PSGのCL優勝パレードが暴動に発展、セーヌ川で死者も
パリ・サンジェルマンの2年連続となるチャンピオンズリーグ優勝の祝賀ムードは、パリ市内で深刻な暴動へと発展した。フランス警察の発表によれば、日曜日未明の狂乱の最中、パリ市庁舎近くのセーヌ川に酒に酔ったとみられる30代の男性が飛び込み、数時間後に水上警察によって遺体で発見された。これで今回の優勝祝賀に伴う死者は、パリ環状道路でコンクリートブロックに激突して亡くなった24歳のオートバイ運転手に続き2人目となった。
フランス内務省は、全国で890人以上が逮捕され、これは昨年の祝賀時より45%も多い数字だと確認している。さらに暴動を鎮圧するために配置された警察官や憲兵178人が負傷した。パリのシャンゼリゼ通りやパルク・デ・プランス周辺には数万人のファンが集結したが、車両への放火、店舗の略奪、花火の投げ込みなど、都市暴力の嵐が吹き荒れた。治安維持のためにフランス全土で約22,000人、パリだけでも8,000人の警官が動員されたが、混乱は防ぎきれなかった。
月曜日にエリゼ宮でPSGの選手たちを迎え入れたエマニュエル・マクロン大統領は、暴徒に対して強い口調で『もうたくさんだ。我々はうんざりしている。これはサッカーではない。スポーツではない。我々が愛するものとは違う』と語り、逮捕者に対して断固たる処置をとると約束した。
一方で、日曜日の日中にはエッフェル塔付近で約10万人のファンが集まり、比較的穏やかな雰囲気で2連覇を祝った。さらに火曜日には、デジレ・ドゥエやワレン・ザイール=エメリ、ウスマン・デンベレ、ブラッドリー・バルコラといったPSGの選手たちが、開催中の全仏オープン(ローランギャロス)の会場であるフィリップ・シャトリエ・コートにビッグイヤーを持ち込んでファンにお披露目を行った。デンベレは『ローランギャロスは僕に幸運をもたらしてくれる。この並外れたメンバーで素晴らしい瞬間を経験できた。3度目のタイトルも勝ち取りたいが、まずはフランス代表としてワールドカップに集中する』と語った。(via SPORT / Mundo Deportivo)
トマス・ロンセロがPSGサポーターの暴動をSNSで猛烈批判
パリ・サンジェルマンのCL優勝パレードが暴動と化したことを受け、ジャーナリストであり『El Chiringuito』のコメンテーターとしても知られるトマス・ロンセロが、自身のSNSアカウント(旧Twitter)で怒りを爆発させた。
ロンセロは、ファンがパリの街を破壊し、死傷者まで出した事実を重く受け止め、『PSGからはチャンピオンズリーグのタイトルを剥奪するべきだ。彼らの野蛮なサポーターたちは、パリに火を放ち、目につくもの全てを破壊することで、この素晴らしいスポーツの歴史を汚した』と激しく非難した。さらに暴動を起こした人々を『人間のクズ、野蛮人、反社会的な連中』と表現し、『彼らはヨーロッパのチャンピオンになる資格などない』と断罪した。(via SPORT)
レアル・マドリード会長選が泥沼化、フロレンティーノの「暗殺陰謀」音声も流出
2006年以来となる対立候補が現れたレアル・マドリードの会長選(6月7日投開票)が、かつてないほどの泥沼の様相を呈している。現職のフロレンティーノ・ペレスと、対立候補であるエンリケ・リケルメ(Cox Energyグループ会長)の舌戦は日を追うごとに過激になっている。
フロレンティーノはトレド県でのペーニャ(ファンクラブ)との集会で、リケルメを名指しで痛烈に批判した。『立候補者はレアル・マドリードのために尽くすのではなく、自分の個人的なブランドを作り、有名になることばかりを心配しているようだ。クラブのシンボルを虐げるような人間に会長になる資格はない。彼は我々の敵と同じような口調で、我々の家であるスタジアムを軽蔑している。スペインの銀行はどこも彼に保証金を出そうとせず、彼はアンドラの銀行に頼らざるを得なかったのだ』と語った。
さらにフロレンティーノは、リケルメ陣営の背後に過去の悪名高いラモン・カルデロン元会長の影があると主張した。『彼らが仮面を脱いだ時、我々はその正体に気づいた。彼らはクラブの歴史の中で最も不吉な時代の人間たちだ。恥の総会を引き起こしたカルデロンの理事たちや、その身内だ。あの総会では、ソシオではない人間やアトレティコ・マドリードのファンまでが投票させられていたのだ。君たちはすでにレアル・マドリードのイメージを汚した。私は絶対に許さない。クラブの神聖な価値観が再び踏みにじられることはない』と声を荒げた。
また、リケルメが主張する「フロレンティーノによるクラブの民営化計画」についても真っ向から否定した。『私がクラブを売り飛ばすと本気で信じる者がいるのか? 恥知らずなデマで嘘をつくのはやめなさい。私が会長である限り、クラブは常にソシオのものだ。民営化ではなく、むしろソシオが感情的な所有者から、経済的・法的な真の所有者になるための歴史的な変革を準備しているのだ。外部から出資者を5%だけ迎え入れ、市場価値を決定させることで、ソシオの権利を強固にする。彼らに経営権はない』と説明した。
一方、ネグレイラ事件(審判買収疑惑)についても、フロレンティーノはリケルメの態度を批判した。『ネグレイラ事件について話す時、彼は日和見を決め込んでいる。レアル・マドリードTVには厳しく当たるくせに、スポーツ界最大の汚職事件にはなんて甘いのだろう。私が会長として最初に行うことは、この汚職事件の全貌を記した報告書を自らUEFAに持っていくことだ。チェフェリン会長もこの問題には非常に関心を持っている』と宣言した。
リケルメ側も黙ってはいない。彼はフロレンティーノの計画を「完全な民営化」だと非難し、『フロレンティーノは偉大な会長だったが、だからといってクラブを売却する権利はない。この選挙はレアル・マドリードの売却を問う国民投票だ。クラブが100%ソシオのものであり続けるための投票なのだ。クラブの民営化やスーパーリーグの構想が、なぜ彼と親しい人物(アナス・ラグラーリ)の手に委ねられ、待機リストを飛ばしてソシオになれたのか?』と反撃している。
この選挙戦のさなか、カタルーニャのラジオ局『RAC 1』が、2019年にフロレンティーノが全国管区裁判所で行った非公開の証言音声をすっぱ抜いた。音声の中でフロレンティーノは、イベルドローラ社のイグナシオ・サンチェス・ガラン会長が、ホセ・マヌエル・ビジャレホ元警視と共謀して自身を陥れようとしていたと主張している。フロレンティーノは『彼らが何度も言っていたことが3つある。1つ目は、事故やウイルスを使って私を消すのが一番だというものだ。ウイルスで人を消せるなんて知らなかったよ。2つ目は、私がスペイン国外に持っている隠し口座を見つけること。3つ目は、これはもう野蛮の極みだが、私に架空の隠し子をでっち上げることだった』と語っている。フロレンティーノは、サンチェス・ガランがリケルメの立候補の背後にいるとほのめかしている。
元レアル・マドリードのGKサンティアゴ・カニサレスも、フロレンティーノの「クラブの価値を算定するために5%を売却する」という計画に苦言を呈している。『ソシオの所有権が100%から95%になるのだ。同じではない。売ることもできないものの所有者になって何の意味があるのか? クラブの価値を知るということは、それ自体が投機の扉を開くことになる』と警告している。(via SPORT / ElDesmarque / MARCA / Mundo Deportivo)
