CDレガネス
今夏のセグンダにおいて、最大の衝撃と注目を集めているのが、ユーロ2024でスペイン代表をキャプテンとして世界一に導いたアルバロ・モラタの電撃的なレンタル加入である。33歳となった彼は、これまでレアル・マドリードやチェルシー、ユヴェントス、アトレティコ・マドリード、ミラン、ガラタサライ、コモなど、数々のメガクラブを渡り歩き、サッカー界史上6位となる計2億2920万ユーロもの移籍金を動かしてきた。そんな生ける伝説が、今季はセグンダのレガネスでプレーするという異例の決断を下した。
金曜日にアウェイで控えるラス・パルマスとの大一番(19:30、グラン・カナリアスタジアム)を前に、ルベン・アルベス監督は、モラタがチームに合流してわずか3日間で見せた姿勢を大絶賛している。
『モラタがチームにもたらした最大のメッセージは、その謙虚さだ。レガネスに経験とクオリティ、そして何より素晴らしい謙虚さをもたらしてくれた。昨季カンテラから昇格したスレのような若手選手と同じレベルで日々の練習に直向きに打ち込み、チームを助けようと献身的に動いている。このレベルの選手がそれほどまでにサッカーを愛し、チームを助けたいという強い熱意を示しているのだから、周囲の選手がそれに影響されないはずがない』と、彼の人間性と献身性を称えた。モラタはこの重要な一戦の招集メンバーに早速含まれており、数分間の出場機会を得てデビューを果たす可能性が極めて高い。
さらにチームには、新加入のDFハビ・モンテロや、退場処分による出場停止から明けるGKラウル・フェルナンデスも招集されている。ただし、先発ゴールキーパーの座は開幕から好調を維持するルカ・ジダンが守る見込みだ。チームは開幕3試合で2勝1分け(ジローナと1-1、オビエドに0-1、エルデンセに1-0)の勝ち点7で無敗を維持しており、モラタの参戦で昇格への気勢はさらに高まっている。なお、アルバロ・テヘロ、エンリク・フランケサ、アマドゥ・ディアワラ、ウナクス・デル・クラの4名は負傷によりこの試合を欠場する。
(via Estadio Deportivo)
UDラス・パルマス
ホームに無敗のレガネスを迎えるラス・パルマスは、モラタの電撃参戦を前に厳戒態勢を敷きつつも、冷静さを失っていない。DFエンリケ・クレメンテは記者会経で、モラタの加入を『確かに驚きのニュースであり、素晴らしいキャリアを持つ特別な選手だが、ピッチの上ではレガネスの選手の一人に過ぎない』と冷静に受け流した。彼らがより警戒を強めているのは、昨季最終節のミランデス戦で劇的な残留ゴールを決めてチームの残留を決定づけたFWアレックス・ミジャンや、爆発的なスピードを誇る快速ウイングのパトリック・ソコなど、セグンダのタフな戦いを知り尽した脅威である。(via Estadio Deportivo)
一方で、ラス・パルマスが誇る今夏の最大の注目株は、175万ユーロの移籍金を投じて獲得した日本の実力派アタッカー、宮代大聖である。現地のメディア評でも、宮代大聖は今シーズンのLALIGA Hypermotionを彩る「最も注目すべき新星」の一人に挙げられており、そのプレースタイルと得点力に対するファンの期待感は日に日に増している。
(via SPORT)
CDテネリフェ
昨季3部から昇格したテネリフェは、厳しいサラリーキャップ制限に悩まされながらも、今夏は12名にのぼる大規模な選手補強を行った。その大所帯(フィールドプレーヤー27名、ゴールキーパー3名、計30名)をいかに管理し、成果を出すかについて、アルバロ・セルベラ監督は大きな苦悩と本音を漏らしている。
クラブはカンテラの至宝であり、2029年まで契約延長した18歳のダニ・フェルナンデス(Daniel Fernández Melián)を、今季はBチームに下ろさず完全にトップチーム登録として専念させる。16歳の若さでトップチームデビューを果たした彼のポテンシャルは誰もが認めるところだが、セルベラ監督の現地評は厳しい。
