会長選挙に向けた動き:ペレス現会長とリケルメ氏の激しい選挙戦

フロレンティーノ・ペレス現会長と、対立候補であるエンリケ・リケルメ氏(Grupo CoxのCEO)による会長選挙が、6月7日の9時から20時にかけてバルデベバスのバスケットボールパビリオンで実施されることが正式に決定した。複数の候補者が争う選挙は、ラモン・カルデロン氏が勝利した2006年以来の出来事となる。

ペレス会長は水曜日の19時にメリア・カスティーリャ・ホテルで立候補を正式発表する予定であり、これに先立ってSNSでキャンペーン動画を公開した。動画では『世界最大のクラブを率いることは即興ではできない。長期的な視点を持ち、方針を維持する必要がある。私たちはレアル・マドリードを世界で最も価値のあるクラブ、最大の収益、最高の評判を持つ、地球上で最も価値のあるブランドに変えた。しかし、世界は毎日変化しており、リーダーシップは当然のものではない。毎日働き続けなければならない。世界のサッカー史上最高のサイクルはまだ終わっていない。7つのチャンピオンズリーグを含む66のタイトルが、これから起こることへの基準となる。不可能に思えるような新しい夜を、また一緒に体験するだろう。フィーゴからエンバペまで、誰も一人で来たわけではない。失ってはいけないビジョンと決意の結果だ。世界最高の選手たちの到着は夢ではなく、事実であり続ける。新しいベルナベウは地球上で最も先進的なスタジアムであり、このクラブがシーズンではなく数十年単位で考えていることの証明だ。バルデベバスの次の拡張のすべての石には同じコミットメントが刻まれている。常に勝つための最高の環境を構築することだ。マドリーの偉大さはタイトルだけで測られるものではなく、学ぶ子供たちやクラブが育てる人々にもある。チャンピオンズリーグで優勝するのと同じシャツが、価値観を持って生きることも教えてくれる。それが財団であり、それが大学であり、それが私たちだ。世界最高のクラブであり続けることは、絶え間なく働き続けることを意味する。経営、技術、経験において。毎年、休むことなく、他の人が見ている間、私たちは世界のスポーツとエンターテイメントをリードする新しい方法を創造している。マドリーはどの会長のものでもない。子供の頃から同じシャツで泣き笑いしてきたソシオのものだ。常にあなたたちのものであり、これからもそうだろう。なぜなら、偉大さは即興で作られるものでも受け継がれるものでもないからだ。世界最高のクラブは立ち止まらないからだ』と語り、最後は『Florentino 2026...』というスローガンで締めくくられている。なお、この発表に合わせて開設されたペレス会長の公式X(旧Twitter)アカウントは、肖像権の問題とみられる理由でわずか1時間後にブロックされるというハプニングも発生した。さらにペレス会長は、クラブを株式会社化するのではなく、クラブ内に新たな営利企業を設立してクラブがその90から95パーセントを保有し、残りを外部に売却することで5億から10億ユーロの資金を得るという新しいモデルを推進する予定であり、総会での承認後にソシオの住民投票にかける計画を立てている。また、ペレス会長はジョゼ・モウリーニョ監督の復帰を検討しており、すでにモウリーニョ氏から補強と放出のリストを受け取っているとされている。

一方、対立候補のエンリケ・リケルメ氏はメディアのインタビューに応じ、自身のプロジェクトについて詳細を明かした。リケルメ氏は『すでに2人の国際的なスター選手、監督、スポーツディレクターを確保している。木曜日以降に詳細を発表する。監督は立候補の前に契約した。現在チームに所属しており、これまでレアル・マドリードにいたことは一度もない』と断言。スター選手の一人については『マドリーのソシオとして、16回のW杯で常にマドリーの選手がいたのに、今回はスペイン代表にマドリーの選手が一人もいないことに憤りを感じている。これには解決策がある。私が会長になれば、スペイン代表としてW杯でプレーしたマドリーの選手が必ず存在する』と明言し、それがラミネ・ヤマルかと問われると『まあ、たくさんいるからね』と余裕の返答を見せた。メディアの推測では、この2人のスター選手はマンチェスター・シティの選手であり、監督候補にはミケル・アルテタウナイ・エメリが浮上している。ペレス会長がモウリーニョ氏と接触しているという噂に対しては『選挙の最中に、クラブに義務を負わせるような契約を結ぶべきではない。彼がモウリーニョを確保しているかどうかは言っていないが、誰であれそれは間違っていると思う』と批判した。

