大規模なスカッド刷新とボルダラス監督の続投

🗣️ ヘタフェは非常に忙しい夏を迎えている。多くの未解決の課題を抱える移籍市場に直面しており、すでに公式に発表されているものを含め、複数の退団者が出ることを見越して多数の選手を補強する必要に迫られている。アンヘル・トーレス会長は公の場で、ホセ・ボルダラス監督の続投が決定したことを確認したうえで、欧州カップ戦への復帰を目指す来シーズンに向けて大幅な血の入れ替えを行うことを明かした。

会長は『私たちはスカッドの若返りを図るつもりだ。10人から12人の退団をカバーするため、14人の新しい選手を連れてくる必要がある。もちろん、カンテラにどんな選手がいるかも見ていかなければならない。我々に落ち着いて仕事をさせてほしい』と語り、若返りと大規模な補強を強調している。

また、W杯の開催や各クラブの経済的困難により市場の動きが鈍いことを嘆き、『買うためには売らなければならないし、チームを若返らせなければならない。市場の状況は非常に悪く、W杯もあるうえにお金が全くない』と苦しい台所事情も吐露している。さらに選手の退団についても『ここでは誰もが出て行く可能性がある。アランバリは私がすでにサインしたから退団したが、私が署名しない限り誰も出て行かない。我々は買うために売る必要があるのだ。監督の続投は我々が望んでいた通りに決まった。スポーツ部門は補強のために懸命に働いている』と力強く宣言した。(via ElDesmarque)

マウロ・アランバリの退団

🛫 アンヘル・トーレス会長の言葉通り、ヘタフェはウルグアイ人MFのマウロ・アランバリがアルゼンチンの名門リーベル・プレートへ完全移籍することで合意に達したと公式に発表した。リーベル・プレート側もこの移籍を確認しており、選手はすでに契約書にサインを済ませている。アランバリは2028年12月31日までの契約を結び、木曜日からエドゥアルド・コウデ監督が率いるトップチームのトレーニングに合流する予定となっている。(via Mundo Deportivo)

ルイス・ミージャの移籍合意

🇮🇹 中盤の要であるルイス・ミージャのヘタフェでの時間が終わりに近づいている。オリンピアコス、レアル・ベティス、アトレティコ・マドリード、ビジャレアルといった複数のクラブからの関心が寄せられていたが、ミージャはセリエAのコモと合意に達した模様だ。今後はイタリアのクラブがヘタフェと移籍金についての交渉をまとめ、移籍を成立させる必要がある。ミージャはこれまでヘタフェのユニフォームを着て134試合に出場し、3ゴール20アシストを記録してチームに大きく貢献してきた。(via Mundo Deportivo)

「ミニ・メッシ」の獲得

💎 プレースタイルから「ミニ・メッシ」と称され、ラ・リーガFCフューチャーズで最も際立った活躍を見せた2014年生まれの逸材、ダビド・サンチェス・ミラジェスがレアル・マドリードのカンテラを退団し、ヘタフェで育成を続けることが決まった。ダビドは自身のSNSで長文の声明を発表し、『今日でレアル・マドリードでのステージが終わる。3年前にノベルダからやってきて、家族と僕はすべてを置いてマドリードへ来たんだ』と、これまでのサポートへの感謝を述べた。

しかし続けて、『僕を信じてくれなかった人たちにも感謝したい。あなたたちのおかげで、翼を切られた状態でのプレーの仕方を学んだし、それでも上手くやれたと思う。僕を精神的に強くしてくれたし、それはプロになるという夢を叶えるためにとても役立つはずだ』と、出場機会が減少していたことに対する皮肉と強い決意のメッセージを残した。さらに『これからは穏やかで幸せな時期が始まる。僕たちはまだ子供で、サッカーはとても楽しいゲームだ。将来はプロの仕事にしたいけれど、それはもっと先のことだ』と綴っている。

ヘタフェは、選手の人間的・サッカー的な育成に焦点を当てたプロジェクトを提示し、本人と周囲を説得することに成功した。レアル・マドリードが最も有望な才能の一人を失う一方で、ヘタフェは同世代で最も違いを生み出せるタレントを手に入れたことになる。(via SPORT)

元所属選手・監督の小ネタ

🔙 ヘタフェの過去に関わるトピックもいくつか話題に上っている。現在レアル・マドリードへの移籍で世間を騒がせているスペイン代表DFマルク・ククレジャについて、彼はバルセロナBからエイバルへのレンタルを経てヘタフェにやってきた。2019年7月の時点でバルセロナは彼を呼び戻すこともできたが、最終的にヘタフェへ放出することを選んだ。ヘタフェは非常に賢明に買い取りオプションを確保し、2020年6月にバルセロナへ1000万ユーロを支払って彼の保有権の90%を買い取った。バルセロナはノーと言うこともできたが、そうしなかった。その後、ヘタフェは彼をブライトンへ1800万ユーロで売却している。彼もまた、ホセ・ボルダラス監督の下で全幅の信頼を寄せられて才能を開花させた一人だ。

また、レアル・サラゴサに関する話題の中で、現在同クラブで指揮を執っているガビ監督が、2025年3月にヘタフェBから引き抜かれた際、ヘタフェはその見返りとしてリソをレンタルで獲得していたというエピソードも回顧されている。

さらに、カステリョンの新加入選手であるアルバロ・マルティンは、レアル・マドリードの下部組織に入る前の少年時代にノーブレハスやヘタフェのチームに所属していた過去がある。

その他、マノロ・ヒメネス監督率いるセビージャがコパ・デル・レイ準決勝でヘタフェを敗退させたことや、2004年の12月にマヌエル・ペジェグリーニ率いるビジャレアルがヘタフェに勝利し、その月に世界最高のクラブに選ばれたことも、それぞれのクラブの歴史の1ページとして振り返られている。(via SPORT) / (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

アンヘル・トーレス会長がボルダラス監督の続投と大幅なスカッドの若返りを明言。アランバリのリーベル・プレート完全移籍やルイス・ミージャのコモ移籍合意など主力の中盤がチームを去る一方で、レアル・マドリードから「ミニ・メッシ」と呼ばれる逸材ダビド・サンチェスを獲得し、未来へ向けたプロジェクトを着実に進めている。