デポルティボ・ラ・コルーニャ

ホセ・ソリージャ・スタジアムで行われたバジャドリード戦に2-0で勝利し、8年ぶりとなるプリメーラ・ディビシオン(1部)への自動昇格を決定づけました。ラシン・サンタンデールに続いての自動昇格決定となります。この試合では、ファブリルから昇格しアントニオ・イダルゴ監督の重要なピースとなった21歳のカメルーン人FWビル・ンソンゴが新たな英雄となりました。前半11分、ルイスミ・クルスが左サイドから蹴ったフリーキックをビル・ンソンゴがヘディングで合わせて先制。続く34分にも、ルイスミ・クルスからのスルーパスを受けたビル・ンソンゴがクロスバーに当てながら追加点を奪い、前半のうちに昇格をほぼ手中に収めました (via Mundo Deportivo)。

守備陣も奮闘し、冬の移籍市場で加入して以来不動のレギュラーとなったGKアルバロ・フェルージョが、前半24分とアディショナルタイムのラタサの決定的なシュートをビッグセーブで防ぎました。後半20分にもフェルージョとビジャレスが連携して失点を防ぎ、見事なクリーンシートを達成しています (via ElDesmarque)。

試合後、アントニオ・イダルゴ監督は記者会見で『一年間の目標を達成したのだから、今は祝う時だ。人々は我々を強く後押ししてくれたし、街は全力で応援してくれた。デポルティボのファンはそれに値する。厳しい1年で、プレッシャーと緊張がたくさんあった。このアイデアを信じてくれた選手たちをとても嬉しく思う。それが我々をこの安定へと導いた』と喜びを語りました。また、敵地に駆けつけたサポーターに向けて『私たちに付き添ってくれる人たちには、帰り道は気をつけてと言いたい。厳しい数ヶ月だったが、美しい数ヶ月でもあった。試合の日しか見えないが、ア・コルーニャを歩いていると、多くの人からのサポートを感じた。そういう瞬間が、前へ進み続ける原動力になる』と感謝の意を述べています (via ElDesmarque)。

本拠地ア・コルーニャでは、リアソール・スタジアムのファンゾーンに数千人のファンが集結しました。深夜4時過ぎに選手たちが到着すると、フアン・カルロス・エスコテット会長も最前線でファンと写真を撮るなど歓喜の輪に加わりました。GKアルバロ・フェルージョはキャップとサングラス姿で登場し、『何をやるか教えないよ、驚くかもしれないからね。チームメイト全員、次のイベントに直行しないやつは来週の試合に出さない。監督に言って、来週プレーさせるかどうするか決めてもらうよ』と冗談を交えて場を盛り上げました。ダビド・メジャの司会のもと、イェレマイやシモ・ナバーロへの残留を求めるコール、マリオ・ソリアノへのMVPコール、ビル・ンソンゴへのバロンドールコールが響き渡り、ロウレイロは「カバリンニョ」のダンスを披露しました (via SPORT)。

カディスでプレーする元デポルティボのルーカス・ペレスも『僕のデポルティボをお祝いしたい。あのファンと選手たちはそれに値する』と古巣の昇格を祝福しています (via ElDesmarque)。

今シーズンのデポルティボは、リーグで64得点42失点(失点の少なさはリーグ4位)を記録しました。2026年に入ってからの敗戦はラシン・サンタンデール、エイバル、グラナダの3回のみという圧倒的な安定感を見せています。イダルゴ監督は、スタメンを固定せず、選手のピークを交互に引き出す采配を見せました。GKフェルージョのPKストップ、怪我から復帰したシモ・ナバーロ、ベルギー人DFパブロ・マルティネスの圧倒的なフィジカル、ダビド・メジャの右サイドからの突破力とゴール、左サイドのクアリアータ、ルイスミ・クルス、ホセ・グラヘラ、リキ、ビジャレスらの活躍が光りました。特にマリオ・ソリアノは100試合連続出場を果たし、チームの中核を担いました (via SPORT)。

11ゴール10アシストを記録したイェレマイ・エルナンデスは、コモ(セスク・ファブレガス監督)やスポルティングCPからのオファーを断り、2030年まで契約を延長しました。彼は『とても難しい決断だったが、僕はここ、自分の家、自分の仲間、チームメイトと一緒にいることを選んだ。間違っていなかったと思う。今はとても幸せで、夢を生きている』と語り、シーズン序盤の苦しい時期には心理学者のホアキン・ソリバスの助けが不可欠だったことも明かしています (via SPORT)。

フロントの動きも活発です。フェルナンド・ソリアノSDは、エスパニョールからホセ・グラヘラの買い取りオプション(150万ユーロ)を行使することを決定しました。このうち30%(45万ユーロ)が育成元のスポルティング・ヒホンに渡り、エスパニョールには105万ユーロが支払われます。グラヘラは今季公式戦14試合に出場し、733分間プレーしました。さらに、フランス2部のダンケルクに所属し、今季6月30日で契約満了となる25歳のフランス人MFエンツォ・バルデリの獲得に向けて、レバンテやヘタフェとの争奪戦を展開しており、すでに選手側にオファーを提示しています (via ElDesmarque)。

