レバンテ戦での痛恨の敗戦と試合詳細

マジョルカはアウェイのシウダ・デ・バレンシアでレバンテと対戦し、0-2の敗北を喫しました。前半32分、モヒカがダビド・ロペスに向けたバックパスが弱くなったところをカルロス・エスピに激しく寄せられてボールを奪われ、ポジションを外れていたGKレオ・ロマンの隙を突かれて無人のゴールに流し込まれました。先制を許した後、前半35分にはルヴンボのシュート、ハーフタイム直前にはダルデルがペナルティエリア手前からシュートを放ちましたが、いずれも相手GKライアンの好セーブに阻まれ、同点に追いつくことはできませんでした。

試合の終盤はさらに荒れた展開となりました。後半40分、モヒカが相手選手のブルギの髪を引っ張り、それに対してブルギがモヒカに平手打ちを返すという小競り合いが発生しました。主審のアルベロア・ロハスはVARのモニターでプレーを確認し、両選手に出していたイエローカードを取り消して一発レッドカードを提示し、両チームともに10人となりました。その直後の後半42分、コーナーキックからアリアガに2点目を決められ、マジョルカは致命的な敗北を喫しました。(via SPORT, ElDesmarque, Estadio Deportivo)

実質的降格危機と最終節での残留条件

この敗北により、マジョルカの勝ち点は39にとどまり、順位は19位へと転落しました。残留ラインとなる安全圏は勝ち点42であり、得失点差も-13と非常に不利な状況であるため、セグンダ・ディビシオン(2部)への降格が実質的に決定的な状態となっています。データ上の降格確率は95.92%に達しています。

最終節は5月23日の21時00分にホームのソン・モイスで行われ、すでに降格が決まっているレアル・オビエドと対戦します。マジョルカが奇跡的に残留を果たすためには、自らが勝利するだけでは足りず、他会場の結果がすべて有利に働く四重の条件が必要です。具体的には、自らの勝利に加えて、ジローナがエルチェに勝利し、ヘタフェがオサスナに勝利し、レバンテがベティスに敗れるという複雑な他力本願のシナリオが揃わなければなりません。どれか一つでも欠ければ、マジョルカの降格は即確定します。(via SPORT, Estadio Deportivo, ElDesmarque, MARCA)

試合後のライージョとマフェオによるファンへの弁明

レバンテ戦での敗北後、スタジアムからバスへ向かう出口で、マジョルカのファンが選手たちを待ち受けていました。直近の2試合で敗北し、降格の危機に瀕しているチームの姿勢と結果の欠如に対して非難の声を上げるファンに対し、アントニオ・ライージョとパブロ・マフェオが直接顔を向けて対峙しました。

ライージョはファンに対して『僕たちのほうがもっと痛い。僕たちのほうがもっと多くを失うんだ。僕たちが一番勝ちたいと思っているし、勝たなければ損をする。お金も名声も失うんだ』と状況を説明しました。

また、マフェオも『僕はクラブを感じている。君たちがそうじゃないと言おうともね。僕はここに契約があるし、残らなければならないなら残る。降格がどういうものかはもう知っている、セグンダで何年もプレーしてきたからね。もし残って昇格しなければならないなら、昇格するために全てを捧げるし、全てを出し尽くすよ』とファンに熱く訴えかけ、チームとして結果を出せなかったことについて『失望している』と本音を吐露しました。(via SPORT)

マフェオのスタジアム到着時の問題行動と批判

試合後の真摯な対応の一方で、パブロ・マフェオは試合前のスタジアム到着時にファンとの間で物議を醸す行動をとっていました。降格の危機に直面し、スタジアムの外でブーイングを浴びせていたマジョルカファンに対し、マフェオは隠れることなく嘲笑するような態度を見せました。彼はチームメイトのオマル・マスカレルに近づき、ファンを指差して満面の笑みを浮かべる様子が映像に捉えられていました。

この謙虚さを欠いた振る舞いはSNS上で瞬く間に拡散され、批判の嵐を巻き起こしました。ファンからは『中卒のもう一人』『セグンダで楽しむだろう』『ファンがもう彼にしっかり説明した』といった怒りのコメントが殺到しました。ファンとの関係が完全に冷え切っていることもあり、マフェオは今年の夏に新たな移籍先を探すことになるだろうと見られています。(via Mundo Deportivo)

遠征したファンたちの絶望と主力選手への失望

日曜日の朝からバレンシアへ遠征したファンたちの希望は、試合終了とともに完全に打ち砕かれました。21時40分頃から、うつむきながら無言でスタジアムを後にするファンたちの姿がありました。絶望を和らげるためにバーガーキングの列に並ぶ者や、自動販売機でドーナツを買う者の姿も見られました。

2008年からのソシオであるラモン・カスタニェルは『怒りも悲しみもなく、ただ選手たちに失望している。こんなに重要な試合で、勝ちたいということを証明してくれなかった』と語りました。彼はさらに『今日の選手を一人だけ名指しすることはできない。ダルデル、ムリキ、サム・コスタといった重要な選手やキャプテン、地位のある選手たちにもっと期待していた。結局オライソラやカラタユドとプレーすることになり、彼らには何も要求できない』と主力選手への強い不満を口にしています。

別のアレハンドロというファンは『悲しみという言葉しか見つからない』と語り、友人のトニ・ギハロも『モヒカのような一部の選手の態度が一番気に入らない。残留する意志がないようにピッチに出ていくことはできない。今日だけでなくシーズン全体の問題だ』と糾弾しました。30年来のソシオであるマレナも『私たちにふさわしい結果だ。結局、何の功績も残していない。奇跡への希望はない』と、降格を事実として受け入れています。(via SPORT)

降格危機に陥った要因と注目選手のスタッツ

マジョルカがこのような絶望的な状況に陥った背景には、いくつかの戦術的・人的な要因が指摘されています。分析番組等では、レバンテ戦でのダビド・ロペスの致命的なミスがチームを崖っぷちに追いやったと厳しく評価されています。さらに、キャプテンであるライージョの負傷離脱が、シーズンで最も決定的な時期にチームを大きく弱体化させたことも大きな要因として挙げられています。

攻撃面では、22ゴールを挙げてリーグの得点ランキング2位につけている大黒柱のヴェダト・ムリキを擁しているにもかかわらず、チーム全体としては機能不全に陥り、完全に難破してしまいました。最終節はムリキの爆発に期待しつつ、他会場の結果を祈るしかありません。(via MARCA, Mundo Deportivo, SPORT)

【本日の総括】

マジョルカはレバンテに痛恨の敗北を喫し、セグンダ降格がほぼ決定的な状況となりました。試合内外での選手の態度や連携不足がファンの大きな失望を招いており、最終節での奇跡的な残留には複数チームの勝敗が絡む極めて厳しい条件が必要です。なお、本日の全ソース内に浅野拓磨など日本人選手に関する動向やコメントは一切確認されていません。