ビクトル・フェルナンデスJr バジャドリードへレンタル移籍
ビクトル・フェルナンデスJrが、今季バジャドリードへ1年間のレンタルで移籍することが公式に発表されました。この契約には買い取りオプションは含まれておらず、十分な出場時間が与えられることが絶対条件となっています。さらにバレンシアは、レンタルが想定通りに進まない場合、1月に契約を打ち切るオプションを保持しています。昨季レバンテUDからVCFメスタージャにレンタル加入し、2部RFEFで11ゴール3アシストという圧倒的な成績を残した彼は、シーズン終了後に10万ユーロの買い取りオプションが行使され、バレンシアと2029年までの契約を結んでいました。今夏はカルロス・コルベラン監督の下でプレシーズンに参加し、トップチーム定着を目指す10人のカンテラーノの1人としてテストされる予定でしたが、クラブは彼の成長を止めないため、出場機会を得られるプロクラブへのレンタル移籍を決定しました。選手本人は『自分の故郷であり、子供の頃に試合を見に行っていたスタジアムでプレーできることを誇りに思います。クラブの目標を達成するために全力を尽くし、自分が何ができるかを示したいです』と意気込みを語っています。(via ElDesmarque / SPORT)
プレシーズン合流状況とハビ・ゲラの去就
カルロス・コルベラン監督の下でプレシーズンの準備が進む中、休暇を終えた選手たちが続々と合流しています。ワールドカップに向けたスペイン代表の合宿に参加していたハビ・ゲラは、他の選手より遅れて木曜日にチームに合流しました。バルセロナが彼の獲得に興味を示して状況を探っているものの、バレンシアの態度は明確で、契約解除金(現在は6000万ユーロ、8月には50%増の9000万ユーロ)の満額支払いでしか放出を認めていません。本人は移籍の噂を意に介さず、『メスタージャで再びプレーしたくてうずうずしています。バレンシアのような歴史あるクラブは、降格争いではなく、ヨーロッパの舞台や上位を争うべきです。そのために変えていかなければならない』と高いモチベーションを示しています。
一方、金曜日には新加入のストーレ・ディミトリエフスキとジェンク・エズカジャルが合流予定です。ディミトリエフスキは北マケドニア代表での親善試合と自身の結婚式を終え、正GKの座を懸けて合流します。ジェンクについては、クラブから移籍先を探すよう通達されていましたが、現時点でクラブのオフィスに正式なオファーは届いておらず、トルコのバシャクシェヒルFKからの関心が噂されているものの、具体的な動きはありません。彼は移籍先が決まるまで、他の選手たちと同様にプレシーズンのトレーニングに参加することになります。(via ElDesmarque)
ルベン・ソブリーノが語るマルセリーノ政権下の記憶
現在カディスCFなどでプレーしてきたルベン・ソブリーノが、ポッドキャスト番組でバレンシア時代の苦い記憶を振り返りました。2019年の冬にミヒー・バチュアイの代役として500万ユーロで加入した彼は、メスタージャで約2年半を過ごし、35試合(1061分)で3ゴールという記録に終わりました。彼は加入当時について、『フィジカル的にも落ち込んでいて、周囲のプレッシャーに苦しみました。ケヴィン・ガメイロやロドリゴ・モレノ、後にマキシ・ゴメスやサンティ・ミナがいて、出場するための競争は非常に激しかった』と語っています。
また、マルセリーノ監督とピーター・リム・オーナーの間で緊張状態が続いていたことにも触れ、マルセリーノ監督から直接放出を告げられたエピソードを明かしました。『ある日、監督から私やメドランなどを含めた4人が呼ばれ、出て行くように言われました。理由が分からず、市場の最終日に監督にバレンシアに残りて成功したい、あなたから多くを学びたいと伝えたのですが、彼は夏にカリム・ベンゼマを欲しがっていたため、私が構想外だと理解しました』と述べています。さらに、当時チームメイトだったデニス・チェリシェフから『バレンシアはレアル・マドリードのように常にトップ3に入ることが求められるクラブで、勝っても負けても批判されるからTwitter(現X)はアカウントを消したほうがいい』とアドバイスを受けたことも明かしました。(via ElDesmarque)
