イケル・ロサダ 夏の残留劇を経てコパで今季初出場へ

ガリシア出身でレアル・ベティスに所属するMFイケル・ロサダは、今夏の退団危機を乗り越えて残留したものの、今季ここまで公式戦での出場機会がない状況が続いている。しかし、過密日程の中で迎えるコパ・デル・レイ初戦のナバルカルネロ戦において、ついに今季初出場のチャンスが巡ってくる見通しとなった。

ベティスは今夏の移籍市場で選手層の厚い中盤から彼を放出する方針を固め、本人も新天地を探す約束を交わしていた。しかし納得できる条件のオファーがなく、移籍期限の土壇場で残留を選択したという。出番が限られることを承知の上での決断だったものの、現実は厳しく、チャンピオンズリーグの登録メンバーから漏れた。さらにリーグ戦でも直近4試合連続でベンチ外となる厳しい状況だ。

マヌエル・ペジェグリーニ監督は試合前の記者会見で、市場閉幕直後に彼と対話したことを明かした。イスコやジオバニ・ロ・チェルソ、パブロ・フォルナルス、アルバロ・フィダルゴら実力者が競合する事実を伝えた一方で、残留を決めた以上は他と同等に扱うと約束したという。さらに、厳しい立場ながらも愚直に練習へ打ち込む姿勢を高く評価し、今回の遠征メンバーへ抜擢した形だ。

チームは現在、28日間で8試合をこなす強行軍の真っ只中にあり、過密日程による主力選手の疲労蓄積が課題となっている。直近のナバルカルネロ戦では主力を温存し、出場機会の少なかった選手を起用する方針が取られるため、彼にも絶好のアピール機会が提示されることになる。

彼の一連の経緯が意味するのは、分厚い選手層を抱えるクラブにおいて、冷遇された選手が信頼を取り戻すためには日々の姿勢と限られたチャンスでの結果が不可欠であるということだ。序列を覆してチームの力になれるかどうかが、今後の彼のキャリアを左右する。次の注目点は、ナバルカルネロ戦で実際にピッチへ立ち、ペジェグリーニ監督の期待に応えるパフォーマンスを見せられるかだ。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

その他の動き

ブルゴスCFは、FIFAから通知された選手登録制限措置に対し、不服申し立ておよび必要な法的措置を講じる方針を表明した。(via MARCA)

【本日の総括】

本日のラ・リーガ移籍・契約市場では、ヘタフェCFによるジェイドン・サンチョの獲得交渉が不発に終わった。そのため中東クラブへの流出が確実視されており、フリー市場の厳しさが浮き彫りとなっている。一方でバレンシアCFはウナイ・アルバの就任で指導体制の再構築を進める一方、アトレティコ・マドリードやレアル・ベティスでは既存戦力の起用法と契約判断が焦点だ。今後は11月の代表中断期間に向けた過密日程の中で編成戦略の具現化が問われ、冬の移籍市場が開幕する1月2日に向けた動きから目が離せない。