 🔴⚪

チャンピオンズリーグ準々決勝第1戦のバルセロナ戦に向けた会見で、シメオネ監督が今季限りでMLSのオーランド・シティへ移籍するグリーズマンに対し、涙ながらに感謝の言葉を贈った。「彼は選手であると同時に友人。残りのリーグ戦とCLの5試合を共に楽しみたい」と最大級の賛辞を送っている。対するグリーズマンも「シメオネ監督とレアル・ソシエダのおかげで想像以上のレベルに到達できた」と感謝を口にし、目の前の試合に全力で挑む姿勢を強調した。試合に向けたメンバーについては、オブラク、バリオス、ジョニー・カルドーソ、ヒメネスが負傷により遠征メンバーから外れた一方で、プビルとロドリゴ・メンドーサが復帰を果たしている。予想スタメンにはムッソ、モリーナ、ルックマン、フリアン・アルバレスらが名を連ねる見込みだ。また、直近のリーグ戦バルセロナ戦でジェラール・マルティンがチアゴ・アルマダに足裏タックルを見舞い、VAR介入によってレッドカードが取り消された判定について、CTA(審判技術委員会)は「VARの介入は誤りであり、レッドカードが妥当だった」と誤審を公式に認めた。これに対しクラブ側は「誤りを認めたことに感謝する」と反応を示している。(via SPORT), (via AS), (via Estadio Deportivo), (via MARCA), (via Mundo Deportivo), (via Esport3)

 

■【レアル・ベティス】 🟢⚪

ヨーロッパリーグ準々決勝のスポルティング・ブラガ戦に向け、ペジェグリーニ監督はリーグ戦6試合未勝利の状況にも動じることなく、欧州での戦いに自信を見せている。会見に同席したマルク・ロカも「EL制覇と来季のCL出場権獲得という高い目標を持っている」と意気込みを語った。負傷中のイスコはプレーできないものの、チームの士気を高めるためにポルトガル遠征に帯同している。一方、バカンブはコンゴ民主共和国代表のW杯出場決定を祝う母国での式典に参加したため合流が遅れており、現在はセビージャで単独トレーニングを行っている。クラブは規定違反として彼に罰金を科す方針を固めている。(via Estadio Deportivo), (via Mundo Deportivo)

 

■【ビジャレアル】 🟡

ジェラール・モレノが直近のジローナ戦での敗北(パウ・ナバーロのオウンゴールで0-1)を重く受け止め、「枠内シュートがゼロだったことは反省すべき」と攻撃面の改善を誓った。それでもチームは現在リーグ3位(58ポイント)につけており、残り8試合でチャンピオンズリーグ出場権を死守する構えだ。次節は鬼門サン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦となるが、チームは勝利を狙う。また、クラブの企画で選ばれたファン2名がジローナ遠征に同行し、マルセリーノ監督や選手たちと交流する特別な体験を味わった。(via Estadio Deportivo), (via SPORT), (via Mundo Deportivo)

 

■【アスレティック・ビルバオ】 🔴⚪

次節はホームのサン・マメスでビジャレアルを迎え撃つ。ビジャレアルはサン・マメスを極端に苦手としており、直近13回の対戦でビルバオはわずか1敗(2018-19シーズン)しか喫していない。圧倒的なホームの強さを活かし、再び勝利を掴み取る準備を進めている。(via Mundo Deportivo)

 

■【セビージャ】 ⚪🔴

ルイス・ガルシア・プラサ新監督の初陣となったオビエド戦は、ニアンズの退場も響き敗北を喫した。降格圏までわずか2ポイント差の17位という厳しい状況に、サポーターの怒りが爆発。空港で選手たちに厳しい言葉が浴びせられたが、キャプテンのグデリは「ファンが怒るのは当然だ。僕らも人間だから感情的になる」と理解を示し、ラ・リーガが表明した侮辱行為の告発とは一線を画す姿勢を見せた。次節のアトレティコ戦に向けては、負傷が長引くアスピリクエタの欠場が濃厚となっており、指揮官はグデリの最終ライン起用やカストリンの抜擢など、守備陣の再編を迫られている。なお、マティアス・アルメイダ前監督には、早くもメキシコのモンテレイやクラブ・アメリカからオファーが届いている。(via Estadio Deportivo), (via MARCA)

 

■【セルタ・デ・ビーゴ】 🩵

ヨーロッパリーグのフライブルク戦を前に、朗報が舞い込んだ。イアゴ・アスパスとマティアス・ベシーノがメディカルクリアランスを獲得し、ドイツ遠征のメンバー入りを果たした。一方で、スウェーデン代表戦で腰を痛めたカール・スタルフェルトは依然として個別調整が続いており、出場は不透明な状況だ。(via Mundo Deportivo)

 

■【レアル・ソシエダ】 🔵⚪

ブライス・メンデスがレバンテ戦で途中出場から決定的な2点目を挙げ、2-0の勝利に貢献した。今季はリーグ戦26試合に出場し6ゴール2アシストを記録。プレーの波はあるものの、ゴール関与数ではオヤルサバル、ゴンサロ・ゲデスに次ぐチームトップ3に入っており、勝負強さを数字で証明している。(via Mundo Deportivo)

 