イケル・カシージャス、自身への批判に対しマドリディスタとしての誇りを強調
レアル・マドリードの会長選挙が熱を帯びる中、クラブのレジェンドであるイケル・カシージャスがSNS上で炎上する事態となった。カシージャスがジョゼ・モウリーニョの監督復帰の噂について発言し、さらに対立候補であるエンリケ・リケルメに一定の理解を示したことで、一部のファンから「マドリディスタとしての忠誠心」を疑う声が殺到したのだ。
これに対し、カシージャスは自身のSNSで断固たる反論を展開した。『僕にマドリディスタのレッスンをしてくれる必要なんてない。僕は旧シウダード・デポルティーバ(練習場)で育った。「キンタ」の時代だ。9歳の時からクラブにいる。僕はスペイン人だ。テネリフェでの2度のリーグ失冠には涙を流したし、ミヤトヴィッチのゴールには叫び声を上げた』と、自身のクラブへの深い愛情と歴史を綴った。
さらに、会長選において特定の陣営に肩入れしているという噂も一蹴した。『誰かのご機嫌取りをするつもりはない。良くも悪くも、僕はマドリディスタだ。僕が投票するのは、レアル・マドリードのためだけだ』と述べ、自身の関心が常にクラブの最善の利益にあることを明確にした。(via MARCA)
セルヒオ・ラモスのセビージャ買収交渉が決裂し、株主側と泥沼の場外戦へ
セルヒオ・ラモスを中心とした投資グループ「Five Eleven Capital」によるセビージャFCの買収交渉は完全に決裂し、双方がメディアを通じて非難の応酬を繰り広げる事態となっている。
事の発端は、1月26日に締結された85%の株式取得に関する基本合意だった。しかし、独占交渉権の期限が切れる直前の5月27日になって、ラモス側が提案内容を大幅に変更したことで状況が一変した。
月曜日の朝、セビージャの主要株主であるカストリオン家、アレス家、カストロ家、ギハロ家、そしてデル・ニド・ベナベンテらは、ラモス側を痛烈に非難する長文の共同声明を発表した。株主側は声明で『ラモス氏と彼の顧問は、突然Five Eleven Capitalの撤退と、メキシコの投資ファンドDMIのみが投資家になったことを明かし、全く異なる条件を提示してきた。これは意図的な騙し討ちであり、クラブと株主に対する明白な敬意の欠如だ。ラモス氏のようなサッカー界で尊敬される人物にあるまじき、詐欺的な行為だ』と断罪した。さらに、彼らがクラブの財務状況やスタジアム(ラモン・サンチェス・ピスフアン)の不動産価値を危険に晒そうとしたと非難し、守秘義務違反と契約不履行を理由に、50万ユーロの違約金と追加の損害賠償を請求する法的措置をとることを通告した。
これに対し、ラモスは同日夕方にセビリア市内のホテルで緊急記者会見を開き、真っ向から反論した。『このような警告を受けたが、自分の口で真実を伝えたい。私たちは合法的な範囲内で行動しており、LOI(基本合意書)のいかなる条項も破っていない。契約書にサインしたわけでもないのだから、何も恐れることはない』と語った。
ラモスは提案を変更した理由について、『最初の提案は8000万ユーロの増資を含む総額3億5900万ユーロだったが、クラブの財政状況を精査した結果、ラ・リーガと我々のアドバイザーから、クラブの存続を保証するためには6月30日までに1億2000万ユーロの増資が必要だと強く推奨されたのだ。だから総額を3億6200万ユーロに引き上げた。株主への支払いを2回に分割しただけで、1株あたりの買取価格(3,175ユーロ)は1ユーロも下げていない』と説明した。
さらに株主の声明にあった「騙し討ち」や「DMIの突然の登場」についても否定した。『DMIは最初から我々と一緒にいた。サンタンデール銀行や国際的な銀行からの無制限の資金証明も提示している。不動産の売却なんて1秒たりとも考えたことはない。株主たちは自分たちの利益を少し遅らせてでも、クラブを救うために協力するべきだ。我々は泥棒でも詐欺師でもない。セビージャを救う手助けをしたいだけだ』と反論した。
また、ラモスは意外にも対話の継続を呼びかけた。『私ならここで酷いことを言って立ち去ることもできるが、セビージャのために交渉を続けたい。時間は迫っている。彼らからの連絡を待っている』と語り、かつて犬猿の仲だったデル・ニド・ベナベンテが他の株主と団結したことについて『8年も戦争をしていた彼らが団結できたのだから、少なくともその点では私の買収騒動も役に立ったのだろう』と皮肉を交えてコメントした。
なお、ラ・リーガの関係者はメディアの取材に対し、『3月にラモス氏のビジネスパートナーであるマルティン・インク氏と面会したが、1億2000万ユーロの増資を推奨した事実はない。我々はそのようなアドバイスは一切行わない』と、ラモスの主張を明確に否定している。(via SPORT / Estadio Deportivo / MARCA / ElDesmarque)
クルトワが自身の投資会社を通じて古巣ヘンクの共同オーナーに
レアル・マドリードのGKティボー・クルトワが、自身のプロキャリアの原点である母国ベルギーのKRCヘンクに投資し、共同オーナーの一人となった。
クルトワは、ゴンサロ・ビラと共同で設立したスポーツ・メディア・テクノロジー投資プラットフォーム『NXTPLAY』を通じて、ヘンクへのマイノリティ出資を行った。この決定は月曜日の夜に行われたクラブの総会で正式に承認された。
クルトワはクラブの公式ウェブサイトを通じて、『私は人生の全てにおいて卓越性を追求してきた。そしてKRCヘンクにも、同じ情熱と野心を感じている。この投資は、まるで家に帰るようなものだ。このコミットメントを通じて、クラブが成長し続け、スポーツ面での野心を確固たるものにする手助けをしたい。リンブルフからヨーロッパの頂点へ。私はここで育ち、このクラブの強さを肌で経験してきた。だからこそ、この投資は戦略的な価値だけでなく、私にとって大きな象徴的な意味を持っているのだ』と喜びを語った。
ヘンクのピーター・クローネンCEOも、『これはKRCヘンクにとって決定的な瞬間だ。クルトワとNXTPLAYを味方につけたことで、ベルギー屈指のクラブとしての地位を強化し、国際的な舞台への歩みを加速させることができる』と歓迎した。
NXTPLAYは今回の投資によりヘンクの取締役会に名を連ねることになり、クルトワは株主としてだけでなく、スポーツ面および事業面での戦略的な開発にも関与していく。NXTPLAYはすでにフランスのルマン(最近リーグ・アンに昇格)の過半数株式を取得し、スペインのCDエストレマドゥーラの共同オーナーにもなっている。(via AS / Mundo Deportivo / MARCA)
アーセナルのガブリエウ、CL決勝でPK失敗もファンからの支持でユニフォーム売上急増
パリ・サンジェルマンに敗れ、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ優勝を逃したアーセナル。ブダペストで行われた決勝戦はPK戦までもつれ込んだが、その運命のPKを外してしまったのが、今季最高のパフォーマンスを見せていたブラジル人センターバック、ガブリエウ・マガリャンイスだった。
絶望に打ちひしがれるガブリエウだったが、ロンドンの「グーナー(アーセナルファン)」たちは彼を責めるどころか、圧倒的な連帯感を示した。決勝の翌日、150万人ものファンがロンドンの街に繰り出して選手たちを温かく迎えたが、ファンのサポートはそれだけにとどまらなかった。
