レバンテ戦での痛恨の敗北と浅野拓磨の出場状況

☔️シウタ・デ・バレンシアで開催された残留を争う直接対決で、RCDマジョルカはレバンテUDに0-2で敗北を喫しました。雨の降る中、序盤はマジョルカが主導権を握りかけたものの、32分にビルドアップの場面でダビド・ロペスが致命的なパスミスを犯し、カルロス・エスピにボールを奪われます。ポジションを外れていたGKレオ・ロマンの隙を突かれ、無人のゴールへ流し込まれて先制を許しました。

その後、ルヴンボのヘディングシュートやダルデルのミドルシュートで反撃を試みましたが、相手GKライアンの神がかったセーブに阻まれました。後半に入るとさらに状況は悪化し、83分にはヨハン・モヒカが相手選手ブルギの髪を引っ張るという信じられない行動に出ます。これに対して相手も反撃で顔を平手打ちし、VAR介入の末、両者にレッドカードが提示されて退場となりました。さらに試合終了間際の87分にはコーナーキックからアリアガに決定的な2点目を奪われ、万事休すとなりました。

🇯🇵日本人選手の浅野拓磨は、0-1でリードを許し攻撃の糸口を見つけたい後半68分(記録によっては69分)に、ルヴンボに代わってピッチに投入されました。しかし、チーム全体が相手の堅い守備に苦しむ中で効果的な攻撃を仕掛けることができず、孤軍奮闘を強いられました。

この日のマジョルカのスターティングメンバーと交代状況は以下の通りです。

レオ・ロマン、マフェオ、バルイェント(68分カラタユド)、ダビド・ロペス(46分オライソラ)、モヒカ、ダルデル、サム・コスタ、モルラネス(79分アブドン・プラッツ)、パブロ・トーレ(61分ビルジリ)、ルヴンボ(68分浅野拓磨)、ムリキ。

(via Estadio Deportivo)

マルティン・デミチェリス監督の悲痛な叫びと未来への決意

🗣️試合後の記者会見に沈痛な面持ちで現れたマルティン・デミチェリス監督は、ファンへの謝罪とチームの現状、そして自身の去就について長く語りました。

指揮官はまず『何よりもまず、マジョルカのファンに謝罪したい。そして感謝も伝えたい。なぜなら、彼らは昨日素晴らしいお見送りをしてくれ、今日も多くの人が私たちを応援しに来てくれたからだ』と述べました。

試合内容については『私たちはポゼッションで大きく支配し、試合に入り込めていると感じていたにもかかわらず、相手を傷つけることができなかった。相手はそこから快適にプレーしていた。このレベルでは罰せられるようなミスを犯してしまった。ヘタフェでひどいミスを犯し、今日もまたミスを犯した』と悔やみました。32分のダビド・ロペスのミスについては『相手チームに大きな安心感を与え、私たちに大きな緊張感をもたらすようなひどいミスだった』と振り返り、ハーフタイムでの交代理由を『ミスが理由ではなく、彼が精神的に競技を続ける準備ができているとは思えなかったからだ』と説明しました。

また、野戦病院となっているチーム状況についても『言い訳や偽善で言っているわけではない。ライージョというチームの柱をトレーニングで失った。今日は彼もプレーしたがっていたが、難しかった。代わりのセンターバックがいなかったのだ。マラーシュも長く欠場し、マテオ・ジョセフを失い、一時期ジト・ルヴンボを失い、ジャスティンを失い…と続いた』と苦しい胸の内を明かしました。

それでも監督は選手をかばい『どの選手に対しても非難の言葉はない。なぜならミスは誰にでも起こるものだからだ。ロッカールームは非常に悲しんでいるが、続けなければならない。人生は続くし、長年マジョルカがそうであったもの、そして今もそうであるものを再建しなければならない。この敗戦は小さなプレー、小さなミスと成功で決まった。一週間前にはチャンピオンズリーグのチームであるビジャレアルをホームで支配し、勝ち点3に値した。公での分析は今は傷つけるだけであり、責任者とともに行うべきだ』と前を向きました。

