【今回のラインナップ】

 

✅ アトレティコ戦の判定論争とCTAの解釈

✅ フリック監督のダニ・オルモ偽9番起用と活躍

✅ アラウホとベルナルの負傷状況と復帰時期

✅ 攻撃の要ラミン・ヤマルの重要性増大とKings League参戦

✅ レヴァンドフスキの記録挑戦

✅ エリック・ガルシアの奮闘と亡き祖父への思い

✅ CLアトレティコ戦へ向けた場外戦と緊張感

✅ デ・ヨングの復帰計画

✅ バストーニとカンビアーゾの獲得に向けた動き

✅ ラッシュフォードの買い取りオプション行使へ前進

✅ ダニ・オルモがサウジからの巨額オファーを完全拒否

✅ アンス・ファティのモナコでの出場状況

✅ バルサ・アトレティックとカンテラの最新動向

 

■【アトレティコ戦の判定論争とCTAの解釈】

 

敵地メトロポリターノで行われたアトレティコ・マドリード戦は、1-2でFCバルセロナが勝利を収めた。この試合の後半開始直後、ジェラール・マルティンがボールをクリアした際の惰性でチアゴ・アルマダの足首を踏んでしまったプレーが大きな物議を醸している。主審のマテオ・ブスケツ・フェレールは当初レッドカードを提示したが、VARルームのルイス・マリオ・メレロ・ロペスからの助言を受けてモニターを確認し、イエローカードへと判定を覆した。

 

この判定変更に対し、アトレティコ・マドリードのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOはクラブの公式SNSを通じて怒りの声明を発表した。

『私たちが連盟が共有する画像を見て、音声を聞くとき、ただ恥ずかしさを感じるしかありません。VARの正しい機能とは完全に相反する彼らのコメントを聞かせておきながら、何も起こらないというのはあり得ないことです。審判には選手、監督、役員と同様に間違える権利がありますが、試合中のミスは単なるミスです。VARから主審がプレーを判定している時に、主審に先入観を与えるのとは別の話です』

『フィールドの審判は責任を持ち、それぞれの意図を解釈して決定を下さなければなりません。VARは解釈の余地がないエラーを修正するためだけに介入すべきであり、主審の代わりに決定を下すためではありません』

『同じようなプレーで異なる決定が下され、基準が変わり、私たちが何に従うべきか分からないというのは普通ではありません。過去2節で私たちに起こりました。意味がありません』

『何よりも最悪なのは、CTA(技術審判委員会)自身が数節前に同じようなプレーを説明し、レッドカードを提示して解決すべきだったと保証しておきながら、昨日の全く同じプレーで主審が正しい決定を下したのに、VARが権限を越権して彼をエラーに導いたことです。これらは選手、監督、役員に説明されたことですが、残念ながら後で守られていません』

 

この抗議に対し、CTA(技術審判委員会)は必要であればアトレティコ・マドリードに説明を行う姿勢を見せている。CTAの2025年版通達第3号では、この種のプレーの解釈について「ボールをプレーした後の接触」「プレー後の相手への衝撃」「自然な動きのスペース侵入による避けられない接触」の3つのシナリオを規定しており、今回は第3のケースが適用された。ジェラール・マルティンのクリアは自然な動きであり、過剰な力や不自然な動きは一切なく、アルマダがキックの実行エリアに侵入したために避けられない接触となったため、レッドカードの対象となる「著しく不正なプレー」や「無謀なプレー」には該当しないという判断である。むしろ、イエローカードの提示すらも規範の観点からは疑問が残る判定であった。

 

バルセロナのダニ・オルモはこの一連の判定について次のように語っている。

『ニコ(・ゴンサレスの退場)のははっきりと見ました。ラミン(・ヤマル)が一人で抜け出していましたから。(ジェラール・マルティンの判定については)私は見ていません。接触はあったけれど、彼が先にボールに触れたと聞いています。レッドカードを出すほど過度なものだとは思いません。アルマダは10〜15秒後には歩いていて、痛みはなさそうでした。私は正しい判定だったと思います』

