ニコ・パス レアル・マドリードが6000万ユーロの買戻し権を保持し復帰を注視

コモに所属する22歳のアルゼンチン代表攻撃的ミッドフィルダー、ニコ・パスに対し、古巣のレアル・マドリードが6000万ユーロに設定された買戻しオプションを行使して呼び戻す可能性について、現時点では観測の段階として動向を注視している。代表の絶対的象徴であったリオネル・メッシがアルゼンチン代表を去り、背番号10の継承問題や攻撃の核を誰が担うのかという議論が熱を帯びる中、欧州の舞台で台頭する若き司令塔の去就とレアル・マドリードの契約上の権利が改めて脚光を浴びている。

アルゼンチン代表のワールドカップ期間中、幼少期からの憧れであったリオネル・メッシから『自分がクラブで見せているように恐れずプレーしろ』と直接言葉をかけられたエピソードは、彼の精神的な支えとなった。代表での過渡期において背番号10の後継者問題が取り沙汰される中、狭いエリアでの技術やパスセンス、間受けの巧さによって存在感を強めている。その一方で、彼を育成したレアル・マドリードとの契約構造が再び脚光を浴びる展開となった。

レアル・マドリード、コモ、そして選手側の三者間で結ばれた契約には、スペインのクラブが一方的に行使できる買戻し権利が組み込まれており、その金額は6000万ユーロに固定されている。ElDesmarqueによれば、この権利を行使した復帰のタイミングとして2027/28シーズンが浮上しているものの、クラブ側が正式な決定を下したわけではない。選手に近い関係者も『復帰の可能性はあるがマドリードでは何が起きるか分からない』と示唆しており、まずはコモで出場時間を重ねて安定した結果を残すことが前提となる。

つまり、レアル・マドリードは下部組織で育んだ逸材の権利を手放しておらず、将来的な中盤の世代交代に備えた選択肢として保持し続けているということだ。代表でのポジション奪取とイタリアでの成長速度次第で、2027年夏に向けた買戻し権行使の現実味がより一層増していくことが予想される。(via ElDesmarque)