CDカステリョン
プレシーズンマッチのエルクレス戦(XXXトロフィー・シウダ・デ・アリカンテ、テレビ放送なし、19:30)に向けて、パブロ・エルナンデス監督はチームの疲労を考慮し、出場時間を細かく調整しています。前戦のアラベス戦では3-0で敗北し、これがプレシーズン唯一の黒星でしたが、これまでにサバデルに2-0勝利、バレンシアに2-1勝利、ジローナと3-3引き分けを記録しています。1週間後(8月14日20:30)に迫るレアル・ソシエダBとのLALIGA Hypermotion開幕戦に向けて、監督は「超攻撃的なスタイル」の戦術を熱心にテストしています。アウェーのZubieta戦のチケットが、2026/2027シーズンのソシオおよび前季 of Carnet Albinegre保持者限定で20ユーロでオンライン販売が開始されました。また、Bチーム(セグンダ・フェデラシオンでの残留を目指す)には、マラガの下部組織出身で22歳のディフェンダー、アンドレス・カロを完全移籍で補強しました。(via SPORT)
さらに、ゼネラルディレクターのアルベルト・ゴンサレスが「カステリョンC」と名付けられた新たなコンセプトのチームの立ち上げを発表しました。Kings Leagueのシステムをそのまま模倣するわけではありませんが、その「物語的な野心」、つまり結果だけでなく控室の会話やエラーなどのプロセスそのものをファンにコンテンツとして伝える手法を採用します。8月12日に Ciudad Deportiva de la Coma でオープン・ドラフトを開催し、18歳から35歳までの選手たち18名の登録枠を巡るトライアルを行います。ホームグラウンドは Gaetà Huguet を予定しており、地元のSan Pedro Bに所属するファンであるAlejandro Lópezも興味深いプロジェクトだと期待しています。(via SPORT)
レアル・オビエド
フリアン・カレロ監督は、ル・アーヴルとの親善試合(20:30)を前に、31名もの過剰な選手枠の整理(ファーストチームは20〜21名+GK3名を想定)を望んでいると語りました。特に、新戦力のクリス・ラモス、エスタニス・ペドローラ、カルロス・フェルナンデスなどの加入に伴い、アタッカー陣の過密が懸念されており、ビクトル・ミンゴはクルトゥラル・レオネサへのローン移籍が再交渉の末に間近です。一方、ホアキン・デルガドに関しては、サラゴサやポルトガルのエストリルが狙う中で、買い取りオプション無しのローンは認めない姿勢。また、肩の手術を行ったイリアス・チャイラは10月または11月まで離脱します。(via SPORT / ElDesmarque)
さらに、エジプト代表としてワールドカップで活躍したハイスセム・ハサンのセルティック(スコットランド)へのミリオン移籍交渉が急ピッチで進んでいます。移籍金は1200万ユーロの契約解除金には届かないものの、財政を整えサラリーキャップを確保するために極めて有意義な金額となります。ハサンはアラビアからの巨額の条件を蹴って、ヨーロッパに留まりCL予選に挑む選択をしました。元所属のビジャレアルに40%の売却益が流れますが、オビエドにとっては大きな財政的恩恵となります。ハサンの売却資金は、DFケビン・ロモナコの獲得やアルベルト・レイナの契約更新などに充てられます。(via SPORT / ElDesmarque)
グラナダCF
アルジェリア代表のルカ・ジダンが、クラブの最高給クラスを削減するための計画によりレガネスへの移籍に合意しました。代役として、セビージャの生え抜きGKアルベルト・フローレス(22歳)を4年契約で獲得。セビージャは移籍金を免除したものの、将来の売却利益の40%およびグラナダの1部昇格時におけるボーナスを保持します。フローレスは、同じく新加入のラウル・リソアインと守護神の座を競い、2部での戦いに臨みます。(via Estadio Deportivo / MARCA)
CDレガネス
グラナダからアルジェリア代表のルカ・ジダンを完全移籍で獲得することに合意しました。これにより、2027年まで契約を残すGKフアン・ソリアーノに対し、ベンチに降格するという警告を送って自発的な退団や契約解除を求めていますが、ソリアーノは十分な補償なしの退団を拒んでいます。また、アルベス監督の構想から外れているメレロ、ロベルト・ロペス、ハビ・エルナンデスの放出先探しを急いでいます。プレシーズンでは金曜日にADメリダとの親善試合を行います。(via MARCA / Estadio Deportivo)
