最終節FCバルセロナとの死闘とカンファレンスリーグ出場権への挑戦
🦇 カルロス・コルベラン監督率いるバレンシアは、今週土曜日の21時にメスタージャでFCバルセロナとの今季最終戦を迎える。チームはすでに1部残留を確定させているが、この最終戦に勝利し、さらに他会場でヘタフェまたはラージョ・バジェカーノが引き分け以下に終われば、来季のUEFAカンファレンスリーグ出場権を獲得できるという劇的な状況にある。
先日アノエタで行われたレアル・ソシエダ戦で3-3の引き分けに持ち込んだ後、ウーゴ・ドゥロはベンチから『ヨーロッパの舞台でプレーすることをもっと口にすべきだ。僕らは上の順位にいなければならない』とチームメイトを鼓舞し、残留争いだけでなくさらに上のステージを目指す姿勢を明確に打ち出した。
対戦相手のバルセロナもモチベーションは非常に高い。フェルミン・ロペスが負傷欠場し、激しいインテンシティでは来ない可能性もあるが、GKジョアン・ガルシアがリーグ最少失点キーパーに贈られるサモラ賞の獲得を懸けてこの試合に臨む。また、ハンジ・フリック監督もこの試合に勝利すれば、リーグ戦76試合で60勝という大台に到達するため、バレンシアにとっては一筋縄ではいかない総力戦となる。さらに、現在のメスタージャでの戦いは来季が最後となる予定であり、選手たちは特別な思いを胸にピッチに立つ。(via Estadio Deportivo, SPORT)
エライ・キュマルトがスイス代表としてW杯へ、契約満了を前に去就は未定
🇨🇭 センターバックのエライ・キュマルトが、6月11日から7月19日にかけてアメリカ、メキシコ、カナダで共催される2026年ワールドカップのスイス代表メンバー26名に正式選出された。彼にとってカタール大会に続く2度目のW杯出場であり、これまでEUROやネーションズリーグ予選でも活躍してきた実績が評価された。スイスはグループBに入り、カタール、ボスニア・ヘルツェゴビナ、カナダと同組。初戦は6月13日の21時にカタールと、18日にボスニア・ヘルツェゴビナ、24日にカナダと対戦する。
今シーズン、ディアカビとコペテの負傷離脱という緊急事態の中、セサル・タレガと強固なコンビを組んでレギュラーの座を掴んだ彼だが、アノエタでのレアル・ソシエダ戦で退場処分を受けたため、最終戦のバルセロナ戦には出場できない。
彼の契約は6月30日で満了を迎える。当初の構想では放出候補だったが、今季の目覚ましい活躍によりクラブ側は契約延長を検討し始めた。キュマルト自身はW杯開幕前に去就をはっきりさせることを望んでおり、まずはバレンシアからのアプローチをバルセロナ戦後まで待つ姿勢を示している。もしバレンシアを離れることになった場合はクラブに報告する約束を交わしている。現在、ドイツのウニオン・ベルリンやマインツが獲得に強く乗り出しているほか、スペインのオサスナ、イタリアのフィオレンティーナ、ラツィオも関心を示している。ロシアのCSKAモスクワからのアプローチもあるが、本人は乗り気ではない。契約満了まではバレンシア所属扱いとなるため、W杯参加によるFIFAからの補償金は6月30日までクラブに支払われる。
なお、その他の代表関連の動きとして、ギドがアルゼンチン代表の予備リストに入ったものの最終メンバー入りは厳しく、ジェンクもトルコ代表入りは困難な状況にある。(via Estadio Deportivo, SPORT, ElDesmarque)
ハビ・ゲラがスペイン代表のW杯予備登録メンバーにサプライズ選出
🇪🇸 中盤の要であるハビ・ゲラが、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が作成したスペイン代表のW杯予備登録メンバー55名に名を連ねた。ベティス戦で右足第5中足骨の疲労骨折を負い、全治2〜3ヶ月でW杯欠場が確実となったフェルミン・ロペスの負傷が、これまでU-21代表で共にプレーしてきたゲラにフル代表への扉を開く形となった。
バレンシアは彼の急成長を見越し昨夏に契約を更新している。ゲラはここ1ヶ月のリーグ戦で2ゴール3アシストを記録する圧巻のパフォーマンスを披露し、チームの1部残留とヨーロッパ進出の望みを繋ぐ原動力となってきた。スペインサッカー連盟は、クリスティアン・モスケラ(すでにA代表デビュー済み)、ディエゴ・ロペス、セサル・タレガ、そしてハビ・ゲラといったバレンシア・カンテラ出身の黄金世代を継続的に追跡しており、彼の現在のコンディションを高く評価している。(via ElDesmarque)
新戦力ジャスティン・デ・ハースがファマリカンに別れを告げバレンシアへ
🇳🇱 来季の2026-27シーズンからバレンシアCFへの加入が決定しているオランダ人DFジャスティン・デ・ハースが、ポルトガルのファマリカンでの3年間のプレーに終止符を打った。今季のファマリカンはリーグ最少失点4位の堅守を誇り、ウマル・アブバカルのヘディング弾でアルヴェルカに1-0で勝利した最終戦をもって、勝ち点56の5位でフィニッシュした。チームは12戦無敗(6勝)という素晴らしい記録でシーズンを終えている。
