カルロス・コルベラン監督が2028年まで契約延長
バレンシアは、カルロス・コルベラン監督との契約を2028年6月まで1年間延長したことを公式に発表しました。この決定は数ヶ月前から合意に達していましたが、昨シーズンの成績不振やメスタージャでの批判的な空気を考慮し、正式な発表はシーズン終了後まで保留されていました。
クラブの公式声明では、この契約延長がキアット・リム会長およびロン・グーレイCEOの全面的な支持を受けたものであり、現在から未来を見据えた競争力と安定性のあるプロジェクトを構築し、クラブをあるべき場所へ戻すための重要な一歩であると説明されています。クラブ側は、カルロス・コルベランが今後数シーズンのチームの成長を牽引するのに最も理想的な人物であると確信しています。
コルベラン監督は2024年12月、チームが降格圏に沈む非常に困難な状況で、イングランド2部のWBAから違約金を支払われて引き抜かれる形で就任しました。初年度はチームを降格の危機から救い出し、首脳陣の信頼を勝ち取りました。昨シーズン前半戦はわずか3勝(勝ち点17)と低迷し、メスタージャのファンから厳しい批判を浴びる時期もありましたが、最終的に目標を達成し、今回の契約延長に至りました。これまでに公式戦67試合で指揮を執っています。
(via MARCA)
(via ElDesmarque)
プレシーズン始動と今後のスケジュール詳細
チームは木曜、金曜、土曜にかけてメディカルチェックと体力テストを完了し、月曜日からパテルナ練習場のピッチで本格的にプレシーズンを始動しました。最初の1週間は、水曜日と土曜日を除く毎日が2部練習という非常にハードなメニューとなっており、完全なオフは日曜日のみ設定されています。
コルベラン監督は、一部のポジションでの人員過多と別のポジションでの不足というアンバランスな編成でスタートを切ることになりました。プレシーズンの最初のピッチ練習に参加したトップチームの選手は以下の通りです。
・GK:クリスティアン・リベロ
・DF:ムクタル・ディアカビ、ジャスティン・デ・ハース、セサル・タレガ、ホセ・ルイス・ガヤ、ヘスス・バスケス
・MF:ペペル、バティスト・サンタマリア、アンドレ・アルメイダ、フィリップ・ウグリニッチ
・サイドアタッカー:アルナウト・ダンジュマ、ルイス・リオハ
・FW:ダニ・ラバ、ウーゴ・ドゥロ、ウマル・サディク
また、トップチームをサポートするため、ビセンテ・アブリル、ラウル・ヒメネス、ミゲル・モンフェレール、ルボ・イランソ、ロドリゴ・ガモン、アーロン・マジョル、ルーカス・ヌニェス、ダビド・オトルビ、マリオ・ドミンゲスといったカンテラ(下部組織)の選手たちもグループごとに合流しています。バジャドリードへの移籍が控えているビクトル・フェルナンデスや、イケル・コルドバも練習に参加する予定です。
一方、怪我を抱えているコペテ、フルキエ、ディエゴ・ロペス、セルジ・カノス、アルベルト・マリ、パブロ・ロペスの6選手は別メニューでの調整となっています。また、代表戦などの影響で、ストレ・ディミトリエフスキ、ハビ・ゲラ、ギド・ロドリゲス、アリウ・ディエング、佐藤龍之介らは後日合流するスケジュールが組まれています。
今後のプレシーズンの親善試合を含む日程は以下の通りです。
・7月6日:パテルナでピッチ練習開始
・7月13日〜19日:ジローナ(Royalverd Training Center)での合宿
・7月18日:親善試合 ペトロ・デ・ルアンダ戦(ジローナ)
・7月22日:親善試合 エルデンセ戦(パテルナ)
・7月25日:親善試合 CDカステリョン戦(パテルナ)
・7月27日〜8月2日:イギリス・バーミンガムでの合宿
・7月28日:親善試合 ダービー・カウンティ戦
・8月1日:親善試合 ストーク・シティ戦
・8月8日:トロフェオ・タロンハ ニューカッスル戦
