ラ・リーガ公式サラリーキャップ発表とテバス会長による経営擁護

ラ・リーガは2026/27シーズンにおける全クラブの編成コスト上限(サラリーキャップ)を正式発表しました。バレンシアCFの上限額は9,880万ユーロに設定され、今年3月時点の9,560万ユーロから約320万ユーロの増額となりました。

この数値はレアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ、ビジャレアル、ベティス、アスレティック、レアル・ソシエダに次ぐラ・リーガ全体8位の経済規模を示しています。2019年当時の1億7,000万ユーロ規模には及ばないものの、クラブの財務的許容量は緩やかな回復傾向を見せています。

この発表に伴い記者会見に臨んだラ・リーガのハビエル・テバス会長は、ピーター・リム所有権に対する批判を交わしつつ、現在建設が進む「ノウ・メスタリャ」の存在こそがクラブの未来を左右すると強固に主張しました。

テバス会長は新スタジアムについて『現在バレンシアに関して最も重要視しているのは、スタジアムが予定通り完成し、スペインおよび欧州最高峰の施設となることだ。7万人規模の新スタジアムは、現在クラブが保持していない膨大な収益能力をもたらす。2027年夏頃の完成に向けて加速しており、クラブの商業水準を完全に次のフェーズへと引き上げるだろう』と語り、インフラ整備による収益飛躍を最優先課題として掲げました。

また、最下位に沈む現在の競技面での不振やピーター・リム売却問題については『スポーツ面の状況に私は左右されない。昨シーズンも残り2節の段階でバレンシアは欧州カップ戦出場の可能性を残していたのが客観的なデータだ。サッカーにおいて先行きを完全に予測することはできない。ファンが現状に失望する権利はあるが、シーズンは非常に長い。売却の噂やオファーの有無については承知していないが、クラブが修正すべき点があれば修正する時間は十分にある』と述べ、経営陣の退陣要求や短期的な成績不振に対して懐疑的かつ擁護的な姿勢を崩しませんでした。(via ElDesmarque)