デ・ハースは自身のSNSで『ファマリカンでの最後の試合、最高の形でのシーズンの締めくくりだ!ありがとう、ファマリカン』とファンや関係者に向けた別れのメッセージを投稿した。バレンシアは現在、ディアカビとウナイ・ヌニェスの去就が不透明な状況にあり、彼の合流は守備陣の再編において極めて重要な意味を持つ。デ・ハースは、バレンシアが最終戦で奇跡を起こして来季のカンファレンスリーグ出場権を掴むことを強く願っており、新天地でのヨーロッパ挑戦を心待ちにしている。(via SPORT, ElDesmarque)
パテルナ練習場の拡張計画にバレンシア州政府がゴーサイン
🏗 バレンシア州政府は、パテルナにあるシウダ・デポルティーバ(練習場)の都市計画(PGOU)変更に関し、環境面での肯定的な評価報告書を発行した。これにより、これまで市街化調整区域であった14万4,241平方メートルの土地が開発可能となり、将来的な売却を含めたクラブ資産の価値が大幅に高まる。
バレンシアは2022年5月にラ・リーガのCVCファンドからの資金120万ユーロを投じて5,000平方メートルの隣接する2つの区画を追加購入しており、ユベントス方式の最新医療センターやアカデミーの定員を拡大するための新レジデンス建設を計画している。
開発可能な9万6,321.78平方メートルのうち、2万1,190.79平方メートルにはオフィス、レストラン、商業施設、駐車場、コミュニティ・レジデンスの建設が許可される。
ただし、最終承認に向けたいくつかの条件が課されている。パテルナ市議会による2万平方メートル規模の雨水貯留槽(ノウ・メスタージャに設置されるものと同等)の設置、高速道路から極力離れた北端へのレジデンスおよび教育施設の配置、排水処理ステーション(EDAR)の整備、そして交通騒音対策として全長444メートルに及ぶ防音壁の建設などが求められているが、これらはクラブの負担工事ではない。(via ElDesmarque)
サンティアゴ・カニサレスがピーター・リムのクラブ売却拒否の裏側を暴露
🎙 クラブの伝説的GKであるサンティアゴ・カニサレスが、地元メディアで筆頭株主ピーター・リムのクラブ運営と売却に対する姿勢について痛烈に批判した。カニサレスはちょうど13ヶ月前、バレンシアの株式買収を目指す投資家グループと個人的なつながりなしにコーヒーを飲みながら面会した事実を明かした。その際、彼らが仲介者を通じても、直接シンガポールに赴いても、リムと会談することすらできなかったという。
カニサレスは『クラブを買う資金がないわけではない。オーナーに売る気がないというのが唯一にして最大の問題だ。私は自分の家を売る気はないし、とても快適に暮らしている。それと同じで、売る気がない相手に投資家を探すなんて馬鹿げている』と断言した。
また、セルヒオ・ラモスがセビージャの買収に動いている件と比較され、自身がバレンシアを買収する可能性を問われた際には、『私にはセルヒオ・ラモスのような莫大な資産もないし、それをサッカーに投資する気も、サッカーチームの運営で働く気もない』と完全に否定した。さらに、政治権力によってスタジアムが毎日満員になっている現状に触れつつ、『現在のひどい惨状の共犯者になりたくない』として、自身はメスタージャに足を運ぶことすら拒否していると明かした。(via SPORT, Estadio Deportivo, ElDesmarque, MARCA)
リベルタ・VCFがピーター・リムに対する大規模な抗議デモを計画
📣 バレンシアのファン団体「リベルタ・VCF」は、今週土曜日のバルセロナ戦に向けて、ピーター・リムに対する大規模な抗議デモを呼びかけている。予定では17時にバレンシア市役所広場に集合し、そこから『歴史と抵抗の象徴』であるメスタージャまで行進を行う。なお、ラ・リーガが土曜21時の統一キックオフ時間を変更した場合は、デモの日時も柔軟に変更される。
リベルタ・VCFは厳しい言葉で声明を発表している。『スポーツ部門は破壊され、経済は限界に達し、ファンは冷遇され、歴史は裏切られた。ピーター・リムはクラブを悪夢に陥れた。遠くからだけでなく、地元のクラブ内部の人間も共犯者として最も暗い時代を実行している。そして、バレンシア市議会をはじめとする自治体もそれを見て見ぬふりをし、直接的に協力すらしている。我々には十分すぎる理由がある。バレンシアはクラブを虐待する者たちのものではなく、人々と歴史とファンのものだ。ピーター・リム、今すぐ出て行け』と激しい怒りを表明した。
一方、長年物議を醸し、ファンの怒りの的の一つでもある新本拠地「ノウ・メスタージャ」の建設工事については、2027年夏の移転・完成に向けて止まることなく進んでいる状況である。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
カルロス・コルベラン監督の下で奇跡のカンファレンスリーグ進出を目指す最終バルセロナ戦が迫る中、W杯行きを決めたキュマルトやハビ・ゲラの予備選出、新戦力デ・ハースの合流など来季を見据えたピッチ内の話題が豊富。一方で、ピーター・リムの売却拒否を糾弾するカニサレスの暴露やリベルタ・VCFの大規模デモ、パテルナ練習場の拡張など、クラブの経営問題に対する不満や動きは頂点に達しており、激動のシーズン閉幕となる。