■【アラベス】 🔵⚪

カルロス・ベナビデス・プロテソニがクラブ通算100試合出場を達成し、記念の額縁が贈呈された。度重なる負傷により今季は出場機会が限られているものの、アラベスへの深い愛情を口にしている。今夏に契約満了を迎えるため、出場機会を求めてメキシコやアメリカのクラブへ移籍する可能性が浮上している。チームは前節オサスナと引き分け、次節マジョルカとの残留争い直接対決に臨む。(via AS), (via Mundo Deportivo)

 

■【エルチェ】 🟢⚪

降格圏の18位(29ポイント)に沈む中、アフェングルバーがオーストリア代表から復帰し、次節ホームのバレンシア戦に向けてサポーターに共闘を呼びかけた。前節ラージョ戦でビガスが退場し数的不利で敗れたことについては、「ミスはサッカーの一部だ」と同僚を擁護し、前を向いて残留を勝ち取る決意を示している。(via Estadio Deportivo), (via Mundo Deportivo)

 

■【オビエド】 🔵⚪

リーグ最下位で残留ラインから7ポイント差と絶望的な状況だが、前節セビージャ戦の勝利でかすかな希望を見出した。次節のセルタ戦に向けて、ダビド・カルモやオビエ・エジャリア、ルーカス・アヒハドが練習に復帰し、戦力アップが見込まれている。デンドンケルやルカ・イリッチらは引き続き欠場となるが、奇跡の残留へ向けて総力戦で挑む。(via Estadio Deportivo), (via Mundo Deportivo)

 

■【レバンテ】 🐸

現在26ポイントで降格圏に位置し、ホームのシウダ・デ・バレンシアで勝てない負の連鎖に苦しんでいる。次節のヘタフェ戦に向けて、ルイス・カストロ監督はサポーターに公開練習を実施し、ファンとの結束を強めることでホームでの初勝利と残留への足がかりを掴もうとしている。(via SPORT), (via Mundo Deportivo)

 

■【マジョルカ&ラージョ・バジェカーノ】 🔴⚫ ⚡

マジョルカは前節レアル・マドリードを2-1で撃破し、ムリキの劇的ゴールで降格圏を脱出する大きな勝ち点3を得た。次節はそのマジョルカと、エルチェを下して残留争いから一歩抜け出したラージョ・バジェカーノが激突する。(via Mundo Deportivo)

 

■【ラス・パルマス】 🟡🔵

1部昇格を懸けたマラガとの大一番に向けて、アウェイのラ・ロサレダでのチケットが超プラチナ化している。クラブに割り当てられたチケットは一瞬で完売し、チケットを持たないまま航空券とホテルを予約して現地へ向かうファンが続出。転売市場では150〜200ユーロの高値で取引される異常事態となっている。(via SPORT)

 

■【スポルティング・ヒホン】 🔴⚪

プレーオフ進出圏まで8ポイント差を追いかける状況下、ボルハ・ヒメネス監督は1983年の「スペイン対マルタの12-1」の歴史的逆転劇を引き合いに出し、選手たちを鼓舞している。当時の得点者であるフアン・セニョールからも「勝つことへの飢えを持て」との激励が届いた。次節アウェイのブルゴス戦のチケットには1560件もの申し込みが殺到し、ファンの熱気も最高潮に達している。(via SPORT)

 

■【デポルティボ・ラ・コルーニャ】 🔵⚪

アントニオ・イダルゴ監督の下、アルティミラやクアリアータ、シモ・ナバーロらが躍動し、勝ち点60に到達。昇格に向けて今季最高の状態に仕上がっている。また、前節マラガ戦でチュペへのファウルがPKと判定されなかったシーンについて、CTAが「VARが介入すべき明白な誤審だった」と公式に認めた。(via SPORT)

 

■【カステリョン】 ⚪⚫

来季の補強に向けて、クルトゥラル・レオネサで活躍する27歳のブラジル人FWルーカス・リベイロに強い関心を示している。また、W杯予選を戦っていたブライアン・シペンガがチームに合流する予定だ。(via SPORT)

 

■【UEC(中小クラブ連合)の動向】 ⚽

オサスナ、グラナダ、ラス・パルマス、バジャドリードなど、スペインの複数の中小クラブが所属するUEC(欧州クラブ連合)が、UEFAに対してチャンピオンズリーグ等の欧州大会における収益分配の大幅な見直しを要求した。歴史的実績に基づく「Value Pillar」の廃止を訴え、ビッグクラブに資金が集中する現状の打破と格差是正を強く求めている。(via Estadio Deportivo)

 

【本日の総括】

本日はチャンピオンズリーグ準々決勝などの欧州大会を控えたチームの動向が目立った。アトレティコはグリーズマンの退団という衝撃的なニュースの中で結束を強め、ベティスもELベスト4進出へ向けて士気を高めている。一方で、国内リーグの下位ではセビージャのサポーターとの衝突や、オビエドの奇跡の残留に向けた戦いなど、生き残りを懸けた壮絶なドラマが繰り広げられている。また、1部昇格を目指す2部クラブの熱狂や、中小クラブによるUEFAへの収益分配見直しの反乱など、ピッチ内外でスペインサッカー界全体が大きなうねりを見せている。日本人選手に関する新たな動きは確認されていないが、各クラブがそれぞれの目標に向けて熾烈な戦いを続けている。