ADセウタFC

モロッコからの不法入国問題に直面した自治市セウタを支援するため、ラ・リーガ各クラブで展開されている『Todos somos caballas(我々はみなカバジャ=セウタ市民だ)』キャンペーンをめぐり、大きな物議が醸されている。前節のエルチェ対レアル・マドリードの試合前、レアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオール、キリアン・ムバッペ、イブラヒマ・コナテの3選手が、提供された支援Tシャツを胸まで大きく捲り上げてメッセージを隠し、挨拶前に早々と脱ぎ捨てた行動が波紋を呼んだ。

ジャーナリストのロベルト・ゴメスはラジオ番組で『非常に重大な事態であり、セウタ市民への配慮を欠く行動だ。公に説明すべきだ』と批判を展開した。一方、レアル・マドリード側は『政治的メッセージの着用を強制することはできない』として選手への処罰を行わない姿勢を示している。全社的な支援の動きが広がる中で発生したこの問題は、セウタへの支援活動とピッチ外の政治的議論を巻き込む格好となっている。(via MARCA)

【本日の総括】

本日のセグンダ(ラ・リーガ ハイペルモーション)最新動向では、ピッチ上の攻防にとどまらず、クラブ経営やインフラ投資、法的規制をめぐる大きな動きが表面化しました。

首位CDカステリョンによる300万ユーロ規模の第2スポーツシティ建設や、レアル・スポルティングによる7000万ユーロ投下と練習場マレオの将来的な買い戻し構想など、長期的な1部定着を見据えたクラブの構造改革が加速しています。一方で、CDエルデンセを買収したリオネル・メッシによる「複数クラブ所有(マルチプロパティ)」の法的問題や、UDアルメリアが直面するサラリー制限(LCPD)最下位と実際の高額人件費のギャップなど、財務規定やスポーツ法にまつわる複雑な課題も浮き彫りとなっています。

上位陣では、RCDマジョルカが5試合4クリーンシートという鉄壁の守備で現実的な昇格ロードを邁進する一方、UDラス・パルマスは主力8名離脱という深刻な野戦病院状態や審判委員会(CTA)の誤審問題に直面しながらも勝点10をキープ。コルドバCFはリーグトップクラスのシュート数を放ちながらも決定力不足に悩み、若手アタッカーの抜擢によるブレイクスルーを模索するなど、各クラブがそれぞれの課題を抱えて第6節へ向かいます。