運命の最終節エルチェ戦と降格争いの現状
ジローナは今週土曜日の21時にホームのモンティリビでエルチェと対戦する。この一戦は、両チームにとって1部残留を懸けた直接対決であり、まさに文字通りの決勝戦となる。現在、ジローナは降格圏に沈んでおり、エルチェを勝ち点2差で追いかけている状況だ。すでにオビエドの2部降格が数学的に決まっている中、ジローナが残留を果たすための条件はエルチェ戦での勝利のみ。勝てば自力での1部生き残りが確定するが、引き分け以下の結果に終わった場合は、無情にも2部への降格が決まる。
チームは非常に苦しい状況にある。4月上旬にホームでビジャレアルを破って以来、実に7試合連続で勝利から見放されている。先週末に行われたアトレティコ・マドリードとのアウェー戦でも敗北を喫し、厳しい流れを断ち切れていない。
対戦相手であるエルチェとの今シーズン前半戦(第15節)の対戦では、アウェーのマルティネス・バレロで0-3の大敗を喫している。この試合ではエルチェのゲルマン・バレラに先制を許し、後半にはラファ・ミルに2ゴールを奪われた。ただし、今シーズンは両チームが最終的に勝ち点で並んでシーズンを終える可能性が消滅しているため、この直接対決での得失点差が残留争いの決定的な要素になることはない。
この運命の一戦はDAZNで放送される予定で、キックオフの30分前からは両チームの選手などの関係者を交えた充実したプレビュー番組も組まれている。対するエルチェの地元では、市役所がプラサ・デ・バイシュに巨大スクリーンを設置し、ファンが遠く離れたジローナの地へ声援を送る準備を進めている。また、ジローナの試合結果は他の残留争いをしているチームにとっても死活問題となっており、先日のアトレティコ・マドリード戦でジローナが失点したという情報がアラベスのベンチに伝えられた際、ストライカーのマリアーノ・ディアスが『アトレティコはどこと試合をしているんだ?』と、自チームの直接のライバルであるジローナの試合すら把握していないというシュールな一幕もあったほど、他クラブからもその動向が注視されている。
(via SPORT)
アレハンドロ・フランセスの負傷状況とアトレティコ戦の代償
先週末のシビタス・メトロポリターノでのアトレティコ・マドリード戦(1-0で敗北)は、勝ち点を失っただけでなく、大きな代償を伴う試合となった。ディフェンダーのアレハンドロ・フランセスが空中戦の競り合いから着地した際に膝を負傷し、ジローナのベンチを凍り付かせたのである。
フランセスはピッチ上で激痛に顔をゆがめ、ほぼ涙を流しながら医療スタッフの助けを借りてピッチを後にした。ベンチに戻った後もショックから立ち直れず、チームメイトたちが彼を慰めようと寄り添う姿が見られた。ミチェル監督はすでにこの時点で3回の交代枠をすべて使い切っていたため、チームは同点ゴールを目指す最も重要な時間帯を10人で戦い抜かなければならず、結果的に試合を落とす大きな要因となった。
しかし、その後の初期の検査と診断の結果、事態は最悪のシナリオを免れたようだ。膝の負傷は重傷ではないとの見立てが示されており、クラブ内部ではマドリードで感じた絶望的な雰囲気から一転して、安堵の空気が広がっている。フランセスは今シーズン、守備の重要なピースとして厳しい時期にもパーソナリティを発揮し、チームを支えてきた選手である。コーチングスタッフと医療チームは、土曜日に行われるエルチェとの最終戦に彼を間に合わせるため、数日間をかけて全力で回復に努める方針を固めている。この大一番で彼がピッチに立てるかどうかが、大きな鍵を握りそうだ。
(via Mundo Deportivo)
モンティリビのチケット完売とファンの熱烈な出迎え
アトレティコ・マドリード戦での手痛い敗戦により、1部残留の可能性が著しく狭まったジローナだが、ファンは決してチームを見捨てていない。むしろ、かつてないほどの団結力と熱量でチームを後押ししている。
クラブがエルチェ戦に向けて残りのチケットを販売したところ、ファンからの凄まじい反響があり、最も高額なVIP席を含め、スタジアムの全座席のチケットが月曜日の午前11時前にすべて売り切れた。クラブは公式にソールドアウトを発表しており、現在チケットを入手する唯一の手段は、スタジアムに足を運べないシーズンチケット保持者が公式アプリを通じて座席を解放し、それを購入することのみとなっている。スタンドを12番目の選手として真っ赤に染め上げ、チームに最大のサポートを送る準備は完全に整っている。
ファンの熱い思いはチケットの購入だけにとどまらなかった。アトレティコ戦を終えて、深夜にマドリードから帰還したチームを励ますため、サポーター集団ホベント・ジロニが中心となって、シウタ・エスポルティバ・デ・ラ・マサナに集結。到着した選手たちを熱烈に出迎え、今週の決戦に向けて力とエネルギーを直接届けた。ミチェル監督率いるチームは1日のオフを挟み、ファンからの愛と期待を胸に、明日から再びトレーニングを再開する予定だ。
(via SPORT)
ミチェル監督にアヤックス行きの噂が浮上
ジローナでの1部残留という非常に重いプレッシャーの中で戦い続けているミチェル・サンチェス監督だが、その指導力は国外からも高く評価されている。オランダの名門、アヤックス・アムステルダムが彼の招へいを検討しているという噂が浮上している。
アヤックスのスポーツ部門のトップを務めるジョルディ・クライフは、当初アスレティック・クラブのエルネスト・バルベルデ監督にアプローチをかけていた。しかし、バルベルデ監督からは休息を理由に明確にオファーを断られたため、クライフは次なるターゲットとしてスペインのトップリーグで手腕を発揮しているミチェル監督に白羽の矢を立てたとのことだ。現在、ジローナが2部へ降格する重大な危機に瀕していることもあり、今週末の試合結果次第では、ミチェル監督の去就が大きく動く可能性を秘めている。
(via ElDesmarque)
【本日の総括】
自力残留に向けてエルチェとの大一番に臨むジローナ。フランセスの負傷という不安要素はあるものの、チケット完売とファンの熱烈なサポートを背に、ミチェル監督率いるチームは背水の陣で1部生き残りを懸けた最終決戦へ挑む。



