【モウリーニョ会見の持論

リーグ3連勝を飾ったマラガ戦の前後に行われたジョゼ・モウリーニョ監督の記者会見では、ピッチ内外における指揮官の含蓄あるコメントが並びました。

まず、多くの負傷者を抱えるチームの最新状況について、中盤の要であるオーレリアン・チュアメニが最も復帰に近い状態であることを明かしました。ただしモウリーニョは『本人は強く出場を望んでいるが、感情をコントロールし、100%の状態で復帰させるために焦らず少し待つのが賢明だ』と話し、慎重を期す考えを示しています。一方でミリトン、ロドリゴ、アセンシオの3選手に関しては、復帰までさらに厳しい時間を要する見込みです。

また、メディアによる試合メンバーの事前漏洩(リーク)問題についても、モウリーニョならではの泰然とした持論を述べました。『メンバーが事前にメディアに漏れたとしても、大きなドラマではない。心配なのは、3バックへの変更や2トップの採用など、通常と全く異なる構造的・戦術的な大幅変更を施す試合で漏洩することだ。ククレジャが先発か、それともカレラスかといった程度の違いが事前に知られても、私にとっては何の痛手でもない』と語りました。

さらに代表ウィークへの懸念について、『代表戦で長期間選手が離脱することは非常に心配だ。特に代表に行って試合に出場しない選手たちのコンディション管理が難しい。イタリア代表を率いる親友のカルロ(アンチェロッティ監督)とは、密に連絡をとってデータを共有できるから安心だが、友情や信頼関係のない他の代表監督の場合は非常に複雑になる。選手たちのプロ意識を信じるしかないが、怪我が多発するこの時期は気が気でない』と本音を吐露しました。

最後に、マドリー所属選手たちのバロンドール獲得の可能性について問われると、熱いベリンガム支持を表明。『うちにはバロンドールを狙える最高峰の選手が3、4人はいるが、その中で歴史を作るのはやはりジュド(ベリンガム)だ。バロンドールはロナウジーニョ、ロナウド、メッシ、ジダンのように、引退した後に永遠にその不在が惜しまれるような“真の価値を持つ選手”に与えられるべきもの。ただワールドカップやユーロで勝ったからというだけで与えるべきではない。それなら、素晴らしいチームを作り上げた監督のルイス・エンリケやデ・ラ・フエンテに与えるべきだ。世界最高の選手はPSGやスペイン代表ではなく、ここ(マドリー)にいる』と言い切り、ベリンガムを強く後押ししています。(via MARCA)