アンソニー・ゴードン&B・シウバ獲得とラッシュフォードの去就
ニューカッスルからアンソニー・ゴードンを移籍金7000万ユーロの固定額と1000万ユーロの変動額による5年契約の完全移籍で獲得した。ゴードンは現在イングランド代表としてW杯に向けたフロリダでの合宿に参加しており、大会では背番号18を着用する。さらに、マンチェスター・シティと契約満了になるベルナルド・シウバをフリーで獲得することでも合意に達している。一方で、今季レンタルで加入し49試合で14ゴール14アシストを記録したマーカス・ラッシュフォードの去就は不透明となっている。ラッシュフォード本人は残留を強く希望しているが、バルサは3000万ユーロの買取オプションを半額の1500万ユーロに値切るオファーを提示した。マンチェスター・ユナイテッドはこのバルサの態度に苛立ちを見せており、交渉の打ち切りを検討し、アーセナル、チェルシー、ニューカッスル、トッテナム、アストン・ヴィラといったプレミアリーグの他クラブへの売却を模索している。ゴードンの加入とシウバの合意により、ラッシュフォードが残る居場所は事実上なくなっている 🏴🔥 (via SPORT)(via ElDesmarque)
フリアン・アルバレス獲得に向けた攻防
ロベルト・レヴァンドフスキ退団後の新たな9番として、アトレティコ・マドリードのフリアン・アルバレス獲得を目指している。バルサは1億ユーロのオファーを提示したものの、アトレティコはこれを拒否した。アルバレス本人は『アーセナルやPSGではなく、バルサでプレーしたい』という強い意志を持っており、バルサは彼の言葉を信じて新たなオファーを準備している。アトレティコはライバルであるバルサへの売却を強く拒んでおり、契約解除金は4億9000万ユーロに設定されている。アトレティコ側は最低でも1億2000万ユーロを要求しており、仮にアルバレスがバルサ移籍を強行した場合に備え、PSGと1億7500万ユーロでの売却に合意する秘密の動きも用意している。さらに、アーセナルも1億5000万ユーロのオファーを準備して争奪戦に加わっている。しかし、完全にコミットしない選手を引き留めない方針を持つディエゴ・シメオネ監督が、アルバレス移籍の思いがけない味方となっている。アトレティコは彼の代役として、ガラタサライのビクター・オシムヘンをリストアップしている 🕷️🇦🇷 (via SPORT)(via Esport3)(via ElDesmarque)
アンス・ファティのモナコ完全移籍と音楽デビュー
ASモナコにレンタル移籍していたアンス・ファティ(23歳)は、今季30試合に出場し12ゴール(うちCLで1ゴール)を記録して見事な復活を遂げた。モナコは1100万ユーロの買取オプションを行使する方針であり、完全移籍が数日中に公式発表される見込みである。年俸950万ユーロを受け取っていた彼の放出は、バルサのサラリーキャップの1対1ルール復帰に向けて約2000万ユーロの枠を空けることになり、クラブにとって非常に大きな意味を持つ。バルサは移籍金が市場価値を下回っていると考え、将来の売却益の10%から20%を保持するための最終調整をモナコと行っている。ファティは給与を調整し、長期契約を結ぶことで合意している。ピッチ外では、モナコでチームメイトのポール・ポグバの影響を受けて音楽活動を開始し、6月19日に初シングルとなるアフロビーツやレゲトンを取り入れた楽曲「Sea como Sea」をリリースして音楽デビューを果たす。ファティは『ついに素晴らしいニュースをお伝えできます!6月19日に私の最初のシングルがリリースされます。大きな希望を込めて作った特別なプロジェクトで、皆様と共有したかったものです』と喜びを語っている 🇲🇨🎶 (via SPORT)(via Esport3)
レヴァンドフスキの退団とフェネルバフチェ移籍の可能性
