ジョゼ・モウリーニョを巡るサッカー界の証言:スナイデル、エレーラ、モラッティが語るカリスマ性
今夏にレアル・マドリードの指揮官へと復帰し、クラシコ勝利でチームを劇的な上昇気流に乗せたジョゼ・モウリーニョ監督について、彼と深く関わったサッカー界の重要人物たちがその特別な手腕と人柄を語りました。
Grup Mediaprが来年1月1日から公開するドキュメンタリー『Ganar: el reto de volver a reinar』(勝利:再び頂点に立つための挑戦)に出演した元レアル・マドリードのウェスレイ・スナイデルは、『ヴィニシウス・ジュニオールやキリアン・エムバペのような現代のメガスターたちに対して、物怖じせず正面からハッキリと物を言える監督は、世界中を探してもジョゼ・モウリーニョただ一人だ』と断言し、彼の絶対的な統率力を称賛しました。
また、ポッドキャスト番組「El Camino de マリオ」に出演した元マンチェスター・ユナイテッドのアンデル・エレーラは、かつての恩師について次のように熱弁を振るいました。
『ジョゼ・モウリーニョは“男のための監督”だ。選手たちがちょっとした批判で傷つくような、今の軟弱な時代とは違うフットボールの文化から来ている。批判を真摯に受け止め、階級とリスペクトが存在していた。ユナイテッド時代、サンテティエンヌ戦の後に彼がチーム全員の前で私に向かって『今日の君は完全な落第だ、ひどかった』と言い放ったことがあったが、翌日には笑顔でお互いに固いハグを交わしたんだ。今のレアル・マドリードは、トニ・クロースやルカ・モドリッチが去った後の過渡期にあり、周囲の雑音も凄まじく、相手には絶好調のバルサがいる。非常に過酷な闘いだが、この状況をひっくり返すためのカリスマと圧倒的なテストステロンを持っている人物がいるとすれば、それは間違いなくジョゼ・モウリーニョだ』
さらに、2010年にインテルで三冠を達成した直後にジョゼ・モウリーニョをレアル・マドリードへ送り出したマッシモ・モラッティ元インテル会長も『As』の取材に応じ、『彼がマドリードに行きたいと望んだ時、私にそれを止めることなんてできなかった。彼の勝利に対する常軌を逸した執念と、グループを一つにまとめるカリスマ性は今も昔もまったく変わっていない』と回顧しています。(via MARCA / SPORT / Mundo Deportivo)
ジョゼ・モウリーニョがラミン・ヤマルの賢さを称賛&バロンドール授賞式でのキリアン・エムバペの暗い表情
クラシコで宿敵バルセロナを1-2で退けた後、モウリーニョ監督が会見で披露した相手エースへの分析と、バロンドール授賞式での裏話が大きな反響を呼んでいます。
クラシコで最大のキーとなったのは、左サイドバックのマーク・ククレジャとバルセロナのラミン・ヤマルによる壮絶なタイマン勝負でした。モウリーニョ監督はこの勝負を振り返り、次のように語りました。
『テレビの画面越しでは選手の本当の凄さは伝わらない。ピッチ脇のテクニカルエリアからわずか10メートルの距離でラミン・ヤマルを見て、初めて彼のクオリティの恐ろしさを肌で理解できた。彼はただ上手いだけでなく、恐ろしく賢い。前半32分にククレジャにイエローカードを出させようとわざと10秒間もボールを保持して揺さぶりをかけてきた。ククレジャは素晴らしい忍耐力で警告を回避し、さらにヤン・ディオマンデがカバーに入ることでラミン・ヤマルの決定機を防いだ。ククレジャにとってもキャリアで最もタフな試合の一つだったが、最高の見事な対応をしてくれた』
一方、ロンドンのパラディウム劇場で開催された2026年バロンドール授賞式に関するショッキングな舞台裏を、COPEのジャーナリストであるジュアンマ・カスターニョ氏が明かしました。
本命と目されていたキリアン・エムバペとラミン・ヤマルを抑え、バイエルン・ミュンヘンのハリー・ケインがバロンドールを受賞した際、会場内の空気は凍りつきました。カスターニョ氏は『ハリー・ケインの名前が呼ばれた瞬間、キリアン・エムバペもラミン・ヤマルも一切立ち上がらず、暗く厳しい表情で座ったままだった。ハリー・ケインのスピーチ中、ラミン・ヤマルには一切の笑顔がなく、キリアン・エムバペも固まった顔をしていた。ハリー・ケインは商業的な派手さこそ薄いが、FIFAランキング上位100カ国のジャーナリスト100人が厳正に投票した結果だ。ラミン・ヤマルは19歳で世界3位に入ったのだから誇るべきだが、両者の徹底した自己アピール合戦の末の拍子抜けした表情は印象的だった』と語っています。(via SPORT)