フェルナンド・カレロの退団が決定

エスパニョールで人員整理のオペレーションが進行しており、フェルナンド・カレロがクラブとの契約延長の合意に至らず、6月30日をもってフリーとなり退団することが正式に決定しました。ボエシージョ出身の彼は、波乱万丈だったコルネジャ=エル・プラットでの7年間の日々に終止符を打つことになります。

カレロは2019年の夏にレアル・バジャドリードから800万ユーロというクラブ史上8番目に高額な移籍金で加入し、ヨーロッパの舞台へ復帰するチームの守備のリーダーとして期待されていました。しかし、ボルハ・イグレシアスやマリオ・エルモソらの退団もあってチームは期待通りにはいかず、降格の憂き目に遭いました。さらに2023年の降格時にも在籍していたため、レアンドロ・カブレラとともに2度の降格を経験したセンターバックという不名誉なレッテルを貼られることになりました。

30歳のディフェンダーであるカレロ本人は、今年3月に受けたインタビューで『私たちはもう完全に慣れっこになっているし、ここがどういう場所かは分かっている。長くここにいるけれど、私たちのことを批判する人よりも愛してくれる人の方がずっと多いんだ』と語っていました。

批判を受けることもあったカレロですが、スポーツ面でも人間面でもチームに埋めがたい穴を残すことになります。マノロ・ゴンサレス監督にとっては信頼を寄せる主力の一人を失う形となります。カレロのベストパフォーマンスは2024年の昇格プレーオフや直近のシーズンで見られ、今季はエスパニョールでの自身最多となる公式戦28試合、2150分の出場を果たしていました。

退団の知らせを受け、チームメイトたちもSNSで彼への思いを綴っています。ロベルト・フェルナンデスはInstagramで『最高に素晴らしいプロフェッショナルだ』と称え、バジャドリード出身の彼に対してペレ・ミジャも『ナンバーワン』と称賛しました。好き嫌いは分かれたかもしれませんが、一人のペリコとしてカレロはエスパニョールに心からの別れを告げることになります。 (via Mundo Deportivo)

レンタル組4選手の退団が公式発表

カレロの退団とともに、エスパニョールはレンタルで加入していたカルロス・ロメロ、ラモン・テラッツ、シャルル・ピッケル、シリル・エンゴンゲの4選手が退団することも公式に発表しました。

バレンシア出身のカルロス・ロメロは、2シーズンのレンタル期間を終えて保有元のビジャレアルに復帰します。エスパニョールでは1部リーグで最も信頼性が高く完成された左サイドバックの一人として確固たる地位を築きました。2シーズンで公式戦71試合に出場して8ゴールという見事な成長と実績を残しており、すでにエリートレベルの選手へと成長を遂げました。これを受けてビジャレアルは彼に対する絶対的な信頼を示し、契約を2031年まで2年間延長して完全に異なるステータスで迎え入れる方針です。

カタルーニャ出身のミッドフィールダーであるラモン・テラッツも、今季限りでエスパニョールでのステージを終えます。今シーズンは公式戦29試合に出場しましたが、両クラブ間で設定されていた買い取りオプションは行使されないことが決定し、彼も完全にビジャレアルの所属へと戻ることになります。テラッツは自身のルーツと深く結びついた特別なユニフォームを着る機会を得られたことに感謝し、ペリコのファンたちへ別れの挨拶をしています。 (via Mundo Deportivo, Estadio Deportivo)

【本日の総括】

エスパニョールは来季に向けたチームの再編成を進めており、長年最終ラインを支えたカレロの退団や、主力を担ったロメロ、テラッツを含むレンタル組4選手の退団が決定し、守備陣の再構築が大きなテーマとなっています。