『The Athletic』の報道によると、ファンたちはガブリエウへの支持を示すため、彼の名前が入ったユニフォームをこぞって購入し、その売上はなんと350%も急増したという。通常、ユニフォームの売上はゴールを決めるアタッカーに集中しがちであり、ディフェンダーのシャツがこれほど爆発的に売れるのは極めて異例だ。ファンたちは、彼が今季のプレミアリーグで最高のディフェンダーの一人として活躍した事実を決して忘れず、たった一度のPKの失敗で彼を見捨てることはなかった。(via Esport3)
イバイ・ラノス、ラミン・ヤマルのスパイクを3万ユーロで持ちかけられる
スペインの超大物ストリーマーであるイバイ・ラノスが、アメリカの人気テレビ番組『ポーン・スターズ(アメリカン・ビンテージ大修復!ビフォー&アフター)』を模した「質屋」企画の動画を配信し、そこに驚きのアイテムが持ち込まれた。
アレックスと名乗るコレクターが持ち込んだのは、FCバルセロナの神童ラミン・ヤマルが2023年に着用したとされるアディダス製のスパイクだった。アレックスは『ラミンのイニシャル、マタロの郵便番号(304)、両親の出身国の国旗がプリントされているし、内部を見るとプロ選手専用にドイツで特別に作られたものであることがわかる。PSG戦での勝利やクラシコなど、計5試合で着用されたものだ。他のコレクターから買い取った。3万ユーロ(約500万円)で売りたい』と強気な価格を提示した。
イバイは『君が僕を騙そうとしているのかはわからないが、確かにすべて揃っているように見える』と興味を示したものの、スパイクの一部にプリントされているはずの文字が欠けていることに気づいた。アレックスは「アラベス戦の時にはすでに文字が剥がれていた」と弁明したが、イバイは慎重になり、別室で待機させていた鑑定の専門家2人を呼び出した。
専門家たちは『スパイクの価格としては高すぎるし、何よりそれが本物であり、本人が実際に履いたという決定的な証明書がない。我々がメッシのスパイクを1,200ユーロで買い取った時は、マルカ紙の企画で試合後に直接受け取ったという確実な証明があった。歴史上最高のメッシのゴール時のスパイクでも評価額は6,000ユーロだ。証明書がないものに数万ユーロを払うのは無謀すぎる』とアドバイスした。
これを聞いたイバイは『ギャンブルすぎる』として、最終的にラミンのスパイクの購入を見送った。アレックスは手ぶらで帰る代わりに、ジネディーヌ・ジダンのサイン入りレアル・マドリードのユニフォームをイバイにプレゼントした。なお、イバイは別の持ち込み客から、キリアン・エンバペとネイマールのサインが入ったPSGのユニフォームを2,200ユーロ(さらに彼が主催するボクシングイベント『La Velada VI』のチケット2枚付き)で買い取っている。(via SPORT)
デポルティーボ昇格に歓喜したファンがピッチ乱入、リアソールが深刻な破壊被害に
デポルティーボ・ラ・コルーニャがUDラス・パルマスを下して8年ぶりの1部リーグ(プリメーラ)復帰を決めた日曜日、歓喜に沸くリアソール・スタジアムでは数万人のファンがピッチになだれ込み、歴史的な瞬間を祝った。しかし、この狂乱の裏でスタジアムは深刻な被害を受けた。
デポルティーボは月曜日に公式声明を発表し、一部の心ないファンによる「破壊行為と無責任な行動」を強く非難した。クラブのセキュリティ部門の調査によると、スタジアムの座席がなんと752席も引き抜かれたり破壊されたりしていた。クラブは『1シーズン全体で壊れる座席の平均が50席であることを考えれば、この数字がいかに異常であるかがわかる』と嘆いた。
被害はそれだけにとどまらず、クラブミュージアム周辺の器物破損、ピッチの芝生が引き剥がされた跡、そして持ち込まれた発煙筒によって芝生が焼けた箇所が約15箇所も発見された。さらに一部のファンはゴールポストにぶら下がり、ゴールネットを引きちぎり、ピッチに降りるために1階席のガラスを割る者までいた。
クラブは『重大な経済的・物質的損害を超えて、何万人もの人々、特に家族連れや未成年の安全を危険に晒したことが最も深刻だ』と非難。さらに、木曜日にはスペイン代表対イラク代表のワールドカップに向けた重要な親善試合がこのリアソールで開催される予定であり、スタジアムの緊急修復作業に追われている。クラブは『高額な罰金やスタジアムの部分閉鎖といった制裁を受けるリスクがある』とし、警察と協力して破壊行為の責任者を特定し、法的・経済的な処罰を下すことを約束した。
一方で、椅子やネットを記念に持ち帰った匿名のソシオ(クラブ会員)の一人は、地元紙の取材に対し『暴力を振るうつもりや、換金するつもりは全くなかった。ここは亡き父や友人と一緒に試合を見て育った場所であり、あの椅子はただのプラスチックの塊ではなく、永遠に記憶に残る瞬間の感情的なシンボルだったんだ。ただ、やりすぎたことは認める』と語りつつ、『クラブはファンの受け入れ時の過剰な警察の警備などには何も言わないのに、こういう時だけすぐに声明を出す。ファンを守ってくれないように感じる』とクラブの姿勢に苦言を呈している。(via SPORT / Estadio Deportivo / MARCA)
エボラ出血熱を懸念し、ラ・リネア市長がコンゴ民主共和国の親善試合中止を警告
スペイン南部の町、ラ・リネア・デ・ラ・コンセプシオンのフアン・フランコ市長が、6月9日に同市で開催予定のチリ代表対コンゴ民主共和国代表の親善試合について、衛生面の保証が得られなければ開催を許可しないと強く警告した。
その理由は、コンゴ民主共和国のイトゥリ州でエボラ出血熱の感染が拡大しているためだ。WHO(世界保健機関)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言する事態となっており、すでに感染疑いが670件以上、死亡疑いが160件、検査で確定しただけでも64人の感染と6人の死亡が確認されている。
この状況を受け、コンゴ民主共和国代表は首都キンシャサでのW杯に向けた事前キャンプを急遽キャンセルし、ベルギーへと拠点を移してヨーロッパでの親善試合に臨んでいる。
フランコ市長は月曜日に『本日中に健康リスクがないことを証明する衛生的な保証が得られなければ、明日には市長令に署名し、試合の開催を許可しない』と明言。市役所はすでにスペインの外務省検疫部門やアンダルシア州政府の保健局、地元の病院などに連絡を取り、安全性の確認を求めている。
スペイン保健省のハビエル・パディージャ長官も先週、『外務省検疫部門が試合における最大限の安全を確保するための対策を検討している』と述べていた。FIFAもコンゴサッカー連盟(FECOFA)と緊密に連携し、医療や安全に関するガイドラインを徹底させているが、地元自治体の不安は払拭されていない。(via ElDesmarque / MARCA)
バレンシアCF女子が水難事故で亡くなった元監督へ捧げる涙の1部昇格
バレンシアCFフェメニーノが、ビジャレアルCFフェメニーノとの昇格プレーオフ決勝を劇的な展開で制し、見事1部リーグ(リーガF)への復帰を果たした。超満員となったアントニオ・プチャデス・スタジアムでの第2戦は、アディショナルタイム9分にレイレ・モネンテが同点ゴールを決め、延長戦の末にリーグ戦の順位で上回るバレンシアが昇格の切符を手にした。