(via SPORT, Estadio Deportivo, Mundo Deportivo, MARCA, Esport3)

 

■【フリック監督のダニ・オルモ偽9番起用と活躍】

 

ハンジ・フリック監督はアトレティコ戦で、ロベルト・レヴァンドフスキとフェラン・トーレスの両ストライカーをベンチに置き、ダニ・オルモを「偽9番(フォルス9)」として起用するサプライズを見せた。左サイドにはマーカス・ラッシュフォード、右サイドにはラミン・ヤマルを配置し、フェルミン・ロペスやペドリ、両ウイングの2列目からの飛び出しを促す流動的なシステムを採用した。

 

この起用は見事に的中し、オルモは中盤に降りて数的優位を作りつつ、ラッシュフォードの同点ゴールをアシストする決定的な仕事をした。オルモは今季すでに20ゴール、10アシストを記録しており、フリック監督の下ではフェルミンと並んでチームで5番目に得点が多い選手となっている。スペイン代表にも定着し、W杯メンバー入りを確実なものにしている。オルモはアトレティコ戦で90分間フル出場したため、水曜日に控えるCL準々決勝第1戦ではベンチスタートとなる見込みが高い。

 

元バルサ選手でアナリストのリュイス・カレーラスは、このフリックの采配を絶賛している。

『フォルス9というコンセプトとしての選択は好きです。そうすることで中盤により多くの選手を集められますし、さらにフォワードの調子が良くなければ、フリックの采配は見事です。昨日は完璧な試合ではありませんでしたが、ラッシュフォードのゴールではダニがアシストに関与しています。さらにその後フォワードが意欲的でよりモチベーション高く出てくるなら、二重の喜びです。フェランは3度の決定機を持ち、レヴァンドフスキは決勝ゴールを決めました』

『監督が介入するのは大好きですし、フリックはそれをやっています。事実、昨日のように時にはやりすぎることもあります。センターバックがサイドバックでプレーしたり、ミッドフィルダーがフォワードで、センターバックがアンカーでプレーしたり。エリックは3回ポジションを変えました。しかも9番なしでプレーして。ビバ、フリック!』

『(水曜日のCLについては)レヴァンドフスキがプレーすると思います。オルモの起用は昨日悪く出ませんでしたが、おそらくバルサにもっとコントロールをもたらすかと考えていました。CLの第1戦には向かないと見ています』

(via SPORT, Estadio Deportivo)

 

■【アラウホとベルナルの負傷状況と復帰時期】

 

アトレティコ戦は負傷による交代が相次ぐアクシデントの多い試合となった。右サイドバックで先発したロナルド・アラウホは、試合中に左太もも裏の違和感を訴え、痛みを抱えながらプレーを続けたものの、状態の悪化を防ぐために前半39分に交代を申し出た。アラウホはウルグアイ代表としてウェンブリーでのイングランド戦に90分フル出場し、アルジェリア戦でも45分プレーしており、その疲労蓄積が原因と見られていた。日曜日にシウタ・エスポルティバで行われた検査の結果、重傷ではなく単なる筋肉の過負荷(疲労)であることが確認された。水曜日にカンプノウで行われるCLアトレティコ・マドリード戦には問題なく出場できる見込みであり、クラブは安堵している。

 

一方、アラウホに代わって前半40分からピッチに入ったマルク・ベルナルは、さらに不運な結果となった。ベルナルはU-21スペイン代表での活動の疲労による過負荷のため、この試合は大事をとってスタメンから外れていたが、緊急出場を余儀なくされた。しかし、後半60分(62分)に左足首に痛みを訴えてピッチに倒れ込み、ジュール・クンデとの交代でピッチを退いた。日曜日の検査で、左足首の「高位捻挫(第1度)」であることが判明した。重傷は免れたものの、約10日間の離脱が確定し、水曜日のCLアトレティコ戦(第1戦)と週末のリーガ・エスパニョール戦の欠場が決定した。ベルナル本人は、来週14日にメトロポリターノで行われるCL第2戦での復帰を目標に定めているが、クラブの医療スタッフは完全な回復を確認するまでリスクを冒すつもりはない。

