ジョナサン・デイヴィッド アトレティコで定着と買い取り判断へ

カナダ代表FWのジョナサン・デイヴィッドは、ユヴェントスFCからアトレティコ・マドリードへ期限付き移籍中だ。今季序盤の活躍により、完全移籍への買い取りオプション行使を巡る議論が浮上している。一方でエースとして定着しつつあるフリアン・アルバレスとの兼ね合いもあり、クラブの将来的な市場戦略を左右する重要な局面といえる。

今夏のプレシーズン中、2年前にビジャレアルCFから3200万ユーロで獲得したノルウェー代表FWアレクサンダー・スルロットが負傷離脱した。そのためアトレティコは急遽FW市場への参入を余儀なくされ、彼に注目が集まったという。ユヴェントスからの期限付き移籍には3200万ユーロの買い取りオプションが組み込まれたが、加入直後から圧巻のパフォーマンスを披露。リーグ開幕からの4試合で3ゴール2アシストを記録し、前線の主軸として即座に結果を残した形だ。

一方で、復帰したスルロットは過去110試合で44ゴール3アシストの実績を持つ。しかし今季はここまで3試合の出場にとどまり、先発出場やゴールがない状況が続く。ディエゴ・シメオネ監督はフリアン・アルバレスを前線の軸に据えており、ワントップの枠を巡る二人のポジション争いは激化している。エスパニョール戦で90分間フル出場したアルバレスに対し、デポルティボ戦では無得点で70分からスルロットが投入されるなど、起用法の模索が焦点だ。

アトレティコはスルロット獲得に3200万ユーロを費やし、買い取りオプションの3200万ユーロを合わせると総額7200万ユーロ規模の投資となる。しかし、シメオネ監督が二人を同時に生かす戦術をとらない限り、来季に向けてどちらか一人を選択せざるを得ない。結果として、クラブが直面する厳しい構造が浮き彫りとなった形だ。

この動きが示すのは、アトレティコが前線の再編にあたり、短期的な結果と長期的な資金投下のバランスを極めてシビアに見極めているということだ。過密日程の中で彼が数字を残し続ければ、クラブは3200万ユーロの満額回答を用意することになるだろう。次の注目点は、レバンテ戦やバイエルン戦、そしてFCバルセロナとの大一番が続く過密日程の中で、シメオネ監督が前線の起用順位をどう確定させるかだ。(via ElDesmarque)