この昇格はクラブの歴史において過去14回の昇格(1941年、1946年、1948年、1962年、1964年、1966年、1968年、1971年、1975年、1981年、1991年、2012年、2014年、2024年)に続くものであり、コロナ禍でのプリメーラRFEF(3部相当)への降格という暗黒時代からの完全復活を意味します (via SPORT)。

レアル・バジャドリード

ホームのホセ・ソリージャでデポルティボを迎え撃ちましたが、0-2で敗れました。すでに目標を失っており、期待外れのシーズンを終えるにあたってファンに良い印象を残そうとしましたが、無気力なプレーが目立ちました。特にラタサが何度も決定的なチャンスを迎えましたが、相手GKの好セーブもありゴールネットを揺らすことができませんでした (via MARCA)。

この試合は後味の悪い退場劇も発生しました。途中出場からわずか18分しか経っていなかったウルグアイ人のルーカス・サンセビエロが、アイス・レイグ主審の判定に激怒し、『バカ野郎、お前の母さんの〇〇』と大声で暴言を吐き、一発退場となりました。サンセビエロは第4の審判にも攻撃的な態度で迫り、フラン・エスクリバ監督らスタッフに取り押さえられながらピッチを後にしました。この行為により最低2試合の出場停止処分が見込まれており、最終節のアルメリア戦だけでなく、来季の開幕にも影響を及ぼすことになります (via MARCA)。

レアル・サラゴサ

アウェーのグラン・カナリア・スタジアムでUDラス・パルマスと1-1で引き分け、78年ぶりにプロリーグ(1部および2部)からプリメーラRFEF(3部相当)への降格が数学的に決定するという悲劇的な結末を迎えました。試合は前半41分に失点しましたが、後半24分(69分)にカンテラーノのマルコス・クエンカがミドルシュートを決めて同点に追いつきました。その後も猛攻を仕掛け、フアン・セバスティアンのシュートがクロスバーを叩き、ウゴ・ピニージャのシュートがサイドネットを揺らすなど決定機を作りましたが、逆転には至りませんでした (via ElDesmarque)。

デイビッド・ナバーロ監督は試合後の記者会見で涙を流し、『我々がすべきだと信じていたことはすべてやったが、十分ではなかった。今は痛みを感じる時だ。この傷は、これを経験した我々にとって、決して塞がることはないだろう』と無念さを露わにしました。さらに『この苦しいシーズンと共に生きることに慣れるかもしれないが、痛みは常にそこにあるだろう』と語り、ファンに対して『サラゴサはとても偉大で、元の姿に戻るだろう。しかし、前を向いてだ。後ろを振り返るのは、犯したのと同じ過ちを繰り返さないためだけだ』と再起を誓いました (via ElDesmarque)。

クラブのレジェンドであるホルヘ・バルダーノも『街にとって恐ろしい打撃だ。サラゴサがプロサッカー界から外れるのは初めてだ。非常に忠実で、非常に要求が高く、最高レベルのサッカーを見ることに慣れているファンにとって、これは非常に厳しい打撃だ。選手たちのことをとても気の毒に思う。これは彼らが一生背負っていく記憶だ。長い間眠れなくなるような記憶の1つだ』とその衝撃の大きさを語っています (via ElDesmarque)。

この惨状を受け、クラブの取締役会は異例の謝罪声明を発表しました。『私たちが決して主役になりたくなかったニュースが現実となり、責任、自己批判、そして誠実さを持って立ち向かわなければならない』『これまでに6500万ユーロを投資して負債を減らしたが、スポーツ面では失敗した』と過ちを認めています。経営陣にも大きな変化の兆しがあり、ファンから批判を浴びていたフェルナンド・ロペスCEOの退任が濃厚です。さらに、ホルヘ・マス会長が第一線から退き、地元アラゴン出身の人物を新会長に据える計画や、アトレティコ・マドリードが組織図から完全に撤退する可能性も浮上しています (via ElDesmarque)。

降格による経済的なダメージは甚大です。クラブの予算は約40%(約800万ユーロ)削減される見込みで、テレビ放映権料は660万ユーロからわずか50万ユーロへと激減します。ラ・リーガからの降格援助金として総額約550万ユーロを受け取りますが、選手の人件費は1280万ユーロから500万ユーロ程度まで圧縮せざるを得ません。契約が残っている17名の選手の多くは降格による契約解除条項を持っており、フアン・セバスティアン、マルコス・クエンカ、カンテラーノのテレル、ピニージャ、バラチナ以外のほとんどの選手がクラブを去ることが予想されています。フランチョは契約延長後にレンタル移籍する見込みです (via SPORT)。

再建に向けたスポーツディレクターのラロ・アランテギはすでに動いており、来季の新監督にはイバイ・ゴメスと1年契約(昇格時の延長オプション付き)で合意しています。選手補強では、ナスティックからジャウメ・ハルディ(3年契約)、セウタからルベン・ディエス(2年契約)をフリーで獲得することが確実視されています。さらに、サバデルのGKディエゴ・フオリ、アレンテイロのビクトル・ミンゴ、エイバルでレギュラーとして活躍したジャイル・アマドールらの復帰や獲得も交渉中です (via SPORT)。