メスタージャ売却と新スタジアムの進捗

🏟️ 開場103年を迎えたメスタージャですが、いよいよその歴史に幕を下ろす日が近づいています。新スタジアム「ノウ・メスタージャ」への完全移転まで残り1シーズンとなりました。バルセロナ戦の前にはファン団体によるピーター・リムの経営に抗議するデモが予定されていますが、スタジアムの移転計画は着実に進んでいます。

ノウ・メスタージャの建設工事は、約16年間の放置を経て2025年1月に再開され、急速に進行しています。現在はメインルーフを支える50本の柱と圧縮リングの大部分の設置が完了し、屋根を支えるケーブルが張られています。さらに、メディア用ではなくアナリスト用のキャビンのテストも行われています。このスタジアムは再設計を経て建設が進められており、収容人数は70,044人(ホスピタリティ席6,500席を含む)で、2030年W杯の会場候補としても有力視されています。市役所と合意した工期では30ヶ月以内、つまり2027年7月までに完了する必要があり、クラブは2027年4月の完成を見込んでいます。クラブ内では必要に応じた陸上競技場への変換方法、2027年以降のソシオの移行方法、コンサートの開催計画なども並行して検討されています。

バレンシアのゼネラルディレクター、ハビエル・ソリスは、クラブの他の幹部陣とともにポッドキャスト番組に出演し、次のように語りました。

『ご想像の通り、クラブにとって完全にダイナミクスが変わることになります。昨年1月に工事が再開されて以来、スタジアムがクラブをホームとして、収入面や技術面で、スペインだけでなくヨーロッパの他の多くのクラブと同じレベルに引き上げる現実になりつつあるのを見てきました。我々にとって、ホームスタジアムはクラブが抱える最後の大きな不確定要素だと考えていました。今日、我々が踏み出そうとしているこの飛躍により、スペインのみならずヨーロッパの主要な会場、大きな施設のレベルに位置づけられることを期待しています』

また、3億ユーロ以上とされる建設費の調達と工事再開の決断についても触れました。

『簡単な決断ではありませんでしたが、クラブにとっての必要性でした。2009年からスタジアムの工事が止まっていたことは、クラブにとって目の上のたんこぶでした。例えば新しいスタジアムを建設し始めるために現在のスタジアムを売却する必要があるとき、買い手は当然そのことを知っています。何かを売りたいとき、相手がそれを知っていれば、こちらが思っているほどの価値は提示してきません。しかし、投資ファンドの参入、そしてその後のクラブの素晴らしい取り組みにより、金融機関との資金調達がまとまり、状況は少し逆転しました。クラブにはすでにスタートするだけでなく、スタジアムを完成させる能力があります』

年内までの現在のメスタージャ跡地売却が必須となる中で、資金調達が完了したことで強気な姿勢に転じたことを明かしています。

『明らかに強い立場に立つことができます。資金調達がまとまり工事が始まってから、我々は生み出される資産とそれがクラブの未来にとっていかに重要であるかに気づきました。クラブだけでなく、都市にとっても、市民全員の利益に還元される間違いなく新しい開発の中心地となるからです』(via Estadio Deportivo)

ユースチームの結果

👦 トップチームだけでなく下部組織のニュースとして、バレンシア・フベニールはコパ・デ・カンペオネスの準々決勝でグラナダと対戦しました。ホームとアウェイの両試合においてそれぞれ1-2で敗れ、トータルスコア2-4で敗退となりました。(via MARCA)

【本日の総括】

バルセロナとの最終節にカンファレンスリーグ出場という奇跡の望みを懸けるバレンシア。ハビ・ゲラの活躍や新スタジアム建設の進展といった明るい話題がある一方で、カニサレスからの痛烈な経営・監督批判や、ギドらの契約問題など、ピッチ内外で激動の時期を迎えています。来季に向けたデ・ハースやダン・ニールなど新戦力の補強も急ピッチで進んでおり、クラブは大きな過渡期にあります。