フリアン・アルバレスが水曜の練習を欠席!体調不良とされる裏で苦悩する本人とクラブ内の売却を巡る「分裂」

アトレティコ・マドリードのトレーニンググラウンドに緊迫した空気が流れています。アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスが、2日間のオフ明けとなった水曜日の全体練習を欠席しました。クラブ側の公式発表では「前夜から体調を崩し、不快感を覚えているため」と説明されています。

しかし、この欠席は単なる体調の問題に留まらず、周囲に大きな波紋を広げています。フリアンはFCバルセロナへの移籍を熱望しており、アトレティコとの深刻な確執が続いているのが現状です。選手本人だけでなく、その家族も現在の過酷な状況に酷く苦しんでおり、精神的な重圧から涙を流すほど精神的に追い詰められていると言われています。

さらにサポーターからの反発も強まっています。本拠地メトロポリターノで行われた前節のビジャレアル戦では、移籍を強行しようとする姿勢に対してスタンドから激しいブーイングが浴びせられ、開幕戦のマラガ戦でも不参加でありながら一部から不満の声が上がりました。こうした過酷な周囲の視線が、彼の精神状態に極めて深刻な悪影響を及ぼしています。

この膠着状態に対し、これまでは「放出不可」で一致していたクラブ内部にもついに深刻な「亀裂」が入り始めました。

最高経営責任者であるミゲル・アンヘル・ヒル・マリンとスポーツディレクターのマテウ・アレマニーは、ライバル関係にあるバルセロナへの売却を断固拒否する姿勢を崩していません。アトレティコはバルセロナが「契約保護期間中」の選手と不当に接触・交渉したとしてスペインフットボール連盟(RFEF)にすでに提訴を行っており、連盟側もすでに正式な調査と手続きをスタートさせています。

ヒル・マリンは以前、フリアンに関して『我々は彼を助けるつもりだし、これからも彼を大切に世話し続けていくつもりだ。彼がその潜在能力を最大限に発揮できるようにね。なぜなら、ヨーロッパの強豪たちと競い合い続けるために、我々は彼を必要としているからだ』と語り、チームに残す前提で手厚いケアを強調していました。

しかし最新の内部事情によれば、クラブの主要株主である投資会社アポロの代表や、複数の役員、さらにはディエゴ・シメオネ監督に至るまで、一部のセクターが「ここまで状況が泥沼化し、本人が不満を募らせているならば、バルサからの高額オファーを真剣に検討して売却を受け入れるのが最善の解決策かもしれない」と考え始めています。

アトレティコは、金銭的な条件(1億5000万ユーロの移籍金、かつ一括払いが好ましい)を満たすアーセナルへの売却を望んでいますが、本人はプレミアリーグ復帰を断固拒否し、バルサのみを熱望しています。移籍期限が目前に迫る中、クラブ内外の分裂劇は限界まで張り詰めています。(via SPORT, ElDesmarque, Mundo Deportivo, MARCA)