しかし、この歓喜の裏には、クラブを襲った悲劇的な出来事があった。昨年12月、バレンシアCFのBチーム監督を務め、トップチームの選手たちとも関わりが深かったフェルナンド・マルティン氏が、インドネシアでの休暇中に水難事故に遭い、マテオ君、キケ君、リアちゃんという3人の子供たちと共に命を落とすという痛ましい事故があったのだ。
昇格の祝賀パレードの中、フェルナンド氏の妻であるアンドレア・オルトゥーニョさんは、亡き夫と3人の子供たちの名前が刻まれた特別なシャツを着て選手たちと共に喜びを分かち合った。アンドレアさんは後日、クラブとファンに向けた感動的な手紙を公開した。
『サッカーが、内面がボロボロに壊れた人間をこれほどまでに強く抱きしめてくれるとは想像もしていませんでした。フェル(フェルナンド)に対するあなたたちの全てのジェスチャーは、私の魂への愛撫であり、彼を近くに感じ、本当の愛は決して消えないと思い出させてくれるものでした。フェルが天国から、あなたたちが本来いるべき場所、リーガFに戻ったのを見て、どれほど幸せで誇りに思っているか私にはわかります。リア、キケ、マテオ、そしてフェルは、私たちと一緒に天国から飛び跳ねて喜んでいます。彼らがそれをやめることは決してないと知っています』と綴り、クラブの温かい支援に心からの感謝を伝えた。(via ElDesmarque)
コロンビア大統領候補が代表ユニフォームを選挙活動に不正利用し連盟が苦言
W杯を目前に控えたコロンビアで、サッカー同国代表のユニフォームを巡る政治的な論争が巻き起こっている。
発端は、大統領選挙の第1回投票で勝利を収め、6月21日の決選投票に向けてキャンペーン中の極右候補、アベラルド・デ・ラ・エスピリエジャ氏の行動だった。彼は自身の選挙集会で、コロンビア代表の黄色いユニフォームを着用して登場した。しかし、そのユニフォームの胸元にあったアディダスのロゴは、彼自身の異名である「トラ(Tigre)」のロゴにすり替えられており、背中には彼の選挙スローガンがプリントされていた。
これに対し、決選投票で争う左派の対立候補イバン・セペダ上院議員が猛反発。『代表のユニフォームは全ての国民を代表するものであり、特定の選挙運動と結びつけるべきではない。代表のシンボルを選挙で使えば、法的な問題も生じる』と批判し、コロンビアサッカー連盟(FCF)に対して公式見解を求めた。
FCFはこれを受けて公式声明を発表。『代表チームのユニフォームは、規律、スポーツ、チームワーク、そして選手たちの能力を象徴するものです。それがスポーツの栄光とは無関係の論争の的になったり、誤解されたりすることを深く遺憾に思います。コロンビアサッカー連盟、代表チーム、選手、そしてそのシンボルを、政治的・選挙的な議論から除外するようお願いします』と苦言を呈した。
ただし連盟は、公式サプライヤーによって一般販売されているユニフォームを市民が着ること自体を法的に止める手段はないとしつつも、『過去に第三者が連盟のスポンサーの権利を無視して商業目的でユニフォームを使用した場合、法的な措置を講じてきた』と警告を加えた。ブラジルでジャイール・ボルソナロ前大統領の支持者たちが代表ユニフォームを政治的シンボルとして多用したケースと同様の事態が、コロンビアでも起きている。(via SPORT)
セネガル代表、W杯を控えたアメリカのスタジアムの芝生状態に不満爆発
W杯開幕を10日後に控え、開催国の一つであるアメリカで準備を進めているセネガル代表の選手たちが、現地のスタジアムの劣悪なピッチ状態に直面し、呆れ返る事態となった。
セネガル代表は、ノースカロライナ州シャーロットにあるバンク・オブ・アメリカ・スタジアムでアメリカ代表との親善試合(結果は3-2でアメリカ勝利)を行った。しかし、キックオフの数時間前にピッチを下見に訪れたセネガルの選手たちは、目を疑う光景に遭遇した。
SNSで拡散された動画には、選手たちがピッチに足を踏み入れると、芝生が継ぎ接ぎだらけでボロボロに剥がれ、人工芝の上に薄い天然芝のマットを敷いただけのような状態になっている様子が映っている。選手たちが足で軽くこすっただけで芝のブロックが簡単にめくれ上がってしまい、とてもプロの国際試合ができる状態ではなかった。
幸いなことに、このバンク・オブ・アメリカ・スタジアムはW杯の本大会で使用される16の公式会場には選ばれていない。しかし、開催国での親善試合でこのような杜撰なピッチ管理が露呈したことで、大会全体のインフラに対する懸念の声が上がっている。(via ElDesmarque)
ボルハ・イグレシアス、W杯に向けて友人たちからの「お守り」を持参
ルイス・デ・ラ・フエンテ監督によってW杯メンバーの26人に選出されたセルタのFWボルハ・イグレシアス(パンダの愛称で知られる)が、ラス・ロサスでの代表合宿で、友人たちから託された心温まるエピソードを披露した。
スペインサッカー連盟の公式メディアのインタビューに応じたイグレシアスは、『今週、友達が幸運の人形なんかを次々に持ってきてくれたんだ。いくつか持ってきたよ。僕は別にすごく迷信深いわけじゃないんだけど、友達から「これをスーツケースに入れて、祭壇を作れ」って言われたんだ。彼らのためにそうするつもりさ。僕が泊まる部屋のあちこちに、この人形たちを配置するよ』と、友人たちの思いが詰まったお守りと共にW杯に臨むことを笑顔で明かした。
また、代表招集を知った時の興奮についても語った。『月曜日にリストが発表されてから木曜日まで、たくさんの人からメッセージをもらって刺激が強すぎたよ。最後の2日間はサンティアゴの自宅で家族や友人、そしてマリアと一緒に過ごして、「うわ、これって本当にすごいことが起きてるんだ!なんて楽しみなんだ!」って実感が湧いてきたんだ』と振り返った。
さらに、『何年もの間、僕はがっかりしたり失敗して傷ついたりしないように、自分を守るために夢を抑え込んできた。でも今日、20年前にこの瞬間を夢見ていたあの頃の自分に感謝したい。ほんの数時間前まで、自分がW杯に行くなんて信じられなかったんだから』と、子供の頃の夢が叶った喜びを語った。(via ElDesmarque)
スターリング、ランボルギーニでの危険運転ドラレコ動画が流出
フェイエノールトに所属する元イングランド代表FWラヒーム・スターリングが、イングランド南部ハンプシャー州のM3高速道路でランボルギーニを危険な運転で走行させていた際のドライブレコーダー動画が流出し、イギリスのメディアで大きな波紋を呼んでいる。
オランダでのシーズンを終えたスターリングは、約31万2000ユーロ(約5000万円)とされるランボルギーニを運転していたが、別の車に搭載されていたカメラが、事故の数分前の彼の無謀な運転を捉えていた。映像では、ウインカーを出さずに急な車線変更を繰り返し、猛スピードで複数の車線を横断している様子が確認できる。他のドライバーは衝突を避けるために減速を余儀なくされており、スターリングの車は側面に3回も接触していた。
この映像を撮影したのは、家族と一緒に車に乗っていた運転教官の男性だった。彼は『ランボルギーニが何台もの車を追い越し、急な動きを繰り返しているのを見てすぐに危険を感じた。その時は誰が運転しているのか知らなかったが』と証言している。
ハンプシャー州警察は『バークシャー州出身の31歳の男を、薬物使用下での運転の疑い、クラスC薬物の所持、および検査を拒否した疑いで逮捕した』と発表した。スターリングは現在、保釈されて捜査の結果を待っている状態だ。チェルシーとの契約を解除してオランダに渡ったばかりの彼にとって、キャリアを揺るがす深刻なトラブルとなっている。(via SPORT)
