ラシン・サンタンデール

ホームのエル・サルディネロにレアル・バジャドリードを迎えた一戦で4-1の圧勝を収め、2012年以来実に14年ぶりとなる1部リーグ(LALIGA EA Sports)昇格を数学的に確定させました。アルメリアが敗れたことで、勝てば昇格が決まるという大一番を見事に制しました。試合は負傷したグリアシュヴィリに代わって投入されたアシェル・ビジャリブレが、33分にイニゴ・ビセンテのコーナーキックからオーバーヘッド気味のシュート(メディオ・ティヘラ)を叩き込んで先制。一時は同点に追いつかれましたが、後半59分にキャプテンのマンティージャが相手DFカルロス・クレルクから顔面を蹴られてPKを獲得し、相手は一発退場。このPKをアンドレス・マルティンが沈めて勝ち越すと、73分にはビジャリブレのパスからアンドレス・マルティンが今季23ゴール目となる自身2点目を記録して突き放しました。さらに95分にはスレイマン・カマラがダメ押しの4点目を奪いました。試合終了のホイッスルとともにファンがピッチに乱入し、主将のイニゴ・サインスマサやマルコ・サンガリらが涙ながらに歓喜を爆発させました。ホセ・アルベルト監督の超攻撃的戦術、そしてセバスティアン・セリア・オーナーとチェマ・アラゴンSDの的確なチーム編成が実を結び、今季は40節中30節で首位を守る圧倒的な強さを誇りました。背番号10のイニゴ・ビセンテ(8ゴール18アシスト)、背番号11のアンドレス・マルティン(23ゴール9アシスト)、背番号12のビジャリブレ(約1300分で16ゴール)の「三位一体」の活躍は圧巻でした。明日はオープントップバスでの優勝パレードが予定されています。(via MARCA)

レアル・バジャドリード

すでに2部残留を確定させている状態で首位ラシン・サンタンデールとアウェーで対戦しましたが、1-4で敗れました。降格圏のカディス(勝ち点37)から距離を置くため、フラン・エスクリバ監督は前節から5人のメンバーを変更して臨みました。序盤はペテル・フェデリコやラタサがヘディングなどで決定機を作り出し、相手を脅かしました。先制された後の43分には、ラシュエルのコーナーキックからモハメド・ジャウアブがフリーでヘディングを決めて同点に追いつく粘りを見せました。しかし後半59分、カルロス・クレルクが相手選手マンティージャの顔面を蹴ってしまい一発退場。このプレーでPKを献上して勝ち越しを許すと、数的不利となったことで完全に試合の主導権を失い、連続失点を重ねて力尽きました。(via Estadio Deportivo)

UDアルメリア

ホームのUDアルメリア・スタジアムでUDラス・パルマスと対戦し、1-2で痛恨の逆転負けを喫しました。これにより自動昇格のチャンスが大きく後退し、ホームでの連勝記録も8でストップしました。ルビ監督は中盤にディオン・ロピではなくアンドレ・オルタを起用し、縦への推進力を強化。序盤からセルヒオ・アリバスの鋭いシュートやレオ・バチストンを中心に猛攻を仕掛け、アレックス・ムニョスのシュートがクロスバーを直撃するなど主導権を握りました。61分にはミゲル・デ・ラ・フエンテの個人技からアリバスがシュートを放ち、そのこぼれ球をエンバルバが無人のゴールへ押し込んで見事に先制しました。しかし、追加点を奪えずにいると終盤に守備陣が崩壊し、79分と81分のわずか2分間で連続失点。手中に収めかけていた勝利を逃す、非常に重い敗戦となりました。(via SPORT)

UDラス・パルマス

アウェーで直接のライバルであるアルメリアを2-1で撃破し、昇格プレーオフ圏内を確固たるものにするとともに、自動昇格枠の2位(デポルティーボ、アルメリア)まで勝ち点3差に肉薄しました。前節アンドラ戦での1-5という歴史的大敗から見事なバウンスバックを見せました。ルイス・ガルシア監督は負傷したマルビン・パク(評点4)やアレックス・スアレス(評点6)に代えてジョナタン・ビエラらを投入する采配がズバリ的中。1点を追う79分、ビエラのフリーキックをフアンマ・エルソグ(評点6)が頭でそらし、エンリケ・クレメンテ(評点8)が圧巻のオーバーヘッド気味のシュート(チレナ)で同点ゴールを奪取しました。さらに81分、キリアン・ロドリゲス(評点7)の絶妙なスルーパスに抜け出したペジーニョ(評点7)が、GKアンドレス・フェルナンデスとの1対1を冷静に制して逆転に成功しました。守備陣ではGKディンコ・ホルカス(評点7)がバチストンとの1対1を防ぐ神懸かり的なセーブを見せ、ミカ・マルモル(評点7)やエスタニス・ペドロラ(評点8)も躍動しました。日本人ストライカーのミヤシロ・タイセイ(評点5)はスタメン出場を果たしましたが、怪我明けで試合勘を欠いておりデュエルでは苦戦。しかし、前線での果敢なプレスやシュートで相手の脅威となり、後半途中にジョナタン・ビエラと交代しました。(via SPORT)

