レアル・ソシエダ

20歳の若手DFジョン・マルティンが、スペイン代表のW杯予選プレリスト55名に選出されるというサプライズがあった。コパ・デル・レイ優勝の立役者となった同選手は『予想していなかった。スペイン代表は世界最高で多くの選手がいる。代表でプレーできるのは最大のこと。成長と定着のシーズンだった』と驚きと喜びを語った。最終的な26名に残るのは厳しいと見られているが、イラク戦前のサポートグループには参加する見込みだ。また、コパ優勝については『狂気の沙汰だった。一生の思い出。ファンのためにも幸せにできて誇り』と振り返っている (via Estadio Deportivo)。

レンタル移籍組では明暗が分かれている。ハビ・ロペスはレンタル先のレアル・オビエドで25試合1756分出場とスタメンに定着したものの、チームは2部に降格。ソシエダの左サイドバックにはセルヒオ・ゴメスとアイヘン・ムニョスがいるため、再び移籍する可能性が高い。一方、ジョン・パチェコはアラベスでキケ・サンチェス・フローレス監督就任後に出場機会が激減し、直近8試合でわずか9分間の出場にとどまった。来季はマタラッツォ監督を納得させる必要がある。ミランデスにレンタル中のカルロス・フェルナンデスについては、クラブは移籍金を支払うチームを探している状態だ (via Estadio Deportivo)。

ブライス・メンデスには退団の可能性がある。今季はマタラッツォ監督の下で重要性を失い、クラブは約500万ユーロでの放出を検討している。契約は2028年まで残っているが、クラウディオ・ヒラルデス監督の戦術に合うセルタへの復帰が有力な選択肢として浮上している (via Estadio Deportivo)。

冬にアル・ナスルからレンタル加入したウェズレイ・ガソヴァは、指揮官の信頼を得られず5試合84分のみの出場に終わったため、1200万ユーロの買い取りオプションは行使されず退団が確実となっている (via Estadio Deportivo)。

他にも、アルセン・ザハリャンやアイヘン・ムニョスがマタラッツォ監督の放出候補に挙がっている。アルバロ・オドリオソラは前十字靭帯断裂の重傷を負っており、ヤンヘル・エレーラも負傷に悩まされている (via ElDesmarque)。

クロアチア代表のW杯メンバーには、マタラッツォ監督就任後にレギュラーに定着したルカ・スチッチと、買い取りオプション行使に疑問符がついているドゥイェ・チャレタ=ツァルの2名が選出されている (via Estadio Deportivo)。

アスレティック・ビルバオ

クラブはラ・リーガで初めて、下部組織(レサマ)の若手選手向けにLGTBI嫌悪に関する講義を実施した。ラージョ戦でユニフォームを着てキスをしたことで同性愛嫌悪の攻撃を受けたジャーナリストのアレハンドロ・ビガラらが講師を務め、『ロッカールームを安全な場所にするため』に若手への啓発を行っている (via ElDesmarque)。

エルネスト・バルベルデ監督は、2月にアヤックスのジョルディ・クライフSDから監督就任のオファーを受けたが、これを拒否した。セルタ戦後のコメントで『少し休む必要がある。今シーズンはとてもハードだった。今は絶対に指導しない』と語り、少なくとも1年間は休養する意向を明確にしている (via ElDesmarque)。

本拠地サン・マメスでのバルベルデ監督のお別れセレモニーは感動的なものとなり、クラブからは亡き友人ジョナンに捧げるフェンダー・テレキャスターのギターが贈られた。引退するイニゴ・レクエも共に別れを告げている (via ElDesmarque)。

今季で契約満了となるユーリ・ベルチチェは、退団の可能性がある中でファンから残留を求めるチャントを受けた。セルタ戦ではイニャキ・ウィリアムズの同点ゴールをアシストする活躍を見せている (via Estadio Deportivo)。

エディン・テルジッチ新監督とミケル・ゴンサレスSDは、すでに来季に向けた中盤の補強に動いており、ウルコ・ゴンサレス・デ・サラテ、ウナイ・ロペス、イバン・マルティンの3名が候補に挙がっている (via ElDesmarque)。

レンタル中のペイオ・カナレスとマネックス・ロサノがラシン・サンタンデールの1部昇格に貢献したことを受け、ラシンのマノロ・イゲラ会長はカナレスの残留を望み、テルジッチ監督を説得すると宣言している (via ElDesmarque)。

