W杯の国歌斉唱セレモニーが変更へ
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、2026年W杯から試合前の国歌斉唱セレモニーの形式を大きく変更することを決定した。これまで国歌斉唱はスタメンの11人のみがピッチ上に並んで行われていたが、今大会からはベンチメンバーを含む招集された全選手がピッチに出場し、センターサークルに広げられた巨大な大会エンブレムの周りに集まって国歌を歌うことになる。FIFAはこの変更の目的について、すべての代表選手が最も象徴的な瞬間に疎外感を感じることなく参加できるようにするためだと説明している。さらに、選手たちは大会公式アルバムの曲が流れる中、各試合に合わせてカスタマイズされたアーチを通ってピッチに入場し、ゴール裏からは各国の国旗の色を模したと思われる花火やパイロテクニクス(火工品)が打ち上げられるなど、キックオフ前から壮大なショーが演出される予定だ。
(via Esport3)
W杯ブランド戦争、アディダス・ナイキ・プーマの激突
W杯は出場国だけでなく、スポーツブランドにとっても世界最大のショーケースとなる。今大会に出場する48カ国のうち、37カ国をアディダス、ナイキ、プーマの3大ブランドが占めている。トップはアディダスで、アルゼンチン、スペイン、ドイツ、ベルギー、日本など14カ国をサポート。個人でもメッシ、ラミン・ヤマル、ペドリ、ベリンガムといったスター選手と契約している。これに続くのがナイキで、ブラジル、フランス、イングランドなど12カ国を後援し、クリスティアーノ・ロナウド、エンバペ、ハーランドらと契約。プーマはポルトガル、モロッコ、セネガルなど11カ国を支援し、ネイマールやハフェルツらを広告塔に起用している。各ブランドは、代表チームのサプライヤーと選手の個人スポンサーが異なる場合(例:ポルトガル代表はプーマだが、C・ロナウドはナイキ)、プロモーション映像において選手に代表ユニフォームに似た色のウェアを着せつつ、自社のロゴを強調するという工夫を凝らして視認性獲得の戦争を繰り広げている。
(via Esport3)
【本日の総括】
目前に迫ったW杯に向けた各国の動向だけでなく、スペイン国内のクラブ周辺やサッカー界全体で様々な事件や人間模様が浮き彫りになった1日。特にレアル・マドリードの会長選挙は、ペレス会長と対立候補リケルメによるSNSやテレビを巻き込んだ泥沼の舌戦に発展し、ピッチ外の最大の関心事となっている。また、W杯のステッカーブームが生んだブラジルでの強盗事件や、開幕戦会場でのストライキの危機、エンバペと連盟の肖像権を巡る対立など、メガイベントを前にした混乱も見え隠れする。その一方で、カステリョンとアルメリアのサポーターが魅せた友好的な交流や、亡き少女への思いを胸にW杯へ向かうスペイン代表の姿勢、ロナウジーニョがスラム街に笑顔を届けたエピソードなど、サッカーが持つポジティブな側面も強く感じられるニュースが揃った。