グラナダCF

すでに残留を確定させており、消化試合の様相となったホームのヌエボ・ロス・カルメネスでのブルゴス戦でしたが、0-1で完封負けを喫しました。前半から試合のペースは非常に遅く、シュートを枠に飛ばすことができない低調な内容でした。ルーベン・アルカラスやパブロ・サエンスが遠距離からのミドルシュートでスタジアムのファンを沸かせたのが数少ない見せ場でした。後半に入り、ホセ・アルナイスの個人技からのシュートがクロスバーを直撃する惜しい場面もありましたが、最後まで得点を奪えず。逆に91分、GKアストララガの判断ミスからロングシュートを決められ、夏休みを前にモチベーションの低下を露呈する敗戦となりました。(via Mundo Deportivo)

ブルゴスCF

アウェーでグラナダを1-0で下し、4試合ぶりの勝利を収めるという死闘を制しました。この勝利により勝ち点を66に伸ばし、カステリョンと並んでプレーオフ進出圏内の6位タイに浮上しました。ルイス・ラミス監督率いるチームは、前半にフェル・ニーニョがGKとの1対1の決定機を決めきれず、後半にはビクトル・モレノからのパスを受けたモジェホが、無人のゴールを大きく外すという信じられないミスを犯して苦しみました。しかし、諦めずに攻め続けた後半アディショナルタイムの91分、相手GKアストララガの不十分なクリアを拾ったダビド・ゴンサレスが、遠距離から無人のゴールへシュートを流し込み、劇的な決勝点を奪い取りました。昇格の夢を繋ぐ貴重な勝ち点3です。(via MARCA)

クルトゥラル・レオネサ

ホームのレイノ・デ・レオンで上位のエイバルを2-1で破る大金星を挙げ、降格圏脱出へ奇跡の望みをつなぎました。これまで23試合でわずか2勝と大不振に陥っていましたが、この勝利で勝ち点を36に伸ばし、残留ラインのカディス(勝ち点37)まであと1ポイントと迫りました。ルベン・デ・ラ・バレラ監督は、負傷者の影響もありルーカス・リベイロを久々にスタメン起用。前半はビチョやリベイロを中心にボールを保持し、後半に勝負を懸けました。59分、ネマニャ・ラドヤのドリブル突破からパスを受けた途中出場のビクトル・モレノがグラウンダーのシュートを決めて先制。そのわずか2分後の61分には、ルーカス・リベイロの絶妙なスルーパスに抜け出したクロアチアU-21代表CBのマティア・バルジッチが冷静に追加点を奪い、一気に試合を決定づけました。終盤のPKによる失点後も、GKエドガル・バディアの好セーブでリードを守り抜きました。(via MARCA)

SDエイバル

自動昇格とプレーオフ進出を争う重要な一戦で、下位のクルトゥラル・レオネサにアウェーで1-2と痛恨の逆転負けを喫しました。最近12試合で1敗のみと好調を維持していましたが、アウェーでは6試合ぶりの黒星となり、大きな痛手となりました。ベニャト・サン・ホセ監督率いるチームは前半から動きが重く、ホセ・コルパスやバウティスタといった攻撃陣が連携を欠きました。ジョン・マグナセラヤがペナルティエリア内で決定機を作ったものの、GKに阻まれて得点には至りませんでした。後半に立て続けに2失点を喫した後、86分にアレスのクロスが相手DFビクトル・ガルシアの腕に当たり、VARの介入を経てPKを獲得。これをホセ・コルパスが沈めて1点を返しましたが、反撃もここまで。昇格争いから一歩後退する結果となりました。(via Mundo Deportivo)

ADセウタ

ホームのアルフォンソ・ムルベでマラガに1-4という屈辱的な大敗を喫しました。2節前に残留を確定させていたため、自動昇格を目指す相手とのモチベーションの差が残酷なまでに露呈し、ホームでは5試合ぶりの敗北となりました。開始15分で2失点、前半終了間際にも被弾し0-3で折り返すという厳しい展開。ホセ・フアン・ロメロ監督は後半開始から一気に3枚の交代カードを切って反撃を試みました。52分にはマリノの入れたクロスがマラガのDFエイナル・ガリレアのオウンゴールを誘発し1点を返しましたが、それ以上の追い上げはできず。前半にはマルコス・フェルナンデスのゴールがVARによるオフサイド判定で取り消される不運もありましたが、攻守においてマラガに圧倒される試合となりました。(via MARCA)