(via SPORT, MARCA, Mundo Deportivo)

 

■【攻撃の要ラミン・ヤマルの重要性増大とKings League参戦】

 

ハフィーニャがブラジル代表対フランス代表の親善試合で負傷離脱したことにより、左サイドの攻撃力が削がれ、ラミン・ヤマルにかかる負担と責任がかつてないほど増大している。今シーズン、ラミンはすでに14ゴール10アシストを記録しており、チームの絶対的な攻撃の要となっている。

 

アトレティコ戦におけるOptaのデータによれば、ラミンはチーム内で最も攻撃に関与した選手であり、シュート数、チャンス創出数、ドリブル成功数、クロス試行数でトップの数字を叩き出した。アタッキングサードでのプレー関与も群を抜いており、ボールを受ける、仕掛ける、チャンスを作る、フィニッシュするという全てのタスクを18歳の若さで自然にこなしている。シーズン序盤に抱えていた恥骨炎のトラブルも完全に克服しており、ファウルを獲得し、ボールを奪い返し、チームが苦しい時でも決して隠れることなく常にボールを要求する姿勢を見せている。

 

ピッチ外でもラミンは注目を集めている。日曜日、ラミンはチームメイトのフェルミン・ロペスとジョアン・カンセロと共に、ジェラール・ピケが主催する「Kings League」の会場であるCupra Arenaを訪れた。ラミンは「La Capital」のプレジデントとして実際にアリーナへ降り立ち、イバイ・ジャノス率いる「Porcinos」を相手に「プレジデント・ペナルティ」を見事に成功させた。百戦錬磨のGKトメウ・ナダルを破るこのゴールはチームに勢いを与え、La Capitalは7-7の同点に追いつき、最後はセルジ・ビベスのゴールデンゴールで劇的な逆転勝利を収めた。

(via SPORT, Mundo Deportivo)

 

■【レヴァンドフスキの記録挑戦】

 

ロベルト・レヴァンドフスキはアトレティコ戦で決勝点となるゴールを叩き込み、その衰え知らずの得点力を証明した。スタメンを外れて後半からの途中出場となったが、わずか11分間のプレーで完璧なタイミングでポジションに入り、クラブのエンブレム(胸)で押し込むという泥臭くも決定的な一撃を決めた。

 

このゴールにより、レヴァンドフスキは今季リーガでの得点数を12に伸ばした。これは、1950-1951シーズンにセルタのフアン・バスケスが打ち立てた「37歳以上でのリーガ最多得点記録(13ゴール)」まであと1ゴールに迫るものである。75年間破られていないこの大記録に肩を並べ、さらには更新することが目前に迫っている。

 

また、今季レヴァンドフスキがベンチスタートから決めたゴール数はこれで「6」となった。これは昨季のフェラン・トーレスや、2012-2013シーズンのリオネル・メッシが記録した数字と同数である。バルセロナのクラブ歴代記録は、1996-1997シーズンにフアン・アントニオ・ピッツィが記録した「ベンチスタートから8ゴール」であり、この記録の更新も視野に入っている。水曜日のCLアトレティコ戦では再びスタメン起用されることが確実視されている。

(via SPORT)

 

■【エリック・ガルシアの奮闘と亡き祖父への思い】

 

筋肉の過負荷により戦列を離れ、チャンピオンズリーグのニューカッスル戦でも十分なプレーができなかったエリック・ガルシアが、アトレティコ戦で見事な復活を遂げた。ペドリの横でピボテとして先発出場すると、アラウホの負傷後は右サイドバックへポジションを移し、さらにベルナルの負傷後は再び中盤へと戻るなど、1試合の中で3つのポジションを完璧にこなした。78分間にわたり、目立たないながらもチームの戦術的バランスを保つ不可欠な働きを見せ、ガビと交代してピッチを退いた。

 

