ジュード・ベリンガムの口隠し騒動とMVP辞退
イングランド代表としてガーナ戦(0-0)に出場したジュード・ベリンガムは、試合中に相手選手のジョルダン・アイェウと手で口を覆いながら会話したシーンが物議を醸した。
FIFAは今大会から、差別的な発言を隠すことを防ぐ目的で、相手選手と口を覆って話すことを禁じる通称「ビニシウス法」を導入している。これはチャンピオンズリーグのベンフィカ戦で、プレスティアンニがビニシウスに対して口を覆って発言し、人種差別騒動に発展したことが発端となっている。
この試合では退場者こそ出なかったものの、ハーフタイムにトンネルへ向かう際、ベリンガムがガーナの選手やスタッフと激しく言い争う場面があった。ガーナのカルロス・ケイロス監督はこれを厳しく非難している。
『彼らは私の選手に足裏でいった。私が落ち着くよう言おうとしただけだ。感情が高ぶる場面では普通のことだ。ジュード・ベリンガムは汚い言葉を吐き、緊張が高まった』
これに対しベリンガムは、自らの非を認めつつも状況を説明した。
『正直に言って馬鹿げたタックルをしてしまった。ボールを奪おうとして、そのまま相手にぶつかってしまったんだ。後で彼と話をしたんだけど、彼らのベンチがイエローカードを要求して飛び出してきたんだ。彼らの監督はマンチェスター・ユナイテッドにいた人だと分かったから、大きな敬意を抱いているよ。結局のところ、お互いの競争心に過ぎなかったんだ』
この試合でベリンガムはMVPに選出されたが、彼はその受賞を自ら固辞するという異例の対応を見せた。
『私はこの賞に値しない。ガーナの選手が受賞すべきだった』
彼のこの誠実な姿勢が話題を呼んでいる。(via SPORT)