降格が濃厚となる中で自身の未来について問われると『私はクラブにサービスを提供しており、ここに残りたいと誰よりも思っている。何が起きようとも残って再建し、38試合を戦いたい。島で幸せに感じており、クラブ内では監督として働くべきだと私が信じる方法で仕事ができる自由を与えてもらった。3ヶ月足らずで彼らを評価し、愛することを学んだ。私は家族と離れてここにいるが、彼らは大きな支えとなってくれた。今彼らに何かを言うのは適切な時期ではないと思う』と、クラブへの強い愛情と続投への意志を明確にしました。

最後に『私たちにはチームとしてマジョルカのファンに勝利をプレゼントし、敬意を払う義務がある。義務としてリーグ戦を勝利で終えなければならない。その後、勝ち点が足りるかどうかを見ることになる。数学的な奇跡を待つことになり、その後、マジョルカにとって何が最善かをクラブが決定するだろう』と最終節への覚悟を語りました。

(via SPORT)

激怒するマジョルカファンと選手たちの直接対話

🚌この敗戦により、バレンシアまで駆けつけた約500人のマジョルカファンの怒りが爆発しました。数十人のサポーターがチームバスの周辺に集まり、選手たちに対して「お前たちは俺たちを笑い者にしている」「傭兵だ」「お前たちのために金を払う価値はない」といった厳しい言葉を浴びせました。一部のファンは「涙を流しているところを家で見られたくない」と悲痛な思いを口にしました。

この事態に対し、アントニオ・サンチェス、アブドン・プラッツ、アントニオ・ライージョ、パブロ・マフェオ、セルジ・ダルデルらがバスに乗る前にファンに歩み寄り、直接対話を行いました。アントニオ・サンチェスは自己批判を込めて「もっと力を出すべきだったのは私が一番だ」とファンに謝罪しました。

また、批判の矛先は経営陣にも向き、すでに座席についていたビジネスCEOのアルフォンソ・ディアスに対しても「アルフォンソ、お前がすべてを壊した」といった怒号が飛び交い、シウタ・デ・バレンシアの駐車場は降格の危機に直面するクラブの惨状を象徴する緊迫した空気に包まれました。

(via SPORT)

現地メディアが突きつける厳しい現実と奇跡の残留条件

📉現地メディアはマジョルカの戦いぶりを辛辣に評価しています。前半こそいくらかのチャンスを作ったものの、後半の枠内シュート数はゼロという目を疑うような惨状でした。攻撃のアイデアは皆無で、意味のあるパス回しもできず、エースのヴェダト・ムリキは相手DFのデラとマティアス・モレノに完全に封じ込められ、ペナルティエリア内でボールを見ることすらできない状態に陥りました。恐怖心に縛られ、勇敢さを欠いたプレーは「セグンダ(2部)の顔をしている」と酷評されています。

現在マジョルカは勝ち点39で19位に転落し、降格確率は95.92%まで跳ね上がりました。もはや自力での1部残留の可能性は完全に消滅しています。残留するための数学的な奇跡の条件は非常に複雑で困難です。次節、すでに降格が決まっている最下位レアル・オビエドとのホームのソン・モイシュでの最終戦に勝利することは絶対条件です。その上で、オサスナやエルチェが絡む勝ち点42での三つ巴の状況など、他会場での奇跡的な結果を待つしかありません。ジローナがエルチェに勝利し、オサスナがヘタフェに敗れ、レバンテがラ・カルトゥーハでポイントを獲得するといった他力本願の条件がすべて揃わなければ、来季はセグンダで戦うことになります。

(via SPORT)

【本日の総括】

マジョルカは致命的なミスと退場劇でレバンテに敗れ、降格の淵に立たされました。浅野拓磨は後半途中出場するも流れを変えられず、デミチェリス監督は謝罪と残留への強い意志を示しましたが、ファンは激怒。自力残留が消滅した今、最終節での奇跡を信じて勝利を目指すしかありません。