さらにリケルメ氏は、ペドロ・サンチェス首相や政治とのつながりについて『このキャンペーンでは何でもありになっているようだ。完全に嘘だ。これはスポーツであり、政治からは完全に離れている。世界中の政治家を知っているが、スペイン国内において私の会社は資産を一切持っていない』と完全否定した。ペレス会長からアクセントを南米訛りと指摘されたことについても『全く気にしていない。面白かったし、褒め言葉と受け取っている。メキシコでたくさん仕事をしてきたからね。私はマドリードに住んでいるが、年に130回から140回は飛行機に乗る』と一蹴。現在の選挙制度についても『世界で唯一、会長候補が自分の資産から約2億ユーロの保証金を現金で用意しなければならないクラブだ。それは異常だ。他にも優秀なソシオはいるはずだ。私が会長になれば、ガバナンスと横断的な透明性を促進するために定款の改善を提案する。クラブの決定の中には、必要な透明性をもって下されていないものがある』と改革を約束した。選挙の行方については『郵便投票を最も恐れている。今のところフロレンティーノ・ペレス氏が勝っているが、私たちが望む方向へ進化している。未定の人がたくさんいる』と自信をのぞかせている。

(via SPORT) (via ElDesmarque) (via MARCA) (via Mundo Deportivo) (via AS)

ヴィニシウスが契約延長とエンバペとの関係について激白

ブラジルの配信番組に出演したヴィニシウスが、自身の契約状況やチームの内情について赤裸々に語った。

契約延長については『契約更新は急いでいない。2027年まで契約があるし、マドリーとは話し合うことがたくさんある。クラブも自分も落ち着いている。会長は自分を信頼してくれているし、自分も会長を信頼している。マドリー以外にいる自分は想像できない。夢のクラブであり、人生のすべてをここで過ごしたい。キャプテンの一人になれたことも重要だ。非常に若いのに、歴史上でもめったにないことだ』と残留への強い意志を示した。また、過去の批判についても『4500万ユーロは高すぎると言われたが、最終的には自分が達成したことのおかげで安かったと言われるようになった。会長やファンは自分を愛してくれている』と自信を見せた。

キリアン・エンバペとの不仲説については完全に否定し、『ピッチ外でも友達といるときでも常に一緒にいて仲が良い。彼にマドリーに来るようにたくさんメッセージを送っていた。まだ望むようなプレーができず、ファンが望むタイトルを獲得できていないが、近い将来状況を好転させられる。エンバペはベンフィカ戦での人種差別問題などでも常に自分を守ってくれる良い人で、自分も彼を守る。彼はマドリーで一時代を築く伝説的な選手だ』と称賛した。また、ライバルであるバルセロナのラミネ・ヤマルについても『人々がお金を払ってでも見たいと思う選手の一人だ。素晴らしい選手で対戦するのは非常に難しい。彼もマドリーの選手たちを称賛していると確信している』と敬意を表した。

今シーズンの無冠という結果については『最初の頃はバルサに7ポイント差をつけていたが、負けや引き分けが重なり、自信を失い、バルサが自信をつけた。マドリーでタイトルを取れなかったのは2年連続で失敗した。クリスティアーノ・ロナウドが去った自分の1年目も難しかった。ナチョ、モドリッチ、クロースが去り、カルバハルが負傷したことで経験が失われた。自分やフェデ・バルベルデはピッチ上では経験があるが、ロッカールームではまだその荷物を背負うだけの経験がない。今シーズンはロッカールームについて多くを学んだ。来季はより団結したチームになる。勝つことに慣れすぎて悪い習慣がついていた。プレッシャーは大きいが、マドリーは常に頂点に戻る。これ以上失敗することはできない』とチームの経験不足と油断を敗因に挙げた。

ブラジル代表に関しては、アイドルと慕うネイマールの復帰を喜び、『アンチェロッティがまた僕を呼ばなかったと嘆くネイマールに、監督はあなたを信頼しているし、いざという時には呼ぶと励ましていた』という裏話を披露。さらに若きエンドリックについても『W杯に行けるか不安がっていたので、落ち着け、君は行くんだと伝えた。19歳でW杯に出るのは誰にでもできることではない。彼も後から来て、お祝いしようと言っていた』と頼もしい一面を見せた。

(via ElDesmarque) (via SPORT) (via MARCA) (via AS)