ハーヴェイ・エリオット獲得でリヴァプールとローン合意!火曜日のメディカルチェックを経て正式決定へ
移籍市場の閉幕まで残り24時間を切るなか、大きな補強に成功しました。リヴァプールに所属する23歳のイングランド代表MFハーヴェイ・エリオットの獲得について、2027年6月までのローン移籍でクラブ間合意に達しました。なお、この契約に買い取りオプションは含まれていません。
この取引をまとめるにあたり、経済的に極めて厳しい状況にあるなかで大きな投資を行う決断を下しました。当初、エリオットの給与水準はクラブの許容する財務基準を大きく超えていましたが、最終的に年俸の85パーセントをこちらで負担するという大きな譲歩を受け入れたことで、一気に合意へ傾きました。
この交渉において決定的な役割を果たしたのが、指揮官のカルロス・コルベラン監督です。監督はエリオットと直接対話し、プロジェクトにおいて彼がいかに重要な役割を担うかを熱心に説明しました。この話し合いが、エリオットが他の選択肢を退けてスペイン行きを決断する最大の決め手となりました。
エリオットは2019年に16歳と30日という、イングランドサッカー史上最年少クラスの若さでプロデビューを果たした、極めて高い技術を誇る左利きの才能です。インサイドハーフ、トップ下、右ウイングなど複数のポジションをこなせる万能性があり、開幕3戦でわずか勝ち点1、1得点と深刻な得点力不足に喘ぐ現状において、これ以上ない補強となります。
昨シーズンはウナイ・エメリ監督率いるアストン・ヴィラへローン移籍したものの、わずか8試合(あるいは9試合)の出場にとどまり、ボーンマスのアンドニ・イラオラ監督からも十分な信頼を得られず、出場機会を失っていました。再起をかける天才肌の若者にとって、今回の移籍は出場機会と自信を取り戻すための極めて大きなチャンスとなります。エリオットは火曜日に到着し、メディカルチェックを受診した後に正式な契約を結ぶ予定です。 (via Mundo Deportivo / Superdeporte / ElDesmarque / MARCA)
唯一の得点源ウマル・サディクがハムストリング負傷で最低2ヶ月の長期離脱へ、最悪の攻撃力不足に拍車
デポルティボ戦でチーム今季初ゴールという唯一の希望をもたらしたナイジェリア代表FWウマル・サディクが、まさかの長期離脱を強いられることになりました。サディクはデポルティボ戦でハムストリング(大腿裏の筋肉)を痛め、月曜日の朝、パテルナの練習場へ足を引きずりながら姿を現しました。
この日は先発メンバーとともに屋内での回復トレーニングを行うにとどまり、火曜日に精密検査を受ける予定となっています。しかしクラブ内の見通しは極めて厳しく、離脱期間は最低でも2ヶ月、長ければ10月のインターナショナルブレイクが明けるまでピッチに戻れない可能性が浮上しています。
この予測通りであれば、サディクは次のバルセロナ戦を皮切りに、セビージャ、アラベス、レアル・ソシエダ、ラシン・サンタンデール、アスレティック・ビルバオ、そしてビジャレアル戦までの最大7試合を欠場することになり、復帰は10月下旬のエルチェ戦までお預けとなります。
サディクのゴールは、クラブ史上最悪となる「開幕3試合連続無得点」という不名誉な歴史(1969-1970シーズンに記録)に並ぶのを辛うじて阻止していました。1969-1970シーズン、チームはサバデルに0-2、セビージャに0-1、アトレティコ・マドリードに0-2と3連敗し、4節のラス・パルマス戦でパキートとネボトの得点により2-0で勝利するまで無得点でした。今回のサディクの1点により悪夢の再現は避けられたものの、3試合で1得点という攻撃スタッツは、2022-2023シーズン(ジローナ戦1-0勝利、ビルバオ戦1-0敗戦、アトレティコ戦0-2敗戦)に並ぶクラブ史上2番目に悪いワーストタイ記録となっています。
チームを辛うじて支えていたサディクが離脱したことで、現在頼れる本職のストライカーはウーゴ・ドゥロのみとなりました。ダンジュマも前線でプレーできるもののプレースタイルが異なり、カルロス・コルベラン監督は大きな戦術的再考を迫られています。 (via ElDesmarque / Superdeporte)
昨季半月板手術を2度経験したホセ・コペテが待望の芝生練習復帰、崩壊した守備陣に光明
デポルティボ戦で3失点を喫し、守備組織の崩壊が叫ばれるなか、待望のポジティブなニュースが届きました。昨シーズン終盤に膝を痛め、長期離脱を強いられていたDFホセ・コペテが、月曜日に練習場のピッチに戻り、ボールを使った個別調整を開始しました。
コペテは今年2月22日のビジャレアル戦で左膝の半月板を損傷し、3月2日に最初の手術を受けました。しかし、リハビリの途中で回復が遅れる重大な問題が生じたため、4月に2度目の再手術を余儀なくされていました。この再手術によって回復のタイムラインは完全に白紙(ゼロ)に戻り、長期の戦線離脱が続いていました。