(via ElDesmarque)
ギド・ロドリゲスが合流し喜びのコメントを発表
金曜日に加入が公式発表されたアルゼンチン代表MFギド・ロドリゲスが、月曜日の朝にパテルナ練習場を訪れた後、IMED病院で血液検査などのメディカルチェックを済ませました。
2028年までの契約(さらに1年の延長オプション付き)を結んだ同選手は、昨季後半戦で17試合に出場して4ゴールを記録し、攻守両面でチームに安定とバランスをもたらし、後半戦の成績向上に大きく貢献しました。2022年のワールドカップやコパ・アメリカを制した経験豊富なミッドフィルダーは、病院を出る際に次のように語りました。
『またバレンシアにいられることをとても幸せに思っています。早くみんなと一緒に練習を始めたい気持ちでいっぱいです。今はプレシーズンを良い形でスタートさせることが一番重要ですね』
クラブは彼を歓迎するため、バレンシアの伝統と革新が混ざり合う象徴的な街であるルサファ地区を舞台にした紹介動画を制作しました。これは、地域への帰属意識やバレンシアのアイデンティティを称える「Terra de Valentia」というクラブ全体のスローガンに基づいた取り組みです。(同様に、新加入のオランダ人DFジャスティン・デ・ハースの紹介動画はエル・カバニャル地区で撮影されました)
(via ElDesmarque)
日本人初、佐藤龍之介が到着し意気込みを語る
FC東京から移籍金400万ユーロ(約6億8000万円)で完全移籍する19歳の日本人MF佐藤龍之介が、月曜日にマニセス空港に到着しました。彼はメディカルチェックを受けた後、クラブと5年間の長期契約を正式に結ぶ予定です。
数日前にFC東京から移籍に向けたチーム離脱が発表された際には、約400人のサポーターがスタジアムで彼を見送りました。佐藤は既に日本代表にも選出されており、バレンシアのトップチームのユニフォームを着て公式戦に出場する初の日本人選手となります。
空港に到着した佐藤は、ヨーロッパでの挑戦に対する喜びを隠さず、次のように意気込みを語りました。
『バレンシアのような偉大なクラブに来られて本当に幸せです。僕は10番(トップ下)でもウイングでも、どちらのポジションでもプレーすることができます』
また、すでにコルベラン監督と直接言葉を交わしたことも明かしており、手続きが完了次第、プレシーズンのトレーニングに合流する予定です。
(via ElDesmarque)
移籍市場の動向:獲得ターゲットと放出候補の現状
今後の移籍市場におけるバレンシアの動きも活発です。佐藤龍之介の加入に加え、マリ代表MFアリウ・ディエングの獲得も間もなく正式に発表される見通しです。彼は代表活動のため少し遅れてチームに合流します。
また、右サイドバックの補強として、コルベラン監督が熱望しているトーマス・ムニエ(メニエ)との交渉も大詰めを迎えています。合意に至れば、ワールドカップ後の短い休暇を挟んでチームに合流する予定です。これらの選手に加え、クラブは今後、サイドアタッカー、センターバック、そしてゴールキーパーの補強にも動く方針です。
一方で、選手の放出作業も急務となっています。ジェンクとは退団に向けた紳士協定が結ばれており、彼は既に練習への参加を免除されています。しかし、構想外となっているバティスト・サンタマリア、ダニ・ラバ、アルナウト・ダンジュマ、ムクタル・ディアカビ、アンドレ・アルメイダといった選手たちは、移籍先が決まるまでの間、クラブの公開画像にも映っている通り、トップチームのメンバーと共に通常通りプレシーズンのトレーニングに参加しています。
(via ElDesmarque)
【本日の総括】
コルベラン監督の2028年までの契約延長が正式発表され、ギド・ロドリゲスや佐藤龍之介ら新戦力も続々と到着。放出作業の課題は残るものの、プレシーズンが本格的に始動しました。