リーズのFWラルジ・ラマザニ獲得が難航した裏舞台、アルメイダ売却の停滞が招いた資金不足
エリオット獲得へと急舵を切る直前まで、クラブが喉から手が出るほど欲しがっていたのが、リーズに所属するベルギー代表FWラルジ・ラマザニでした。この獲得劇が最終的に決裂した裏には、クラブの極めて厳しい台所事情が絡んでいました。
コルベラン監督はラマザニの実力を非常に高く評価しており、昨シーズンに見せたパフォーマンスに太鼓判を押していました。選手本人も復帰を熱望しており、親友であるサディクをはじめ、こちらの主力選手たちと密に連絡を取り合っていたほどです。
イングランド2部(チャンピオンシップ)のバーンリーからリーズに好条件のオファーが届いた際も、ラマザニ自身が2部リーグでのプレーを嫌ってこれを拒否。リーズ側も彼に構想外であることを告げており、当初求めていた800万ユーロの移籍金を半額の400万ユーロ前後まで引き下げて売却を急いでいました。
スポーツ部門の責任者であるロン・グーレイ氏らは、この400万ユーロでの買い取り、あるいは26/27シーズン終了後の義務買い取りオプション付きのローン契約という現実的なプランを練っていました。しかし、資金調達の鍵を握っていたアンドレ・アルメイダのセルタ移籍が一向に進まず、400万ユーロの予算を確保することができませんでした。
この移籍市場終盤の決定的な資金ショートが原因で、ラマザニ復帰プランは完全に立ち消えとなり、即座に「プランB」として、より安価なローンで獲得が可能なハーヴェイ・エリオットへと方向転換し、迅速に交渉をまとめ上げる必要があったのです。 (via Superdeporte)
【本日の総括】
移籍市場最終日に大きな動きを見せたバレンシア。リヴァプールの若き天才ハーヴェイ・エリオットを給与の85%負担という形で引き当てた一方で、唯一の得点源であるウマル・サディクがハムストリング負傷で最低2ヶ月離脱するという極めて致命的なショックが重なりました。守備再建に向けてホセ・コペテの芝生練習復帰など一部で希望の光は見られるものの、アルメイダの交渉難航やラマザニ獲得失敗が示す通り、ピーター・リム親子の無関心が生み出す慢性的な経営の苦しさは相変わらずです。次は宿敵バルセロナ戦。リオハがロッカールームで訴えた気概と闘争心をピッチで示し、ホームの意地を見せられるかが試されます。