監督人事 ミチェル監督の退任とキケ・アルバレス新監督の就任

2024-25シーズンにはチャンピオンズリーグを戦いながらも、まさかのセグンダ・ディビシオン(2部)降格という結果に終わったジローナは、指揮官の交代を余儀なくされた。5年間にわたってチームを率いたミチェル・サンチェス監督は、降格決定後にアヤックスの監督へと引き抜かれて退任した。

空席となった監督の座を巡り、ルイス・ガルシア監督などもジローナのプロジェクトに魅力を感じていたものの、スポーツディレクターのキケ・カルセルは内部昇格という決断を下した。これまでジローナB(リザーブチーム)を率い、チームをセグンダ・フェデラシオン(4部)へ昇格させ、その後の残留にも大きく貢献したキケ・アルバレスが、トップチームの新監督に就任することが決定した。監督候補にはハビ・カジェハ、ガルシア・ピミエンタ、リッシといった名前も挙がっていたが、クラブは継続性とアイデンティティを重視した。

キケ・アルバレス新監督は、バルセロナの下部組織でガルシア・ピミエンタのアシスタントを務め、その後はビジャレアル、アラベス、レバンテでハビ・カジェハの右腕として経験を積み、ジローナBの監督に就任していた経歴を持つ。

彼を支えるアシスタントコーチには、実弟であるオスカル・アルバレスが就任する。オスカルは2008年から2010年にかけて選手としてジローナでプレーし、指導者としてはバレンシアでアルベルト・セラデスの、リャゴステラでオリオル・アルシナのアシスタントを務めた後、直近の2シーズンはジローナBで兄の右腕として活動していた。兄弟タッグで臨む新体制の唯一の目標は、1年でのプリメーラ(1部)復帰となる。 (via Mundo Deportivo / MARCA / SPORT)

チーム状況 2部降格に伴う主力選手の大量退団とローン組の復帰

チャンピオンズリーグの舞台からセグンダ・ディビシオンへの降格という急転直下の事態は、ジローナのチーム編成に甚大な影響を及ぼしている。数日以内にチームの半数の選手が契約満了を迎えることや、2部リーグの予算では到底支払えない高額な給与がネックとなり、主力選手たちの大量離脱が避けられない状況となっている。

まず、ローン移籍で加入していたマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、トーマス・レマル、ウゴ・リンコン、クラウディオ・エチェベリ、ヴィトール・レイスの5選手は、それぞれの所属元クラブへと帰還する。

さらに、ダレイ・ブリント、クリスティアン・ストゥアーニ、フアン・カルロス・マルティン、ダビド・ロペス、ルベン・ブランコといったチームを支えてきたベテランや主力選手たちも、クラブを去ることが確実視されている。残る選手たちに関しても、全員が2部リーグでのプレーを望んでいるわけではないため、クラブは今後彼らと個別に話し合いの場を持ち、届いたオファーには耳を傾ける方針をとっている。 (via Estadio Deportivo)

イバン・マルティンの去就 恩師の退任で退団を希望、国内外から関心

クラブを去ろうとしている選手の一人が、MFのイバン・マルティンである。彼にとって最大の理解者であり、チームでの地位を確立してくれたミチェル監督がアヤックスへと去ったことが決定打となり、マルティンは退団の意思を固めている。

マルティンとジローナの契約は2028年6月30日まで残っており、契約解除金は約3000万ユーロに設定されている。ただし、降格に伴ってこの金額が変動する可能性もある。スポーツディレクターのキケ・カルセルは彼を説得し、1部復帰に向けたプロジェクトの核として残したいと考えているが、選手本人の翻意が不可能な場合は、オークション形式で最も条件の良いオファーを提示したクラブへ売却する構えだ。

ジローナは、ビジャレアルから彼を獲得した際に投資した約200万ユーロを確実に回収したいと考えている。しかし、契約にはビジャレアルが将来の移籍金の30%を受け取る権利と、600万ユーロでの買い戻しオプションが設定されているため、クラブが損失を出さないためには、最低でも300万ユーロ以上での売却が必要となる。

現在、アスレティック・クラブが中盤の強化として彼の獲得に強い関心を示し、移籍金の引き下げに向けた交渉を画策している。さらに、ギリシャのパナシナイコスやオリンピアコス、メキシコのトルーカといった海外クラブからの関心も報じられており、トルーカは間もなく正式なオファーを提示すると見られている。国内からもエスパニョール、デポルティーボ・ラ・コルーニャ、セビージャなどが動向を追っており、激しい争奪戦が予想されている。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

アレイシ・ガルシアの過去の移籍金データ

現在バイエル・レバークーゼンで活躍し、ビジャレアルやアトレティコ・マドリードからの関心が報じられているアレイシ・ガルシアに関連し、過去の移籍データが言及されている。彼は2024年にジローナからレバークーゼンへと移籍したが、当時のジローナに対する移籍金の支払い額は1800万ユーロであったことが改めて記録されている。 (via Estadio Deportivo)

下部組織 U-13チームがコパ・カタルーニャ決勝で惜敗

トップチームが激動の時期を迎える中、下部組織のU-13チームはコパ・カタルーニャで決勝まで勝ち進む健闘を見せた。しかし、決勝戦ではバルセロナU-13と対戦し、相手のオウンゴールとムニルの見事な個人技によるゴールで0-2と敗れ、惜しくもタイトル獲得には至らなかった。 (via SPORT)

【本日の総括】

チャンピオンズリーグ出場から一転、2部降格という激動のシーズンを終えたジローナ。ミチェル監督のアヤックス引き抜きを受け、クラブはBチームを率いていたキケ・アルバレス新監督を内部昇格させ、1年での1部復帰を託しました。しかし、テア・シュテーゲンらローン選手の帰還やストゥアーニ、ブリントらの退団が確実となり、イバン・マルティンも退団を希望するなど、大幅なスカッドの再編と困難なチーム作りが待ち受けています。