最終節ビジャレアル戦とチーム状況
日曜日に行われる最終節のラ・セラミカでのビジャレアル戦は、4位と比べて700万ユーロの賞金差がある3位確保を懸けた重要な一戦となる。対戦相手のマルセリーノ監督は『アトレティコという素晴らしいチーム、並外れた選手たちと監督を相手にする難しい試合になる。しかしクラブが成長したいならこういう試合に勝たなければならない。彼らは大きな投資をしており、明確な哲学を持っている。ここ最近の試合のダイナミクスを覆せるか見てみよう。最近起こっていることは、この選手たちの並外れたシーズンを曇らせるものではない。』と警戒を示しつつ、『アトレティコにはここ8シーズン勝てていないので、勝てれば並外れたシーズンに有終の美を飾れる。』と必勝を誓っている。
一方でシメオネ監督は、負傷中のフリアン・アルバレス、ナウエル・モリーナ、ニコ・ゴンサレス、ホセ・マリア・ヒメネスの4選手をビジャレアル戦で起用せず、ワールドカップに向けた各代表チームの合流へ早期解放する決断を下した。また、筋肉の怪我から回復中のロドリゴ・メンドーサ、パブロ・バリオス、そして手術を受けてワールドカップ欠場が決定したアメリカ代表のジョニー・カルドーゾ(約2ヶ月の離脱)は木曜日の練習を欠席。ロビン・ル・ノルマンも累積警告で出場停止となり、合計8人が最終戦を欠場する野戦病院状態となっている。唯一の朗報として、ジローナ戦の打撲から回復したジュリアーノ・シメオネが木曜日の練習を通常通りこなし、最終節への出場を志願している。(via ElDesmarque / SPORT)
M・ジョレンテの赤裸々インタビュー
マルコス・ジョレンテがCOPEの番組『El Partidazo』に出演し、多岐にわたるトピックについて語り尽くした。今季のチーム評価については『7点だ。非常に厳しいライバルを排除して遠くまで進んだが、リーガでは早くに遅れを取りすぎてタイトルを獲得できなかった。それでもチームは一歩前に出て、チャンピオンズリーグの準決勝に進出した。』と前向きな面も強調した。
注目のフリアン・アルバレスの移籍の噂については、『分からない。僕らは何も知らないし、彼自身も今日現在どうなるか分からないだろう。本人には聞いていないよ。それに、その質問はとても気まずいからね。もしかしたら別の冒険をしたいのかもしれないが、僕は彼が元気そうに見えるよ。』と明言を避けた。
シメオネ監督の後任候補に関する話題では、『今君と話していて思ったけど、チョロの後はルイス・エンリケが良いかもしれないね。監督としてとても優秀だし、代表でも彼と一緒にいてとても良かった。選手に単独で1週間の休みを与える個性を持っているところがとても好きだ。休日の扱いが上手く、リフレッシュするためにたくさん休みをくれる。変わった人は好きだよ。』と自身の見解を披露。
逆に、マルセリーノやボルダラスのような体重管理や規律に極端に厳しい監督については、『僕にとってそれは異常であり、奴隷制度だ。そんな監督の下でやっていけるか分からない。もしアトレティコがマルセリーノを雇うなら、僕は出て行くよ。人が300グラムや500グラム増えることはある。何も問題ない。水を多く飲んだり、前日に誕生日があったり、休暇明けなら1キロ増えることもある。でも毎日体重計に乗るなんて奴隷だ。それに、もうその必要はない。僕らはほとんど体重を量らない。それが世界で一番理にかなっていると思う。僕らはもう大人だ。自己管理できないやつは、出て行けってことさ。』と痛烈に批判した。
自身の極端なライフスタイルについても言及し、『年間320回の日の出を見る。6時40分ごろに起きて、マイナス5度でも上半身裸で外に出て犬の散歩をする。一年中風邪を引かなかった。娘が生まれてからTikTokもテレビも見ていない。試合の日や外出時以外は22時にベッドに入る。サッカーも見ない。ライバルの試合すら見ない。見ないで直感に従う方がいい。監督の戦術ミーティングで十分だ。』とストイックな日常を告白。先日、家族の祝いで世界で最も高価なワインの一つであるロマネ・コンティ1995を開けたことで批判された件には、『健康面でワインが僕にとって最適なものではないことは分かっている。僕はバカじゃないからね。でも、家族と一緒にボトルを開けて、会話やハグ、思い出から得られるものは、どんなマイナス面よりも無限に大きいんだ。祝うことでプロ意識が下がるわけじゃない。逆に、物事を切り離して、それぞれの瞬間にそのスペースを与えることを学んだと自分に言い聞かせるんだ。』と反論した。
