カステリョンとの親善試合は点の取り合いの末にドロー
ジローナは、今季セグンダ・ディビシオンで同カテゴリーとなるカステリョンと、プレシーズン4試合目の親善試合を無観客のジローナ・フットボール・アカデミー・バイ・プーマ(ビラブラレシュ)で実施しました。オロト戦での1-3の勝利、アラベス戦での0-1の敗北に続くこの試合は、両チーム合わせて6ゴールが生まれる激しい点の取り合いとなり、3-3の引き分けに終わりました。今季のリーグ戦第5節でモンティリビにて再び顔を合わせる両チームの前哨戦とも言える一戦でした。なお、対戦相手のカステリョンを率いるパブロ・エルナンデス監督は、キケ・アルバレス監督が就任する数ヶ月前にジローナの監督候補として名前が挙がっていた人物でもあります。 (via Mundo Deportivo)
ブライアン・ヒルの直接FK弾による歴史的先制ゴール
試合は序盤の5分にジローナが主導権を握る形で動きました。ペナルティエリア手前でブライアン・ヒルが鋭い斜めの動きから自らファウルを獲得します。そのフリーキックをブライアン・ヒル自身が蹴り、相手GKサイピの意表を突く形でポストぎりぎりにシュートを決め、1-0と先制しました。ジローナにとって直接フリーキックからのゴールは何年ぶりかの出来事であり、プレシーズンにおいてアンダルシア出身のウインガーが良いコンディションにあることを証明する歴史的なゴールとなりました。 (via MARCA)
前半のシステム試行とカステリョンによる逆転
キケ・アルバレス監督は前半、アベル・ルイスをトップ下に配置する試みを行いましたが、このシステムはうまく機能しませんでした。ブライアン・ヒルやミセホイもサイドから相手を崩すことができず、ダウダは孤立し、個人での打開を強いられる場面が目立ちました。このジローナの停滞を突く形でカステリョンが反撃に出ます。32分、アントニオ・ガラからのパスを受けたラウール・サンチェスが精度の高いクロスシュートを決め、同点に追いつきます。さらに40分、コーナーキックからの二次攻撃で再びアントニオ・ガラがグラウンダーのクロスを送り、ニアサイドでアルバロ・ガルシアが見事に合わせ、カステリョンが1-2と逆転して前半を終えました。なお前半には、ジローナのGKクラピフツォフが相手の強烈なシュートを好セーブする見せ場もありました。 (via SPORT)
後半の10人交代とヴァナトのドブレテによる再逆転
プレシーズンの恒例となっているように、キケ・アルバレス監督はハーフタイムにイバン・マルティンを除く10人の選手を交代する大幅な入れ替えを行いました。後半は全体的に落ち着いた展開となりましたが、ミンスとヴァナトの投入がジローナの攻撃に新たな活力を与えました。67分、フランセスの起点から始まったカウンターをヴァナトが完璧に仕上げ、GKをかわして2-2の同点に追いつきます。さらに86分には、ファン・デ・ベークのアシストを受けたヴァナトがGKの脇を抜くシュートを放ち、GKに触られながらもボールはネットを揺らし、3-2と再逆転に成功しました。ヴァナトは昨季終盤の怪我を乗り越え、このドブレテで好調をアピールしています。もし今季チームに残留することになれば、セグンダ・ディビシオンにおいて非常に価値の高いストライカーになることを証明するプレーでした。 (via SPORT)
守備の連携ミスによる土壇場での同点劇
ジローナが勝利を手にするかと思われた直後の87分、カステリョンが最後の意地を見せます。ジローナの守備陣全体の連携ミス、そして相手のアルベルトからの絶妙なスルーパスを突かれる形でフアンホ・ニエトのペナルティエリア内への侵入を許し、GKセルジ・プッチを破られて3-3の同点に追いつかれました。セルジ・プッチはそれ以前に相手のシュートをセーブする活躍も見せていましたが、最終盤での失点により、ジローナは勝利を逃すほろ苦い結果となりました。典型的な夏の試合特有のミスとゴールが交錯する展開でしたが、チームの成長を示す要素も多く見られた一戦でした。 (via SPORT)
ジローナの出場選手一覧と起用法の詳細
この試合の先発メンバーは以下の通りです。
GK: クラピフツォフ
DF: ギビ、アンタル、ダビド・ロペス、アレックス・モレノ
MF: フラン・ベルトラン、イバン・マルティン、ミセホイ、ブライアン・ヒル
FW: アベル・ルイス、ダウダ
後半からの途中出場選手は以下の通りです。
セルジ・プッチ、アルナウ、フランセス、ジュニオール、バディア、ラス、サラサ、ファン・デ・ベーク、ヴァナト、ミンス、ピシュチュル。
8月16日のリーグ開幕戦となるレガネス戦や、移籍市場閉鎖後の9月6日に予定されているスポルティング戦において、この日の出場選手のうち何人がチームに残っているかは全くの不透明な状況ですが、キケ・アルバレス監督は多くの選手に出場時間を与え、連携の調整を続けています。 (via MARCA)
次戦はアーセナルを迎えてのコスタ・ブラバ杯
プレシーズンの調整を続けるジローナの次なる相手は、ヨーロッパの強豪となります。今週の土曜日に本拠地モンティリビにて、昨季のプレミアリーグで準優勝を果たしたアーセナルを迎え、伝統のコスタ・ブラバ杯 (Trofeu Costa Brava) を戦います。この試合はチームの現在地を測る上で、これまでとは全く異なる高いレベルの重要なテストマッチとなります。 (via Esport3)
移籍市場の動向:ジョゼップ・セルダへの問い合わせ
クラブの編成において、前線の補強に関する動きが報じられています。FCアンドラに所属し、昨季は10ゴール3アシストを記録して4月には月間最優秀選手にも選ばれた23歳のFW兼ウインガー、ジョゼップ・セルダに対し、ジローナがここ数週間で関心を示し、問い合わせを行っています。セルダは2027年6月まで契約を残しており、違約金は500万ユーロに設定されています。FCアンドラ側は最低でもその半額程度を引き出したい意向ですが、マジョルカなども獲得に動いており、争奪戦の様相を呈しています。
また、その他の小ネタとして、昨季ジローナにレンタル移籍していたウーゴ・リンコンが、所属元であるアスレティック・クラブのプレシーズンマッチに出場していることが確認されています。 (via MARCA)
【本日の総括】
プレシーズン4戦目となるカステリョン戦は、ブライアン・ヒルの直接FKやヴァナトの2ゴールなど収穫があった一方で、守備の連携に課題を残す3-3のドロー決着となりました。次は強豪アーセナルとの大一番が控えており、チームの現在地が問われます。また、移籍市場ではジョゼップ・セルダへの関心が報じられるなど、開幕に向けたスカッド編成も着々と進められています。