運命の残留決定戦!レバンテ戦の展望と残留シナリオ完全網羅
🔥 RCDマジョルカは今節、シウタ・デ・バレンシアでレバンテとの残留を懸けた極限の死闘に挑む。両チームは勝ち点39で並び、マジョルカは降格圏に沈んでおり、降格確率は43.40%という危機的状況にある。直近5試合でわずか1勝、前節ヘタフェ戦では内容・結果ともにダメージの残る3-1の敗北を喫しており、この一戦は文字通り「決勝戦」である。マジョルカからは約500人の熱狂的なサポーターが海を渡り、24,000人で満員となる敵地のスタジアムに駆けつける。
📊 残留に向けた計算は非常に複雑かつシビアである。マジョルカが残り2試合を連勝すれば無条件で残留が確定する。今節レバンテに勝利した場合、エルチェがヘタフェに敗れるか、エルチェとジローナがともに勝利を逃せば、その時点でマジョルカの1部残留が数学的に決定する。もしエルチェが負けなくても、ジローナが勝利した場合は勝ち点42でも安全圏とは言えないが、レバンテに勝ち点3の差をつけ、当該対決の得失点差(第1戦はソン・モイシュで1-1の引き分け、全体得失点差ではマジョルカがレバンテを4点上回っている)でも優位に立ち、最終節で既に降格が決まっているレアル・オビエドをホームで迎え撃つという最高のシチュエーションを手にすることができる。
⚠️ 万が一引き分けた場合、残留の可能性は最終節へ持ち越される。最悪のシナリオとして、今節レバンテに敗北し、エルチェ、アラベス、ジローナが勝利し、オサスナとエスパニョールが引き分けた場合、マジョルカはこの日曜日の時点でセグンダ(2部)降格が決定してしまう。レバンテに敗れた上で最終節に望みをつなぐ唯一の条件は、ジローナとエルチェも今節敗れることである。なお、マジョルカはセビージャ、ラージョ、エルチェに対しては直接対決の成績で上回っており、アスレティック、オサスナ、バレンシア、エスパニョール、アラベス、ジローナとは互角となっている。
(via SPORT / MARCA)
鬼門シウタ・デ・バレンシアでの歴史的ジンクスと過去の戦績
🏟️ レバンテの本拠地はマジョルカにとって歴史的な鬼門となっている。プリメーラ(1部)において、マジョルカがレバンテのホームで勝利したのは、フアン・アランゴのゴールで0-1と勝利した2006年10月15日のたった1回のみである。それ以降の訪問はフラストレーションの連続であり、直近の1部での対戦である2022年1月8日は2-0で敗北、2019/20シーズンも2-1で敗北している。さらに2012年の4-0、2004年の2-0といった大敗の歴史や、2008年の2-2、2011年の1-1、2012年の0-0といった引き分けの記録が残っている。
📜 一方で、マジョルカの歴史において最も美しい記憶のひとつもこの地で生まれている。1960年4月17日、旧バジェホ・スタジアムで行われた試合でマジョルカは1-2でレバンテを下し、クラブ史上初のプリメーラ昇格を達成した。セグンダ(2部)での対戦成績は比較的均衡しており、1947年、1960年、1982年、1996年に勝利を収めているものの、1947年10月26日には両チームの対戦史上最大となる8-0の歴史的大敗も喫している。今節を前にした両者の1部・2部通算対戦成績は、マジョルカから見て19戦5勝6分8敗である。
(via SPORT)
デミチェリス監督の戦術的アプローチと『クリスマスツリー』の秘策
♟️ マルティン・デミチェリス監督は、レバンテの1-4-2-3-1の布陣に対し、中盤をダイヤモンド型に配置した1-4-4-2のシステムで挑む。戦術分析の専門家は『今日勇敢であるということは、自分たちの強みを知り、そして何よりも弱みを最小限に抑える方法を知り、残留をほぼ手中に収めて島へ帰ることである』と指摘している。自陣からのビルドアップにおいては、相手のプレスの第一列であるストライカーに対してセンターバックが2対1の数的優位を作り出し、相手を無効化することが最初の鍵となる。
