【カスティージャの激変
今夏の移籍市場の最終盤、レアル・マドリードの育成組織「カスティージャ」でも激しい血の入れ替えと再建ドラマが巻き起こっています。
まず、クラブはカスティージャの再建を完遂させるため、セントラルMFのラティフ・イスマン(Latif Issman)の獲得交渉を急ピッチで進めています。報道によれば、イスマンの契約解除金は50万ユーロに設定されていますが、両クラブは移籍金の交渉による完全移籍での決着に向けて非常に進んだ段階にあります。今夏のカスティージャは、セサール・パラシオス、マヌエル・アンヘル、ハコボ・オルテガといった昨季の主力級がこぞって退団し、チアゴ・ピタルチがトップチームに昇格したことで中盤の再構築が急務となっていました。すでに獲得済みのセルヒオ・マルティネス、オスカル・ナーセイ、ラヤン・ジネビに続き、イスマンが加入すればこの夏の「4人目の補強」としてラストピースになります。
また、22歳のDFダビド・ヒメネス(David Jiménez)がレアル・オビエドへ完全移籍(2029年までの契約)することも正式発表されました。移籍金はゼロのフリー移籍ですが、マドリーは将来の売却時に50%の移籍金を受け取れる権利(保有権の半分)を確保しています。昨季はコパ・デル・レイのタラベラ戦でシャビ・アロンソ監督のもとでトップチームデビューを果たし、ラ・リーガのメスタージャでのバレンシア戦でも先発出場、カスティージャでは30試合1ゴール8アシストを記録した実力派の右サイドバックです。
そして、多くのマドリディスタから愛された「お守り」こと、プエルトリコ代表FWジェレミー・デ・レオン(22)が1部RFEFのサン・アンドレウへ完全移籍することが決定し、涙の別れを告げました。デ・レオンは2024年の15回目のCL制覇時、大会メンバー未登録でありながら、アンチェロッティ監督の迷信深い性格(お守り・招き猫のような役割)から、シティ戦やバイエルン戦、ウェンブリーでの決勝などすべての欧州遠征に帯同し、お祝いのピッチ上でも選手たちと喜びを爆発させたことで有名です。
デ・レオンはInstagramにて、ジュド・ベリンガムやルーカス・バスケスからエールを受ける中、感動的な別れのメッセージを投稿しました。
『プエルトリコにいた頃からこのユニフォームを着ることを夢見ていました。いつも心にあるクラブでした。実現できたことは一生感謝しきれない特権です。痛まないと言えば嘘になります。夢に見たクラブを離れ、私にとって非常に大きな意味を持つ場所を去るのは辛いです。それでも、このエンブレムを胸に戦い、世界最高のチームの一員であれたという誇りは誰にも奪えません。それは一生私と共にあります。この道のりで特に誇りに思うのは、かつてプエルトリコで夢を見ていた少年がそれを成し遂げたと振り返られることです。私の物語が、島にいる子供たちに「やればできる」ということを示すきっかけになれば幸いです。どこから来たか、夢がどれほど遠く見えるか、不可能な理由を何度言われようが関係ありません。大きく夢を見てください。自分を信じ、自分の限界を他人に決めさせないでください。想像もできない場所にたどり着けるはずです。忘れない夢もあります。ただ別の道を歩むだけです。どんなことがあっても愛し続けます。Hala Madrid 今日もこれからも。』と、故郷の子供たちへの熱い希望を語り、マドリーへの深い感謝を示しました。(via SPORT / Mundo Deportivo / MARCA)
【本日の総括】
チャンピオンズリーグ開幕戦を控える中、ギュレルやカマヴィンガ、ベルナルド・シウバの出場停止という「知られざる出場停止問題」が発覚した一方で、モウリーニョ体制下でのベリンガムの戦術的完全復活や、ベルナルドのアンカー適応など、ピッチ上では確かな手応えが掴まれています。また、カスティージャでもイスマンの獲得交渉が進むなど、未来に向けた再構築の手綱を緩めないマドリー。新加入ククレジャへの厚いサポートや、エスピやリュディガーの人間味あふれるバックストーリーも、この最強チームの「ピッチ外の調和」を象徴しています。