右サイドバックの補強候補にウィリアム・ミケルブレンシス
バレンシアは、右サイドバックの補強を模索しています。第一候補はトーマス・ムニエですが、彼はワールドカップに参戦中で、金曜日にはスペイン代表との準々決勝を控えているため、交渉は長期化する見込みです。また、現在スカッドにいる本職の右サイドバックは負傷中のディミトリ・フルキエのみであり、彼の復帰時期も不透明であることから、クラブはこのポジションに2人の選手を加えたいと考えています。
この状況下で、クラブは手薄な登録枠を圧迫しないU-23枠(Bチーム登録)で獲得可能な選手を探しており、フランス人のウィリアム・ミケルブレンシス(20歳)がリストアップされています。彼はドイツのハンブルガーSVとの契約を6月に満了し、現在はフリーエージェントとなっています。バレンシアのスポーツディレクター、リサンドロ・イセイらが率いる強化部門は彼をモニタリングしており、プロフィールはクラブの求める条件に合致しています。モクタル・ディアカビと同じ国籍で同じ代理人を持つ彼は、右サイドバックを主戦場としながらムニエのように高い位置でもプレーできる攻撃力とスピードを備えています。スタッド・レンヌなど他のクラブからも関心を集めていますが、バレンシアとの具体的な交渉はまだこれからといった段階です。なお、同じく候補に挙がっていたアンドレス・ガルシアは、トップレベルでの経験不足を理由に見送られました。(via ElDesmarque)
今季のGK編成プランがアップデート
バレンシアのGK編成について、新たな方針が固まりつつあります。基本プランとして、ストーレ・ディミトリエフスキを正GKとしてシーズンをスタートさせ、彼と競争できる第2GKを獲得するという方針に変わりはありません。しかし、第3GKの扱いについては変更がありました。
クラブはクリスティアン・リベロに対し、契約が1年残っているものの、新天地を探すよう通達しました。ロン・グーレイやリサンドロ・イセイ、コルベラン監督は、手薄なポジション(両サイドバック、センターバック、ウイング、ストライカーなど)の補強を優先するため、GKの補強は第2GKの1人のみに留める決断を下しました。
それに伴い、第3GKにはアカデミーの期待の星であるラウル・ヒメネス(18歳)が昇格する見込みです。スペインの各世代別代表に選ばれてきた彼は、今季オスカル・サンチェス監督率いるVCFメスタージャで正GKとしてプレーしながら、トップチームの緊急事態やコパ・デル・レイに備える役割を担います。昨季はビセント・アブリルの控えに甘んじ、2部RFEFで10試合、プレミアリーグ・インターナショナルカップで3試合の出場に留まりましたが、クラブは彼らの成長を促すため、アブリルを上のカテゴリーへレンタルし、ヒメネスにメスタージャのゴールを託す計画です。現在軽い肉離れから回復中のヒメネスですが、数日中にはトレーニングに復帰し、スケジュールが許せばメスタージャの試合に出場しつつトップチームのベンチにも座ることになります。彼は今年の初めに契約を更新し、2028年6月までクラブに留まる予定です。(via SPORT)
ハムザ・ベラリがカステリョンへ完全移籍
VCFメスタージャに所属していたモロッコ人ウインガーのハムザ・ベラリ(21歳)が、バレンシアとの契約を解除し、CDカステリョンへ完全移籍することが発表されました。契約期間は2029年までとなります。彼は昨季、エルデンセでの活躍(37試合5ゴール6アシスト)を経てバレンシアに加入し、メスタージャでプレーしながらトップチームにも招集されていました。強力な突破力と得点力を備えるサイドアタッカーですが、クラブが彼と同じ攻撃的なプロフィールを持つ日本の新星、佐藤龍之介をU-23枠で獲得したことにより、トップチームでの居場所が失われました。メスタージャに戻る意思がなかったベラリは、トップチーム定着への道が閉ざされたことで退団を決断しました。ビクトル・ムニョスのバジャドリードへのレンタルに続き、トップチームの規律下に入る予定だった選手の2人目の退団となります。(via ElDesmarque)
ウーゴ・ドゥロが語る欧州復帰への決意
