ペドロ・ロドリゲス 2030年までの長期契約でバルサが未来の司令塔を打診
18歳のミッドフィルダー、ペドロ・ロドリゲスは、FCバルセロナとの契約を2030年6月30日まで3年間延長することで合意に達し、クラブから公式発表された。ラ・マシア最高峰のゲームメイク性能を誇る若き司令塔に対し、クラブが将来の中盤の核として絶大な信頼を寄せた格好だ。もともとの契約は2027年6月まで残っていたものの、ヨーロッパの強豪クラブからの関心を払拭するとともに、長期的な育成計画の軸として引き止める目的で異例の早期更新が実現した。先日にクラブOBであるペドロ・ロドリゲス・レデスマへのオマージュが行われた直後、同姓同名である18歳のペドロ・ロドリゲス・イグレシアスの未来が正式に約束された形となった。
アンダルシア州グラナダ県オヒハレス出身の彼は、2019年夏に地元のグラナダCFからバルサのアレビンAへと加入した。11歳でラ・マシアの門をたたいた当時から、彼は周囲の同世代とは一線を画す戦術的センスを誇っていた。フットボール7のアレビンA時代に培われた狭いスペースでのボール保持技術は、11人制サッカーへと移行してからも一切衰えることがなかった。それどころか、ピッチが広くなったことで彼の広い視野と絶妙な配球力がより一層引き立つ結果となった。中盤のポジション争いが激しいラ・マシアにおいて、彼がインテリオールとピボーテの双方で高いパフォーマンスを維持し続けられたのは、卓越したサッカーIQがあったからにほかならない。元スペイン代表のシャビ・エルナンデスを彷彿とさせる高い戦術眼とパス精度を備えており、ゲームのテンポを巧みにコントロールするだけでなく、前線への鋭い飛び出しから自らゴールを奪う推進力も兼ね備えている。実際、昨季はポル・プラナス監督が率いるフベニールAで公式戦9ゴールを挙げるなど、中盤のポジションでありながら目覚ましい得点力を証明してみせた。
ジュリアーノ・ベルレッチ監督が率いた2年前のフベニールAでは、ブリアン・ファリニャスやキム・ジュニェントと共に強力な中盤トリオを形成し、ユース年代でのトリプル達成に大きく貢献した経歴を持つ。今季からは満を持してセカンドチームであるバルサ・アトレティックへ正式昇格を果たした。プレシーズン中に筋肉の過負荷に見舞われたことで出遅れる形となったものの、敵地でのツデラーノ戦で今季初の先発出場を果たし、ここまで4試合に出場して通算175分間のプレータイムを重ねている。現在グループ2で5勝1分と首位を快走するチームにあって、徐々にその存在感を増している。ハンジ・フリック監督が率いるトップチームにおいても、ペドリが担うようなゲームメイクの役割を将来的に再現できる筆頭候補として評価は非常に高い。
前述の通り、本来の契約をさらに3年引き延ばして2030年まで縛り直したという事実は、クラブが彼を単なるセカンドチームの駒ではなく、未来のトップチームを担う不可欠な存在とみなしていることを意味する。当面の焦点は、バルサ・アトレティックでの完全なレギュラー定着と、過酷な中盤のポジション争いを勝ち抜いてトップチームへの切符を手に入れることに移る。優れたサッカーIQと決定力を併せ持つ大器の成長曲線から、今後も目を離すことができない。(via SPORT / Mundo Deportivo)