さらに、レガネスはかつて半年だけ所属しBチームでもプレーしたコートジボワール代表FWヤン・ディオマンデが、ライプツィヒからレアル・マドリードへ1億2500万ユーロ(+変数1500万ユーロ)で完全移籍したため、FIFAの連帯貢献金40万ユーロおよびライプツィヒへの売却時に設定していた将来の売却利益のパーセンテージ(合計50万ユーロ以上)という莫大な恩恵を受けます。レガネスはディオマンデの復帰を歓迎するエモーショナルなメッセージを発表しました。(via Estadio Deportivo / MARCA)
レアル・マジョルカ
2部降格に伴い、主力FWヤン・ヴィルヒリのブルッヘへの移籍が決定しました。ブルッヘは契約解除金である1200万ユーロを全額支払い、マジョルカは720万ユーロを回収(バルサが40%の480万を回収)。ヴィルヒリはPSGとの親善試合(3-0でマジョルカがジャイアントキリング、ヴィルヒリが1ゴール1アシストを記録)での素晴らしいお別れを終え、すでにベルギーへ旅立ちました。(via SPORT / MARCA)
マジョルカはヴィルヒリの代役として、アンドラから23歳のジョゼップ・セルダを獲得することで合意間近です。アンドラの300万ユーロの要求に対し、マジョルカは最終調整を行い、セルダはパルマ空港に到着する予定です。ル・ガルシア監督は、プレシーズンでアル・イテハドやPSGを破るなど、ハイプレスを主軸としたスタイルを浸透させており、ボローニャからの復帰を望んで4試合で4ゴールを挙げているジト・ルヴンボ、残留したパブロ・トーレ、セルジ・ダルデル、マヌ・モルラネスらとともに2部での最高峰の中盤を構築しています。(via SPORT)
スポルティング・ヒホン
新キャプテンに生え抜きの右SBギジェ・ロサスが任命されました。昨季2ゴール7アシストで月間最優秀選手に何度も選ばれたロサスは、ニコラス・ラルカモン監督のウイングバックシステムでより攻撃的に起用されます。また、ガスパール・カンポスは左ウイングから、トップ下のインサイドハーフに本格的にコンバートされます。チョコタことオスカール・トレホの獲得交渉が本人の拒否で破談になったため、ガスパールのコンバートが完全に決まりました。(via SPORT)
また、地元のアストゥリアス商業連合と提携し、8月〜9月にかけて「スポルティンギスタ・ショーウィンドウコンテスト」を地元紙の協力のもと開催し、地域密着の商業活性化を図ります。プレシーズンでは金曜日にレーシング・サンタンデールとの伝統の北部の戦いに臨みます。(via SPORT)
コルドバCF
プレシーズンマッチでレアル・ハエンに1-2で勝利しました。イバン・アニア監督は、前半はハイプレスが機能せずに苦しんだものの『悪い内容でも勝ちきれたことはポジティブ』とコメント。この試合で2ゴールを挙げたビクター・サンチェスについて『彼はエリア内の決定力があり、ファーストチームに登録するかどうか市場が閉まる前に決める』と語り、左SBの補強が極めて緊急であることを明かしました。(via SPORT)
また、今夏に契約更新を終えたテオ・ジダンは、昨季ヘルニアの猛烈な痛みを注射で抑えながら37試合(5ゴール)に出場していたことを明かしました。『3月に腰を痛めてから、一歩も歩けない日もあったが、言い訳をしたくなかったので黙って耐えた。手術をして痛みなく走れることがどれほど幸せか、今季は自分の本当の姿を見せる。父もフランス代表の監督就任を喜びつつ、コルドバの試合を気にしている』と熱い胸中を語りました。(via MARCA)
UDアルメリア
年間ソシオ契約(abonos)の販売キャンペーンが、新記録となる「15,292席」に達して終了しました。販売上限が15,000席に制限されていたため、昨日の一般向けの新規販売枠は1,490席に留まり、オンラインで即日完売となりました。2027年9月に26,400人収容予定のスタジアム拡張工事が完了するため、 abonos の制限がかかるのは今季が最後になる見込みです。(via MARCA)
CDテネリフェ
ラツィオの元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲス獲得の噂は、ファンが写真を見て期待した「Sesgo confirmatorio(認知バイアス)」による幻に過ぎませんでした。テネリフェ of 最大株主ライコ・ガルシアは、1年以上前からペドロを熱心に口説き、1月のコモvsラツィオ戦の際にもフィリップ・ミニャンブレスSDを同行させて交渉に臨みました。しかし、イタリアでペドロに適用されていた「Decreto Crescita(免税措置)」は早期転居による遡及課税(数百万ユーロ)を意味しており、移籍は不可能でした。ミニャンブレスSDやアルバロ・セルベラ監督らも『行政的、経済的に不可能な取引だ』と明かしており、ペドロがテネリフェでプレーすることはありませんでした。(via SPORT)
