マルコス・ジョレンテの契約延長と新キャプテン就任計画
ワールドカップ2026のスペイン代表として出場予定のマルコス・ジョレンテは、31歳を迎えフィジカルコンディションも万全でキャリア最高の時期を過ごしている。現在の契約は2027年までとなっているが、本人は早期引退の考えはなく、アトレティコ・マドリードで契約を更新し、このクラブで現役を退きたいと公言している。マテウ・アレマニー率いるスポーツ部門も彼の契約更新を明確な方針として定めており、双方に焦りはない。おそらく彼にとって最後の国際的な大舞台となるワールドカップの終了後、プレシーズン合流前に交渉が行われる見込みであり、2年の契約延長が提示されると予想されている。さらにクラブは、ジョレンテをチームのキャプテンの一人に任命する計画を立てている。コケが第一キャプテン、ヤン・オブラクが残留すれば第二、ホセ・マリア・ヒメネスが第三キャプテンを務める中、退団が確定しているアントワーヌ・グリーズマンの穴を埋める形でジョレンテが第四キャプテンに就任し、ロッカールームの新たな基準となる予定だ。(via ElDesmarque / MARCA)
キャプテン・コケの去就とユベントスからの熱烈な関心
クラブ史上最多の740試合出場を誇る絶対的レジェンド、コケの去就に注目が集まっている。今季はパブロ・バリオスやジョニー・カルドーソの負傷もあり、チーム最多の56試合(うち先発40試合)、3622分間プレーし、2ゴール3アシストを記録。コパ・デル・レイ決勝進出やスペイン勢で最もチャンピオンズリーグを勝ち進んだチームの原動力となった。一定の出場試合数をクリアしたことで自動契約更新条項が発動したが、コケ自身がそれを無効にすることも可能となっている。チャンピオンズリーグでアーセナルに敗れた後、コケは『話すべき時に話す』と将来に含みを持たせていた。先日マドリードで開催されたイベントでは、『なぜ1年だけなのか? 今交渉中だ。ここでは何も言わないが、何かあるならきちんとするし、すぐに発表する』と発言。クラブは一定年齢以上の選手には1年ごとの契約更新を提示する方針だが、ワン・クラブ・マンとしての引退を望むコケは、これまでの貢献に対する配慮として2年契約のオファーを待っている状態だ。グリーズマンのようにファンへ別れを告げなかったことから残留が濃厚と見られているが、イタリアのユベントスが獲得に熱烈な関心を示している。ルチアーノ・スパレッティ監督は中盤のリーダーを強く求めており、ミランのルカ・モドリッチの例を挙げながら、年齢は全く障害にならないとコケのリーダーシップを高く評価している。ユベントスはニコ・ゴンザレスの交渉の際にコケの状況について問い合わせを行った。クラブもディエゴ・シメオネ監督もコケの決断を尊重し妨げない方針であり、最終決定権はキャプテン自身に委ねられている。なお、ユベントスの他の獲得候補にはコロ・ムアニやマテタの名前も挙がっている。(via ElDesmarque / Mundo Deportivo)
フリアン・アルバレスのバルサ移籍騒動とシメオネ監督のスタンス
バルセロナがロベルト・レヴァンドフスキの後釜としてフリアン・アルバレスをトップターゲットに据え、1億ユーロのオファーを提示したものの、アトレティコ・マドリードはこれに一切回答していない。アトレティコ側は交渉の必要性を感じておらず、売却不可の強硬姿勢を貫いている。デコとマテウ・アレマニーの関係が以前から良好ではないこともあり、バルセロナ側はフアンマ・ロペスやアンディ・バラといった代理人を介して交渉を進めるしかない状況だ。しかし、フリアン・アルバレス本人の側近からは、アトレティコでのサイクルは終了しカンプ・ノウでプレーしたいという明確な希望が伝えられている。彼はシメオネ監督のスタイルとの共感に欠けており、次のステップとして選手自身が公に退団の意思を表明することが待たれている。バルセロナは選手の公の宣言があれば、さらなる経済的努力をする用意がある。ここで重要な鍵を握るのがシメオネ監督だ。指揮官はクラブの立場に同調しつつも、プロジェクトに100パーセントのコミットメントを持たない選手をチームに留めたくないという絶対的なルールを持っている。そのため、フリアン・アルバレスが退団の意思を固持し続けるのであれば、シメオネ監督はクラブに放出を強要することはないものの、引き止めるための壁を作ることもなく、結果的に移籍を後押しする予期せぬ味方になる可能性がある。(via SPORT / Esport3)
公式SNSのバルサ挑発投稿とメディア・選手間の波紋