また、アントワーヌ・グリーズマンについて『とても寂しくなるだろうね。サッカー以外でも彼とはよく一緒に過ごしているから、親友が去ってしまうようなものだ。彼が戻ってくることを願っているよ。彼が持っていたあの魔法を演じられる人は誰もいないと思う。』と別れを惜しみつつ、来季のキーマンとして『来年、アレックス・バエナは爆発するだろうと確信している。色々なポジションでプレーできるし、彼が定着することを願っているよ。』と期待を寄せた。(via SPORT / ElDesmarque)
M・スアレスによる今季総括と提言
元アトレティコの選手で現在は全試合の解説を務めるマリオ・スアレスが、今季の総括と来季への提言を行った。
『僕はいつも順応主義だと言われるけど、そうじゃない。アトレティコにはタイトルを勝ち取って楽しんでほしい。子供たちをコパの決勝に連れて行ったけど、試合後かわいそうに悲しんでいたよ。一番勝ちたいと思っているのはチョロ、選手たち、クラブ、そしてみんなだ。でも現実がある。僕にとっての現実は、チャンピオンズリーグは良かったということ。準決勝に進出して、その大会ではマドリードやバルサよりも良い結果を残した。コパでは決勝に進出したが、マドリードやバルセロナがいない場合は常に決勝に勝たなければならないのが最大の欠点かもしれない。リーガは良くなかったのは事実だけど、ニュアンスがある。序盤は安定せず、その後コパとチャンピオンズリーグが優先され、ポイントを失った。タイトルを獲得できずに惜しいところまでいくと後味が悪いのは当然だけど、成長の不規則なシーズンだったと評価する。プビルやハンツコのように存在感を示した選手や、リーガだけでなく欧州で最高の補強だったルックマンのような選手もいたし、他にも一歩前進しなければならない選手がいる。』とシーズンを振り返った。
3位という結果については『アトレティコはリーガで優勝する義務はないという意見だ。マドリードやバルサがいると常に非常に難しいからだ。彼らは優れている。しかし、3位になることは義務であり、最後までリーガを戦い抜くことも義務だ。』と断言。
来季の補強については『お金は使わなければならないし、うまく使わなければならない。ここ数年は当たり外れがあった。来シーズンの最高の補強はアレックス・バエナでなければならない。ビジャレアルと代表チームで見た彼のプレーは最高だからね。ラストパス、ゴール、セットプレー...。今シーズンは重要な時期にケガをしてしまい、90分間連続して10試合プレーすることができなかったけど、来年は最高の補強になる可能性があると思う。それとは別に、もう一人ストライカーを獲得し、ハンツコがそこでプレーできるとはいえルジェリと競争するサイドバックを獲得し、ニコ・ゴンサレスがどうなるかによって、コケを補完するフィジカルで勇敢なセンターハーフを獲得する必要がある。』と具体的なポジションを挙げた。
最後にキャプテンのコケについて『僕が言うことはすべて不十分だ。彼がまだ子供だった頃に知り合ったけど、今ではクラブの最大のレジェンドだ。彼は依然として絶対的なレギュラーであり、僕は彼が去らないことを願っている。彼がワン・クラブ・マンになることを本当に望んでいるけど、他の事情があることも理解している。今シーズンの彼のパフォーマンスを見れば、他のクラブや他のリーグの関心を引き続けるのも当然だ。彼がいつ、どのように別れを告げるか、自分で決める権利を獲得した人がいるとすれば、それは彼だ。』と最大級の賛辞を送った。(via Mundo Deportivo)
J・アルバレスの去就とアレマニーの戦略