『ダニは右ウイングに完璧にフィットし、内側に入り込めるスキルフルな技術とスピードを兼ね備えているが、セグンダというタフなカテゴリーで継続的に戦うには、まだ少し「成熟度」が足りない。ここは個人の実力を試す場所ではなく、即時に実戦で結果を出し、パフォーマンスを発揮して成果を出さなければならない場所だ』と警告し、即戦力としての厳しい自覚を求めた。
今夏獲得したニール・ヴィエレク、ロコ・ユレシキン、ヘスス・アルバレス、マウロ・ピトン、アネス・クルジャリッチ、ビクトル・モレノ、マルティン・ペツァル、グラント=レオン・ラノス、クリスチャン・ゴミス、ジェラール・バレンティンら12名の新戦力について、セルベラ監督は『毎日練習を共にしているが、大半がセグンダ初挑戦であり、彼らが年間を通じてどれだけのパフォーマンスを維持できるかは未だに不確実(incógnita)だ』と懸念を隠さない。特にアルゼンチン1部から移籍してきたMFマウロ・ピトンについては、『アルゼンチン1部とスペイン2部のプレースタイルの違いを彼自身も実感しつつあるが、素晴らしい人間性を持っており、じきに出番が来るだろう』と適応を静かに見守っている。少数精鋭の短い選手層を好む指揮官にとって、この30人のマネジメントは昇格に向けた戦術の大きな試練となる。
(via SPORT)
スポルティング・ヒホン
ヒホンは今夏、Orlegiグループによる2,330万ユーロという巨額の資本増資が臨時株主総会で承認されたことを受け、LCPD(選手人件費上限・サラリーキャップ)が2017年のセグンダ降格以来、また同グループ参入以来の過去最高額となる「1,340万ユーロ(昨季1,149.2万ユーロ)」に更新されるという、財務面での歴史的な大勝利を収めた。
この資金力強化により、クラブの財政ステータスはLaLiga最高レベルの「1:1ルール」に到達。今後は選手の売却などで得た利益を全額(100%)そのまま新戦力の獲得や人件費に再投資できるという、強力な経済的アドバンテージを確立した。ホセ・リエストラ社長は、冬の移籍市場でも追加補強に乗り出せるだけの十分な「財政的マッスル」が手元に残されていることを明言し、サポーターの期待を膨らませている。
戦力面では、イタリアのコモから1年間のレンタルで復帰したDFアンドレス・クエンカが早速馴染んでいる。昨季後半もヒホンでプレーした彼は、『再びこの赤白のユニフォームを着て戦うこと、そしてComoから離れる際には、ここにレンタルで戻ることしか頭になかった。ラカルモン監督が掲げる、高いポゼッション率とハイブロックで戦うアグレッシブな戦術に絶大な信頼を寄せている』と語った。また、指揮官からは『自分らしくあり、自分のサッカーを楽しめ。人生においてミスは誰にでもあるのだから、恐れずに挑戦し続けろ』と、精神面での大きな信頼を寄せられ、のびのびと左サイドでの役割をこなしている。
さらに、ヴェネツィアからレンタルで加入したFWアントニオ・カサスは、『ジホンに悲願の昇格をもたらすためにやってきた。エースのフアン・オテロは抜群のフォワードであり、彼と2トップで並んで、常に一緒にプレーするスタイルが最も快適でやりやすい』と話し、イタリアでの不遇な出場機会を取り戻すべく、闘志を燃やしている。
(via SPORT)
レアル・オビエド
オビエドは今夏、驚異の「16人の加入、11人の退団」という大刷新を断行し、プリメーラへの再挑戦へ向けたチーム作りを進めている。