FCアンドラ
前監督イバイ・ゴメスが率いるサラゴサとの親善試合に1-0で勝利しました。ジョゼップ・セルダをマジョルカに売却(移籍金300万ユーロ近い額)することで合意間近です。また、バルサの18歳の逸材MFギジェ・フェルナンデスのローン獲得を目指して、サバデルと争奪戦を展開しながらバルセロナとの交渉を進めています。(via SPORT)
ジローナFC
2部降格に伴い、Míchel前監督がアヤックスへ去り、キケ・アルバレスが新監督に就任しました。現在、ファーストチーム登録の守備陣が、アルナウ・マルティネス、アレハンドロ・フランセス、アレックス・モレノ、ダビド・ロペスのわずか4名という深刻な「守備の悲劇」に陥っています。その中で、バレンシアがアルナウ・マルティネスの獲得を画策(5年契約を提示)。ジローナは、降格により800万ユーロ(半減)に減額された契約解除金に対し、最低でも600万ユーロの一括払いを要求しています。この守備崩壊を食い止めるため、ラージョを退団した28歳のガーナ代表DFアブドゥル・ムミンをフリーで獲得。ほぼ合意に達しています。ムミンは膝に大きな負傷を抱えていましたが、キケ監督にとっては救世主となります。(via SPORT)
サバデル
2部昇格を果たしたサバデルは、コルドバCFを去った29歳のロシア人FWニコライ・オボルスキーと2028年までの契約でサインしました。オボルスキーは186cm、81kgの巨体を活かしたポストプレーヤー。昨季はコルドバを昇格させたものの後半戦は出場機会がなく無得点に終わっていましたが、フェラン・コスタ監督率いる新攻撃陣の柱として期待されます。バルサのギジェ・フェルナンデスのローンを巡ってアンドラと競い合っています。(via SPORT)
【本日の総括】
降格を喫したジローナやマジョルカが主力の大量売却や守備崩壊などの過酷な現実に直面する一方で、オビエドやコルドバ、カステリョンなどはプレシーズンマッチを通じて実戦感覚を研ぎ澄まし、限られた財政の枠組みの中で驚くべき執念と緻密な戦術構築を見せています。昇格・残留をかけた激しい生き残り競争が、すでに移籍市場の最終盤から始まっています。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
プレシーズン終盤、各チームの戦術的輪郭が鮮明になってきました。特にカステリョンの超攻撃的スタイルへの傾倒や、ヒホンにおけるガスパールのトップ下コンバートは、指揮官が求める「局面の打開力」を象徴しています。一方で、ジローナのように守備陣の頭数が揃わず、構造的な崩壊を抱えたまま開幕を迎えるチームも存在します。戦術は個の能力を活かすための器ですが、その器自体が歪んでいては機能しません。開幕戦までの数日間、いかに配置のバランスを整え、負傷やコンディション不良という不確定要素を計算に入れられるかが、序盤戦の勝敗を分ける鍵となるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
クラブの経営と現場の温度感には、明暗が分かれています。アルメリアの年間シート完売が示す熱狂は、地域密着の成功例として非常にポジティブです。対照的に、テネリフェのペドロ獲得騒動は、ファンの期待と現実の経済的制約の乖離を浮き彫りにしました。また、カステリョンが試みる「Cチーム」のコンテンツ化は、結果だけでなくプロセスを共有することでファンとの絆を深める現代的なアプローチです。クラブがどのような物語をファンに提供し、その期待値をどう管理するか。このマネジメントの巧拙が、苦しいシーズンを乗り切るための精神的な支柱となります。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
移籍市場は、単なる戦力補強の場から、財政健全化のための「生存戦略」の場へと変貌しています。ハサンのセルティック移籍やヴィルヒリのブルッヘ移籍に見られるように、契約解除金の回収や売却益の確保は、クラブの存続に直結する死活問題です。特にレガネスがディオマンデの移籍で得た連帯貢献金のような臨時収入は、編成の柔軟性を大きく左右します。各クラブはサラリーキャップの遵守と、限られた予算内での最適解を求めて奔走しており、市場が閉まるまでの数週間は、契約年数や将来の売却益配分まで含めた、極めて高度なパズルが繰り広げられることになります。