被災地支援と敵将の絆
痛ましい列車事故の知らせに、ベティスの選手たちはすぐさま行動を起こしました。マーク・バルトラ、エズ・アブデ、エクトル・ベジェリン、アイトル・ルイバルらが相次いでSNSを更新し、被災者支援ダイヤルや血小板・血液のドナー募集窓口情報を拡散して支援を呼びかけました。
マルク・バルトラは自身のInstagramストーリーで『トレドで発生した恐ろしい列車事故で亡くなられた方々のご家族に、心からの深いお悔やみを申し上げます。命の儚さを思い知らされる言葉もない瞬間です。救助活動に尽力されている方々に力とサポートを送ります。心から皆様と共にあります』と悼み、アブデも『ウルダでの事故の犠牲者とそのご家族にすべての愛とお悔やみを送ります。マドリードやトレドの近くにいる方は、ぜひ献血に行って助けを必要としている人をサポートしてください』と熱く訴えかけました。クラブ公式も『全ベティスファミリーの深い悲しみと solidarity を遺族へ捧げます』と声明を発表し、チーム全体で被災地に寄り添う姿勢を示しています。
一方、対戦相手であるCDAナバルカルネロ(2RFEF)のミゲル・サーラテ監督も『一番大事なのはこれ以上悪いニュースが出ないこと。サッカーは二の次です。お互いのクラブとファンが最高の状態で歴史的な夜を楽しめる日程に延期されたことは当然の判断です』とベティス側の提案と決定を全面的に支持しました。
さらにナバルカルネロのスポーツディレクターを務める32歳のフラン・パストール氏もメディアのインタビューに応じ、ベティスに対する敬意と知られざる因縁を明かしました。
パストールSDはベティスについて『ベティスは間違いなくスペインのトップ5に入る強豪であり、今季はチャンピオンズリーグを戦っている素晴らしいチームです。今回のコパ初戦で対戦する全クラブの中で最も手ごわい相手であり、彼ら自身もコパのタイトルを本気で狙っているからこそ最大限の敬意を持って準備してくれていました。うちのGKディエゴ・コンデはかつてナバルカルネロに在籍していたので特別な再会になります』と絶賛しました。
また、自身がレアル・マドリードの下部組織時代にディエゴ・ジョレンテと同期だった思い出を振り返り、『マルコス・ジョレンテはカンテラ時代から本当に謙虚で、努力を重ねてトップに登り詰めた男です。久しぶりに再会できるのをとても楽しみにしていた』と語りました。
さらにパストールSDは、若手時代にベティスB(ベティス・デポルティーボ)へ加入する一歩手前だったという驚きの秘話を告白しました。『セグンダBでの2年目、ベティスBのコーチだったカピ氏が僕のプレーを直接見に来てくれて、正式なオファーをいただきました。家族とも話し合って前言撤回しかけたのですが最終的に移籍は実現しませんでした。精神的な理由やタイミングもありましたが、その年の冬にベティスBが代わりに獲得したのが、なんとアイトル・ルイバルだったのです』と、運命のイタズラのようなエピソードを明かしました。(via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)