レアル・ソシエダからのレンタルで加入した若きミケル・ゴティ(Mikel Goti)は、David Fernández SDやカレロ監督との熱意あふれる面談を経て、『オビエドへの移籍は自分のキャリアを一歩前進させるための素晴らしいステップ。最初は迷いもあったが、クラブの自分に対する接し方や熱いビジョンを聞いて、すぐに決心した』と語る。一方で、昨季後半戦に在籍したコルドバについて『イバン・アニア監督と自分は同じ方向を向こうと努力したが、自分がレザマ(ビルバオの育成)やズビエタ(ソシエダの育成)で受けてきたフットボールの英才教育は、コルドバで要求されたスタイルとは根本的に少し異なっていた』と、育成システムの違いによる戦術的適応の難しさを明かした。
同じく加入したDavid Jiménez(ダビド・ヒメネス)も、ナチョ・ビダルやアイサル・アフメドといった実力者がひしめく右サイドの激しいポジション争いについて、『他チームの補強や周囲の選手は気にしていない。我々はチームであり、監督がいつでも最高の11人を選べるように全員がスタンバイしている』と語り、今週末のブルゴス戦でのスタメンデビューに強い意気込みを見せた。しかし、フリアン・カレロ監督にとって頭が痛いのは、Chris Ramos(クリス・ラモス)とCarlos Fernández(カルロス・フェルナンデス)という4人のFWうち2人の主力が負傷離脱しており、攻撃の構築に制限が生じている点である。
その裏で、昨季チームがプリメーラにいた際、パウノヴィッチ前監督の強い熱望によりクラブが約200万ユーロ(約3億円)の巨額の移籍金を支払って獲得した目玉選手、セルビア人MFルカ・イリッチ(Luka Ilic)の契約解除劇の詳細が明らかになった。イリッチはフリアン・カレロ新監督のもとで完全に構想外となり、チーム内最高給クラスの年俸を支払う余裕がなかったクラブは別メニューで調整させていた。最終的に、アグスティン・ジェイダGMとDavid Fernández SDがイリッチ本人と行った、わずか「30分間の直接面談」で、2028年まで残っていた契約を双方合意の上で完全に解除することに成功。これにより、クラブは大幅な財政的猶予を確保した。
(via Estadio Deportivo)
CDエルデンセ
エルデンセは、イングランドのサウサンプトンとの間で、市場閉幕の直前(火曜日の深夜直前)に契約解除で合意しフリーとなっていた22歳の左サイドバック、フアン・ラリオス(Juan Larios)を、3年契約(2028年6月30日まで)で獲得したことを発表した。
セビージャ、バルセロナ、そしてマンチェスター・シティという欧州屈指のメガクラブの豪華なアカデミーで育成されたラリオスは、18歳の時にサウサンプトンでプレミアリーグデビューを飾り、5試合に出場した特筆すべき才能の持ち主だ。昨季後半はレアル・サラゴサに在籍し、セグンダで17試合に出場。クラブは彼を『ダイナミックな機動力と、抜群のボールタッチを誇る、違いを生み出せる左サイドバック』と評し、今後の主軸として期待している。彼は今夏、サラゴサからセグンダの他クラブへと籍を移した5人目の選手(他はダニ・タセンデがコルドバへ、マリオ・ソベロンとロベル・ゴンサレスがアルバセテへ、マウリ・メンサがセウタへ)となった。
(via SPORT)
RCDマジョルカ
プリメーラから無念の降格となったマジョルカは、1年での1部復帰を確固たるものにするため、最も野心的な補強を実行した。バルセロナから18歳の至宝MFギジェ・フェルナンデス(Guille Fernández)を220万ユーロ(または300万ユーロ)の移籍金で完全移籍にて獲得。この交渉においてバルサ側は40%の将来の売却益の権利、および買い戻しオプションを保持しているが、マジョルカにとっては大きなクオリティの向上となった。
ギジェ・フェルナンデスは今シーズン、セグンダで最もその活躍が嘱望される「超大物スター」の一人として位置づけられており、1年でのトップリーグ復帰というミッションにおいて、中盤の要としての役割が託されている。
(via SPORT)
レバンテUD