今季のエリックは、累積警告での欠場1試合と筋肉の過負荷によるベンチスタート3試合を除き、常に試合に出場し続けている。ここまで公式戦43試合に出場し、3308分のプレータイムを記録し、1ゴール2アシストをマークしている。

 

この見事なパフォーマンスの裏には、個人的な深い悲しみがあった。試合前に父方の祖父が亡くなるという不幸に見舞われていたのである。エリックは試合後、自身のSNSに白い鳩の絵文字と共に感動的なメッセージを投稿した。

『この勝利は、これから天国で私たちを見守ってくれるあなたに捧げます』

『水曜日に会いましょう、クレの皆さん』

万全の状態であれば、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督がワールドカップのメンバーに選出するにあたり、これほど頼りになるポリバレントな選手は他にいないだろう。

(via SPORT, Mundo Deportivo)

 

■【CLアトレティコ戦へ向けた場外戦と緊張感】

 

週末のリーガでのアトレティコ戦は、水曜日に控えるチャンピオンズリーグ準々決勝の「前哨戦」としての緊張感に包まれていた。バルセロナのロッカールームでは、ディエゴ・シメオネ監督が意図的に激しい肉弾戦を仕掛けてきたと分析している。アトレティコはフリアン・アルバレス、アデモラ・ルックマン、ダヴィド・ハンツコらを温存し、控え選手やBチームの選手を中心に起用した。

 

試合はファウルや抗議が飛び交い、乱闘騒ぎにまで発展してアトレティコのスタッフが退場処分を受けるなど荒れ模様となった。シメオネ監督自身もフェラン・トーレスと衝突し、あわや一触即発の事態となった。バルサ側は、これが水曜日のCLに向けた「戦争」の準備であると警戒している。アトレティコが守りを固め、時間稼ぎや挑発行為を繰り返すことは明白であり、さらにメトロポリターノのピッチ状態をバルサのパスサッカーに不利なように悪化させてくる懸念も抱いている。

 

そのため、バルセロナの選手たちは挑発に乗らず冷静さを保つこと、そして何より、ホームのカンプノウで行われる第1戦で大量得点を奪い、アウェーでの第2戦を待たずに勝負を決める必要があると強く意識している。フリック監督は、このCL第1戦に向けて、レヴァンドフスキ、ラッシュフォード、ラミン・ヤマルの強力な攻撃陣を先発させる予定である。

 

また、リーガのタイトル争いにおいても決定的な週末となった。バルセロナが勝利した一方で、レアル・マドリードがマジョルカに敗れたため、両者の勝ち点差は7に拡大した。残り8試合(24ポイント)となり、バルサがこのまま全勝ペースを維持できれば、5月10日にカンプノウで行われる第35節の「エル・クラシコ」で直接レアル・マドリードを叩き、リーガ優勝を決めるシナリオも現実味を帯びてきている。

(via SPORT, Esport3)

 

■【デ・ヨングの復帰計画】

 

2月26日のシウタ・エスポルティバでのトレーニング中に右脚大腿二頭筋を負傷したフレンキー・デ・ヨングの復帰時期が迫っている。クラブの医療スタッフは当初、回復には5〜6週間を要すると発表していた。

 

その6週間が経過するのが、今週木曜日の4月9日である。ハンジ・フリック監督と医療スタッフは、4月11日(土曜日)に行われるリーガのエスパニョールとのダービーマッチで、デ・ヨングを招集リストに復帰させる計画を立てている。この試合でまずは数分間プレーさせて実戦感覚を取り戻させ、その後、4月14日(火曜日)に行われるチャンピオンズリーグ準々決勝のアトレティコ・マドリードとの第2戦(メトロポリターノ)で完全に起用可能な状態に仕上げるというタイムラインが組まれている。

(via Mundo Deportivo)

 

■【バストーニとカンビアーゾの獲得に向けた動き】

 

FCバルセロナは来シーズンの守備陣強化に向けて、イタリア市場で本格的な動きを見せている。最優先ターゲットとして挙げられているのが、インテル・ミラノに所属する26歳の左利きCB、アレッサンドロ・バストーニである(契約は2028年6月まで)。バルセロナは移籍金4500万ユーロに加え、現在の年俸(約550万ユーロ)を大幅に上回る年俸700万ユーロのオファーを提示したと報じられているが、インテル側はこれを拒否し、最低でも6000万ユーロを要求している。