アンドレス・イニエスタがドバイで監督キャリアをスタート
FCバルセロナとスペイン代表の生ける伝説、アンドレス・イニエスタが指導者としての第一歩を踏み出した。現在42歳のイニエスタは、彼が最後に選手としてプレーしたUAE(アラブ首長国連邦)のドバイを拠点とする「ガルフ・ユナイテッドFC」の監督に就任したことが公式に発表された。
イニエスタはヨーロッパでトップチームを指揮するために必要な「UEFAプロライセンス」の取得に向けた勉強を続けながら、UAEの2部リーグ(ファーストディビジョン・リーグ)に属する同クラブで現場での実務経験を積むことになる。
イニエスタは就任にあたり、『ガルフ・ユナイテッドFCは、この新しい章を始めるのに完璧な場所だと感じている。サッカーは僕に全てを与えてくれた。今度は、遠くまで到達するために必要なハングリー精神と才能を持った若い選手たちとの日々のトレーニングや学習を通じて、サッカーに恩返しをしたい。忍耐強く、サッカーがどうプレーされるべきかという明確なアイデアを持ち、一人一人に純粋な関心を持って、正しい方法で選手を育てることを信じている。監督として成長し、実践的な経験を積み、プロライセンスを取得したい』と意気込みを語った。
2019年に創設されたばかりのガルフ・ユナイテッドは、83カ国から600人以上の選手が集まり、リーグで最も若い平均年齢のスカッドを持つ野心的なクラブだ。同クラブのアフメド・エル・サラフ会長は、『イニエスタを迎え入れることは、我々のクラブだけでなく、ドバイとUAEのサッカー界にとって歴史的な瞬間だ。彼が私たちの構築しているものを信じて来てくれたことが何より嬉しい。彼の経験と哲学が若手育成に与える影響は変革をもたらすだろう』と歓迎のコメントを出した。(via SPORT / Estadio Deportivo / MARCA / Mundo Deportivo)
マルク・カサドと恋人ノア・ブレア、フォルメンテラ島でバカンスを満喫
FCバルセロナでの過酷なシーズンを終えたMFマルク・カサドが、恋人のノア・ブレアと共にフォルメンテラ島でバカンスを楽しんでいる。
ノア・ブレアが自身のSNSで公開した写真には、ターコイズブルーの透き通る海を背景に、水上バイクに相乗りしてはしゃぐ姿や、ボートの上でのんびりとくつろぐ様子など、絵に描いたようなidílica(のどかで美しい)な休暇の様子が収められている。
二人は2025年に交際を公にして以来、控えめながらも安定した関係を築いており、時折SNSで幸せそうな瞬間をファンに共有している。(via Mundo Deportivo)
ハメス・ロドリゲス、カルロス・コルベラン監督の言葉が転機になったと明かす
W杯に向けたコロンビア代表の合宿に参加しているハメス・ロドリゲスが、Netflixで配信が開始された自身のドキュメンタリー番組『James』の中で、現在のキャリアを支える重要なエピソードを明かした。
ハメスは2022年にギリシャのオリンピアコスに加入した際、当時監督だったカルロス・コルベラン(現WBA監督)と交わした言葉が心に深く刻まれていると語った。コルベランはオリンピアコスでわずか11試合しか指揮を執らず、ハメスとはトレーニングと試合でそれぞれ1回ずつしか顔を合わせなかったが、その短い出会いがハメスの意識を変えたという。
ハメスはドキュメンタリーの中で、『僕がギリシャに着いた時、監督はコルベランだった。僕の心に強く残っている言葉がある。彼は僕のことをよく知らなかったし、それが最初の練習だったんだけど、まさに絶妙のタイミングだったんだ。彼は僕に「君はピッチに入ったら、子供たちのことを考えなければならない。それ以上のモチベーションがあるかい? 彼らのためにプレーするんだ。なぜなら、君の不調で一番苦しむのは彼らだし、君に一番上手くやってほしいと願っているのも彼らなのだから」と言ったんだ』と回想した。
この言葉のおかげで、ハメスは家族への思いをプレーの原動力にするようになったという。『だから前回のコパ・アメリカで僕は幸せだったんだ。娘のサロが一緒にいてくれたし、息子のサムはまだ赤ん坊だったけど、娘は一人の熱狂的なファンとして僕のプレーを体験してくれたからね』と語っている。(via ElDesmarque)
モウリーニョ、父がクリスマスに解任された悲しい過去が原動力だと語る
レアル・マドリードの監督復帰の噂が絶えないジョゼ・モウリーニョ(63歳)が、自身がサッカーの指導者を志した原点について、子供時代の辛い記憶を明かした。
アウディのインタビューに応じたモウリーニョは、指導者だった父フェリックス・モウリーニョの影響で、9歳か10歳の頃からプロのロッカールームに出入りし、戦術的な話を聞いて育ったと語った。『僕はボールボーイだったけど、試合前やハーフタイムにはロッカールームにいたんだ。だから監督が何を求めているのかを聞いていた』と回顧している。
しかし、彼の人生の転機となったのは、9歳の時のクリスマスの出来事だった。『父のチームは数日前に試合で負けて成績が悪かった。クリスマスの日、私たちが昼食をとるためにテーブルに座っていた時、電話が鳴ったんだ。クラブの幹部からの短い電話で、父に解任を告げるものだった。その知らせは、1トンのレンガのように私たちを打ちのめしたよ。誰も食事を最後まで食べられず、テーブルを離れて、家の中は悲しみでいっぱいになった。その日はクリスマスのプレゼントを開けることすらできなかった』と、辛い記憶を振り返った。
モウリーニョは『その瞬間、僕は決心したんだ。僕は監督になる。そして、父の名字が世界中で知られるようになる日まで戦い続けるとね』と、父の無念を晴らすことが自らの野心の源であったと告白した。さらに『父に合わせたスタイルの服をオーダーメイドで作っているんだ。父は僕にとって、世界で唯一のロールモデルだからね』と、父への深い愛情と敬意を語っている。(via SPORT)
ペドリ、バルサの若手を称賛しつつ亡き祖父への想いを語る
スペイン代表としてW杯に臨むFCバルセロナのMFペドリが、ラス・ロサスでの代表合宿で地元メディア『EL DÍA』のインタビューに応じ、ラ・マシア(バルサの下部組織)の後輩たちへの期待と、自身のルーツについて語った。
ペドリはバルサの未来について、『ラ・マシアや代表チームには、ものすごいレベルと才能を持った選手たちがどんどん出てきている。未来は安泰だよ。例えば、最近トップチームに上がってきたトミー・マルケスなんかは、本当にたくさんの素晴らしい資質を持っている。彼らはまだ若くて磨くべき部分はあるけど、素晴らしいキャリアを歩んでくれることを願っている。彼らのような選手たちがいるから、バルサの未来はしっかり守られているよ』と、カンテラの充実ぶりを称賛した。
また、自身がプロの舞台に辿り着いた道のりについて、家族の教えが大きかったと明かした。『家族はいつも、僕には到達できる資質があるから、自分を信じて自信を持てと言ってくれた。でも同時に「努力しなければダメだ。努力せずにやろうとすれば終わりだ」とも言われていた。僕自身、可能性はあるとわかっていたけど、それがどれほど難しいことかも自覚していたよ』と振り返った。