レバンテは、移籍市場の最終日に、わずか「3分遅れ」で書類が間に合わなかったとされるDFセルヒオ・アキエメ(Sergio Akieme)の登録却下問題に対し、FIFAやラ・リーガを相手に断固として闘う姿勢を表明している。
スポーツディレクターのエクトル・ロダスは、
『ラ・リーガは過去に他のクラブのケースで、書類手続きの遅れに対して柔軟な態度を見せた前例がある。我々のケースでも、同様に柔軟で公平な裁定が行われるべきであり、それを認めてもらうために最後まであらゆる法的・事務的手段を講じて戦うつもりだ』と語り、チームの戦力を守るために一歩も引かない決意を公表した。
(via SPORT)
カディスCF
1部への早期復帰を目指すカディスは、レアル・ベティスから19歳のウルグアイ人若手フォワード、ゴンサロ・プティ(Gonzalo Petit)を1シーズンのレンタルで獲得した。
この取引は、カディスがプティの年俸を100%負担するだけでなく、カディスでの公式戦出場試合数が一定の基準を満たさない場合、ベティスに対して「違約金(ペナルティ)」を支払わなければならないという、極めてシビアな出場義務条件が課されている。ベティス側の狙いは、ポテンシャル抜群の若き大砲にセグンダのタフな環境で実戦を経験させ、本物の実力を養わせることにあり、カディスはこの厳しいプレッシャーの中で彼をストライカーとして育てる責任を背負っている。
(via SPORT)
CDカステリョン & コルドバCF
今夏のセグンダは、全体的に極めて「緊縮(ajustada)」な市場動向となり、エイバル、アルバセテ、アンドラ、グラナダ、サバデル、エルデンセ、コルドバなど、実に多くのクラブが「選手獲得のための移籍金(traspaso)がゼロユーロ」の補強に留まるなど、耐え忍ぶ夏となった。
しかし、その中で異次元の野心を見せたのがCDカステリョンである。昨季は昇格プレーオフの惜しいところで涙をのんだ白黒(ブランキネグロス)は、今夏は9人の新戦力獲得に、セグンダでは破格の330万ユーロを投じた。これは降格組のマジョルカ(850万ユーロ)、ジローナ(435万ユーロ)に次ぐ額であり、オビエド(285万ユーロ)、アルメリア(300万ユーロ)、カディス(200万ユーロ強)といった2部の強豪勢を上回る。クラブが何としても今季での昇格を果たすという、非常に強い野心の表れである。
対照的に、同じく今季の主役を狙うコルドバCFは極めて経営ビジネス的なアプローチを重視。市場を閉じた会見でも、かつてヴィラサを放出したことを「スポーツ面の大きなエラー」と認める Juanito SDの自省など、過去の過ちを整理しつつ、トップチーム登録のビクトル・サンチェスへの配慮などをサラリと語るに留め、将来的な経済的持続可能性のビジョンを語った。アトレティコから獲得したディエゴ・ブリに対する移籍金についてもクラブ側は支払いを否定しており、実際のデータ上でも投資額は「ゼロユーロ」と主張。カステリョンとは真逆の慎重な運営が目立った。
(via SPORT)
CEサバデル
サバデルは、2年連続の奇跡的な昇格を果たし、セグンダ(LaLiga Hypermotion)へ華々しい凱旋を飾った。
SDのルーカス・ビアレ(Lucas Viale)は、プレシーズンや開幕戦での凄まじいパフォーマンスを受け、
『他チームから違約金を全額支払われて主力を強奪される「クラウスラッソ(clausulazo)」の恐怖に怯えていたが、誰一人失わずに無事に移籍市場が閉じたことで、本当に安心している』と、張り詰めていた胸の内を吐露した。
今夏のサバデルの編成チームは、227本の個別選手レポート、67回の直接面談、55回の交渉を重ね、16名の新戦力を迎え入れるという、徹底したスカウティングを遂行。現在も1枠の空きがあり、さらなる補強(クオリティジャンプ)に向けた「3つの異なるシナリオ」を水面下で検証中である。