 

インテルのジュゼッペ・マロッタCEOは、バストーニについて次のように語っている。

『バストーニはインテルとイタリアサッカーにとっての資産であり、私たちは彼をそう見なしています。彼がクラブを去ることがほぼ義務であるかのように読んだことがありますが、そうではありません。ワールドカップ予選敗退に関する彼へのリンチは恥ずべきことです。彼と同年代の若者がそのような扱いを受けるのは相応しくありません。彼がこのユニフォームを脱ぐ理由はありません。もちろん、他のすべての選手と同様に、私たちが後で評価する状況が発生する可能性はあります』

 

また、インテルのクリスティアン・キヴ監督もこの件について見解を述べている。

『バストーニへのアドバイスですか? 私は他の選手と同じように、彼に安心感と自信を与えなければなりません。彼の未来や彼が何をしたいのかをコントロールすることはできません。彼がインテルにいて、このグループの一員であることをとても幸せに思っていることは知っています。彼は常に100%の力を出し切ってきました。それが私にとって重要なことです。各自が自分の下す決定に責任を持っていますが、ここにいる間は私たちのために100%以上の力を出してくれるでしょう』

『彼の決定を左右することはできません。彼が残ってくれれば嬉しいですが、これらはサッカーにおける不確実性です。彼が決めることですが、ここ数年、彼は正しい決定を下す方法を知っていることを証明してきました。彼が何をしようとも、世界のサッカーは最高品質の選手を楽しみ続けるでしょう。サッカーにおいて感謝されることは少ないです。常に批判され、このグループやアレッサンドロの人間としての価値とは何の関係もないものが探されます。彼は他の選手と同じように顔を上げてきました。彼らは過去から学び、シーズン終盤にやるべきことをやる準備ができているでしょう。サッカーで重要なのは、チームメイトからの尊敬、仕事、そして人としてどうあるかです。彼も起こったことを後悔しています。バストーニは祖国を代表し、彼自身の夢とすべてのイタリア人の夢を叶えるために自分が持っているものを持ってやって来ました。最適な状態ではなかったにもかかわらず、彼はプレー可能でありたいと望んでいました』

 

さらに、バルセロナはユベントスに所属するSBアンドレア・カンビアーゾにも強い関心を示している。守備のソリッドさよりも、中央に入ってボール保持やパス供給で優位性を作る「カオスの創造者」としての攻撃性能が高く評価されている。マンチェスター・シティも獲得を狙っており、ユベントスは5000万ユーロ以上の移籍金を要求している。バルセロナはこの資金を捻出するため、アレハンドロ・バルデの売却オファーに耳を傾けることも検討している。

(via SPORT, Mundo Deportivo)

 

■【ラッシュフォードの買い取りオプション行使へ前進】

 

マンチェスター・ユナイテッドからレンタル移籍中のマーカス・ラッシュフォードは、アトレティコ戦での見事な同点ゴールにより、来季の完全移籍に向けて大きく前進した。ハフィーニャの負傷により、今後さらに多くの出場機会を得ることが確実となっている。

 

ラッシュフォードのゴールは1月31日以来であり、これで今季バルセロナのユニフォームを着て公式戦(リーガ、CL、スーペルコパ、国王杯)で11ゴール目をマークした。フリック監督は『以前にも言ったように、彼には満足しています。ここ数週間は身体的な問題を抱えていましたが、今は大きなチャンスを得ています。ガビのように、トレーニングで元のレベルに戻ってきています』と絶対の信頼を寄せている。バルセロナは6月に3000万ユーロの買い取りオプションを行使するかどうかの最終決断を下す予定だが、現在のパフォーマンスが続けば完全移籍となる可能性は極めて高い。

(via Estadio Deportivo)

 

■【ダニ・オルモがサウジからの巨額オファーを完全拒否】

 