ロベルト・レヴァンドフスキは今季限りとなる6月30日で契約満了を迎え、バルサを退団することが確定した。最終節のメスタージャでは、バルサファンから大きなお別れの拍手と感謝の抱擁を受けた。37歳となったストライカーの新たな移籍先として、トルコのフェネルバフチェが急浮上している。フェネルバフチェは年俸1000万ユーロのネット額で2028年までの破格のオファーを提示しており、会長選挙の目玉として彼の獲得を強力に推し進めている。妻のアンナ・レヴァンドフスカも自身のSNSでファンからの質問に対し『トルコになるわ』と断言しており、移籍の噂がさらに過熱している 🇵🇱👋 (via SPORT)(via ElDesmarque)
カンセロの完全移籍に向けた交渉
今冬からレンタルで加入し、左サイドバックの絶対的レギュラーとして活躍したジョアン・カンセロの完全移籍について、所属元のアル・ヒラルとの交渉が難航している。アル・ヒラルはシモーネ・インザーギ監督との内部対立により体制が不安定となっており、移籍金として1000万ユーロを強硬に要求している。バルサは移籍金を象徴的な額に抑えたい意向であり、カンセロの代理人であるジョルジュ・メンデスを通じて粘り強く交渉を行っている。カンセロ本人はサウジアラビアに戻る意思は全くなく、巨額の年俸を放棄してでもバルサでのプレーを熱望しており、すでにバルサとは2年間の契約で個人合意に達している。ハンジ・フリック監督も彼を来季のプロジェクトに不可欠な選手とみなしている 🇵🇹🤝 (via SPORT)
クリステンセン&アラウホの契約状況とクンデの動向
アンドレアス・クリステンセン(30歳)は、6月30日で満了となる契約を2年間延長する決意を固めた。ギリシャ、イタリア、イングランドからより高額なオファーがあったものの、家族とともにバルセロナの街とクラブの環境に満足しているためバルサを優先した。現在はクラブからの正式な契約書を待っている段階である。フリック監督も彼の経験とポリバレント性を高く評価し、全幅の信頼を寄せている。
ロナルド・アラウホについては、2025年1月に合意した2031年までの5年契約が存在し、バルサに売却の意思は一切ない。第1キャプテンとしてチーム内で重要な役割を担っており、アラウホ本人も『あと1回の契約更新が残っている』と残留を力強く明言している。
一方でジュール・クンデに関しては、バルサは適切なオファーがあれば売却を検討する構えを見せている。デコSDはすでに右サイドバックの候補となる選手の代理人と接触しているが、クンデが退団しない限り本格的な補強には動かない方針である 🛡️💪 (via SPORT)(via Mundo Deportivo)
ククレジャとグリマルドへの関心
チェルシーでプレーするマルク・ククレジャと、バイエル・レバークーゼンで活躍するアレハンドロ・グリマルドがスペイン復帰に前向きな姿勢を見せている。チェルシーはククレジャの移籍金として7000万ユーロを要求しているが、アトレティコ・マドリードは5000万ユーロ未満での獲得を目指して交渉を開始している。バルサも左サイドバックの実力者である両選手の動向を注視しており、特にカンテラ出身のククレジャの経験を高く評価して関心を示している。アンソニー・ゴードンの加入によって獲得の可能性が消滅したアンドレアス・シェルデルップ(ベンフィカ)の件もあり、左サイドの更なる強化に向けた選択肢として調査が続いている 🇪🇸👀 (via SPORT)(via ElDesmarque)
テア・シュテーゲン、カサド、バルドグジの放出候補事情
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンはジローナへのレンタル移籍が筋肉系の負傷によりわずか2試合で終了し、降格回避に貢献できずW杯の欠場も決まった。バルサとの関係は完全に修復されているが、2028年までの契約を解除する合意も排除されない。本人はフリーでの退団を望んでおらず、バルサが給与の一部を負担する形での再レンタルが最も現実的とされている。
マルク・カサドは今季1000分強の出場に留まり、フリック監督との面談を経て退団を検討している。代理人のジョルジュ・メンデスが欧州やサウジアラビアのクラブからのオファーを提示しており、バルサは彼の移籍金交渉の最低額を2000万ユーロに設定している。