さらに、ペドリは亡き祖父への想いを感慨深げに語った。『昨日も父とその話をしたばかりなんだけど、おじいちゃんが生きていてくれたらなって本当に思うよ。きっと天国から僕を覚えていて、誇りに思ってくれていると確信している。父が言うには、もしおじいちゃんが生きていたら、僕の一番の熱狂的なファンになっていただろうって。バルセロナに一緒に住み着いて、僕の試合には全部付いてきて、一つも見逃さなかったはずだってね』と、家族の絆の強さを覗かせた。(via ElDesmarque)
ベルナルド・シウバ争奪戦でアトレティコとバルサの場外関係がさらに悪化
移籍市場において、アトレティコ・マドリードとFCバルセロナの間の緊張がかつてないほど高まっている。フリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)の移籍を巡って、アトレティコがバルサを「ウソと捏造のキャンペーン」だと公式声明で猛烈に批判したばかりだが、今度は同じくシティのベルナルド・シウバの去就を巡っても両クラブが激しい火花を散らしている。
アトレティコは、アントワーヌ・グリーズマンの抜けた穴を埋める最高の選手としてベルナルド・シウバをリストアップし、代理人のジョルジュ・メンデスとの交渉もかなり進展していた。シウバ本人もマドリードでの生活や、シメオネ監督のプロジェクトで「絶対的な主役」になれるというアトレティコからの提案に好意的な反応を示していた。
しかし、そこに突然バルセロナが介入してきた。バルサはハンジ・フリック監督の承認を得て、シウバと2年契約で口頭合意に達したと報じられている。これに対しアトレティコ側は、バルサの動きに対して強い疑念と不信感を抱いている。
メトロポリターノ(アトレティコ)の首脳陣は、バルサが本当にシウバを最優先ターゲットにしているとは信じていない。バルサの中盤にはペドリ、デ・ヨング、ガビ、ダニ・オルモら多くの選手がひしめいており、さらにマルク・カサドらを放出してまで資金を作る必要があるからだ。アトレティコ側は、このバルサの突然の横槍は、フリアン・アルバレスの件で勃発した両クラブの戦争の延長線上にあり、意図的にアトレティコの補強を妨害し、移籍金をつり上げるための「嫌がらせ」や「情報操作」ではないかと疑っている。
アトレティコはシウバに対し、『バルサに行けば激しいポジション争いが待っているが、うちに来ればプロジェクトの絶対的なリーダーになれる』と引き続き説得を続けている。両クラブの場外での遺恨は、夏の移籍市場が終わるまで激しく燃え続けそうだ。(via SPORT / Mundo Deportivo / MARCA)
レガネスがアメリカ資本からドバイの投資ファンドへ約1億ユーロで身売り
スペイン2部のCDレガネスが、新たなオーナーの手へと渡ることになった。2022年にクラブを買収したアメリカの投資グループ「Blue Crow Sports (BCS)」が、クラブの株式の99%をドバイを拠点とする投資・テクノロジー企業「885 Capital」に売却したことが公式に発表された。
885 Capitalは昨年10月の時点でクラブの株式の約15%を取得していたが、今回残りのパッケージも買い取り、完全な過半数株主となった。この売却に伴い、BCSのジェフ・ルーノウ会長は退任し、これまで副会長を務めていたマドリード出身のエドゥアルド・コシン氏が新会長に就任することが決まった。
取引の正式な金額は公表されていないが、情報筋によるとクラブの評価額は約1億ユーロ(約160億円)に設定されたという。BCSは4年前、モレノ・パボン家から約8300万ユーロでレガネスを買収しており、今回の売却で約1700万ユーロの利益を得たとみられている。BCSはスポーツビジネスでの収益が予想を下回ったことから、保有するサッカークラブの資産整理を進めており、フランスのル・アーヴルACの売却も検討している。
新会長となるコシン氏は、『レガネスを率いることは大きな名誉であり、責任です。私はこのクラブが街にとって何を意味するのかを理解しており、ファンが誇りに思える未来を築くことを約束します』と宣言。885 Capitalの背後には、スポーツやメディアプロジェクトに携わるインド系の実業家スディープ・ラムナニ氏とジャイ・マフタニ氏がいる。彼らは『情熱的なファンとクラブの文化に感銘を受けた。データに基づいた近代的な成長アプローチで、長期的視野に立ってクラブに貢献する』と意気込みを語っている。この身売り交渉はレガネスの2部残留が確定するまで一時保留されていたため、監督人事など多くの決定が滞っていたが、今後は新体制下で一気に計画が進むとみられている。(via SPORT / AS / MARCA)
CEエウロパのサポーターが試合後に刃物で刺される重傷事件が発生
スペインの下部リーグで痛ましい暴力事件が発生した。CEエウロパは日曜日、クラブの歴史において非常に重要なセグンダ・ディビシオン(2部)昇格プレーオフ1回戦の第1戦を、ホームでセルタ・フォルトゥナ(セルタBチーム)と戦った。試合は後半アディショナルタイムにセルタ側が追いつき引き分けに終わったが、試合の直後にスタジアム(ノウ・サルデーニャ/カン・ドラゴ周辺)の近くの飲食店で、エウロパのサポーターが何者かに刃物で刺されるという事件が起きた。
刺されたサポーターは重傷を負って病院に搬送されたが、幸いにも命に別状はないとのことだ。加害者はその後、警察によって逮捕された。
CEエウロパはクラブの公式アカウントで声明を出し、『昨日の試合後に当クラブのソシオ(会員)が受けた刃物による襲撃を強く非難します』と発表した。クラブ側は、この事件がサッカーの試合内容そのものに起因するものではないと説明しているが、エウロパのサポーターグループ『エスカプラッツ』は声明を出し、この襲撃には「イデオロギー的(思想的)な動機」が背景にあると主張している。バルセロナのグラシア地区を拠点とするエウロパは、反ファシズムや反レイシズムを強く掲げるファンが多いことで知られており、対立する思想を持つグループからの計画的な襲撃だった可能性が示唆されている。(via Esport3)
元ギリシャ代表マリオス・オイコノムが交通事故により33歳で死去
ギリシャやイタリアのサッカー界に悲しい知らせが飛び込んできた。元ギリシャ代表DFのマリオス・オイコノムが、月曜日の朝に交通事故の傷がもとで33歳の若さで亡くなった。
事故が起きたのは5月23日の深夜1時頃。彼の地元であるギリシャのヨアニナでスクーターを運転していたオイコノムは、後退してきた車と激しく衝突した。事故の衝撃は凄まじく、彼は頭部を強打。すぐにヨアニナ大学病院の集中治療室に運ばれ、脳の腫れを抑えるために頭蓋骨の一部を外す「減圧開頭術」という緊急の神経外科手術を受けた。しかし、彼の状態は常に極めて危険なままであり、9日間の闘病の末、回復の兆しを見せることなく息を引き取った。
「ヨアニナのライオン」の愛称で親しまれたオイコノムは、ギリシャのPASヤニナで育ち、イタリアに渡ってカリアリ、ボローニャ、SPAL、バーリ、サンプドリアなどでプレー。さらにAEKアテネや、デンマークのコペンハーゲンでもタイトルを獲得した。ギリシャ代表としても6試合に出場している。2024年夏にギリシャのパネトリコスを最後に現役を引退し、故郷で暮らしていた。
彼の訃報を受け、UEFA(欧州サッカー連盟)は『欧州のサッカーファミリーを代表し、マリオス・オイコノム氏の訃報に深く悲しんでいます。彼の家族、友人、そして彼を知る全ての人々に心からの哀悼の意を表します』と追悼の声明を発表。彼が所属した多くのクラブやサッカー関係者からも悲しみの声が寄せられている。(via SPORT / AS / MARCA)