マラガCF

アウェーでセウタを4-1で粉砕し、見事な3連勝を飾って勝ち点を69に伸ばしました。自動昇格およびプレーオフ進出に向けて極めて重要な勝利です。フネス監督率いるチームは開始早々の5分、チュペテの絶妙なパスからホアキン・ムニョスが冷静に流し込んで先制。13分にはラファ・ロドリゲスのアシストからチュペテが自らネットを揺らし追加点を奪いました。さらに前半終了間際の45分にも、再びラファ・ロドリゲスのお膳立てからチュペテが強烈なミドルシュートを突き刺し、自身今季21ゴール目をマークして試合を決定づけました。後半にオウンゴールで1点を返されましたが、ラモン・エンリケスが中盤を落ち着かせてコントロール。82分には見事な高速カウンターからアーロン・オチョアがダメ押しの4点目を決め、完璧な試合運びを見せました。(via Estadio Deportivo)

レアル・ソシエダB (サンセ)

ホームのアノエタで行われた今季最終戦(最終節はスビエタで開催予定)で、ミランデスと2-2で引き分け、劇的な展開で2部残留(1RFEF降格回避)を数学的に確定させました。ジョン・アンソテギ監督はバルダの入院やミケル・ロドリゲスの出場停止、オチエン、イバイ・アギレのトップチーム招集など野戦病院状態の中で5人を変更して臨みました。先制された後の前半終了間際、本来はゴールキックであるべき判定が存在しないコーナーキックとなり、そこからルケン・ベイティアが滑り込んで同点ゴールを奪取。再びリードを許した後半は、マルチャルやゴロサベル、アスティアサランらが猛攻を仕掛けました。そして迎えた94分、途中出場のダニ・ディアスが右サイドから入れた鋭いクロスが誰にも触れられずにそのままゴールに吸い込まれ、執念の同点弾。試合終了のホイッスルとともに、ベンチとスタンドは残留決定の歓喜に包まれました。(via Mundo Deportivo)

CDミランデス

アウェーでレアル・ソシエダBと2-2で引き分け、降格圏脱出に向けた喉から手が出るほど欲しかった勝ち点2を取りこぼしました。残留ラインのカディスと勝ち点3差のまま、非常に厳しい状況で残り2試合を迎えます。ムネタ監督率いるチームは前半、コーナーキックからのこぼれ球をフェルナンド・メドラーノが見事な反転シュートで決めて先制(今季2点目)。同点で迎えた48分には、ウゴ・ノボアの右クロスをラファエル・バウザが完璧なヘディングで合わせて再びリードを奪いました。しかし、前半には不可解なコーナーキック判定から失点し、後半アディショナルタイム94分にはクロスがそのままゴールに入る不運な形で追いつかれ、アウェーでの勝利を目前で逃しました。(via MARCA)

RCデポルティーボ

本日は試合がありませんが、明日のリアソールでのFCアンドラ戦に向けてチームのボルテージは最高潮に達しています。アントニオ・イダルゴ監督率いるチームは、ライバルのアルメリアが敗れたことで、この試合に勝利すれば自動昇格圏の2位争いで決定的なアドバンテージを得ることができます。残り3試合で2勝すれば8年ぶりの1部復帰が決まる状況です。出場停止のルーカス・ノウビに代わり、アルナウ・コマスかダニ・バルシアがスタメンで起用される見込みです。イエローカードの累積警告を見事に回避した絶対的エースのジェレマイ・エルナンデスや、強力なコンビを組むビル・ンソンゴら攻撃陣の爆発に期待がかかっています。リアソールは超満員となる見込みです。(via SPORT)

FCアンドラ

カルレス・マンソ監督率いるチームは、降格の危機に瀕しながらも、すでにラシンやラス・パルマスといった上位陣を粉砕している「ジャイアントキラー」として、明日のデポルティーボ戦に臨みます。リーグトップのポゼッション率(60.7%)を誇るパスサッカーで、リアソールのファンを沈黙させる準備を整えています。膝の怪我でテオ・ル・ノルマン(スペイン代表DFの弟)を欠く厳しい台所事情ですが、チーム得点王のジョセップ・セルダ(9得点)や、決定力のあるラウタロ・デ・レオン(8得点)が攻撃の起点となります。プレッシャーのない状態で、デポルティーボの昇格パーティーを阻止する不気味な存在です。(via SPORT)

【本日の総括】

第40節の土曜開催試合により、LALIGA Hypermotionの勢力図は劇的に動きました。最大のニュースは、ラシン・サンタンデールが圧倒的な強さで14年ぶりの1部リーグ昇格を決定させたことです。一方で、自動昇格の残り1枠を争うアルメリアがホームでラス・パルマスに逆転負けを喫し、明日の試合を控えるデポルティーボに圧倒的な有利な状況が生まれました。ラス・パルマスとマラガは揃って勝利し、自動昇格枠の2位へ猛烈なプレッシャーをかけています。プレーオフ争いでは、劇的勝利のブルゴスがカステリョン(勝ち点66)に並んで6位に浮上し、敗れたエイバルは一歩後退しました。残留争いでは、サンセが執念のドローで残留を確定させた一方、クルトゥラル・レオネサが奇跡的な勝利で降格圏のカディス(勝ち点37)に1ポイント差と迫り、勝ち点を逃したミランデスと共に最終盤まで死闘が続くことになります。