バルセロナのフリアン・アルバレスへの関心に対し、アトレティコ・マドリードの公式SNSのコミュニティマネージャーが投稿した皮肉めいたメッセージが大きな波紋を呼んでいる。内容は、バッド・バニーのコンサートチケット、ひまわりの種、新聞の定期購読などと引き換えに、ペドリ、ラミン・ヤマル、ハフィーニャの獲得に関心があるという嘲笑的なものだった。これに対し、番組内でトマス・ロンセロは『天才的だ。アトレティコのツイートをリツイートしたのは人生で初めてだ。知的で的を射たユーモアだ』と手放しで絶賛した。しかし、ジョセップ・ペドレロルやホタ・ジョルディからは、バルセロナが笑い者になるのを楽しんでいるだけだとの指摘や、フアンマ・ロドリゲスからは『アトレティコが怒ろうとも、自分たちが必要な最高の選手を獲りにいくのは当然だ』とバルセロナを擁護する意見も飛び交った。かつてセルヒオ・アグエロの移籍騒動時にミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOが『彼はレアル・マドリードには行かない。バルセロナかアルコルコンなら行ける』と発言したように、過去にはダビド・ビジャ、アルダ・トゥラン、アントワーヌ・グリーズマン、ルイス・スアレスなど両クラブ間の移籍は流動的だったが、現在はアトレティコがバルセロナに対して強い敵対心を露わにしている。さらに、このSNSでの嘲笑の標的となったバルセロナの選手たちは、アトレティコ・マドリードに対する法的措置を真剣に検討していると報じられており、事態はピッチ外での深刻な対立へと発展している。(via SPORT / ElDesmarque)
マルク・ククレジャ獲得に向けたチェルシーとの交渉
アトレティコ・マドリードは、左サイドバックの補強の最優先ターゲットとしてチェルシーのマルク・ククレジャをリストアップしている。1年前に加入したマッテオ・ルッジェーリがポジション争いで実質的な競争相手を持たないため、左サイドの強化が急務となっている。ククレジャ自身はスペインへの復帰を強く望んでおり、アトレティコはすでに選手側と個人的な条件面で交渉を進めている。しかし、チェルシーとの契約が2029年まで残っているため、ロンドンのクラブは移籍金として7000万ユーロを要求し、安売りする姿勢を見せていない。対するアトレティコは5000万ユーロ未満での獲得を目指しており、双方の希望額には2000万ユーロの開きがある。アトレティコはワールドカップ終了前にもチェルシーとのクラブ間交渉を本格的にスタートさせる意向だ。(via ElDesmarque / SPORT)
その他の移籍市場の動向と選手関連の小ネタ
中盤の補強として、マンチェスター・シティとの契約が今季限りで満了する31歳のベルナルド・シウバに対し、アトレティコ・マドリードが獲得に向けて強いアプローチをかけている。バルセロナも2年契約で合意に近づいていると報じられているが、アトレティコは争奪戦を諦めていない。また、守備陣のターゲットとして、ビジャレアルの21歳の若手センターバック、パウ・ナバーロにも注目している。ユベントスも獲得を狙う中、アトレティコはここ数ヶ月の間に獲得の可能性を探るための打診を行っている。なお、アントワーヌ・グリーズマンの退団は既に確定している。また、データサイトによる欧州のベストアタッカーとキリアン・エムバペの守備貢献度を比較する特集において、フリアン・アルバレスがチャンピオンズリーグ準決勝進出チームのトップアタッカーの一人として名前を連ねている。さらに、現在はチェルシーでプレーするアルゼンチン代表のアレハンドロ・ガルナチョ(マドリード出身で元アトレティコ・マドリードのユース選手)が、背中全体に映画のキャラクターであるジョーカーの巨大なタトゥーを入れたことが話題となっている。タトゥーにはトランプのカードと『なぜそんなに真剣なんだ?』という有名なセリフが刻まれており、ロサンゼルスの著名な彫り師によって数千ユーロと複数回のセッションを経て完成された。(via MARCA / Estadio Deportivo / ElDesmarque)
W杯2026に出場する12名のアトレティコ戦士たち
間もなく開幕するワールドカップ2026において、アトレティコ・マドリードからは計12名の選手が各国の代表として大舞台に立つ。アルゼンチン代表にはフアン・ムッソ、ナウエル・モリーナ、ティアゴ・アルマダ、ニコ・ゴンザレス、フリアン・アルバレス、ジュリアーノ・シメオネの6名が選出された。スペイン代表にはマルコス・ジョレンテ、マルク・プビル、アレックス・バエナの3名。さらに、ウルグアイ代表のホセ・マリア・ヒメネス、メキシコ代表のオベド・バルガス、ノルウェー代表のアレクサンダー・セルロートが名を連ねている。ラ・リーガのクラブ別派遣人数では、バルセロナの15名に次ぐ第2位となり、レアル・マドリードの10名を上回る陣容を送り出すことになった。(via ElDesmarque / MARCA)
プレシーズンのブラジルツアー「ヴィトリア・カップ」参加
アトレティコ・マドリードは、7月4日から30日にかけてブラジルのエスピリトサント州ヴィトリアを中心に開催されるプレシーズン大会「ヴィトリア・カップ」に参加する予定だ。この大会には、バルセロナ、セビージャ、マルセイユ、リヨン、ウェストハム、フィオレンティーナ、ビジャレアルといったヨーロッパのトップクラブが集結し、サントス、ボタフォゴ、サンパウロ、アトレチコ・ミネイロ、クルゼイロなどの南米の強豪クラブと対戦する。フィジカルトレーニングと国際的なプロモーションを兼ねた重要な遠征となる。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
コケの去就やジョレンテの契約延長・キャプテン就任など、チームの根幹に関わる話題が進行中。移籍市場ではフリアン・アルバレスのバルサ移籍騒動がSNSでの対立や法的措置にまで発展し、ククレジャやB・シウバの獲得など積極的な動きも見せている。W杯へ12名の選手を送り出すアトレティコは、プレシーズンのブラジル遠征も控え、激動の夏を迎えている。