トロフェウ・コスタ・ブラバ アーセナル戦
アーセナルとのトロフェウ・コスタ・ブラバで、ジローナは1-4の大敗を喫しました。スコアこそ開きましたが、試合内容としてはジローナはアーセナルと真っ向から互角に渡り合い、多くの素晴らしいゴールチャンスを作り出しています。しかし、アーセナル側の圧倒的な決定力の前に屈する結果となりました。
得点シーンとしては、コーナーキックからのクロスにアルナウ・マルティネスが見事なヘディングシュートを合わせ、一時は1-2に詰め寄る意地を見せています。
試合後、アーセナルのミケル・アルテタ監督はミックスゾーンで取材に応じ、『我々はチームの改善と進化のために非常に活発に動いています。より良いチームになりたいので、数週間以内に動きがあることを期待しています。腕をこまねいているつもりはありません、我々は野心的なのです』とコメントし、ジローナとのテストマッチを経てさらなるチーム強化への意欲を語りました。 (via Esport3) (via ElDesmarque)
アゼディン・ウナヒ移籍の噂
ジローナの背番号8を背負うモロッコ代表MFアゼディン・ウナヒが、夏の移籍市場で大きな注目を集めています。バルセロナがフレンキー・デ・ヨングの右膝内側側副靭帯断裂による3か月から4ヶ月の長期離脱に伴い、その代役としてウナヒの獲得を検討していることが明らかになりました。
ウナヒはカタール・ワールドカップでスペインやポルトガルを破りベスト4に進出したモロッコ代表の主力として世界を驚かせましたが、その後加入したオリンピック・マルセイユやレンタル先のパナシナイコスでは怪我や競争に阻まれ、期待されたほどの活躍ができませんでした。しかし、移籍金600万ユーロでジローナに加入すると、前監督であるミチェルのもとで自由を与えられ、ワールドカップで見せたようなダイナミックなプレーと輝きを完全に取り戻しました。
スペインの強豪相手にもトップレベルのプレーを披露し、ラストパスや中長距離からのシュート、そしてボールを受けて前を向く度胸など、攻撃的でポリバレントな才能を存分に発揮しました。チームのセグンダ・ディビシオン(2部)降格を防ぐことはできませんでしたが、彼自身の評価は再び急上昇しており、現在の移籍金は2500万ユーロ前後に設定されていると見られています。
バルセロナだけでなく、現在はアヤックスの指揮を執る恩師ミチェル監督も彼をオランダへ連れて行こうと説得を試みています。また、過去にはベルナルド・シウバの代役としてマンチェスター・シティからも関心が寄せられていました。才能あふれる彼が降格したジローナでプレーを継続することは極めて困難な状況となっています。 (via SPORT) (via Estadio Deportivo)
アレックス・モレノ退団の危機
現在のジローナで左サイドバックを務めるアレックス・モレノに、古巣ラージョ・バジェカーノ復帰の可能性が浮上しています。ラージョはペップ・チャバリアがチェルシーへ移籍した場合の代役としてモレノをリストアップしており、これが実現すればジローナのキケ・アルバレス監督のチームプランに直接的な影響を与えることになります。
モレノが退団した場合、ジローナのスカッドには本職の左サイドバックが一人もいなくなるという非常事態に陥ります。過去にミゲル・グティエレスやハビ・エルナンデスが同時に在籍していた2022-23シーズン以降、左サイドのスペシャリスト不足はチームの懸念事項でした。さらに、緊急時に同ポジションをカバーできたダレイ・ブリントもすでにアヤックスへ去っているため、解決策が完全に失われてしまいます。
ラ・リーガ ハイパーモーション(2部)の開幕まで残り15日を切る中、スポーツディレクターのキケ・カルセルは守備陣の補強と並行して、新たな左サイドバック探しという難題に直面することになります。 (via Mundo Deportivo)
アルナウ・マルティネス争奪戦
アーセナル戦でもゴールを決めたアルナウ・マルティネスですが、クラブの2部降格に伴い他クラブからの標的となっています。特にバレンシアのカルロス・コルベラン監督が右サイドバックの補強の最優先ターゲットとして、彼の状況を注視しています。バレンシアはトマ・ムニエらの退団や負傷者の続出により、右サイドバックの補強が急務となっています。
アルナウは右サイドバックだけでなくセンターバックもこなせるポリバレント性が高く評価されており、バレンシア以外にもラ・リーガの複数クラブやドイツのクラブが彼の動向を追っています。
ただし、ジローナは彼の放出にあたって完全移籍での移籍金を要求する構えです。バレンシアはファイナンシャル・フェアプレーの制限内で補強を行わなければならず、他のターゲットには200万ユーロ程度しか提示できなかった背景があります。年齢、経験、ポリバレント性を兼ね備えるアルナウの獲得は決して安くなく、契約状況や激しい競争を考慮すると、一筋縄ではいかない高額な交渉になると予想されています。 (via ElDesmarque)
元所属選手の動向
かつてモンティリビで活躍した選手たちも、この夏の移籍市場で主役となっています。
かつてジローナがレアル・マドリードから1100万ユーロを支払って獲得したミゲル・グティエレスは、ミチェル監督のシステムでキーマンとなりチャンピオンズリーグ出場に貢献しました。ジローナでの3シーズンを経てナポリに1800万ユーロで売却されましたが、イタリアでの活躍が認められ、今夏ナポリからバイエル・レバークーゼンへ3000万ユーロで移籍することが決定的となっています。グリマルドの代役として期待されており、わずか25歳で数千万ユーロ規模の移籍を繰り返す価値を証明しています。 (via Esport3)
また、昨年の夏にジローナからウォルバーハンプトンへ3000万ユーロで移籍したチェコ代表CBラディスラフ・クレイチも、ウルブスの2部降格を受けてレアル・ソシエダへの移籍に前向きな姿勢を見せています。ソシエダのスポーツディレクターであるエリック・ブレトスが獲得に動いていますが、ソシエダ側は移籍金の上限を2000万ユーロ未満に設定しており、ウルブスが要求額を下げない限り実現は難しい状況です。それでも、ジローナ時代に見せた圧倒的なパフォーマンスが、依然としてスペインのトップクラブからの高評価に繋がっています。 (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
プレシーズンマッチではアーセナル相手に敗れはしたものの攻撃の形を作り、個々の実力を示しました。一方で、2部降格の余波は大きく、ウナヒやアルナウ・マルティネス、アレックス・モレノといった現在の主力が次々と国内外のトップクラブから引き抜かれる危機に直面しています。キケ・カルセルSDとキケ・アルバレス監督にとって、開幕までにスカッドをどう再構築するかが最大の課題となりそうです。