アンドレ・アルメイダ:スウォンジーへの移籍合意を土壇場で拒否し全体練習に電撃再合流

ポルトガル人ミッドフィールダー、アンドレ・アルメイダの去就をめぐり、パテルナの練習場で大きな混乱が生じています。アルメイダは、イングランド・チャンピオンズシップ(2部)のスウォンジー・シティへの移籍交渉を進めるため、過去3日間にわたりチームのグループ練習から外されていました。これは移籍交渉中のケガなどのリスクを避けるための措置であり、クラブ間では合意に達していたものの、最終段階で本人がこのイギリス行きを拒否。これにより移籍は白紙となり、彼はチームの全体練習に再び合流することになりました。

クラブのフロント陣は、このアルメイダの身勝手な態度を全く理解できずに頭を抱えています。そもそも、出場機会の増加を求めてクラブに移籍を直訴し、具体的なオファーを受け入れるよう強く要求したのは彼自身でした。バレンシアはその要望に従い、これまでに届いた唯一の正式なオファーであるスウォンジーとの交渉を円滑にまとめ上げました。クラブ側は、これまでの彼に対する待遇、すなわち昇給を伴う契約更新や、チームの象徴である背番号10番の付与、そして多くの出場機会を与えてきた経緯から、本人がこの移籍に同意するものと完全に信頼していました。

しかし、アルメイダは土壇場になって態度を急変させ、現在はラ・リーガのセルタ・デ・ビーゴなど、スペイン国内の他クラブからの関心を待っている状況です。ただ、現時点でセルタからの電話連絡すら一度もなく、公式なオファーなどは一切存在していません。アルメイダが希望するセルタへの移籍が実現するためには、セルタ側が中盤のモリバやベシーノといった選手を先に売却して給与枠を空けることが絶対条件となります。バレンシアでもスウォンジーでもプレーしたくないと主張する彼の我が儘な姿勢は、新シーズンに向けて迅速にチーム再編を進めたいクラブにとって非常に大きな障害となっています。(via SPORT / ElDesmarque)

アルナウ・マルティネス:右サイドバック補強の最優先ターゲットとしてジローナへ第一オファーを提示

トマ・ムニエの突然のドタキャン劇から25日が経過したものの、未だに右サイドバックの補強を確定できずにいるバレンシア。ピーター・リムオーナーの決定により、一昨日まではこの右サイドバックの補強にわずか170万ユーロの予算しか割り当てられていませんでしたが、ついにオーナーのGoサインが出たことで、クラブの獲得プロセスが本格的に動き出しました。

ターゲットは、ジローナの23歳ディフェンダー、アルナウ・マルティネスに完全に絞られました。カルロス・コルベラン監督は、これまでにフロントから提案された数多くの代替候補のサイドバックをことごとく却下し、自分の戦術に完璧な安心感をもたらす選手としてアルナウのみを熱望していました。

バレンシアはすでにジローナに対して最初の公式オファーを提示したものの、ジローナ側は最低でも600万ユーロの移籍金を要求しており、資金力に乏しいバレンシアにとっては極めて厳しい交渉となります。ジローナの降格に伴い、アルナウの契約解除金は800万ユーロに下がり、給与も半額となっていますが、バレンシアがこの600万ユーロという金額を捻出できるかは依然として大きな疑問符がつきます。

バレンシアにとっての最大の武器は、アルナウ・マルティネス本人がメスタージャでプレーすることに非常に強い魅力を感じており、右サイドのレギュラーポジションを勝ち取る自信を持っていることです。彼はスペイン国内でのプレーを最優先に考えており、国外に移籍してスペイン代表の視野から外れてしまうことを恐れています。かつてジローナでのチームメイトであったアレイクス・ガルシアがブンデスリーガに移籍した後に知名度を失っていった例を参考にしているとも言われています。ロン・グーリーCEOの交渉手腕が、この難航する取引の成否を分けることになります。(via MARCA / ElDesmarque)

アンドニ・ゴロサベル:右サイドバック補強の代替候補に浮上するも高額な給与負担が最大のネックに

右サイドバック補強の最優先ターゲットであるアルナウ・マルティネスの交渉が停滞した場合の代替オプションとして、バレンシアはアスレティック・クラブに所属するアンドニ・ゴロサベルの状況を慎重に調査しています。

アスレティックは、新指揮官であるエディン・テルジッチ監督の構想から外れたゴロサベルの放出を望んでおり、今夏の移籍市場での売却に非常に前向きな姿勢を見せています。しかし、この獲得オペレーションにおける最大の障壁は、ゴロサベルがアスレティックで受け取っている高額な給与です。財政的に極めて厳しいバレンシアにとって、この年俸負担は重く、さらにCAオササナも彼の獲得に関心を示しているため、交渉の行方は難航が予想されます。(via ElDesmarque)