レアル・ベティス

新スタジアム「ヌエボ・ベニト・ビジャマリン」に隣接するビルの詳細計画が明らかになった。計画の80%を四つ星以上のホテルが占める予定で、現在は外国の大型ホテルチェーン3社に絞り込まれている。美容クリニックやスポーツファッションの店舗も入る予定だ。秋には地下駐車場の掘削が完了し、プレフェレンシア・スタンドの建設が始まる。新スタジアムは収容人数6万人を維持し、ゴル・スールにはオサスナのサダルのような立ち見席の設置を検討しており、音響を改善して『ヘリオポリスのボンボネーラ』となる。2028年5月2日を期限とする28/29シーズン初めの完成を目指しており、費用はスタジアムの追加収益で25〜30年かけて自己資金で賄うプロジェクト・ファイナンス方式を採用する (via Estadio Deportivo)。

最終節レバンテ戦は、複数の選手にとって別れの日となる。アドリアン・サン・ミゲルやリカルド・ロドリゲス、セドリック・バカンブ、チミー・アビラらの退団が濃厚だ。フェネルバフチェからレンタル中のソフィアン・アムラバトは、CL出場を逃したことで給与負担が厳しく去就は不透明。ナタン、セルジ・アルティミラ、エズ・アブデにはオファーの可能性があり、ロ・チェルソもサラリーキャップ確保のために放出が検討されている (via ElDesmarque)。

アントニーとナタンが、カルロ・アンチェロッティ監督が発表したブラジル代表のW杯メンバーから落選した。アントニーは公式戦45試合14ゴール10アシストとキャリアハイの成績を残し、CL出場権獲得に大きく貢献したが選ばれなかった。クラブはSNSに二人の写真を投稿して彼らの重要性を主張している。アントニーは落選を機に、12月から抱えている恥骨炎の手術を受けるか保存療法にするかを決める予定だ。ナタンも今季44試合出場で高いパフォーマンスを見せたが、プレリストの段階で姿を消していた (via MARCA)。

フニオル・フィルポは度重なる怪我により期待外れのシーズンとなったが、『来年は自分の年になる』と来季への意気込みを語った (via ElDesmarque)。

セビージャFC

アントニオ・コルドンSD(スポーツディレクター)が5月31日付で退任することが決定した。就任から1年未満での双方合意による契約解除となり、後任にはマルク・ボイシャサが有力視されている。コルドンは残りの契約2年分と退職金を放棄し、メキシコのモンテレイやモナコが新天地の候補に挙がっている (via SPORT)。

2月に約600万ユーロで合意していたインデペンディエンテ・デル・バジェのパトリク・メルカドの獲得は、同選手が右膝前十字靭帯と半月板の二重断裂という全治9ヶ月以上の大怪我を負ったため、契約解除条項を発動して完全に断念した (via Estadio Deportivo)。

ホルヘ・マリン・グラナドス理事が、デル・ニド・カラスコ会長が率いる取締役会の投資方針などに強く反対し辞任した。これにより取締役会は6人となり、法的に不規則な状態になるリスクを抱えている (via SPORT)。

アルメイダ解任後に就任しチームを残留に導いたルイス・ガルシア・プラサ監督は、残留決定により契約が1年自動更新されたが、新オーナーの決定次第で去就は不透明。『求められていないと感じたら荷物をまとめる』と発言している (via Estadio Deportivo)。

セルヒオ・ラモス率いる「Five Eleven Capital」による約4億ユーロでのクラブ株式約60%の買収はCSD(スポーツ上級委員会)の承認待ちだが、合意から1週間経っても書類が提出されていないという (via Mundo Deportivo)。

コルドンSDの置き土産として、ヘタフェのフアン・イグレシアスとル・アーヴルのアルナ・サンガンテのフリー獲得が完了している (via ElDesmarque)。

セサル・アスピリクエタは怪我の影響で公式戦16試合の出場にとどまり、自動契約延長の条件である25試合に届かなかったため退団が濃厚となっている。今夏はBBCのW杯コメンテーターを務めることが決定した (via Estadio Deportivo)。

セルタ・デ・ビーゴ

来季のヨーロッパリーグ出場を自力で決めている。バライドス周辺では土曜のセビージャ戦前に盛大なパーティーが開催され、クラブは『誰も帰らないで』とファンに呼びかけ満員御礼となった (via SPORT)。

マルコ・ガルセスSDはエルチェのアレイクス・フェバスの獲得に動いており、エスパニョールとの争奪戦を一歩リードしている (via ElDesmarque)。

カンテラ出身の有望株アンソニー・カヤットが左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い、全治約10ヶ月の長期離脱となった (via ElDesmarque)。

