プレシーズン第3戦・グラナダ戦で今夏初黒星
グラナダで開催された「トロフェオ・シウダ・デ・グラナダ」でグラナダと対戦し、1-0で敗れて今夏のプレシーズン初の黒星を喫した。前半13分、フリーキックからオーウェン・ミラにヘディングでニアポストを抜かれて失点した。マヌエル・ペジェグリーニ監督は前半と後半で段階的に選手を入れ替えたが、ディエゴ・ジョレンテとバレンティン・ゴメス、マルク・バルトラとナタンの両センターバックコンビの連携に課題が見られ、守備の乱れから相手に決定機を許す場面が目立った。攻撃陣では、トップ下でプレーしたイバン・コラレホや、途中出場のイケル・ロサダ、パブロ・ガルシアが積極的に仕掛けたもののゴールを奪うには至らなかった。ストライカー不足の影響により、ネルソン・デオッサが再び「偽9番」のポジションに入っている。試合終盤の後半アディショナルタイムには、エクトル・ベジェリンに対する相手のラフプレーに激高したナタンが相手選手にボールをぶつけ、一発退場となる荒れ模様となった。また、デオッサが進行を妨げた主審を突き飛ばすという珍しいシーンも見られた。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque / MARCA)
新守護神ディエゴ・コンデ、ほろ苦いデビューと負傷退場
ビジャレアルから今夏加入したGKディエゴ・コンデが、グラナダ戦でスタメンデビューを飾った。しかし、1年半近く実戦から遠ざかっていた試合勘の欠如からか、過度な緊張と焦りが見られ、ペナルティエリア外への危険な飛び出しを3度も繰り返した。前半36分頃、3度目の飛び出しの際に味方のディエゴ・ジョレンテと激しく衝突した。ジョレンテは脳震盪の恐れがあったものの前半を最後まで戦い抜いたが、コンデは左肩を強く打撲し、腕を三角巾で吊った状態でアルバロ・バジェスと交代した。落下によるものか激突によるものかは不明だが、セビージャ帰還後に詳しい関節の検査を受ける予定となっている。これにより、来週から始まるマルベージャでの第2次キャンプに参加できるかどうかは不透明となった。もし離脱が長引けば、トップチームのGKがバジェスと下部組織のマヌ・ゴンサレスのみになるという緊急事態に陥る。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque / MARCA)
ファハルドSDが語るストライカー補強の現在地
セドリック・バカンブとチミー・アビラが退団し、ワールドカップに参加したクチョ・エルナンデスとポジションを争う新たなストライカーの獲得が急務となっている。マヌ・ファハルドSDは補強について『様々な選択肢を分析し、常に今の戦力を補完しようと努めている。マヌエル・ペジェグリーニ監督と同様、求めるストライカーのプロフィールは明確であり、今はタイミングを見計らっている状態だ。第一候補は絞れているが、ワールドカップの影響で市場が高騰しており、特にストライカーのポジションは顕著だ。だからこそ、急ぐべきではないが、ロードマップは非常に明確だ』と述べ、焦らずに交渉を進める姿勢を示した。現在、FCシンシナティのケビン・デンキーへのオファーを準備しているほか、ウェストハムのタティ・カステジャノスからの売り込みもあった。ローマが放出を望むアルテム・ドフビクについては、ローマ側が2000万ユーロ以下の移籍金を拒否しているため予算外だが、移籍金が下がるのを待ちながら状況を注視している。一方で、トルコメディアが報じた韓国代表FWオ・ヒョンギュ(ベジクタシュ)に対する1500万ユーロのオファーについては、クラブ側が明確に否定した。 (via Estadio Deportivo)
エズ・アブデにイタリアから熱視線もクラブは強気の姿勢
昨季43試合で15ゴール13アシストを記録しキャリアハイの成績を残したエズ・アブデに対し、ローマ、ナポリ、ユベントス、コモなどイタリアの複数クラブから関心が寄せられている。サウジアラビアやプレミアリーグからのオファーもあったが、アブデ本人はベティス残留を強く希望している。クラブ側も24歳で価値が高騰している同選手を安売りする気はなく、契約解除金である6000万ユーロ以下のオファーには応じない構えだ。これは、バルセロナがアブデの保有権の約16%(1000万ユーロ強)を所持していることも影響している。ローマは他の選手の交渉のついでにアブデについて問い合わせたが、あまりの高額設定に獲得を諦めムードとなっている。ローマがドフビクをトレードの駒にしてアブデの移籍金を下げる提案をする予定も現状ではない。 (via Estadio Deportivo)
イスコの順調な回復とデオッサを巡る登録トラブル
