アリウ・ディエングの公式発表と到着 詳細な契約内容と本人の意気込み

⚽️ バレンシアはマリ代表ミッドフィルダーのアリウ・ディエング(28歳)の獲得を公式発表しました。エジプトのアル・アハリからフリートランスファーでの加入となります。契約期間は2028年6月までの2シーズン固定で、目標達成やパフォーマンスに応じた1シーズンの延長オプションが付随しています。

火曜日にマニセス空港に到着したディエングは、数ヶ月前にメディカルチェックを済ませており、まもなくプレシーズン用の通常検査を受けます。水曜日の12時30分にはメスタージャのサラ1923でプレゼンテーションが行われ、カルロス・コルベラン監督のプレシーズンに合流します。

空港で取材に応じたディエングは、『バレンシアは偉大なチームです。私たちはチャンピオンズリーグの夜を取り戻さなければなりません。今年はヨーロッパの大会に復帰できるように戦います。自分には多くが期待されていますし、チームのために最高のプレーをしたいです。とても興奮しています。もちろん、コルベラン監督とも話しました』と語りました。また、クラブのプレゼン動画ではバレンシア語で『すべてを勝ち取りに行く、アムント・バレンシア』と意気込みを見せています。前所属のアル・アハリのファンに向けてもSNSで『少年としてやってきて、今は一人の男、父親、夫、そして選手として去ります。すべての夢を叶え、キャプテンマークを巻けたことは名誉でした。新しい挑戦の時です』と感謝の言葉を綴りました。

ディエングはアル・アハリで7年間(250試合に出場)プレーし、リーグ優勝3回、カップ戦優勝2回、エジプトスーパーカップ4回、CAFチャンピオンズリーグ4回(2023年と2024年の連覇など)、CAFスーパーカップ2回と、アフリカで16のタイトルを獲得しました。代表でも48試合に出場するキャプテンであり、プレースタイルはボール奪取、プレッシング、空中戦に優れたフィジカルな守備的ミッドフィルダーです。中盤の底からゲームを支え、攻守において広範囲をカバーする能力を持っています。

バレンシアは1月にも彼の獲得に動き、メディカルチェックまで行いましたが、当時はグイド・ロドリゲスの獲得を優先して見送られた経緯があります。しかし、バティスト・サンタマリアの失敗(現在放出先を模索中)を受け、3月の代表合宿中に再び交渉を再開し合意に達していました。

(via SPORT, ElDesmarque, Mundo Deportivo, MARCA)

佐藤龍之介の完全移籍と決意の手紙 アルベル元監督の絶賛コメント

🇯🇵 バレンシアはFC東京から佐藤龍之介(19歳)を完全移籍で獲得しました。移籍金は400万ユーロで、将来の移籍金の一部をFC東京が受け取る条項が含まれています。契約期間は2031年までの5シーズンで、バレンシアの男子トップチームでプレーする史上初の日本人選手となります。

月曜日にバレンシア入りしメディカルチェックを済ませた佐藤は、火曜日は別メニューで調整しましたが、間もなくパテルナ練習場でのチームトレーニングに合流する予定です。プレゼン動画ではバレンシア語で『今から本気だ』と力強く挨拶しています。

佐藤はFC東京を通じて別れの手紙を公開し、『今回の移籍でバレンシアCFに加わることになりました。FC東京のスクールから約10年間育てていただき、このクラブでプロとしてプレーできたことを本当に誇りに思います。ファジアーノ岡山での育成型期限付き移籍や、そこから戻ってからの半年間は私にとって特別な時間でした。ファンやサポーターの期待を力に変えることができ、その自信があったからこそ海外への挑戦を決断できました。小さい頃からの夢だったラ・リーガでプレーできることが本当に幸せです。東京、岡山、そして応援してくださるすべての方々が誇りに思えるような、世界で輝く選手になります。これからも応援よろしくお願いします』と綴りました。

