ペドロ・ロドリゲス FCバルセロナが2030年まで契約を延長
FCバルセロナに所属する18歳のスペイン人ミッドフィルダー、ペドロ・ロドリゲスが、クラブとの契約を2030年6月30日まで3年間延長することで正式に合意した。ラ・マシアが生んだ屈指の頭脳派である彼を長期にわたって囲い込むことで、クラブは将来の中盤の軸として育成していく明確な方針を示したことになる。
2007年生まれでアンダルシア州グラナダ県オヒハレス出身の彼は、2019年夏にグラナダの下部組織からバルセロナへとやってきた。2019-20シーズンにアレビンAで下部組織での歩みを踏み出すと、フットボール7の時代から優れたサッカーIQを発揮し、世代を代表するゲームメーカーとして着実に成長を遂げていった。
2シーズン前にはポル・プラナス監督が率いるユベニールAの主力として君臨し、国内三冠達成に大きく貢献しただけでなく、クラブ史上3度目となるUEFAユースリーグ制覇の原動力となった。当時のチームではブライアン・ファリニャスやキム・ジュニェントとともに強固な中盤を形成し、欧州の舞台でその才能をいかんなく発揮してみせた。さらに昨季もユベニールAでプレーを続け、攻撃的ミッドフィルダーの位置からシーズン9ゴールを挙げるなど、巧みなゲームメイクだけでなく高い得点能力をも証明している。
シャビ・エルナンデスを彷彿とさせる緻密な戦術眼と確かな技術を備える彼は、インテリオールを本職としながらも6番の位置でアンカーを務める柔軟性を持ち合わせている。今季はプレシーズン中に発症した筋肉の過負荷によって出遅れを余儀なくされていたものの、先日のトゥデラーノ戦で今季初の先発出場を果たし、ジュリアーノ・ベレッティ監督率いるバルサ・アトレティックでここまで4試合に出場して175分間のプレータイムを積み重ねている。
元の契約は2027年6月30日までの残り3年となっていたため、今回の合意によって契約期間は3年間延長されることになった。この更新を巡っては、SPORT紙が8月中旬の段階でクラブと選手側の良好な関係を報じていたほか、ラジオ番組『ケ・ティ・ジュガス』でジャーナリストのニル・ソラ氏が合意間近であることを伝えるなど、段階を経ての正式発表となった。
トップチームを率いるハンジ・フリック監督がペドリのような展開力とインテリジェンスを兼ね備えた中盤を模索する中、その役割を最も高い次元で再現できるのがこの若きミッドフィルダーだといえる。つまり今回の契約延長が意味するのは、層の厚いトップチームの中盤争いを見据え、クラブが彼を将来の司令塔候補として最優先で育て上げる姿勢を明確にしたということだ。(via SPORT)