ベティスが「1927年世代」の100周年を記念した特別ユニフォームを発表
レアル・ベティスが、サッカーと文化を融合させる画期的な取り組みを発表した。ベティス財団はセビリア大学との間で、スペイン文学史において極めて重要な運動である「27年世代(Generación del 27)」の創設100周年を記念する協定を結んだ。
この協定の目玉として、来シーズン(26/27シーズン)にベティスは、「27年世代」をテーマにデザインされた記念の特別ユニフォームを着用して公式戦を戦うことが発表された。月曜日にセビリア大学の学長室で行われた調印式で、この特別なシャツがお披露目された。
ベティス財団のラファ・ムエラ理事は、『レアル・ベティスは多くの人々に影響を与える力を持っています。この記念すべき年に1試合を捧げることは、サッカーというスポーツの拡散力を活かして、新しい世代に27年世代の文化と遺産を身近に感じてもらうための特別な方法だと考えています』と、プロジェクトの意義を語った。
セビリア大学のカルメン・バルガス学長も、『普及の観点から見て、大きな成功をもたらす素晴らしい協力だ』とベティスの参加を歓迎した。ユニフォームの着用だけでなく、ベティスの関係者が文献学部の学生たちと文学について公開対談を行ったり、国際会議に参加したり、地元の小中学生向けの読書クラブプロジェクトに「27年世代」のコンテンツを組み込むなど、クラブを挙げて文化的な啓蒙活動を推進していくという。(via Estadio Deportivo)
イスコがバカンスを返上し、来季のCLに向けてリハビリに没頭
21年ぶりにチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、熱狂に包まれているレアル・ベティス。その立役者の一人であるイスコ・アラルコンが、驚くべきプロ意識を見せている。チームメイトの多くがバカンスへと旅立ち、あるいはW杯に向けて代表チームに合流する中、イスコは自身の休暇を返上してリハビリトレーニングに没頭しているのだ。
イスコは今シーズン、個人としては2度の重傷に見舞われる過酷な1年を過ごした。開幕直前のマラガとの親善試合でダビド・ラルビア(なお、イスコはこの数日間でラルビアに対して素晴らしい気遣いを見せたという)のタックルを受けて左腓骨を骨折し、3ヶ月半の離脱。さらに11月のヨーロッパリーグ・ユトレヒト戦では、チームメイトのアムラバトと交錯して右足首を負傷した。4月に復帰を果たし、最終節ではスタメンを飾ったものの、完全な状態には程遠かった。
ラ・カルトゥーハでのCL出場決定の祝祭で、イスコはこらえきれずに涙を流した。一部では引退の予兆かと心配されたが、本人は『これまでの苦しみから解放されただけだ。まだまだ長くプレーできる。来季の開幕には最高のレベルで戻ってくるつもりだ』と語っていた。
その言葉通り、イスコはルイス・デル・ソル・スポーツシティに毎日通い、クラブの理学療法士とマンツーマンで個別メニューを消化している。他の負傷者であったアンヘル・オルティスですら先週で施設でのトレーニングを終えたが、イスコは今週も一人黙々と汗を流す予定だ。
イスコは最近のインタビューで、『最初の数試合は恐怖心があって、20%か30%の力でしかプレーできなかった。残りの数試合は薬を飲み、注射を打ちながらプレーしていた。サッカーは僕の全てだ。今は完全に回復するために少しずつ改善していく時期だ。ベティスを助けるため、そしてあと何年か闘い続けるために、自分の持っているものを全て出し尽くすよ』と決意を語っている。来季のCLに向けた彼の執念が伺える。(via Estadio Deportivo)
現役引退のアドリアン・サン・ミゲル、ベティスでのフロント入りを示唆
レアル・ベティスのGKとして活躍し、先日プロサッカー選手からの引退を表明したアドリアン・サン・ミゲル(39歳)が、今後のキャリアについてクラブのフロント入りを希望していることを明かした。
アドリアンは、最終節のレバンテ戦で先発出場して勝利を収め、自らの引き際を飾った。引退の決断について彼は、『最後の週が鍵だった。週の初めにマヌ・ファハルド(スポーツディレクター)やフロントと率直な話をした。監督(ペジェグリーニ)には試合の前日に引退することを伝えたんだ。彼は驚いていたけど、僕のロッカールームでの決断力や統率力を評価してくれていた。他のチームでプレーすることには何の魅力も感じなかった。心からの決断だったよ』と振り返った。
今後については、指導者よりもクラブのマネジメント側に興味があるという。『スポーツ科学の学位も持っているし、UEFAのB級ライセンスもあるけど、僕はマネジメントの方が好きなんだ。トップチームのすぐそばにいるポジションだね。フロントとはまだ会議が残っていて、役職の形を決める必要がある。プレミアリーグ風に言うなら「ヘッド・オブ・インスティテューショナル」や「フットボール・オペレーションズ」のような役割になるだろうね』と語った。
リヴァプールやウェストハムなど、イングランドでの経験が豊富なアドリアンは、クラブのコーポレート部門とスポーツ部門を繋ぐパイプ役として、遠征のロジスティクスやチームの運営戦略を統括する役割を思い描いている。『ベティスがビッグクラブとして、常に大きな舞台に立ち続けるために、僕にはたくさんできることがあると思っている』と、新たな形でのクラブへの貢献に意欲を燃やしている。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
パニーニがスペイン代表のW杯向け限定カードコレクションを発売
コレクターやサッカーファンにとって見逃せないアイテムが登場した。パニーニ社は、来たるW杯に向けて、スペイン代表に特化した限定版トレーディングカードコレクション『Panini Tributo Selección Española ¡Vamos Campeones!』を発売した。
このコレクションは、スペインが初優勝を果たした2010年南アフリカW杯の伝説的な世代と、2026年W杯で再びタイトルを狙う新世代を繋ぐというコンセプトで作られている。1箱(ボックス)には、ベースカード90枚(2010年メンバー34枚、2026年メンバー36枚など)と、最大17枚の特別なエクストラカードが含まれている。
コレクターにとって最大の目玉となるのが、1箱に必ず1枚封入されている「直筆サイン入りカード」だ。パニーニ社は、イケル・カシージャス、アンドレス・イニエスタ、カルレス・プジョル、セルヒオ・ラモスといった2010年の英雄たちから、ペドリ、ラミン・ヤマル、ニコ・ウィリアムスといった現在の主力選手まで、計27人の選手のオリジナルサインを合計3,001枚用意した。さらに、各サイン入りカードの裏面には、その選手が何枚サインしたかを示すシリアルナンバーが記載されており、希少性が明確になっている。
パニーニ社は、この限定ボックスは初期生産分のみの限定販売であり、売り切れた場合の追加生産は一切行わないと発表している。激レアカードを求めて、早くもファンの間で争奪戦が始まりそうだ。(via SPORT)
サン・アンドレウ、スタジアムの天然芝化改修により一時的なジプシー生活へ
バルセロナを本拠地とするUEサン・アンドレウが、来シーズン(2026-2027)の開幕時にホームスタジアムである「ナルシス・サラ」を使用できず、一時的な“亡命”生活を強いられることが決まった。
