CDカステリョン

レアル・スポルティングを4-0で粉砕して単独首位を奪還したCDカステリョンが、他を寄せ付けない圧巻の『データ3冠』を達成し、2部リーグを席巻している。

11節を終えた時点で、パブロ・エルナンデス監督率いるカステリョンは勝ち点26(8勝2分1敗)を獲得して単独首位に君臨。開幕11試合で8勝を挙げたのは、1部昇格を果たした1971/72シーズン(9勝)および1940/41シーズン(8勝)に並ぶクラブ史上最高ペースであり、歴史的ジンクスからも昇格への期待が膨らんでいる。

攻撃面では22得点を記録し、アルメリアやヒローナと並びリーグ最多タイの爆発力を誇る。ヤコブセン、マティ・オロスコ、スエロらが形成する前線の連携は極めて多彩で、あらゆるパターンからゴールを量産している。

さらに驚異的なのが守備の安定感で、11試合でわずか4失点しか喫しておらず、リーグ最少失点を誇る。7試合でクリーンシートを達成し、相手に2点以上を与えた試合は皆無。守護神マティス(Matthys)を中心とした守備陣の成長が、超攻撃的スタイルに安定感をもたらしている。首位、最多得点、最少失点という完璧な成績を引っ提げ、カステリョンは自動昇格枠を力強く突き進んでいる。(via SPORT)

CDテネリフェ

サバデルと1-1で引き分け、降格圏と4ポイント差の14位につけるCDテネリフェだが、直近6試合未勝利(4分2敗でわずか4ポイント獲得)と泥沼の不振が続いており、クラブ内部の摩擦も浮き彫りとなっている。

アルバロ・セルベラ監督は守備の建て直しを図り、直近6試合で5通りもの異なるDFライン(モレノ-ランダズリ-マピ・レオン-ダビド、セサル-ランダズリ-マピ・レオン-ダビド、セサル-ランダズリ-ビエレック-ダビド、セサル-モレノ-ランダズリ-ダビド、ダビド-ランダズリ-ビエレック-ロホ)をめまぐるしく起用。しかしこの6試合で12失点を喫し、すべての試合で被弾するなど混迷を深めている。指揮官の中で確定している不動のスタメンはダビド・ロドリゲスとアンソニー・ランダズリの2名のみという状況だ。

データ上でも失速は明白で、開幕から第5節までは勝ち点10を獲得し7得点3失点(64分毎に1得点/150分毎に1失点)だったのに対し、第6節から第11節は勝ち点4にとどまり6得点12失点(90分毎に1得点/45分毎に1失点)と守備が崩壊している。

さらに深刻なのが特定個人への極端な依存度で、チーム総得点13点のうちエンリク・ガジェゴが7得点(全体の53.85%)を叩き出し、そのエンリク・ガジェゴの7ゴールのうち4ゴールが10番ナチョ・ギルのアシスト(エイバル、アルメリア、ヒローナ、サバデル戦)によるものだ。セルベラ監督は『ナチョは代えない。絶対に代えない』と全幅の信頼を置くが、戦術のバリエーション不足と成績不振に伴うスポーツディレクターと監督の間の亀裂は深まっており、早期の不振脱出が命題となっている。(via SPORT)