彼を16歳でトップチームデビューさせたFC東京の元監督、アルベル・プッチもこの移籍を絶賛しています。プッチ元監督は『彼はとてもスペイン人らしいプレースタイルで、ボールタッチが良く、すぐに気に入りました。ライン間でプレーし、パスでラインを崩す能力は、日本ではなかなか見られないものです。インサイドハーフとしてデビューさせましたが、現在はウイングとして内側に切り込んで1対1を仕掛ける選手に進化しており、得点力もあります。彼の適応には少し我慢が必要ですが、バレンシアへの移籍は素晴らしい選択です』と高く評価しています。

(via ElDesmarque, Mundo Deportivo, MARCA)

トマ・ムニエとの合意と右サイドバックの補強事情 W杯の影響による遅れ

🇧🇪 バレンシアはベルギー代表のベテラン右サイドバック、トマ・ムニエ(34歳)の獲得に向けて、年俸や契約期間などの条件面で合意に達しています。LOSCリールを退団しフリーとなっているムニエもバレンシア加入にイエスと返答しています。

しかし、彼が現在W杯を戦うベルギー代表のメンバーとしてアメリカに滞在しているため、メディカルチェックと正式契約の完了はベルギーが敗退するまで待たなければならない状態です。ベルギーはベスト16でアメリカを1対4で下し、金曜日にはスペインとの準々決勝を控えているため、カルロス・コルベラン監督は彼の到着をもう少し待つ必要があります。

バレンシアの右サイドバックは現在ティエリ・フルキエしかおらず、彼も負傷中で復帰時期が未定、さらに契約も残り1年となっています。コルベラン監督は現在このポジションの専門選手が不在のため経験豊富な選手を求めており、PSGやボルシア・ドルトムントなどでプレーしてきたムニエはその要求に完璧に合致する存在です。ただし、バレンシアはムニエを獲得したとしても、25人のプロ登録枠と約3人のBチーム枠の中で、さらに市場でもう一人の右サイドバック(アンドレス・ガルシアなどが候補)の獲得を目指しています。

(via ElDesmarque)

チームのプレシーズンとマーケティング施策 コルベラン監督の契約延長と新戦力まとめ

🏟️ バレンシアは今夏、カルロス・コルベラン監督との契約を2028年まで延長し、新シーズンに向けた土台を固めました。これまでに獲得した新戦力は、ジュスティン・デ・ハース、佐藤龍之介、アリウ・ディエング、グイド・ロドリゲス、そして買い取りオプションを行使して完全移籍となったGKストーレ・ディミトリエフスキの5人となっています。

また、クラブは新加入選手のプレゼンテーションにおいて、『Terra de Valentia(バレンシアの地)』というマーケティングキャンペーンを展開しています。これはバレンシアの文化やルーツ、アイデンティティを世界に示し、クラブの歴史を形作ってきた土地への帰属意識を高める取り組みです。

佐藤龍之介のプレゼン場所には、カテドラルやラ・ロンハ、中央市場、セラーノスの塔などがある歴史的中心地「シウタット・ベジャ(旧市街)」が選ばれました。デ・ハースは「エル・カバニャル」、グイド・ロドリゲスは「ルサファ」で紹介されています。そして今回加入したディエングには、メスタージャやビベロス公園があり、かつての王宮に由来する閑静な高級住宅街「プラ・デル・レアル(第6地区)」が割り当てられ、それぞれの選手がバレンシアの歴史ある地区と結びつけられています。

(via SPORT, ElDesmarque, MARCA)

【本日の総括】

本日は、中盤の要として期待されるアリウ・ディエングと、日本人初のトップチーム所属となる佐藤龍之介の加入が大きな話題となりました。カルロス・コルベラン監督体制の下、マーケティングと連動した新戦力の発表が続いており、トマ・ムニエの合流待ちを含め、充実したプレシーズンへの歩みが着実に進んでいます。