マルティン・アンセルミ新監督の就任決定
エルチェCFは、2026-2027シーズンの新監督としてアルゼンチン出身のマルティン・アンセルミの就任を公式に発表しました。来月41歳の誕生日を迎える若手指揮官は、1シーズンの契約を結んでおり、設定された目標を達成した場合にはさらに1年間の契約延長オプションが付帯しています。アンセルミは今週の月曜日にヤシの木の街であるエルチェに到着する予定で、水曜日には公式なお披露目プレゼンテーションが開催される見込みです。彼にとっては、2024-2025シーズンの後半に指揮を執ったFCポルトに続き、ヨーロッパで2度目の挑戦となります。クラブは、近年ますます厳しさを増す1部リーグにおいて、ファンにとって魅力的で競争力のあるプロジェクトを構築するための最適な人物として彼を迎え入れました。(via SPORT)(via ElDesmarque)(via Mundo Deportivo)
劇的な1部残留と監督交代の舞台裏
エルチェは今季のラ・リーガにおいて、最終節でジローナと1対1で引き分け、降格圏とわずか1ポイント差の15位というギリギリの成績で1部残留を決定しました。しかし、セバスティアン・ベカセセの後に就任し、チームを1部昇格に導いて苦しいシーズンを戦い抜いたエデル・サラビア監督は、契約を1年残したまま5月27日に突如として辞任を発表し、ベンチは空席となっていました。クラブはその後、約2週間半にわたって後任探しを行いました。ガルシア・ピミエンタ(後にマジョルカの監督候補に浮上)、ラウル・ゴンサレス・ブランコ、サンティ・デニアといったスペイン国内の指導者の名前が飛び交う中、アンセルミは候補リストの隠れたダークホースでした。約1週間前に行われたビデオ通話による最初の接触で、彼の提示するプレースタイルがクリスティアン・ブラガルニク・オーナーやペドロ・スキノッカ・ゼネラルディレクターらフロント陣の心を強く打ちました。物理的な距離があっても両者のフィーリングは完全に一致し、2年前のサラビア招聘時と同様のプロセスで契約の青信号が出されました。クラブの公式声明でも、主導権を握ることと競争への野心に基づく彼のサッカー理解、そしてパーソナリティと認識しやすい攻撃的なスタイルを持つチーム作りが、クラブの方向性と完全に一致していると高く評価されています。(via SPORT)(via ElDesmarque)(via Mundo Deportivo)
新指揮官の華麗な経歴と目指すサッカースタイル
アルゼンチンの育成組織でキャリアをスタートさせたアンセルミは、ポジショナルプレーの理念を発展させてきました。2019年にミゲル・アンヘル・ラミレスのアシスタントとしてコパ・スダメリカーナを制覇した後、チリのウニオン・ラ・カレラで監督としての経験を積みました。その後、エクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェでは2022年のコパ・スダメリカーナと、フラメンゴをマラカナンで撃破したレコパ・スダメリカーナを制覇し、コパ・リベルタドーレスでも戦うなど南米大陸で確固たる地位を築きました。メキシコの歴史ある名門クルス・アスルでは、2024年のアペルトゥーラにおいてショートトーナメント史上最多勝ち点の記録を樹立して首位に立つという偉業を成し遂げています。ヨーロッパへ渡った後はFCポルトでヨーロッパリーグや第1回クラブワールドカップを経験し、直近ではブラジルのボタフォゴを指揮していました。ポルトガルやブラジルでは特定の条件が彼のメソッドの成功を妨げるという困難もありましたが、エルチェで新たな安定と成功を求めています。スペインのサッカーやエルチェのスカッドを熟知しており、自身のメソッドをプレシーズンを使って機能させる必要があることを完璧に理解しています。生粋のビエルサ派として知られる彼は、近年もイニゴ・ペレス、アンドニ・イラオラ、マルセリーノ・ガルシア・トラル、カルロス・コルベランといったスペインの指導者たちと親交を深めてきました。就任にあたり、クラブ公式SNSのメッセージで彼は『アグレッシブなチーム、ポゼッションを失った直後に反応し、素早くボールを奪い返すチームにしたい』と力強く語り、自身の目指す明確なスタイルをファンに約束しています。(via SPORT)(via ElDesmarque)(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
エデル・サラビア監督の電撃辞任から約2週間半、エルチェCFは南米で数々のタイトルを獲得し、FCポルトでも指揮を執った新進気鋭のマルティン・アンセルミを新監督に招聘しました。アグレッシブで攻撃的なスタイルを掲げるアルゼンチン人指揮官のもと、来季のラ・リーガでのさらなる飛躍と上位進出を目指す魅力的な新プロジェクトが幕を開けます。