ルーニー・バルドグジ(20歳のスウェーデン人ウイング)は、ラミン・ヤマルと同ポジションであり、フリック監督から来季も出場機会が限られると伝えられた。代理人を通じてレンタル移籍を要請しているが、バルサは買い戻しオプション付きの完全移籍での売却も視野に入れており、欧州の10以上のクラブが関心を示している 🔄🚪 (via SPORT)
ヤマル&フェルミンの負傷状況とW杯
ラミン・ヤマルはセルタ戦で負傷した左脚ハムストリングの不快感から順調に回復しており、断裂の症状はない。W杯初戦のカーボベルデ戦に向けて準備万端であり、バルサは彼が通常通りトレーニングをこなす動画を公開した。ヤマルは自身のYouTubeチャンネルの企画で、マクドナルドのCM撮影でロナウジーニョと共演し、彼に対して『彼ならボールを落とさないだろうけど、僕なら落とすかも』と笑顔で語った。また、これまでのベストゲームを『自分がゴールとアシストを決めたマドリード戦(4-3)』、ワーストゲームを『ネーションズリーグのポルトガル戦』と明かしている。
一方、フェルミン・ロペスは右足の第5中足骨を骨折し、外科手術を受けたためW杯を欠場することが確定した。非常に悔しい離脱となっている 🏥🏆 (via SPORT)(via MARCA)(via Mundo Deportivo)(via Esport3)
カンテラの動向:ベルナル、コチェン、E・ペレス、E・ドミンゲス
マルク・ベルナル(19歳)は膝の大怪我から復帰し、今季33試合に出場して5ゴール1アシストを記録し、レギュラーの座を掴んだ。現在の契約は2029年までで解除金は5億ユーロに設定されているが、クラブはその急成長を高く評価し、来季初めに契約改善を提案する予定である。
ディエゴ・コチェン(20歳のアメリカ代表GK)は、バルサAtlèticでのプレーを終え、トップチームではシュチェスニーとジョアン・ガルシアの壁に阻まれて出場機会が限られるため、デンマーク1部のリュンビューへレンタル移籍する可能性が高い。
エンツォ・ペレス(14歳、2012年生まれのMF)は、ジローナU-14でリーグ優勝に貢献した後、レアル・マドリードやマンチェスター・シティ・グループからの誘いを断り、バルサU-15への復帰を決定した。彼はプレースキックのスペシャリストで、リーダーシップに優れた未来の6番と高く評価されている。兄のルカ・ペレス(U-16のCB)もバルサと契約延長し、来季はJuvenil Bで兄弟揃ってプレーする。
エリク・ドミンゲス(15歳)はコルネジャのCadete AからバルサのJuvenil Bへ加入した。ウインガーとして13ゴールを挙げる活躍を見せており、9月4日の16歳の誕生日にプロ契約を結ぶ予定である 💎🌟 (via SPORT)(via Estadio Deportivo)(via Mundo Deportivo)
パブロ・トーレと売却済み選手の保有権利状況
昨夏マジョルカに移籍したパブロ・トーレは、チームが2部に降格したため、1部クラブへレンタル移籍できる特別な条項を発動できる状態にある。マジョルカとは2029年まで契約があり、バルサは将来の売却益の50%、買い戻しオプション(1年目1000万ユーロ、2年目1200万ユーロ)、先買権を保持している。
デコSDの巧みな戦略により、バルサは多くの退団選手に対して権利を保持し続けている。LAギャラクシーのリキ・プッチ(売却益50%)、ラスパルマスのフリアン・アラウホ(売却益50%、買戻700万ユーロ)、ベティスのアブデ(売却益20%)、PSVのセルジーニョ・デスト(売却益約20%)、レンヌのミカ・ファイル(売却益30%、買戻2500万ユーロ)、パルメイラスのビトール・ロッキ(売却益20%)、ディナモ・ザグレブのシャディ・リアド(売却益20%)、バジャドリードのエスタニス・ペドロラ(売却益一部)、シュトゥットガルトのアレックス・バジェ(売却益一部、先買権)、フィオレンティーナのマルク・ジュイウ(売却益15%)、マジョルカのチュス・アルバ(売却益50%、買戻1000万から1200万ユーロ、先買権)、マジョルカのトゥニ・フェルナンデス(売却益50%、マジョルカ降格時に約720万ユーロでの買戻、先買権)の12選手から将来的な収入を見込んでいる。なお、セルタのミンゲサとラスパルマスのミカ・マルモルの権利は契約満了により消滅した 📊💶 (via SPORT)