ビアレSDは、レンタルを2名に留めて完全移籍(14名)での選手確保を優先し、カンテラから這い上がってトップ昇格と2029年までの契約を結んだ20歳のユシフ・オウスや、ポーランドから加入した25歳の実力派ウインガー、エンジェル・バエナといった若きタレントたちとの長期契約を次々と結び、クラブの持続可能でブレないプロジェクトに強い自信を示している。
(via SPORT)
レアル・サラゴサ
創設100周年を6年後に控えながら、3部リーグ(Primera RFEF)に降格するという「クラブ史上最悪の暗黒期」を迎えているサラゴサは、一刻も早くプロサッカー界(セグンダ)への復帰を果たすため、今夏は白紙状態からの狂気的な大再建に打って出た。
SDラロ・アランテギが主導した移籍市場では、33名の放出、15人以上の獲得(合計50の動き)という、狂気とすら言える大刷新を実行。
アンデル・エレーラが15年ぶりに我が家に奇跡の復帰を果たし、大きな感動を呼んだ一方、地元ファンに最も愛された生え抜きのMFフランチョ・セラーノの退団(ヘタフェへの移籍)という、痛みを伴う別れもあった。
しかし、プレシーズン中に新たな国際投資プラットフォーム「A.GAIN」(ベンチャーキャピタル)がクラブの筆頭株主に参入したことで、潮目が一変した。A.GAINは「緊縮(austeridad)」と「経済的な持続可能性(sostenibilidad)」を掲げ、すでに合意に達していたディエゴ・ゴンサレスやルベン・イランソの獲得計画を一時的に凍結させたり遅らせたりするなど、スポーツ部門の計画に容赦なく介入。そのため、サラゴサは本来獲得できたはずの補強をすべて実行できたわけではなく、「新オーナーが許可した範囲内」での補強に留まり、一部のバックアップポジションを欠いたまま、マルコ・サンガリの獲得で市場をクローズするという、計画の歪みが生じた。
イバイ・ゴメス新監督は、新オーナーの緊縮方針に対抗するため、カンテラ(パウ・サンス、ルーカス・テレール、ウゴ・ピニージャ、マルコス・クエンカ、ディエゴ・モンソン、イケル・バディージョ、ハイメ・トバハス、ウゴ・バラチーナ、ハビエル・ベルデホなど)をフル活用し、プロリーグ復帰へ挑むが、開幕戦での敗北からスタートしており、厳しい船出となっている。
(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
2026年9月4日現在、LALIGA Hypermotion(スペイン2部リーグ)の勢力図は、今夏の移籍市場の締めくくりを経て、非常に興味深く刺激的な局面へと突入した。
ユーロ王者のスペイン代表主将モラタを電撃獲得し、謙虚さと圧倒的スター性を注入されたCDレガネスが無敗街道(勝ち点7)を走る一方、宮代大聖という強力な日本のピースを得たUDラス・パルマスがそれを迎え撃つ構図は、昇格争いの最大の火種となるだろう。さらに、バルサから至宝ギジェ・フェルナンデスを獲得した降格組RCDマジョルカの野心や、Orlegiグループの資本増資で過去最高の1,340万ユーロの予算を誇り「1:1ルール」の経済的強者となったスポルティング・ヒホンも昇格候補の筆頭として牙を研ぐ。
また、16人補強を断行しながらも、最高給イリッチの30分契約解除など財政管理に走ったオビエドや、330万ユーロを投じて「昇格への本気度」を証明したCDカステリョン、そして他クラブによる強奪の恐怖を乗り越え16人をフリー・完全移籍で獲得してプロジェクトの自立を証明したCEサバデルの躍進も見逃せない。その一方で、3部に降格しプロサッカー(2部)復帰を目指すレアル・サラゴサが、50の動きに及ぶ狂気の大刷新を行いながらも、新オーナーの緊縮方針に振り回され、カンテラに活路を見出す姿は、セグンダ復帰がいかに過酷な戦いであるかを物語っている。超緊縮財政と巨額投資、そしてスター選手の謙虚な魂が織り成す今季のセグンダは、近年稀に見る大混戦が約束されている。