マテウ・アレマニーがアトレティコの移籍市場で本格的に動き出している。最大の関心事となっているフリアン・アルバレスの去就について、1億5000万ユーロ規模とも言われるパリ・サンジェルマンからの関心やバルセロナからの興味が報じられる中、アレマニーは『我々はシーズン中ずっと憶測にさらされている。良い選手がいるチームは他のクラブの欲望の対象となり、ジャーナリストの憶測の的になるからだ。しかし、それはそこから出るものではない。アイデアは改善することであり、改善するためには、我々が持っている多くの良いものを保持しなければならない。』と残留を強調し、火消しに努めた。クラブは彼を通常の条件で売るつもりはなく、プロジェクトの重要なピースと考えている。
一方で「出るためには入れなければならない」という方針の下、新たな補強にも着手している。ユベントスからレンタル中のニコ・ゴンサレスについては完全移籍での獲得を目指している。契約には3500万ユーロの買い取りオプションが含まれているが、アトレティコはこれを支払うつもりはなく、最大でも2400万ユーロへの減額をユベントスと交渉する予定だ。
さらに中盤の強化として、マンチェスター・シティを退団する意向のベルナルド・シウバの獲得を狙っている。シウバ本人は『高いレベルで競争したい。そして家族の生活にとって良い場所を選びたい。ワールドカップ前には将来を解決したい。』と語っており、アトレティコは彼がシティでの手続きを終えるのを待っている状態だ。また、強靭な「ボックス・トゥ・ボックス」のミッドフィルダーとして、ジョアン・ゴメスも最有力候補の一人に挙がっている。(via ElDesmarque / SPORT / MARCA)
今夏の放出プラン
ベルナルド・シウバやジョアン・ゴメスといった大物中盤を獲得するためには、現在のチームから少なくとも2人、場合によっては3人が去る必要がある。
放出の筆頭候補となっているのが、昨夏約2000万ユーロで加入したティアゴ・アルマダだ。期待外れのパフォーマンスに終わり、ファンから最も非難されている選手の一人となっている。クラブは彼がアルゼンチン代表としてワールドカップに出場し、市場価値が上昇するのを待ってから売却する計画を立てている。
また、1月に「将来への投資」として加入したロドリゴ・メンドーサとオベド・バルガスの若手2人も放出候補だ。シメオネ監督の大規模なローテーションによりリーガで出番を得たものの、重要な試合での出場はなかった。若く経験が浅いため、成長と経験を積む目的でレンタル移籍での放出が濃厚となっている。(via ElDesmarque)
セルロートがW杯メンバー入り
アトレティコで今季20ゴールを記録し、大車輪の活躍を見せたアレクサンダー・セルロートが、ストーレ・ソルバッケン監督率いるノルウェー代表のワールドカップメンバー26名に無事選出された。マンチェスター・シティのアーリング・ハーランドらと共に、ノルウェー代表の強力な攻撃陣を牽引する大きな脅威として期待されている。(via Estadio Deportivo)
アスピリクエタが現役引退
昨夏アトレティコ・マドリードからセビージャに加入したDFセサル・アスピリクエタが、36歳で20年間にわたるプロ生活に幕を下ろすことを発表した。度重なる怪我に苦しんだシーズンを終え、自身のSNSで長文の手紙を公開し引退を報告。その中で『オサスナ、マルセイユ、チェルシー、アトレティコ・マドリード、セビージャのシャツを着て、最大の舞台で国を代表できたことは本当に特権だった。すべての瞬間が僕にとって大きな意味を持っていた。』と、アトレティコでプレーした誇りと感謝の意を綴っている。(via SPORT / Estadio Deportivo)
【本日の総括】
今季のアトレティコはコパ決勝やCL準決勝進出など収穫もあったものの、リーガでの取りこぼしが響き3位を争う結果となりました。来季に向け、ジョレンテやスアレスが語るように、チームの規律やライフスタイルの自立が問われる中、アレマニー主導によるフリアン・アルバレスの引き留めと、B・シウバやバエナら実力者の獲得によるスカッドの再構築が急務となっています。