W杯出場選手とSpotifyカンプ・ノウのアボノ情報
今夏開催されるW杯において、今季バルサに所属した選手のうち16名が選出され、各国の代表としてプレーする。スペイン代表にはジョアン・ガルシア、パウ・クバルシ、エリック・ガルシア、ペドリ、ダニ・オルモ、ガビ、ラミン・ヤマル、フェラン・トーレスの8名が名を連ねた。さらにクンデ(フランス)、カンセロ(ポルトガル)、アラウホ(ウルグアイ)、フレンキー・デ・ヨング(オランダ)、ハフィーニャ(ブラジル)、ラッシュフォード(イングランド)、アンソニー・ゴードン(イングランド)、ハムザ・アブデルカリム(エジプト)が参加する。
また、バルサは来週、2026-27シーズンのSpotifyカンプ・ノウの年間チケットに関する詳細を発表する。2026-27シーズンはすべてカンプ・ノウで開催されるが、2027-28シーズンは屋根の工事のため序盤はオリンピック・スタジアムに戻る見込みとなっている。アボノの価格上昇は消費者物価指数に連動し、今季終了時にアボノを保持していた約4万人に優先権が与えられる。現在の収容人数は62,652人だが、秋から第3層を段階的に開放し、2027年4月には最終目標の104,600人に到達する予定である 🏟️🌍 (via SPORT)(via Esport3)(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
アンソニー・ゴードンの獲得やシウバとの合意により攻撃陣の再編が進む中、アルバレス獲得に向けたアトレティコとの激しい攻防やラッシュフォードの去就が注目を集めています。レヴァンドフスキの退団とファティの完全移籍がクラブの財政に好影響をもたらす一方、カンテラの若手たちの躍進やW杯に向けた選手たちの動向からも目が離せません。

デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
アンソニー・ゴードンの加入とベルナルド・シウバの合意は、フリック監督が志向する高強度のプレッシングと、ハーフスペースでの創造性を両立させるための布石と見えます。特にゴードンの縦への推進力は、これまで停滞しがちだったサイドの打開に直結するでしょう。一方で、ラッシュフォードの去就やクンデの売却検討は、戦術的な最適化と引き換えに、既存の攻撃ユニットの再構築を意味します。個の能力に依存せず、組織としていかに連動性を高めるか。新戦力のフィットが来季の成否を分ける鍵となるはずです。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
レヴァンドフスキの退団とファティの完全移籍は、クラブが長年抱えてきたサラリーキャップ問題に対する、一つの大きな区切りを意味します。特にファティの音楽活動に見られるような、ピッチ外での個の解放を許容しつつ、クラブとしては財政的な健全化を最優先する姿勢は、デコSDを中心としたフロントの冷徹なまでの合理性を感じさせます。サポーターにとっては寂しさもあるでしょうが、クラブは今、感情的な愛着よりも、持続可能な競争力を維持するための構造改革を断行している最中です。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
デコSDが構築した「売却済み選手への権利保持」というスキームが、クラブの将来的なキャッシュフローを支える重要な資産となっています。今回、ラッシュフォードの買取オプションを巡る強硬な交渉や、カンセロの移籍金抑制に向けた粘り強い調整は、限られた予算内で最大限の戦力を確保するための苦肉の策です。特に若手への契約改善と、将来の売却益を見越した保有権の管理は、単なる補強以上の戦略的価値があります。目先の獲得だけでなく、編成の出口戦略まで計算に入れた動きは非常に理知的です。