ウーゴ・ゴンサレス:カンテラーノを他クラブにタダ同然で譲渡する経営陣の不可解な悪癖への辛口批判

バレンシアの移籍市場における、下部組織の優秀なカンテラーノをライバルクラブにタダ同然でプレゼントするという極めて不可解なビジネスモデルに対し、地元メディアやファンの間で厳しい批判の声が上がっています。

まともな経営構造を持つクラブであれば、カンテラ育ちの優秀な才能を簡単にタダで手放すようなことは絶対にありません。例えば、レアル・マドリードは若手を放出する際、必ず50%の将来売却権利や買い戻しオプションを付帯させ、今夏だけで下部組織出身者から約2億ユーロもの莫大な利益を叩き出しています。

これに対し、バレンシアは過去にイ・ガンインを一方的に契約解除してマジョルカに0ユーロで譲渡し、将来の売却パーセンテージすら残さないという歴史的な大失態を犯しました。また、かつての大黒柱ダニ・パレホをライバルのビジャレアルにほぼ無償で譲り渡した悲劇もファンの心に大きな傷として残っています。

正式な経営体制とは程遠いこの悪しきモデルは今も繰り返されています。バルハ監督時代、クラブに才能や資金が溢れているわけでもないのに、カンテラの最高傑作の一人でありトップチームデビューも引き上げたウーゴ・ゴンサレスを、セルタ・デ・ビーゴへ完全無料(移籍金ゼロ)で放出する決定を下しました。セルタは喜んでこの贈り物を受け取り、昨季はBチームのセルタ・フォルトゥナで大活躍させた後、今プレシーズンではクラウディオ・ヒラルデス監督率いるファーストチームにおいて驚異的なパフォーマンスを見せて輝いています。バレンシアはかろうじて将来の売却パーセンテージこそ保持しているものの、このような即興的な無料譲渡は、プロフェッショナルなクラブ経営とは程遠いと酷評されています。(via MARCA)

サンティ・カニサレス:『全く希望を感じない市場だ』とピーター・リムの無気力な暗黒経営をレジェンドが徹底糾弾

ラ・リーガの新シーズン開幕が目前に迫る中、バレンシアのレジェンドである元スペイン代表GKサンティ・カニサレス氏が、ラジオ番組においてクラブの今夏の移籍市場での消極的な動きと、ピーター・リムオーナーによる壊滅的なクラブ管理体制を極めて厳しい言葉で徹底的に非難しました。

バレンシアは今夏、これまでに佐藤、ジュスティン・デ・ハース、アリウ・ディエンの3名の獲得を完了させているものの、これらの補強についてカニサレス氏は『バレンシアのサポーターの皆さんには申し訳ないが、これは私にすべてを与えてくれたクラブや、現在私が住んでいて、自分もその一人だと感じている街への不敬ではない。ただ、私にはバレンシアの移籍市場に何の希望も抱くことができない。新加入の選手たちが誰なのか、名前すらほとんど覚えていなかったほどだ』と辛辣に一刀両断しました。

さらに、この混迷の根本原因はすべてオーナーのピーター・リム氏の怠慢にあるとし、以下のように怒りを吐露しました。

『私はピーター・リムとその管理体制に対して、もはや1ミリの信頼も寄せていない。私の信頼は完全に枯渇した。彼はこれまで何度も市場の担当者をすげ替えてきたが、クラブとしてのまともな構造が全く存在しない。明確なプロジェクトも、目指すべき目標も、野心的なゴールも設定されていない環境で、新しくやってきた選手たちが自身の持つ最高のパフォーマンスを発揮できるわけがない。自分がすべてを捧げた愛するクラブについて、このように否定的なことばかり話すのは本当に辛く苦しいことだが、今のバレンシアはフットボール界の最も悲しい、そして醜い側面を見せてしまっている。クラブへの情熱も、経営能力も一切持たない人間にクラブが売り渡されてしまった結末がこれだ。やってきた選手たちも、クラブの誰も自分たちを厳しく律してくれず、何の目標も与えられない不条理さをピッチの上で感じているはずだ』

この偉大なレジェンドによる魂の告発は、何年も続く低迷と無気力なフロント陣に対するサポーターの深い絶望と怒りをそのまま代弁するものとなっています。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

バレンシアは、アルナウ・マルティネス獲得に向けてようやくジローナへの公式オファーを提示したものの、要求される600万ユーロの資金調達は依然として不透明です。一方で、スウォンジーへの移籍を土壇場で拒否して練習に再合流したアンドレ・アルメイダの身勝手な振る舞いや、カンテラーノのウーゴ・ゴンサレスを無料放出したことへの批判、さらにはレジェンドのサンティ・カニサレス氏によるピーター・リム経営体制への痛烈な告発など、ピッチ外におけるフロントの不手際と混迷ぶりが際立っています。