ダニ・オルモのバルセロナへの忠誠心は揺るぎない。約1ヶ月半前、ブレンダン・ロジャーズ監督が率いるサウジアラビアのアル・カディシヤから、手取り年俸950万ユーロの4年契約という総額4000万ユーロ近い破格のオファーが届いていた。さらに、バルセロナに対しても移籍金6000万ユーロ(増額交渉可)のオファーが用意されていた。

 

しかし、オルモはバルセロナで成功することだけを考えており、この巨額オファーを完全に拒否した。フリック監督のスタメンから外れることがあった時期には、ミケル・アルテタ監督率いるアーセナルやフランスのクラブからも問い合わせがあったが、オルモの答えは一貫して「バルサに残る」というものだった。

(via SPORT)

 

■【アンス・ファティのモナコでの出場状況】

 

現在ASモナコにレンタル移籍中のアンス・ファティは、リーグ・アンのオリンピック・マルセイユ戦に途中出場した。モナコがアレクサンドル・ゴロビンとフォラリン・バログンのゴールで2-0とリードしていた後半30分(75分)にゴロビンに代わってピッチに入り、最後の15分間をプレーした。試合はその後マルセイユに1点を返されたものの、モナコが2-1で勝利し、CL出場権獲得に向けた重要な勝ち点3を手にした。

(via SPORT, MARCA, Mundo Deportivo)

 

■【バルサ・アトレティックとカンテラの最新動向】

 

ジュリアーノ・ベレッチ監督率いるバルサ・アトレティック(Bチーム)は、セグンダRFEFグループ3の試合で敵地に乗り込み、ポレレスを1-5で粉砕する大勝を飾った。得点者はアルバロ・コルテス、アジズ、パトリシオ・パシフィコ、ホアキン・デルガド、そして大怪我から復帰し今夏にバリャドリードへの移籍が濃厚とされているビクトル・バルベラであった。チームは勝ち点45に伸ばし、プレーオフ圏内までわずか1ポイント差に迫っている。

 

その他のカンテラ情報として、今年加入しエジプト国内で大きな期待を集めている18歳の大型FWハムザ・アブデルカリムは、軽い筋肉の負傷により週末のナスティック戦を欠場した。軽傷のため、1〜2週間以内には復帰する見込みである。

 

また、バルセロナが獲得に迫っていたマリのアフリカ・フット・アカデミーに所属する16歳の有望株MFアブバカル・マイガについて、PSGが強奪に動いている。マイガはすでにパリの施設でテストを受け、アヤックスの施設で行われたオリンピア・フューチャー・カップにもPSGの選手として出場しており、両クラブ間で激しい才能の争奪戦が繰り広げられている。

 

育成年代の国際大会MIC(地中海国際カップ)では、バルセロナの下部組織が輝かしい成績を残した。カデテAが参戦したU16カテゴリの決勝では、ローマに先制を許したものの、キャプテンのウゴ・ガルセスのゴールで追いつき、最後はアルテム・リバクの逆転弾で1-2で勝利し優勝を飾った。また、U13カテゴリの決勝では、永遠のライバルであるレアル・マドリードと対戦し、マルク・リベラのヘディングゴールにより1-0で勝利し、見事にタイトルを獲得している。

(via SPORT, Esport3, Mundo Deportivo)

 

【本日の総括】

 

アトレティコ・マドリード戦の勝利によりリーガ優勝が現実味を帯びる中、物議を醸すVAR判定に対するCTAの解釈や、負傷したアラウホとベルナルの状態が明らかになりました。ダニ・オルモの偽9番起用やエリック・ガルシアの八面六臂の活躍、そして大記録に迫るレヴァンドフスキや攻撃を牽引するラミン・ヤマルの躍動など、チームは確かな自信を胸に水曜日のチャンピオンズリーグへと向かいます。さらに、バストーニやカンビアーゾ獲得に向けた来季の補強の動きや、カンテラの若き才能たちの活躍など、FCバルセロナの「今」と「未来」が交錯する非常に密度の濃い一日となりました。