フランコ・セルビ、ミハイロ・リスティッチ、ジョセフ・アイドゥー、そしてオスカル・ミンゲサの4名が退団する見込みだ。ミンゲサは契約延長オファーに返答しておらず、セルビは今季リーグ戦出場なし、アイドゥーは負傷に泣かされ、リスティッチも3年間で怪我に悩まされ続けた (via MARCA)。

元セルタのノリートはイアゴ・アスパスを『ビーゴに銅像を建てるべき』と大絶賛し、クラウディオ・ヒラルデス監督についても『偶然ではない、カンテラから哲学を植え付けた』と高く評価している (via Estadio Deportivo)。

イライクス・モリバがSNSでイアゴ・アスパスとの写真にマイケル・ジャクソンの曲(You Are Not Alone)を添えた意味深なメッセージを投稿し、アスパスの引退の噂が囁かれる中でファンをざわつかせた (via ElDesmarque)。

ジローナFC

残留を懸けた最終節のエルチェ戦に向け、本拠地モンティリビのチケットは完売した。アトレティコ戦での敗北後、ファンは深夜の練習場に駆けつけてチームを激励している (via SPORT)。

アレハンドロ・フランセスはアトレティコ戦で膝を負傷し涙ながらに退場したが、初期検査の結果では重傷ではないと判明し、エルチェとの大一番に出場できる可能性を残している (via Mundo Deportivo)。

今季アンドラにレンタル中のハスティン・ガルシアが、レアル・サラゴサの来季の補強候補に挙がっている。サラゴサの新監督候補イバイ・ゴメスが獲得を熱望しているが、ジローナとの契約が1年残っているため、再レンタルのためには契約延長が必要となる (via ElDesmarque)。

ミチェル監督は、エルネスト・バルベルデにオファーを断られたアヤックス・アムステルダムから新監督候補として狙われている (via ElDesmarque)。

ビジャレアルCF

ローガン・コスタが昨年7月の十字靭帯断裂の重傷から10ヶ月ぶりにラージョ戦で復帰を果たした。さらにカーボベルデ代表としてW杯メンバーにも選出されている (via SPORT)。

アルベルト・モレイロは、バルセロナのフェルミン・ロペスが負傷したことにより、スペイン代表のW杯メンバーに滑り込む可能性が浮上している (via SPORT)。

ビジャレアルBはセビージャ・アトレティコに2-0で勝利を収め、セグンダ(2部)昇格プレーオフへの進出を決定させた (via SPORT)。

アトレティコ・マドリード

黄金期を支えたコケ、ホセ・マリア・ヒメネス、ヤン・オブラクの3人が退団の岐路に立たされている。コケはクラブから残留を望まれているが、自らの役割を考慮して近日中に決断を下す予定だ。ヒメネスは怪我の多さと家庭の事情から母国ウルグアイに近づくための退団が濃厚で、クラブとは既に合意している。オブラクはサウジアラビアから巨額のオファーを受けているがアトレティコの要求額には達しておらず、クラブはサラリーキャップ確保のために退団を容認する構えを見せている (via ElDesmarque)。

フリアン・アルバレスについて、マテウ・アレマニーは『我々の意図は彼が契約の4年間、あるいはそれ以上長く留まることだ。他クラブとは絶対に交渉しない』と断言。バルセロナやPSG、アーセナルが関心を示しているが非売品であり、獲得には約5億ユーロの契約解除金が必要となる (via Mundo Deportivo)。

ディエゴ・シメオネ監督はジローナ戦後、『時々、続ける価値があるか自問するが、イエスだ。アントワーヌ(グリーズマン)のようなレジェンドを尊敬するスタジアムがあるのだから』と語り、来季の続投を明言した (via Estadio Deportivo)。

バレンシアCF

コルベラン監督率いるチームは、最終節バルセロナ戦で勝てば他会場の結果次第で7年ぶりに欧州大会(カンファレンスリーグ)の出場権を獲得できる可能性がある。ウーゴ・ドゥロは『ヨーロッパでプレーすることについてもっと話すべきだ』と意気込みを語った (via Estadio Deportivo)。

エライ・キュメルトがスイス代表としてW杯メンバーに選出された。バレンシアとの契約は6月30日で満了するため、大会中にフリーになる可能性が高く、オサスナやマインツ、ラツィオなどから関心が寄せられている (via Estadio Deportivo)。