⚙️ ビルドアップの根幹を担うのはセルジ・ダルデルである。彼のゲームビジョンと相手のプレスを読み取る能力が、中央の回路を活性化させる絶対的な鍵となる。前進を効果的かつスムーズに行うため、インテリオールのサム・コスタとマヌ・モルラネスが『第3の男』として機能し、ボールを落とす動きが求められる。レバンテがパブロ・トーレへのパスコースを塞いできた場合、ダルデルの判断でフリーになったインテリオールを見つけ出す。相手が外側にプレスをかけてくれば、サイドバックに広大なスペースが生まれる。
⚔️ 敵陣の3分の1のエリアに侵入した後は、インテリオールとトップ下がレバンテのダブルボランチに対して3対2の優位を作り出す。トップ下が相手陣内を向いてボールを受ければ、相手の4バックに対してマジョルカの2トップのポジション優位が致命的な武器となる。また、ボールを持たない守備時の陣形において、普段のハイブロック(2-1-3)は、マスカレルの不在やムリキの疲労、ルヴンボの負傷明けという状況下では諸刃の剣となるリスクがある。そのため、前線に1枚だけを残し、ルヴンボをパブロ・トーレの位置まで下げて相手のダブルボランチとマッチアップさせる1-2-3-4-1の『クリスマスツリー』型へと守備ブロックを変化させ、中央のパスコースを封鎖する。これにより、サム・コスタとモルラネスはより近い距離から相手サイドバックへプレスをかけることができ、消耗を抑えつつレバンテをサイドでの直線的なプレーに誘導することが可能になる。レバンテはペナルティエリア手前からのミドルシュートを得意としているため、距離を空けずに徹底したプレスをかけ、セットプレーでは甘いクリアを絶対に避けなければならない。
(via SPORT)
負傷者・出場停止情報および予想スターティングメンバー
🚑 今節は怪我人と出場停止により、メンバー編成に大きな制約が生じている。オマル・マスカレルが前節ヘタフェ戦でイエローカードを受けたことにより累積警告で出場停止。さらにマテオ・ジョセフとジャン・サラスが負傷により欠場が確定している。マラシュ・クンブラとジャスティン・カルンバも出場が危ぶまれている状態である。唯一の朗報は、約1ヶ月前に左足首の手術を受けたばかりのキャプテン、アントニオ・ライージョが驚異的な回復を見せて招集リストに名を連ねたことである。先発出場は驚きに値するものの、試合展開によっては彼の絶大な経験がピッチ上で必要とされる。
🛡️ マスカレルの不在を埋めるため、センターバックにはダビド・ロペスが入る見込みである。前線ではルヴンボがジャン・ヴィルジリとのポジション争いをリードし、ムリキの相棒を務める。
フォーメーション予想:
GK:レオ・ロマン
DF:パブロ・マフェオ、マルティン・ヴァリエント、ダビド・ロペス、ホアン・モヒカ
MF:マヌ・モルラネス、セルジ・ダルデル、サム・コスタ、パブロ・トーレ
FW:ヴェダト・ムリキ、ジト・ルヴンボ
(via SPORT / ElDesmarque / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)
ピチーチ候補ムリキの圧倒的スタッツと空中戦の優位性
👑 前線に君臨するヴェダト・ムリキは今シーズンのラ・リーガにおいて得点ランキング2位につけており、ピチーチ(得点王)を獲得できるポテンシャルを秘めている。マジョルカはラ・リーガの他のどのチームも持っていない強烈な武器、すなわち「リーグで最も空中戦のデュエルに勝利しているストライカー」を擁している。彼を目掛けたロングボールや、彼がボールをフリックしてセカンドラインを活性化させるプレーは、レバンテに対して「前からプレスをかければロングボールで陣形を分断され、プレスをかけなければマジョルカに主導権を握られる」という耐え難いジレンマと戦術的な恐怖を与える絶対的な軸となる。
(via MARCA / SPORT)
【本日の総括】
運命のペヌルティマ(第37節)、マジョルカは残留を懸けて鬼門バレンシアへ。主力を欠く中、デミチェリス監督の緻密な戦術変更とエース・ムリキの高さを武器に、絶対に負けられない死闘へ挑む。