月曜日のトレーニングでは全体練習には加わらず、リハビリ専門トレーナーとともにピッチの傍らで別メニューをこなしました。完全な実戦復帰は10月までずれ込む予定ですが、芝生の上でボールに触れられる段階に達したことは、守備再建の大きな第一歩となります。
なお、コペテの近くではデポルティボ戦を筋肉系のトラブルで欠場したパブロ・マフェオもリハビリに励んでいましたが、マフェオは練習の一部しか消化できておらず、日曜日のバルセロナ戦への出場は極めて難しい状況です。 (via ElDesmarque)
アンドレ・アルメイダのセルタ移籍を巡る駆け引き、バレンシアは無料レンタル要求を断固拒否
現在進行中であるアンドレ・アルメイダの移籍交渉ですが、こちらとセルタ・デ・ビーゴの間で緊迫した主導権争いが繰り広げられています。移籍の手続きを進めるためデポルティボ戦の遠征メンバーから外れていたアルメイダは、月曜日もパテルナの練習場で別メニューの調整を行いました。
セルタ側は財政的な制限をクリアするため、アルメイダを獲得する前にまず現有戦力を売却する必要に迫られており、こちらに対して「移籍金やレンタル料を伴わない、完全に無料の期限付き移籍」を提示してきました。しかし、こちらはその要求を即座に拒絶しました。アルメイダの放出によって得られる有償レンタル料や移籍金を、さらなる補強資金の原資に組み込む計画を立てているためです。
もし最終的に納得のいくオファーがセルタや、関心を示しているポルトガルのクラブから届かなかった場合、アルメイダはチームに残留することになります。その場合、カルロス・コルベラン監督は彼を構想外にすることなく、戦力として再統合する方針を固めています。監督は、デポルティボ戦で終盤に10分間起用されたダニ・ラバの時のように、アルメイダが残留した際には再び戦術のオプションとして彼に役割を与える準備を整えています。 (via ElDesmarque)
戦術ミスではなく戦う姿勢の問題!ルイス・リオハと守護神がロッカールームに投げかけた厳しい現実
デポルティボ戦での惨敗後、ロッカールームには沈痛な空気が流れるとともに、ベテランや主軸選手からチーム全体の姿勢を真っ向から批判する厳しい言葉が飛び交いました。
特に怒りを露わにしたのが、新加入のMFルイス・リオハです。リオハは公式メディアを通じて、チームが再びスロースタートになり試合に入れなかった現状を痛烈に批判しました。
リオハは試合後のインタビューで、以下のように不満と自省を口にしました。
『今日の敗戦は、プロフェッショナルとして全くもって受け入れられないものだ。私たちは戦うための適切な態度を持ってピッチに入らなかった。目が覚めるまでに、相手から何度も痛烈な一撃を浴びる必要があった。』
さらにリオハは、ハーフタイムでのコルベラン監督の指示に言及しつつ、問題は戦術ではなく精神面にあると切り込みました。
『後半に向けていくつか戦術的な修正を行おうとしたが、実際のところ、戦術的な問題など何もなかった。これは気概と競争の問題であり、ピッチですべてを出し切るかどうかだ。今日はその根本的な姿勢が完全に欠けていた。自分を含め、全員にその責任がある。』
フットボールへのリスペクトを欠いた姿勢を悔やみつつ、以下のように仲間を鼓舞しています。
『ミスは誰にでもある。だが、スポーツの基本でありフットボールの倫理である、100%の力で戦いピッチにすべてを置いてくるということを怠ってはならない。私たちは口にナイフをくわえ、目に血を走らせるような闘争心を持って試合に臨まなければならないんだ。100%でなければ、今のリーグでは誰も倒せない。過去2シーズンも私たちは開幕直後の前半戦でひどいスタートを切り、後半戦で盛り返してきたが、その怠慢がチームの競争力を引き下げる原因になっている。』
守護神のストーレ・ディミトリエフスキも同様の危機感を募らせており、
『最初の選手から最後の選手まで、チーム全員が誇りとプライドを持たなければならない。今日はバレンシアというクラブの看板にふsわしいレベルに全く達していなかった。』
と語り、チーム一丸となった猛省を促しました。チームは次のバルセロナ戦で、ホームのファンを前に意地と誇りを示す番狂わせを演じることが求められています。 (via Superdeporte)
レジェンドのカニサレス氏が指摘、カルロス・コルベラン監督が今すぐ解任されない冷徹なマネジメント事情
開幕3試合でわずか勝ち点1という最悪の滑り出しにより、メディアやサポーターの間ではカルロス・コルベラン監督の解任時期を予想する声が早くも出始めています。しかし、かつて名守護神としてクラブの一時代を築いた伝説のサンティアゴ・カニサレス氏は、驚くほど冷徹な視点でこの状況を切り捨てました。
ラジオ番組に出演したカニサレス氏は、多くの解説者が「コルベランが今シーズン最初に更怠される監督になるだろう」と予想するなか、一人だけ「彼は解任を免れ、現職にとどまる」と主張しました。