ペーター・リムの経営に対する抗議デモが激化している。協会『Libertad VCF』はバルセロナ戦前に市庁舎広場からメスタージャまでの行進を呼びかけ、『クラブを不当に扱い、破壊している』と非難。サンティアゴ・カニサレス氏も『リムはクラブを売る気がない。元選手が投資家を探すのは無意味』と切り捨てている (via Estadio Deportivo)。

若手MFハビ・ゲラは、フェルミン・ロペスの負傷を受けてスペイン代表W杯のプレリストに名を連ねた (via ElDesmarque)。

パテルナ練習場の拡張計画がバレンシア州政府から環境報告書で好意的な評価を受け、市街化区域への変更が進み、医療センターなどの建設が可能になる (via ElDesmarque)。

来季の加入が内定しているユスティン・デ・ハースが、SNSで所属元のファマリカンのファンに別れの挨拶を行った (via SPORT)。

エスパニョール

敵地エル・サダルでオサスナに2-1で勝利し、カルロス・ロメロとキケ・ガルシアのゴールで劇的な1部残留を確定させた。マノロ・ゴンサレス監督は『契約が1年残っており、エスパニョールに残りたい』と続投を熱望しているが、最終決定はモンチ新SDに委ねられている (via SPORT)。

クラブはリーガの歴史的順位でレアル・ソシエダの猛追をかわして7位を維持し、来季は1部での90シーズン目を迎える (via SPORT)。

ロベルト・フェルナンデスの保有権12.5%を追加取得するため、残留条件に伴い155万ユーロをブラガに支払う義務が発生した (via SPORT)。

左サイドバックの補強として、バーンリーのオランダ代表キリンチー・ハートマンの完全移籍での獲得を狙っている。移籍金は1800万ユーロと高額なため、リーガのサラリーキャップと相談しながら交渉を進めている (via SPORT)。

元エスパニョールGKのロベルト・ヒメネスは、ウー・レイ在籍時の影響力を『まるでブラッド・ピットと一緒にいるようだった』と回顧し、ホテルが中国のファンで溢れかえっていたエピソードを語った (via SPORT)。

RCDマジョルカ

残留が奇跡頼みという絶望的な状況の中、ファンとストライカーが衝突した。ヘタフェ戦とレバンテ戦の敗北後、遠征したファンがアブドン・プラツに『時間とお金を費やして応援に来ている』と訴えたところ、アブドンから『金を使ったからBizum(送金アプリ)で振り込んでほしいのか?』と返され、ファンは『無礼で恩知らず』と激怒している (via MARCA)。

ヘタフェCF

フアン・イグレシアスが契約満了により退団し、セビージャへ移籍することが合意に至った。今週末のオサスナ戦がヘタフェでのラストマッチとなり、6年間で176試合に出場した右サイドの功労者がチームを去る (via MARCA)。

レガネス

ウエスカと0-0で引き分け、勝ち点43で残留をほぼ手中に収めた。最終節前に、今週末のカディス戦で勝ち点を取れば完全に1部残留が確定する (via Estadio Deportivo)。

デポルティーボ・アラベス

レアル・オビエドにトニ・マルティネスのゴールで1-0で勝利し、見事に1部残留を確定させた (via ElDesmarque)。

ベンチではマリアーノ・ディアスのシュールな勘違いが話題となった。スタッフが『(残留争いのライバルである)ジローナにアトレティコがゴールした』と伝えた際、マリアーノは『アトレティコは誰とやってるの?』と聞き返し、ライバルチームの試合すら把握していないことが発覚してファンから非難が殺到している (via MARCA)。

キケ・サンチェス・フローレス監督が、オビエドのサンティ・カソルラに対して『お願いだから引退しないで』と個人的に頼み込むシーンがカメラに捉えられている (via ElDesmarque)。

オサスナ

ホームのエル・サダルでエスパニョールに1-2で敗北を喫した。ビクトル・ムニョスが一矢報いるゴールを決めたものの、相手の1部残留決定を目の前で許す結果となった (via Estadio Deportivo)。

ラージョ・バジェカーノ

ホームでビジャレアルと対戦し、2-0で勝利を収めている (via SPORT)。

【本日の総括】

ラ・リーガは最終盤を迎え、残留争いと欧州大会への切符を懸けた戦いが激化している。エスパニョールやアラベスが残留を決める一方で、マジョルカなど崖っぷちに立たされているチームの悲痛な叫びも聞こえてくる。また、シーズン終了に伴う監督の去就や主力選手の退団、そして夏のW杯に向けた各国代表メンバーの選出など、ピッチ外のストーブリーグも本格的に熱を帯び始めている。来季に向けた各クラブの動きから目が離せない。