フランコ・マスタントゥオーノ選手 期待の神童がフィオレンティーナへレンタル移籍した苦渋の独白
レアル・マドリードが今夏、クラブ史上最高額に迫る1億3000万ユーロ以上の超高額な移籍金(固定+変数)を支払って右ウイングのYan Diomande選手を完全獲得したその陰で、かつてアルゼンチンの天才神童と持て囃され、6300万ユーロという巨額の違約金でマドリードへ加入した19歳のMFフランコ・マスタントゥオーノ選手は、静かにイタリアのフィオレンティーナへのレンタル移籍(1年間のローン)の手続きに署名しました。
昨シーズン、Xabi Alonso監督のもとで華々しいデビューを飾りながらも、その後はベンチを温める時間が長く、代表でのワールドカップの招集リストからも完全に除外されるなど、非常にタフで悔しい1年間を過ごしたマスタントゥオーノ選手。フィオレンティーナでのコッパ・イタリア(ベネヴェント戦を4-1で勝利、後半から30分間出場して素晴らしいパフォーマンスを披露)でのデビューを果たしたのち、公式記者会見に姿を現した彼は、マドリードでの苦しい日々の本音をこのように激しく吐露しました。 (via SPORT)
『レアル・マドリードの幹部とは非常に穏やかでフレンドリーな対話を交わしました。私は多くのオファーの中から移籍を決断し、関心を示してくれたすべての人々に感謝しています。マドリードでの昨シーズンは、チーム全員にとって非常に複雑でタフな時期であり、決して簡単ではありませんでした。しかし、そうした困難な経験こそが、多くのことを学び、自分自身を成長させるための糧になると信じています。フィオレンティーナへの加入は決して古巣への復讐(リベンジ)などではなく、自分がどのような選手であるかをピッチの上で証明し、チームを助け、再び心からフットボールを楽しむための素晴らしい機会なのです』。 (via SPORT)
なお、マドリードは同じく下部組織(カンテラ)の至宝であるMFバルデペニャス(Valdepeñas)選手についても、その保有権の50パーセントを800万ユーロで譲渡する形で、フィオレンティーナへの5年契約での完全移籍を承認しています。 (via SPORT)
フェルナンド・ロマイ氏 レジェンドが告発したレアル・マドリードでの17年間無年金問題の闇
スペインの労働社会において、かつてレアル・マドリードのバスケットボール部門で一時代を築き、17シーズンにわたり21個ものタイトルを獲得した2.13メートルの伝説的な元選手、フェルナンド・ロマイ氏が明かした「無年金(非 cotización)問題」が、フットボール界や他のエリートスポーツ界をも巻き込む巨大な社会保障問題として波紋を広げています。
ロマイ氏は、Cadena SERのラジオ番組「El Larguero」に出演した際、当時の信じられないほど不条理な社会保障制度の不備について、次のようにユーモアと悔しさを交えて告白しました。
『私たちのケースは、当時の法律の隙間に完全に放置された、極めて奇妙なものでした。私たちはどこからどう見ても、すべての生活をスポーツに捧げる完全な「プロの労働者」として契約を結んでいましたが、当時のスペインの法律には、プロアスリートを社会保障(セグリーダ・ソシアル)の一般制度(レジメン・ヘネラル)に登録させる義務がまだ確立されていなかったのです。この不備は1980年から2003年までの約23年間にわたり放置され、私たちの世代がその不利益を丸ごと被ることになりました。税制上、私たちは実に「56パーセント」という莫大な税金を毎月国に納めていたのです。私の収入の半分以上が税金として消えていたのですから、私はいつも「だから私は試合の半分しかコートに立たず、残りの半分は国税庁のためにベンチを温めていたのだ」と冗談を言っていたほどです』。 (via SPORT)
ロマイ氏は、マドリードという最高峰のメガクラブに17年間在籍しながら、その期間中の年金(cotización)の積立が、国税庁のシステム上において「ゼロ日」であることを告発。彼はさらにこのように説明しています。
『私の社会保障番号がマドリードではなく、生まれ故郷のガリシアのものである理由は、マドリードに在籍していた17年間、一度も年金が積み立てられていなかったからです。私がオ・アル・フェロールに移籍して初めて、国税庁への正式な年金積立が開始されました』。 (via SPORT)
現在、ロマイ氏は、アルピニストのドルレス・フェルナンデス=オチョア氏や元新体操スターのアルムデナ・シド氏らと提携し、当時のアスリートたちの活動期間を正式な労働期間として認め、100パーセントの年金受給資格を確保するためのロビイングプラットフォームを設立。最高峰の舞台で国を代表して戦いながら、現在わずか月額600ユーロの最低非拠出年金で極貧の老後生活を強いられている元オリンピアンたちの悲惨な窮状を訴え、CSD(スペインスポーツ上級委員会)や政府に対して迅速な法改正を求めています。 (via SPORT)