その根拠として、カニサレス氏はクラブの深刻な管理体制の不全を指摘しました。
『そもそも、監督を更迭して新しい体制に移行するためには、まともな経営管理(マネジメント)が必要だ。だが今のバレンシアにはそれがない。幹部たちは前半戦で降格の危機が完全に現実化するまではパニックにならず、今も全く危機感を感じていないだろう。それどころか、オーナーであるピーター・リムに至っては、現在のひどいチームの惨状を把握すらしていない可能性が高い。』
親会社および地元幹部の無関心と機能不全が、逆説的にコルベラン監督の立場を一時的に守る結果になっているという、何とも皮肉な内情が暴露されています。 (via ElDesmarque)
かつてBチームに在籍したフリーのFWセク・ガサマが告白、少年時代の憧れはカニサレスとビセンテ
かつてBチームであるメスタージャに在籍し、現在は31歳でフリーエージェントとなっているセネガル人FWセク・ガサマ・シソコ(通称パンテラ、189センチの屈強なフィジカルを持つ)が、インタビューで自身の変わらぬ愛を熱く語りました。
バルサの下部組織出身で、これまで国内外およそ20近くのクラブを渡り歩いてきたガサマ。彼は19/20シーズンの後半、メスタージャでプレーし、わずか8試合の出場ながら3ゴール2アシストをマーク。当時、ギジャモン、イ・ガンイン、コインドレディ、フラン・ナバーロ、ラシッチ、メレンティエルといった、現在トップレベルで活躍する若きタレントたちとロッカールームを共にしていました。
インタビューに応じたガサマは自身のルーツを振り返り、少年時代のエピソードを明かしました。
『実は、子供の頃からずっとバレンシアの熱狂的なファンだった。小学校の時は、ゴールキーパーとしてプレーしていたんだ。当時、大ファンだったカニサレスの真似をして、髪の毛に金髪のメッシュを入れていた。ウイングのビセンテも大好きで、いつも父親にビセンテと同じスパイクが欲しいとねだっていたよ。』
さらに、バルサファンだった家族との思い出を交えてこう続けました。
『私の家族はバルセロナのファンで、家ではどうしてもバルサを応援しなければならない雰囲気だった。もちろんバルサのこともリスペクトしている。だけど、人からファーストチームはどこかと尋ねられたら、私の心の中ではいつも最初の答えはバレンシアなんだ。』
現在は、再びスペインのピッチへ戻る機会を求めてトレーニングを続けています。 (via Superdeporte)
リーズのFWラルジ・ラマザニ獲得が難航した裏舞台、アルメイダ売却の停滞が招いた資金不足
エリオット獲得へと急舵を切る直前まで、クラブが喉から手が出るほど欲しがっていたのが、リーズに所属するベルギー代表FWラルジ・ラマザニでした。この獲得劇が最終的に決裂した裏には、クラブの極めて厳しい台所事情が絡んでいました。
コルベラン監督はラマザニの実力を非常に高く評価しており、昨シーズンに見せたパフォーマンスに太鼓判を押していました。選手本人も復帰を熱望しており、親友であるサディクをはじめ、こちらの主力選手たちと密に連絡を取り合っていたほどです。
イングランド2部(チャンピオンシップ)のバーンリーからリーズに好条件のオファーが届いた際も、ラマザニ自身が2部リーグでのプレーを嫌ってこれを拒否。リーズ側も彼に構想外であることを告げており、当初求めていた800万ユーロの移籍金を半額の400万ユーロ前後まで引き下げて売却を急いでいました。
スポーツ部門の責任者であるロン・グーレイ氏らは、この400万ユーロでの買い取り、あるいは26/27シーズン終了後の義務買い取りオプション付きのローン契約という現実的なプランを練っていました。しかし、資金調達の鍵を握っていたアンドレ・アルメイダのセルタ移籍が一向に進まず、400万ユーロの予算を確保することができませんでした。
この移籍市場終盤の決定的な資金ショートが原因で、ラマザニ復帰プランは完全に立ち消えとなり、即座に「プランB」として、より安価なローンで獲得が可能なハーヴェイ・エリオットへと方向転換し、迅速に交渉をまとめ上げる必要があったのです。 (via Superdeporte)
【本日の総括】
移籍市場最終日に大きな動きを見せたバレンシア。リヴァプールの若き天才ハーヴェイ・エリオットを給与の85%負担という形で引き当てた一方で、唯一の得点源であるウマル・サディクがハムストリング負傷で最低2ヶ月離脱するという極めて致命的なショックが重なりました。守備再建に向けてホセ・コペテの芝生練習復帰など一部で希望の光は見られるものの、アルメイダの交渉難航やラマザニ獲得失敗が示す通り、ピーター・リム親子の無関心が生み出す慢性的な経営の苦しさは相変わらずです。次は宿敵バルセロナ戦。リオハがロッカールームで訴えた気概と闘争心をピッチで示し、ホームの意地を見せられるかが試されます。
