ファンとアブドンの衝突劇
ヘタフェ戦とレバンテ戦でのつまずきにより、降格の危機に瀕し、残留には奇跡にすがるしかない状況に陥っているRCDマジョルカ。ファンは無力感、怒り、そして絶望の間で激しく揺れ動いている。
そんな厳しいチーム状況にもかかわらず、ファンは命運を分ける重要な試合でチームを熱心に応援し、選手たちに気合を入れようと盛大な見送りまで企画して寄り添い続けた。しかし、選手側からの反応はファンの期待を大きく裏切る、相反する対応であった。
両試合を現地で観戦したサポーターグループ、ペーニャAAのメンバーであるハビエル・ゴンサレスは、キャプテンのライージョ、マフェオ、アブドン・プラッツ、セルジ・ダルデルの4選手がファンと直接言葉を交わしに来た際のエピソードを明かした。選手によってファンへの対応は大きく異なっていたという。
ハビエル・ゴンサレスは地元ラジオ局COPEのインタビューに対し、ファンとしての率直な怒りと悲しみを次のように語った。
『私たちが大いに失望しているのは、試合に負けたからではない。選手たちが見せた無関心さや、意欲、そしてプレーの激しさの欠如に対してだ。私たちは決して応援を止めることはなかった。だが、生きるか死ぬかの命懸けの試合で、後半に一度も枠内シュートを打たないなんてことは絶対にあってはならない』
さらに、アブドン・プラッツとの直接の口論について、ハビエルは次のように詳細なやり取りを明かしている。
『私はセルジ・ダルデルとアブドンの2人と直接話をした。セルジについては、まず彼が自分自身のパフォーマンスが本来のレベルに達していないと最初に認めるなど、非常に自己批判的だったことを称賛したい。彼は本当に自分を厳しく見つめ直していた。しかし、アブドンの言葉には深く失望させられた。私は彼に対して、私たちファンは身を粉にして、時間とお金を費やして応援に来ていると伝えた。深夜3時に到着して、朝7時から働き始める人もいるし、最低賃金でやりくりしながら応援しているファンもいると懸命に訴えたんだ。すると、それに対する彼からの返答は、私たちがそんなにお金を使っていると言うなら、ビズム(個人間送金アプリ)で送金してほしいのか、という信じられないものだった。これはファンに対する明らかなリスペクトの欠如だ。彼がなぜあんなことを言ったのか、その真意は彼自身にしか分からない。だが、それは私たちの問題ではないし、私たちが彼にビズムでの送金を求めているわけでも決してない。本当に恩知らずな発言だ。通りすがりの選手が言うならまだしも、クラブの象徴でもある彼がそんなことを言うなんて信じられない』
(via MARCA)