負傷のリハビリが続くイスコ・アラルコンはグラナダ戦も欠場した。一部で練習を休んだ映像が出回り懸念の声も上がったが、マヌ・ファハルドSDは『ベティスファンは安心していい。予定通りのスケジュールをこなしている。部分的に参加する日もあれば、フルで参加する日もあるし、個人メニューの日もある。負荷を管理しているんだ。昨日の出来事は些細なことで、あの映像は別として、彼は100%以上の力でトレーニングをやり遂げた。彼が働き続けている限り、この状況を最大限に尊重し、憶測は避けるべきだ。心配する必要はない。タイミングは医療スタッフが指示したものであり、すべてプロセスに沿っている』と語り、順調な回復をアピールした。一方、バスコ・ダ・ガマへの移籍が1ヶ月以上前から合意に達しているネルソン・デオッサは、グラナダ戦の招集メンバー発表時に一時リストから漏れ、移籍完了が近いと騒がれた。しかし、これは広報部門のミスであり、実際にはグラナダに帯同し試合にも出場した。移籍交渉は最終的な細部の調整で長引いている。 (via ElDesmarque / Estadio Deportivo)
パウ・ロペスの男気ある決断と直面する登録不可問題
2028年6月まで残っていた年俸(年間250万ユーロ)を放棄し、ベティスとの契約を解除してFCアンドラへ移籍したGKパウ・ロペスが、思わぬトラブルに見舞われている。彼は退団時に『7年前は自分にとってもクラブにとってもチャンスだと思って去った。今回は、これ以上ベティスの力になれないと感じたから去るんだ。人生の優先順位を変える時が来たと思う。自分がそう感じているし、家族もそれに値するからね。みんなの幸せを祈っている。今のままで、このクラブをふさわしい場所へと導き続けてほしい』と、家族との生活を優先するための移籍であったことを明かしていた。しかし、移籍先のFCアンドラがエデル・サラビア前監督らへの未払い金を理由にスペインサッカー連盟からライセンス発行停止処分を受けており、パウ・ロペスは選手登録ができない宙ぶらりんの状態となっている。給与は支払われるものの、このままでは試合に出場することができない。 (via Estadio Deportivo)
アロ会長が語るCLへの展望と豊富な経験を持つ陣容
ロレンソ・セラ・フェレール監督時代以来、21年ぶり2度目のチャンピオンズリーグ出場となる今季。アンヘル・アロ会長は『補強に対する期待は理解している。我々は目標を達成し、3つの大会で堂々と戦えるよう、可能な限り競争力のあるチームを作りたい。目標は再びヨーロッパの大会に出場することだ。理事会としてはもっと全体的な視野を持たなければならない。このチームのほぼ半数がチャンピオンズリーグでのプレー経験を持っている。スポーツディレクターと監督の承認を得た、バランスの取れたチームを作っており、今後数週間で完成させなければならない』と述べ、大金を手にしたからといって無謀な補強はしないと明言した。実際のところ、退団濃厚な選手を除いた22人のうち、実に10人がCL経験者だ。レアル・マドリードで5回優勝経験のあるイスコをはじめ、バルトラ、フラン・ガルシア、ロ・チェルソ、ベジェリン、アントニー、リケルメ、ジュニオル・フィルポ、ナタン、マルク・ロカと、総計216試合・13593分のCL経験値がチームにはある。ペジェグリーニ監督自身もCLで67試合を指揮し、全てグループステージを突破している実績を持つ。なお、ラ・リーガ開幕戦のバレンシア戦は、ロ・チェルソのワールドカップ準決勝進出に伴う休暇延長措置により延期となり、チームの公式戦初戦は8月21日の第2節レアル・ソシエダ戦となる予定だ。 (via Estadio Deportivo)
第2次マルベージャキャンプと今後の実戦スケジュール
ドイツでの第1次キャンプを終え、チームは来週月曜日からマルベージャでの第2次キャンプに突入する。マルベージャ滞在中の29日にリヨン、8月1日にアルメリアと対戦する。その後、8月3日からアイルランドへ遠征し、5日にアーセナルと対戦。7日に帰国し、翌8日にはラ・カルトゥーハでボーンマスとの親善試合が組まれている。現在、アイトール・ルイバルが負傷中であり、アブデは膝の怪我でワールドカップを欠場したため復帰はまだ先となる見込みだ。また、ワールドカップに参加していたロ・チェルソ、クチョ・エルナンデス、アルバロ・フィダルゴはまだ休暇中であり、チームへの合流を待っている状態だ。アントニーも合流遅れによる特別メニューを消化中のため、実戦復帰にはもう少し時間がかかる。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
【本日の総括】
グラナダ戦でプレシーズン初の敗北を喫し、デビューしたコンデが負傷退場するアクシデントが発生。一方で、ストライカーの補強やアブデへの強気な姿勢、そしてCLに向けた経験豊富なスカッドの陣容など、水面下でのチーム作りは着実に進行しています。マルベージャでの第2次キャンプからさらに連携を深めていくことが期待されます。