スタジアム跡地
クラブの将来を大きく左右する旧スタジアム「メスタージャ」跡地の売却交渉が、最終局面を迎えています。1923年開場の歴史ある敷地(約10万平方メートルの建築可能面積)の売却に対し、地元の大手ファンド「Atitlan」が不動産大手「Pryconsa」とタッグを組んで強力な入札を開始しました。
クラブ側が敷地全体の一括売却を求めているため、住宅開発を得意とするPryconsaと、商業用地(特に29階建てのシンボルタワー内のホテルやオフィス事業)を狙うAtitlanが手を組んだ形です。提示されている非拘束的オファーは1億2000万ユーロから1億5000万ユーロの範囲とされ、10月中には最終決定される見通しとなっています。売却益はゴールドマン・サックスからの融資返済と巨額のクラブ負債削減に充てられます。
しかし、この売却額を巡ってクラブ内部の対立が激化しています。ピーター・リム経営陣に対抗する「Marea Valencianista」の代表者ミゲル・ソリオ元副会長は『過去7年で地価が倍増している現状を考えれば、最低でも2億8000万ユーロで売却されるべきだ。1.5億ユーロ以下での売却は、裏での不透明な資金移動や脱税、背任行為の疑いがある』と激しく非難。当局への告発や税務調査を請求する声明を発表し、物議を醸しています。(via Superdeporte)