プレシーズンをスタートさせたウーゴ・ドゥロが、自身の主催するアルバラト・デルス・タロンジェルスでのサッカーキャンプを訪れ、今シーズンの目標について力強く語りました。数日前は具体的な目標設定を避けていましたが、今回は『ヨーロッパの大会に出場することが我々の目標でなければなりません。メスタージャでの最後の年になるのですから。しかし、言葉だけで終わらせてはいけず、選手たちがピッチで証明しなければなりません』と明確に欧州圏内への復帰を宣言しました。
また、アリウ・ディエングや佐藤龍之介、ユスティン・デ・ハース、ギド・ロドリゲスなどの新戦力が早く合流したことについて、『クラブがチームとして成長しようとしている姿勢が見えます。2週間ではなく1ヶ月半、全員で一緒に取り組めるのは我々にとってベストなことです』と歓迎しました。個人的な目標については、『一番大切なのは毎年成長したいという気持ちです。私の目標は再び10ゴール以上を記録することです』と、クラブ史上9人目となる3シーズン連続でのチーム内得点王に意欲を燃やしています。最後にファンに向けて、『皆で幸せに、メスタージャを楽しみ、そして何より団結していきましょう』とメッセージを送りました。(via ElDesmarque)
エライ・キュメルトの不透明な去就
スイス代表としてワールドカップに参加し、ベスト8進出を果たしたエライ・キュメルトですが、バレンシアでの未来は全く見えない状況です。6月30日でレンタル契約が満了した彼は、バレンシアに残ることを希望しており、オファーがあればクラブに報告すると約束していました。しかし、メスタージャでのバルセロナ戦でピッチ上でペナントを持って別れを告げるような振る舞いを見せた後も、他の選手のようにSNSで正式な別れの挨拶をしていません。
バレンシア側は、高額な給与を理由に彼を構想外としており、フリーで獲得できるジャスティン・デ・ハースを獲得するなど、別の安価なオプションを進めています。クラブはウナイ・ヌニェスの穴を埋めるセンターバックを探していますが、キュメルトがその候補に入る可能性は極めて低いと見られています。ワールドカップで結果を残しているにもかかわらず、メスタージャでの彼の居場所はなく、本人はフリーエージェントとしての立場を活かして新天地を探すことになります。(via ElDesmarque)
マリ代表MFアリウ・ディエングが完全移籍で加入
バレンシアは、エジプトのアル・アハリSCからマリ代表MFのアリウ・ディエング(28歳)を完全移籍で獲得したと公式発表しました。契約は2028年6月までの2年間で、パフォーマンスに応じた1年の延長オプションが付帯しています。ディエングは2019年からアル・アハリで250試合に出場し、エジプト国内で3度のリーグ優勝、2度のカップ戦優勝、4度のスーパーカップ優勝、さらにはCAFチャンピオンズリーグを4度、CAFスーパーカップを2度制覇するなど、アフリカで最もタイトルを獲得した選手の一人です。
入団会見で彼は、『チャンピオンズリーグ出場は私の個人的な野心です。私はアフリカで多くのトロフィーを獲得した大きなクラブから来ましたから。まずは監督とチームメイトの指示に従い、一歩ずつ進んでクラブをあるべき場所へ導きたい』と意気込みを語りました。バレンシアでプレーしたマリ出身のモハメド・シソコ(加入時に歓迎のメッセージを送った)やセイドゥ・ケイタについては、『彼らは世界的な手本であり、レジェンドです。彼らの足跡を辿り、犠牲を払ってできれば彼らを超えたい』と語りました。フィジカルの強さについては『子供の頃からスポーツをしてきましたが、自然なものでもあります。ミックスですね』と笑顔で答え、スペインリーグへの適応にも自信を見せています。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
カルロス・コルベラン監督の下で本格始動したバレンシア。ハビ・ゲラの高額な契約解除金設定や、ビクトル・フェルナンデスJrとハムザ・ベラリの若手アタッカーの放出など、限られたスカッド枠と資金をやり繰りするクラブの明確な姿勢が見えます。一方でアリウ・ディエングの加入や、ウーゴ・ドゥロが語る欧州カップ戦復帰への熱意は、メスタージャ最終年を戦うチームにポジティブなエネルギーをもたらしています。右サイドバックの補強や第2GKの獲得など、残された課題にどう対処していくのか、強化部門のさらなる動きに注目です。