クラブは1ヶ月前にバルセロナ市役所と合意に達しており、スタジアムのピッチを現在の人工芝から、RFEF(スペインサッカー連盟)がプリメーラRFEF(3部)参戦の条件として厳格に義務付けている最新世代の天然芝へと全面張り替えを行う。さらに、テレビ中継の基準を満たすための照明設備の全面改修も同時に実施される。バルセロナ・スポーツ研究所(IBE)などの協力により、工事の入札は緊急手続きで迅速に進められている。
しかし、この大規模な改修工事により、来季の最初の数試合はナルシス・サラを使用できない。クラブ幹部は、一時的に別のスタジアムを借りてホームゲームを開催することを認めた。RFEFが公式カレンダーを発表した後に、対戦相手に応じて可能な限り多くのファンを収容できる代替施設を探すことになり、試合ごとにスタジアムを転々とする可能性も排除していない。
クラブは、この困難な時期を支えてきた古参ファンに報いるため、ソシオ(会員)番号の若い最初の1,000人と「保護ソシオ」に対して、代替スタジアムでの試合観戦の絶対的な優先権を与えることを決定した。(via SPORT)
バレンシアCFファンのシーズン評価アンケートでピーター・リム経営陣に大ブーイング
地元スポーツ紙『SUPER』がバレンシアCFのファン1200人以上を対象に実施した、2025-2026シーズンの関係者32人(経営陣、監督、選手)の評価アンケートの結果が発表された。全体的な評価は「総じて赤点(落第)」という厳しいものとなった。
ファンから最も強烈な批判を浴びたのは、やはりクラブの経営陣だった。筆頭株主のピーター・リムとその息子で会長のキアット・リムは、10点満点中でわずか「1.91点」という最低評価を記録。さらに、バレンシアにおける経営の最高責任者であるハビエル・ソリスGD(ゼネラルディレクター)も「2.3点」と酷評された。補強の責任者であるロン・グーレイCEOとリサンドロ・イセイ(スカウトディレクター)も、冬と夏合わせて12人の補強を行いながら目標の欧州カップ戦出場(7位以内)に届かなかったことが響き、揃って「3点」に沈んだ。
カルロス・コルベラン監督に対しても、昨季の奇跡的な残留から一転、今季前半戦の不振(降格圏に沈むこともあった)と、補強選手への直接的な関与がマイナス評価に繋がり、「3.6点」と落第点がついた。
一方で、ピッチ上で高く評価された選手もいる。トップの評価を得たのはGKのストーレ・ディミトリエフスキ(7.6点)。ビジャレアルからのオファーが噂される冬の補強選手ギド・ロドリゲスも「7.1点」で続いた。また、終盤に活躍したハビ・ゲラ(6.8点)や、チーム得点王のウーゴ・ドゥロ(6点)、ペペル(5.5点)、ガヤ(5.3点)など、及第点(5点以上)を獲得した選手は13人に留まった。(via SPORT)
チリでW杯トレーディングカードの交換会に7000人が集結し大熱狂
W杯開幕を控え、出場すら逃しているチリで、W杯のトレーディングカード(クロモ)への異常な熱狂が起きている。
日曜日、サンティアゴ・デ・チレにあるラ・フロリダ市のビセンテナリオ・スタジアムのピッチに、なんと7000人もの老若男女が集結した。彼らの目的はただ一つ、パニーニ社のW杯アルバム(全980枚)をコンプリートするためのカード交換(トレード)だ。
この大規模な交換会が実現した背景には、防犯上の理由があった。ダニエル・レジェス市長は『若者たちがSNSで呼びかけ合い、公園やショッピングモールでカード交換のために集まっていることに気づいた。しかし、そのような場所は安全とは言えない。そこで、安全な環境で交換会を楽しめるように、スタジアムを開放することにしたんだ』とその経緯を説明した。
結果的に予想を遥かに超える人数が集まり、スタジアムは熱気に包まれた。参加者たちが血眼になって探していたのは、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウド、そしてスペイン代表の16歳、ラミン・ヤマルのカードだった。
参加した秘書のパオラさんは『足りない選手が出るのを祈って新しいパックを買い続けるのを節約できるから、本当に素晴らしい取り組みだわ』と喜び、整備士のハイメさんは『アルバムを完成させるのに240ユーロ(約4万円)くらい使ったよ。まだ重複カードもたくさんあるけど、ここで見知らぬ人たちとカードを交換するプロセス自体がとても美しい経験だった』と、お金以上の価値を見出していた。(via Esport3)
【本日の総括】
本日のオフフィールドニュースでは、PSGのチャンピオンズリーグ優勝に伴うパリでの悲惨な暴動や、レアル・マドリード会長選におけるフロレンティーノ・ペレスとエンリケ・リケルメの「暗殺の陰謀」まで飛び出す泥沼の批判合戦、そしてセルヒオ・ラモスとセビージャ主要株主との買収決裂を巡る激しい場外乱闘など、クラブの根幹を揺るがす深刻でセンセーショナルな話題が目立ちました。また、デポルティーボの昇格に歓喜したファンによるリアソール・スタジアムの破壊行為や、スターリングの無謀運転動画の流出など、ファンのモラルや選手のプライベートでの行動が問われる事件も起きています。
一方で、イニエスタのドバイでの監督業スタートや、亡き監督へ昇格を捧げたバレンシア女子の感動物語、さらにはチリで7000人が集まったW杯カード交換会など、サッカーが持つ絆や熱狂を感じさせる明るい話題も豊富でした。


デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
PSGの優勝祝賀が暴動へと変貌した事実は、ピッチ上の戦術的勝利が都市の治安維持という構造的課題を凌駕してしまった結果と言えます。また、レガネスの身売りやサン・アンドレウのスタジアム改修といったインフラの刷新は、クラブが持続可能な成長を目指すための不可欠なプロセスです。戦術的な成熟には、ピッチ外の安定した基盤と、ファンとの適切な距離感が不可欠であり、今回の混乱はスポーツの価値を最大化するための「配置」がいかに重要かを改めて突きつけています。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
レアル・マドリードの会長選における泥沼の応酬や、セルヒオ・ラモスとセビージャの買収交渉決裂は、クラブという組織が抱える権力構造の脆さを露呈させました。一方で、バレンシア女子が亡き監督に捧げた昇格や、アーセナルのガブリエウを支えるファンの連帯は、クラブが単なる営利組織ではなく、人々の感情を繋ぐコミュニティであることを示しています。経営陣の不透明な動きが不信を招く一方で、こうした人間的な絆こそがクラブの真の価値を支えているのです。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
移籍市場の裏側では、ベルナルド・シウバを巡るバルサとアトレティコの場外戦のように、契約の整合性よりも「相手の妨害」が優先される歪な状況が見受けられます。また、レガネスの身売りやクルトワのヘンク共同オーナー就任は、投資ファンドや選手個人の資産運用がクラブ経営に深く関与する現代の編成トレンドを象徴しています。契約年数やサラリー枠の管理だけでなく、今後はこうした資本の出所や、クラブの所有権がもたらす影響をより慎重に見極める必要があります。